暖かい気候や物価の安さ、日本からのアクセスがよいことで大人気のマレーシア。
そんな国へ長期滞在したい、移住してみたいと検討中の方のために、マレーシアでロングステイを可能にするビザとその申請方法についてまとめてみました。
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まずは下見!マレーシアのロングステイはビザなしで年間最長180日まで滞在可能
日本国籍の方が観光などを目的としてマレーシアに行く場合、90日未満の滞在であればビザを取得する必要はありません。
同じ90日未満の滞在でも、入国するためにお金を払ってビザを申請しなければいけない国もあるので、ビザなしで入国できるのは手間がかからず助かります。
ビザなしで180日滞在する方法
・一度マレーシアを出て、再び入国する
ただし、ビザなしで出入国する場合、1年間で最長の滞在期間は180日までと決められています。
制限があるものの、ビザなしで180日、つまり約6ヶ月もマレーシアに滞在できるのです。
例えば、入国日から90日以内の時点でもう少し長く滞在したいと思えば、一度国外に出て再入国すれば再び90日滞在することができ、続けて半年近くマレーシアでロングステイをすることが可能なのです。
この短期訪問ビザで入国する際は、スムーズに入国審査を通過するために、帰路もしくは次の目的地(第3国行き)への航空券を審査官に見せれるようにしておくことが必要です。
・パスポートの残存有効期間は6ヶ月以上
またマレーシア入国時、パスポートの残存有効期限が6ヶ月以上残っていなければいけません。
有効期限と違って見落としがちなので、注意して確認してください。
マレーシアに移住しようと決定する前に、下見をすることはとても大切です。
観光で訪れた時の印象と、実際に住んでみて感じることは違うものです。
また他の人の感想やネットで見れる情報は参考にはなりますが、自分がその土地に合うか合わないかは行ってみないと分かりません。
マレーシアへの移住を考えておられる方は、まずこの短期訪問ビザでロングステイするなり、できるだけゆっくりと時間をかけ、実際の生活を見て経験し、移住にともなう準備をすることをお勧めします。
マレーシアにロングステイしたい外国人に人気のビザ・MM2H
しっかりと下見を終え、マレーシアに住みたい!と気持ちが高まった方に人気のビザがあります。
リタイアメントビザとよばれているマレーシアマイセカンドホーム(MM2H)ビザです。
マレーシアでロングステイされている多くの方がこのビザを取得し移住されています。
参考記事:私がマレーシアのMM2Hビザを取得した決定的な理由
このビザは最長10年滞在でき、移民局から認められれば10年ごとにビザ更新が可能です。
MM2Hのメリット
- 出入国も自由にできるので、いつでも日本に帰ったりマレーシアに戻ってくることができる
- マレーシアを拠点としてシンガポールやタイ、ベトナムなどの近隣の国へ何度でも旅行することもできる
- ビザを取得したからといって、マレーシアに住み続けなければならないという滞在義務はないので、自由な立場で滞在を楽しむことができる
が挙げられます。
また、MM2Hビザを取得した場合、申請者の家族も扶養家族として一緒にマレーシアに連れていくことができます。
申請者の配偶者、21歳までの子供を同行させることが可能で、申請者の両親も60歳以上であればビザ取得後に追加申請が可能です。
希望すれば家族みんなでマレーシアへ移住できるというのは安心です。
マレーシアマイセカンドホームビザ(MM2H)の申請条件
申請するにはマレーシアと国交のある国籍を持っていることが条件となっていますが、日本国籍をもたれる方なら問題なく申請できます。
性別や年齢制限はありません。条件を満たせば20代でも申請することができます。
その条件というのが、申請時に経済的証明をする必要があるということです。
経済条件は50歳をさかいに異なりますが、それぞれの条件は以下のとおりです。
・50歳未満の条件
- 50万リンギット(約1,500万円)の財産証明
- 毎月1万リンギット(約30万円)以上の収入証明
- 仮承認後に現地の銀行に30万リンギット(約900万円)以上を定期預金
・50歳以上の条件
- 35万リンギット(約1,050万円)の財産証明
- 毎月1万リンギット(約30万円)以上の収入証明または年金証明
- 仮承認後に現地の銀行に15万リンギット(約450万円)以上を定期預金
MM2Hビザを取得したい方は、これらの経済的な条件をクリアしていなければいけません。
マレーシアマイセカンドホームビザ(MM2H)の申請方法
申請条件がクリアできれば、次はいよいよ申請です。
申請方法としては大きく2つに分かれます。
- 個人で申請するか
- 代行業者(代理店)へまかせるか
の2種類です。
個人で申請する場合、提出するすべての書類が英文となり、専門用語などもあるため、かなりの時間と労力がかかってしまう可能性があります。
また書類に不備があった場合は再提出となり、さらに手間がかかってしまいます。
かなり多くの書類を提出しなければいけないことや、手続きも複雑なことを考えると、信頼できる代行業者にお願いし申請される方が多いようです。
もちろん個人申請とちがい、手数料はかかりますが、ビザを取得するための大事な作業なので、専門の方がきちんと申請してくださり、困った時には必要なアドバイスをしてくださるのはとても心強いはずです。
マレーシアで就職してロングステイ
ロングステイする別の方法として、マレーシアで働きながら、海外生活をたのしんでおられる方もたくさんおられます。
マレーシア人はフレンドリーな人が多く、多民族で多様性のあるお国柄ゆえに、日本には見られないおおらかさがあります。
いろんな人種の人たちと、日本の企業とは違った雰囲気で仕事ができるかもしれません。
求人で多くある職種として、営業・販売、カスタマーサポートなどがあります。
英語力が必要な仕事がほとんどですが、中には日常会話レベルの英語力でよかったり、英語不問のポジションもあり、語学に自信がない人でも応募することができます。
ビザサポートをしていたり、マレーシアへの移住手当てがある企業もあるので、移住にともなう手続き等もサポートしてもらえるのは安心です。
マレーシアの滞在可能期間は役職などによりますが、1年〜です。
気になる給料ですが、たいていどの職種でも5,000RM(約15万円)からとなっています。
物価が安いマレーシアでは15万円あれば十分快適な生活ができるでしょう。
他にもマレーシアで就職するメリットとして、マレーシアは祝日も多く有給休暇もとりやすいです。
また、就労ビザを持っていると出入国は自由なので、休暇を活かして夢見た海外ならではの生活を楽しめます。
家族と一緒に移住したい方も、ビザ取得後に申請すると滞在ビザを受け取ることができます。
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マレーシアの就労ビザの取得方法
この雇用ビザ(就労ビザ)はたいてい会社側がサポートしてくれるので心配ないでしょう。
必要な書類をそろえて提出することになります。ですので、まずは自分が興味のわく仕事を見つける必要があります。
「マレーシア 仕事」で検索すれば様々な求人を見つけることができますし、よりいい条件の応募を選べるように、転職サイトに登録しておくのもおすすめです。
面接に関してはスカイプで面接可能な企業も多いですし、日本国内で面接できる企業もあります。
面接だけのためにマレーシア現地にいくのは難しいので、スカイプで対応してくれる会社を探すとよいでしょう。
マレーシア・3つのロングステイ方法まとめ
マレーシアは様々な国籍をもつ異なる人種が共存する多民族国家です。
様々な文化、生活があり、数日の旅行ではそのすべてを味わいつくすことはできません。
ロングステイすることで、短期滞在では経験できなかったこと、気づかなかったことが存分に楽しめるはずです。
新しい生活を始めるのは勇気がいるかもしれませんが、じっくり調べて計画を立てれば、きっと自分に合う居場所を見つけることができると思いますよ。
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