楽しい海外生活をスタートするためには何と言っても安全に生活することが大切です。
海外からの労働者増加と共に犯罪が増すマレーシアでしっかりとした安全面での準備と対策をし、マレーシアでの生活を楽しいものにしましょう♪
今回は、マレーシア在住者に治安と安全対策についてお聞きしました。
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1.マレーシア治安について
過度に反応しないことも大切
マレーシアは比較的穏やかな国民性を持つため、世界の各地で見られる暴動や抗議活動する姿はほぼ見られません。
マレーシアには「apa pun boleh 」何でも良いよ!という言葉があり物事を深刻に考えない傾向があります。この考えが政府に対して不満はあるが、あまり激しい要求をしないという状況になっています。
ただ、2016年6月に起きた爆弾テロに関しては政府側も敏感になって空港での警備対策を強化しつつあるようです。
各国の大使館が渡航注意勧告を出したり、レストランや観光場所などに行くのを控えるようにとの注意があるがこれを守るとどこにも行けない、せっかくのマレーシアでの楽しい生活もできなくなってしまいます。
ニュースや情報には敏感でありたいが、過度に反応しすぎないほうがよいでしょう。
日本では想像もしない大胆な手口もあるので注意!
マレーシアの犯罪率トップの都市は首都クアラルンプール、ジョホールバルと大都市に集中しますが、大都市に限らず一見平和で穏やかそうなカンポンと言われる村や田舎でも犯罪は年々増加しています。
ひったくりや強盗
特にマレーシアではひったくりが日常茶飯事。
一般的な手口は歩行中バイクで近づきカバンをひったくる。
家の門を開けている最中に後ろからひったくる、銀行や換金場所から出てくる一瞬の隙を狙ってひったくる。
買い物の最中など何かに集中している時などは気付いた頃には財布や携帯電話だけが無くなっていることもあります。
空き巣は多々あるが強盗も多いです。
ネックレスや指輪などを引きちぎって盗む強行手段もあれば携帯電話など使用中に奪う手段もあります。中には夜中や昼間の寝ている最中に窓の外からカバンを棒のようなもので引っ掛けて財布や携帯電話などを盗むパターンなども。
車両に関する犯罪は車上荒らしに加えて、 帰宅して門を開けている際に車ごと盗む手口もありますが、最も驚く大胆な手口は筆者の友人宅で起きた事件です。
家の前に駐車していた車が朝になると忽然と跡形もなく消えていたとのこと。
アラーム付きの車両にガレージは厳重に施錠された状態での犯罪に驚きが隠せませんでした。
他には同情心を利用した犯罪もあります。
道端で倒れているか道脇で車の故障を装った犯行だ。「大丈夫ですか?」と声をかけたら最後、そのまま貴重品や車を奪われることもあります。困った人に出会っても親切を示せないのは寂しいがこれが現実なのです。
またマレーシアに到着する際の機内アナウンスでも人身売買に対する警告がされる事がありますが、子供の誘拐の事件も身近なニュースとして取り上げられています。子供の安全にも注意を払いましょう。
被害に遭うのはけして旅行者や外国人だけではありません。警察官のバイクも一瞬目を離したすきに盗まれることもあるということです。
これだけありとあらゆる方法で大胆に近づく泥棒や犯罪者に万全の対策をすることで、無駄に恐れずに、安全かつ楽しくマレーシア生活を過ごすことができるでしょう。
渡航前の準備や渡航後の心構えを参考にしてください。
2.渡航前の対策
マレーシア渡航前のひったくり対策として準備するのは日常生活で使用するカバンです。
カバンは肩に斜め掛けをするタイプのものを選び人がいますが、これは避けたほうがよいでしょう。なぜならひったくりの被害にあった時、そのままカバンごと身体も引きづられ大怪我するケースもあるからです。
手さげタイプのもの、ウエストポーチなどがお勧めです。
手さげげタイプのカバンは中身の見えないチャック付きがよいでしょう。リュックサックもよいですが、人混みや買い物中などはリュックを前に持ち替えて抱きかかえるようにするとなおよいです。
パスポートやクレジットカードなどの貴重品を持ち歩く時は、洋服の中に内蔵できるタイプの薄型の貴重品入れを準備しましょう。
ただ一番の対策は「心構え!」常に警戒と用心を怠らず自分の身は自分で守るよう心がけることが大切です。
3.渡航後の対策 -マレーシア生活の安全対策10ヶ条-
- 出かける際は不必要なお金や貴重品は持ち歩かないこと。
- 現地の人の多くは、近くの スーパーマーケットや市場などに行く際はポケットに少額を入れて買い物に出かけましょう。
- 金などのネックレスや装飾品はなるべく控えること
- 歩行時、手提げカバンや荷物などは道路とは反対側で持つこと。バイクなどが近づいてきた時は、振り返り警戒すること。
- 買い物中や食事中も貴重品は手元から離さず身体の前か膝の上に置くこと。もちろん子供からも目を離さないようにしましょう。
- 家の鍵は厳重にロックする。(3ヶ所以上)トイレの窓や部屋の窓(特に2階の窓)に鉄格子がない場合は家主と鉄格子取り付けに関して相談することができる
- 家の窓や玄関付近の目のつく場所に容易に鍵やカバンなどを放置しないこと
- ちょっとした買い物やガソリンスタンドで数秒間、数分間、車を停止させる場合でもエンジンを切りドアロックを忘れないこと (自宅の施錠も同様。数分の買い物に行く 際でも施錠は確実にする事)
- 走行中や車に乗り込んだ際すぐにドアロックをかけること
- 車の中にはカバンや貴重品を放置しないこと(走行中も財布や貴重品は見えない場所に保管)
- 夜の外出は控え目にすること
どの項目も当たり前で簡単な事と思えるかもしれませんが、生活に慣れた頃に忘れてしまいます。
これらに注意して生活すれば、犯罪を未然に避けて、安心して生活することができるでしょう。
4.被害にあったなら
被害に遭わないことを願うが万が一被害に遭われたなら現地の警察を訪ねましょう。
ただ、警察機関はほぼマレー人がマレー語で対応するので、現地の知人などに付き添いを頼むとマレー語を話せない日本人にも丁寧に応対してくれ、処理もスムーズに済みます。
ただ警察に報告したからといっても、ひったくりなどは日常茶飯事なので、ほぼ失われたものが返ってくることは期待できません。
ただパスポート紛失の際、再発行するために警察でのレポート記録が必要になるので報告すること。
またクレジットカードやパスポートナンバーなどはコピーし別に保管しておき、 日本大使館やクレジットカード会社の電話番号も調べて控えておくと良いです。
パスポートを盗まれた場合はクアラルンプールにある日本大使館かジョホールバルの大使館事務所を訪れ、パスポートの再発行か渡航書を作成してもらうことができます。
パスポートは1、2週間、渡航書は2、3日で作成してもらえますが身分証明書、写真、日本へ帰国する旅券などが必要になるので大使館の指示にしたがって準備しましょう。
マレーシアの治安事情まとめ
マレーシアの治安について考えたり、マレーシア在住の日本人同士や現地の友人たちとひったくりや車上荒らし、空き巣の被害について語り合うと数時間は話せるくらい話題が尽きないほどの犯罪率と犯罪パターンがあります。
日本で生活するよりも少し緊張感をもって生活しなければなりませんが、そんな治安の悪さを忘れるくらいの楽しさや魅力がマレーシアにはあります。
ぜひ万全な対策と心構えをして楽しい海外生活を送ってください。
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