【体験談】マレーシアのBPO企業で採用業務を担当。職務内容や給与事情

【体験談】マレーシアのBPO企業で採用業務を担当。職務内容や給与事情

ロングステイ先としても人気で、就職先としても年々認知度の上がっているマレーシア。

「就職に興味あるけれど実際どうすれば良いのか分からない。」

そんなお悩みに少しでもお役に立てるよう、マレーシア歴2年半の現地在住者Sさんがマレーシア就職について体験談を元にお伝えします。

これから海外就職を考えるにあたり、就労VISAの条件などどんなことが必要になるのか参考になればと思います。

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マレーシア就労するに至った経緯は?

海外に興味を持った一番初めのきっかけは、私が幼い頃に両親が海外旅行にたくさん連れて行ってくれたことです。

また、中学に上がり英語の勉強を始めた時、覚えた英語を使ってみると通じたことがすごく嬉しくて、世界が広がるような感覚を覚えました。

その後大学では英語の授業を積極的に履修し、スキルアップを目指しました。

4年次には半年間休学し、マレーシアに半年間インターンシップへ行きました。

マレーシアを選んだ理由は、ゼミで東南アジアについて学んでいたことから、多民族国家に興味を持ちました。

マレーシアでは和食レストラン、日本語学校でそれぞれ約2ヶ月ずつ勤務しました。

その半年間で出会った人たち、文化、料理、気候全てに魅了され、もう一度マレーシアに戻ってこようと決めて一旦は日本で就職をしました。

卒業後にすぐに海外就職をしなかったのは、新卒では就労ビザを取得しづらいという背景があったからです。

企業や国によっては新卒でも就労可能な場所はあります。

マレーシアでも特別なライセンスを取得している企業(主にBPO *ビジネスプロセスアウトソーシングと呼ばれる言われるアウトソーシング企業)であれば、大卒新卒で就職ができます。

ただ、マレーシアの場合は一般企業であれば、大卒の場合は3年以上の関連就業経験が必要になります。

私の場合は海外でやりたいことが明確ではなかったため、まずは一般的な必要条件である3年間日本の会社で働き、将来の方向性を定め、社会人スキルを磨くことにしました。

1年半はテーマパークで接客、その後は人材会社に転職をし、法人営業とキャリアアドバイザーとして勤務しました。

人材会社がかなり多忙だったため海外就職の気持ちが薄れていましたが、ある時ふと夜中に眠れなくなり、将来について考えました。

私は海外に行くのが目標だった!ということを思い出し、ちょうどその頃は日本での社会人経験が3年に達している時でした。

そこから海外転職について本格的に考えることにしました。

人材会社で人の役に立つ、誰かの夢を応援するということにとてもやりがいを感じていたので、そのまま海外でも同じ仕事を続けたいと思いました。

最初はネットで「キャリアアドバイザー マレーシア」と検索をし、転職活動を開始しました。

同業界だったためすぐに1社から内定をいただき、とんとん拍子でマレーシアへの就職が決定しました。

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マレーシアではどのような職種で、どんな仕事をしている?

現職はマレーシアで2社目になりますが、BPO企業の日本語スピーカーの採用担当として、自社採用業務を行っています。

転職希望の日本人や日本語が話せるマレーシア人の方と面談をしたり、WEB面接を設定したり、入社までのフォローアップを行なっています。

業界はIT系のアウトソーシング企業で、主にカスタマサポートやインサイドセールスなどの募集を行なっています。

マレーシアでの前職は、日系の人材紹介会社で法人営業とキャリアアドバイザーを担当しておりました。

営業としては主にマレーシア国内にある日系企業にコンタクトを取り、採用募集のサポートを行っておりました。

キャリアアドバイザーとしては現職に近いですが、マレーシアや東南アジアに転職希望の求職者の方と面談をし、仕事を紹介しておりました。

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採用分野で日本人が働ける需要はある?また給与事情は?

先述したようにマレーシアではBPOと呼ばれるアウトソーシング企業がたくさん設立されており、日本語が必要なポジションはあります。

採用担当のポジション自体はそこまで多くはないですが、日本語スピーカーを必要としているBPO企業であれば、日本人の採用担当が必要としているケースがほとんどです。

また、BPO企業以外にもマレーシアに進出している日系会社で、採用担当(人事総務も含めた役職)を募集しているというケースもあります。

採用担当以外にも、需要のある仕事は

  • 日本語が必要なカスタマーサポート
  • テクニカルサポート
  • 法人営業
  • ITエンジニア

などです。

採用担当ポジションの給料事情について

経験によりますが、現地採用であればおおよ6,500RM〜8,500RM(約185,000円〜240,000円)あたりが相場になります。

日本で働くよりも若干給与は低くなりますが、マレーシアの物価水準を考えると問題なく、むしろ少し贅沢な生活ができるレベルです。

また、職種問わず特に外資企業であればステップアップも早いため、頑張り次第で昇給や昇進も期待できます。

採用業務をしてみて。メリット、良い点、やりがい

それぞれ項目ごとにお伝えさせていただきます。

メリット:

求職者の方と関わる中でマレーシア転職のトレンドを掴むことができるので、いざ自分自身が転職が必要になった際の情報収集が簡単です。

良い点:

英語を日常的に使用するので、語学力の向上を目指せます。

やりがい:

誰かの夢や目標を叶えるためのサポートができるという点です。

人の人生に関わることなので責任は大きいですが、関わった方の就職が決定した時は本当に嬉しいです。

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マレーシアで働いて大変なこと。注意点など

特に外資系企業はスピード感があるので、急にルールが変わったり、方向性が変わったりすることは日常茶飯事です。

急な変更にも臨機応変に対応できるスキルは必要になります。

また、マレーシアではマレー系、中華系、インド系などいろんな民族の方々が集まっている国なので、仕事の進め方は民族によって傾向性や特徴があります。

ですので、最初は戸惑うこともあると思いますが、一緒に働く人たちを深く理解し、逆に理解してもらうことでよりスムーズに仕事を進めていくことができます。

マレーシアで採用人材に需要はある?またどんな条件、資格が求められる?

マレーシアではコールセンターやカスタマサポートなどBPO企業を積極的に誘致しています。

新しいBPO企業がどんどん増え、日本語スピーカーの募集が増えれば、必然的に日本人採用担当の枠も増えていくはずです。

需要としては私が勤めているようなBPO企業、もしくは日系会社にて主に採用担当の募集があります。

コロナウイルスの収束に伴って国境がオープンになれば、より需要は増えていくのではないかと推測しています。

採用担当を目指すのであれば、最低でも1年以上の関連経験が求められます。

関連経験については、例えば人事や人材系の会社で採用業務に携わったことがある方です。

ただ、緊急で募集している企業であれば、英語がビジネスレベルであれば未経験でも採用することが稀にあります。

採用分野で海外就職を目指す場合は、どんなステップがある?

まずは国によって求められる就労VISAの条件が異なるので、調べる必要があります。

もし就業経験がある程度必要であれば、まずは日本で採用関連の仕事に就くのがベストです。

また、会社によってももちろん条件が異なるため、早いうちからどんな採用担当の求人があるのかリサーチしておくのも良いかと思います。

初めての海外就職であれば、仕事だけでなく生活に慣れることも必要です。日本で関連経験があれば、環境や人は異なりますがある程度馴染みのある業務に携われるはずです。

ですので、会社の条件で就労経験が必要なかったとしても、個人的にはまずは日本で採用業務に関わることをお勧めします。

特に大学を卒業したばかりの方も、自分のキャリアをある程度定め、経験を積んでからの方がリスクヘッジになります。

未経験でも就職できるチャンスはありますが、海外就職は日本での就職と比べてリスクがあります。

例えば就労ビザの更新をしてくれないと強制的に帰国になりますし、転職もスムーズではないことが多いです。

その分、経験やスキルがあると他の会社にまた雇ってもらえるという安心感があります。もし未経験で海外に挑みたい場合は、副業などやインターンなど通して何かしらの強みを作っておくことが大事だと思います。

これから海外へ働きたい方へのメッセージ

一度きりの人生です。

海外に出たいと思った瞬間から、海の向こうにいる自分を強くイメージして、どうすれば行けるのか、そのために何が今必要なのか、考えていくことです。

正直に言うと、海外に行くことは決して簡単ではないと思います。

自分の決断や覚悟、家族の理解や協力があってなしえることです。

言い訳をしたり、難しいと決めてしまうのは簡単です。でも、海外就職は100%不可能ということは絶対にないはずです。

必ず、行くための方法や道があります。

自分自身、海外であるマレーシアに来て後悔したことは一度もありません。

マレーシアで就職したことで学べたこと、多くの素敵な人たちとの出会いがありました。

一歩踏み出すのは勇気が入りますが、その先にはまだ自分の知らない景色が広がっています。

拙い文章でしたが、私の体験を通して少しでも海外就職の後押しになれば幸いです。最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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