マレーシアで永住権を取得できた私の体験談。そのメリットやデメリットとは

マレーシアでの永住権取得体験

12年連続、日本人が住みたい外国の国ナンバーワンにも選ばれているマレーシア。

セカンドホーマーや母子留学などで近年注目を浴びています。

そんなマレーシアで永住権を取得したマレーシア永住者にその体験談をお聞きしました。

マレーシアで永住権を取得できる資格とは?

私がこの国に渡航したのは、まだマレーシアがここまで人気の国となるはるか昔、今から17年ほど前です。

現地採用でマレーシアの日系企業に就職することができたのが、渡航のきっかけとなりました。

日系企業の社長秘書や社内通訳など、現地採用での仕事を約2年ほど経験し、その後、当時交際していたマレーシア人男性と結婚。

はじめは、一般的な配偶者ビザを取得することになります。

現在、マレーシア人との結婚によって取得できる配偶者ビザには、条件付きで就労の権利が与えられていますが、私が取得した17年前には、就労の権利がありませんでした。

マレーシア人と同じ条件で働くためには、雇用主に就労ビザを取得してもらうか、永住権を取得するしかありません。

就労ビザは非常に高価で2年契約という契約の縛りもあったことから、自由に働けるようになる永住権を取得したいと思うようになったことがきっかけです。

申請条件

マレーシア政府の永住権申請には条件があり、基本的には、

  • マレーシア人との配偶者やインドネシアからの移民(イスラム教徒)

などが主な対象となります。私が取得できた永住権はPEMASTAUTIN TETAPと呼ばれるタイプで、いわゆる永住権保有者が持つ「レッドIC」を発行してもらえます。

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マレーシアの永住権取得にかかる期間と手続き

マレーシア人配偶者として永住権の申請をする場合は、結婚成立後、配偶者ビザの取得から6ヶ月間は、永住権申請ステイタスにカウントされません。

これは、不正結婚や結婚詐欺でマレーシアに入国する不法労働者を避けるための措置で、私も最初の6ヶ月間はカウントしてもらえませんでした。

配偶者ビザの取得から6ヶ月後に、永住権申請のための準備期間がスタートします。

そこから5年配偶者としてビザを更新し続けると、ようやく永住権を申し込むステイタスに到達したことになります。

私の場合は、配偶者ビザ取得後5年6ヶ月で移民局に永住権の申請をあげ、そこからさらに3年ほどかかって永住権を取得することができました。

マレーシア人配偶者といっても、結婚する民族によって永住権が取得できたりできなかったりするという噂がまことしやかに流れていますが、私の場合は、非イスラム教徒と結婚しているにも関わらず結婚8年ほどで永住権を取得することができました。

申請書類の準備

永住権の申請には、移民局で配布される申込書(有料で1枚数リンギットほど)を購入し、書類を提出する必要があります。

書類はすべてマレー語ですので、マレーシア人配偶者の助けがなければ申し込みは難しいと考えます。

提出書類の中には、マレーシア政府が認めたCommissioner of Oathによるエンドースメント(証人印)が必要で、たいていの場合は、移民局の中にあるCommissioner のオフィスで有料(私の場合は12リンギット)を支払えば、即時発行してもらえます。

私が申し込みをしたときには、既に子供が誕生しており、小さな子供を抱えての申し込みは非常に大変でした。

イミグレーションもかなり混み合いますので、朝一番で手続きに行くことをおすすめします。

申請方法と面接

永住権申請書類が揃ったら、移民局の指定の窓口に提出します。

提出後、半年から1年ほどで、まずマレーシア人配偶者が、イミグレーションに召喚されるレターが自宅に届きます。

レターが届いたら、配偶者は、マレーシア移民局の指定するオフィスに出向いて、インタビューを受けることになります。

インタビューの内容は、

  • 配偶者との馴れ初め
  • 本人の職業
  • さらには家族構成

など多岐に渡ります。

このインタビューの意図は、マレーシア人配偶者は、犯罪者ではないということや、きちんとした職業についている人間であることの確認となります。

インタビューはマレー語で行われるようですが、英語で話してくれるオフィサーもいるようです。

ただし、面接官の心象を良くしたいのであれば、マレー語で話す方が良いと考えます。

配偶者のインタビューが終わると、また半年から1年後ぐらいに、今度は、永住権申請者本人と配偶者の両方の面談がマレーシア警察当局によって実施されます。

警察に出頭する理由は、主に永住権申請者に犯罪歴がないかを確認するためで、警察でのインタビューの際には、申請者本人の日本の家族のフルネーム、住所、職業と、配偶者の家族のフルネーム、住所、職業の確認も行われます。

私はその場で両親に電話しましたが、兄弟の居住地などは事前に確認しておいた方が良いと思いました。

永住権の取得へ

警察でのインタビューが終了すると、さらに数ヶ月から半年ほどかかって、永住権取得を通知するレターが自宅に郵送されます。

このレターが届いたら、マレーシア政府の国民登録事務所(ICを発行してもらえるオフィス)へ書類を持って行きます。

国民登録事務所では、届いたレター、パスポート、顔写真を提出する他、結婚証明書の原本とコピーも必要です。

永住権を取得すると、紙ベースの許可証(顔写真入り)と、レッドIC(身分証明カード)を発行してもらえます。

外国人で永住権を取得できた人しか集まらないオフィスですが、列に並んでいるのは、ほとんどインドネシアからの移民でした。実際、永住権発行担当のオフィサーも「あなた日本人なの?取得できてラッキーね」と発言するぐらい珍しいケースだったようです。

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マレーシアで永住権を得ることのメリットとデメリット

8年の歳月をかけてようやく永住権を取得して感じるメリットは、やはり自由に就労することができるということです

また、永住権保有者は、マレーシア人と同額の不動産の購入もでき、携帯電話のSIMカード購入などにもデポジットが必要ありません。

銀行口座も自由に開くことができるので、本当に永住権を取得して良かったなと思います。

デメリットを挙げるなら

永住権を取得したことによるデメリットを敢えて一つ挙げるなら、企業に就職する際に、安い給与で雇用されるリスクがあるということです。

永住権があることで、外国人労働者の最低賃金を払う必要がなくなるため、企業によっては、給与を非常に低く設定する場合があります。

永住権があれば、採用していただけるチャンスは高くなりますが、給料がマレーシア人並に低くなるリスクがありますので、マレーシアで就職活動するときは、しっかりとその点を確認してから契約するようにした方が良いと考えます。

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これからマレーシアで永住権を取得したい方へ

これからマレーシアで永住権を取得したい方に、まずお話しておきたいことは、マレーシアは、中進国とは言うものの、まだ発展している途中の国だと言うことです

手続きには何かと時間がかかり、申請を挙げている途中でも法律がコロコロと変わるため、イライラすることもたくさんあります。

永住権の申請をする上で大切なことは、どんなに面倒でも、一つ一つ政府から出される手続き書類やインタビューを確実にこなしていくということです。

マレー系以外の民族と結婚された方の中には、マレー語があまり得意でない方もいらっしゃると思いますが、ほんの少しでも良いのでマレー語を覚えて、自分がこの国に住むのにふさわしい人間であるということをアピールするのも大切だと思います。

きちんとした手順を踏めば、袖の下を支払わなくても、非イスラム教徒の配偶者と結婚していても、配偶者ビザを取得することは可能です。

2018年5月に新政権が誕生し、マレーシア政府の対応もこれからもっと良くなって行くと期待できますので、諦めずに永住権の申請をしてみてください。

永住権を取得することで、みなさんのマレーシアライフがもっと充実したものになるよう、心からお祈りしています!

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