日本でお洋服のデザインやインテリアにフランス語が表記されてあるだけでオシャレだったり、フレンチ風花柄がとても人気だったりしますよね。
これが実は、フランスでも逆の現象が起きているんです。
しかもそれは一部の人にというわけではなく、誰もに好かれるデザインとして、定着しています。
しかしそれらは、日本人から見ると「あれ?」と首をかしげることもしばしば。
そんな、フランスで人気な日本発祥?!の物たちをご紹介します。
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おしゃれなお宅にはゑびすさん?!
フランス人たちは、お友達や家族をお家に招待することが大好き。
「週末はいつも誰かを招待しているわ!」なんて人たちがたくさんいます。
そしてお家にお邪魔すると必ずと言っていい程に出会う確率が高いのは、なんとゑびすさん?!
茶色一色の,、釣り竿と鯛を持っていない状態のゑびすさんのような置物が、玄関にある棚の上か、芝生の広がるお庭にチョコンと置かれていることが多いです。それが、こちら。
これを所有している友人に、「これは?」と尋ねると「ブッダよ!」と、もちろん知ってるでしょ?といった様子で、笑顔で答えてくれます。
ブッダは他にもいる・・・
フランスのブッダは、このゑびすさんのような方だけではありません。
インテリアショップに行けば、とにかく大量の、あらゆるお姿の大仏さん達に出会うことが出来ます。
これらの大仏さんたちもフランスでは、「ブッダ」なのです。
大仏さんの方のブッダは、全身はもちろん、頭のみの置物もあり、茶色に金色、またはおしゃれに赤や青もあります。
ピンクも。
こちらは、水色。
LEDで光るタイプもあります。
そしてお庭用は、大きさもいろいろ。
他にも、リビングや寝室にドーンと飾ることの出来る、大きな額に入った絵画になっていたり、部屋を仕切るためのついたてのデザインになっていたりします。
アレンジを効かせ、あらゆるお部屋のスタイルに対応しているようです。
あなたの名前も見つかるかも?!女の子に人気なコケシグッズたち
日本でコケシと言えば、イマドキの若い女の子へのイメージはあまりありませんが、フランスではKAWAIIの最先端です。
女の子向けの文房具やおしゃれ小物コーナーの一番大きなコーナーを占めている人気キャラクター。
その名も「kawaii kokeshi」 彼女たちをご紹介します。
ユミ
ここまでは、日本人の女の子によくあるクラシックな名前ですが、最後に
アオキ
アオキだけは、ちょっと珍しいかな?
アクセサリーにもなるカラフルな子たちも
コケシキャラクターは、他にもいます。続いてのコケシキャラクターは、とてもカラフル。その名も「kimmidorl junior」
最初に見た時は、コケシなのにカラフルというのに違和感があったのですが、今ではなんだかそのおしゃれ感がクセになっちゃってます。
色使いがとっても可愛いので、ファッションアイテムとしても大活躍!ネックレスなどのアクセサリーとしても人気です。
こんな可愛いお誕生日カードもあります。
新発売!シバジュクガールズ!
女の子なら誰もが一度は夢中になった着せ替え人形たち。おもちゃ売り場では、バービーが次々と新しいファッションを発表する中、最強のライバル登場です!
フランスでは、10月になると、クリスマス向けおもちゃカタログが全家庭のポストへ配られます。
我が家も、わくわくしながらページをめくるとこんなページを発見しました!
シバジュクガールズ。シバジュクって?!
このなんとなく聞いたことのある響きに、渋谷と原宿を思い浮かべるのは私だけでしょうか?
そしてこのお人形たち。向かって左から、コエ、ナミカ、シズカ、ヨーコ。
日本人の名前の響きは、フランス人たちにとって、とても新鮮でオシャレです。誰が一番人気になるでしょうね。
やっぱり、日本ならではの制服姿のナミカちゃんかな?
片栗粉を買う時はご注意!
フランスで日本食を作る際に、スーパーで容易に手に入るありがたい食材の一つは片栗粉です。
ですがフランスのスーパーで最初に片栗粉を買う際に、一瞬戸惑うことがあります。なぜなら片栗粉の隣に必ず置かれている物に、つい目がいってしまうからです。
まず、普通は片栗粉はこちら。
そして隣を見ると、
「ペアル ジャポン」と書かれています。ジャポンとは、フランス語で日本という意味。
え?日本のって書いてあるからこっち?!片栗粉と同じくスープの写真も載っているし・・・
ですがそのスープの写真をよく見ると、何かツブツブと浮いているようです。
謎のツブツブの正体
いくら”日本の”と書いてあるとはいえ、いきなり購入する前にちょっと調べてみましょう。
公式ホームページによると、このツブツブはなんと「タピオカ」でした!
お野菜などのスープにタピオカを浮かせるという発想は、新鮮ですね!
そして公式サイトによると、あるこだわりが存在しました。
「普通のタピオカは、大きさも形もバラバラだが、このペアル ジャポンに使われるタピオカは全て綺麗なまん丸であり、大きさは必ず3ミリである」と。
さすが、見た目の美しさまでこだわるフランス料理・・・と言いたいところですが、これはあくまで”日本の”という名前で売られています。
花柄はもう古い?!いまどきカップルはアジアチック!
ソファやベッドのカバー選びは、お部屋を彩る最高の楽しみ。
私なら「まさにフランス風!」といった花柄を探すのですが、実はフランスのお店ではあまり花柄を見かけることはありません。
お店に並ぶカバーたちは、すっかりいまどきトレンド一色になっています。
そんな中、どのお店に行っても必ずあるのが、ひたすら漢字が書いてあるカバー。
縁起の良い漢字や、なんで?と首をかしげる漢字がひたすら並んでいます。私の周りのフランス人たちも、ベッドカバーやソファーカバーで漢字デザインの物を愛用していますが、彼らによると、特に漢字の意味は関係なく、漢字の形により、かっこいいかそうじゃないかというのがあるそうです。
実は、この「馬」という漢字によりデザインされたカバーは、他にもいくつか見たことがあります。
どうやら、「馬」という漢字の形が、フランス人にとってはかっこいいようです。
和風アートのトップはGEISHA!
家具屋さんに行くと大量に目にするものは、ブッダと呼ばれるカラフルな大仏さん達だけではありません。
フランスのお宅では、どの部屋にもたくさんの絵画を飾りますが、その絵画コーナーにひたすら存在するのが、着物姿の女性です。
これらの着物姿の女性、フランスでは皆、「ゲイシャ」と呼ばれています。
「ゲイシャ」アートはクラシックなものから、個性溢れるタッチの物まで、とにかく幅広いです。
盆栽ではなく、ボンザイです
フランスでは、街に何軒もの園芸ショップがあります。
そこでは、お庭に植えるお花から大きく育つ果物の木まで幅広く揃っています。
それに加えフランスで定番なのは、「ボンザイ」です。
ん?聞き間違えた?と思いがちですが、フランスでの名前はボンザイなのです。
なぜなら、盆栽をアルファベット表記にするとBONSAIですが、フランス語ではSAをザと読むため、ボンザイとなっています。フランスではこのボンザイが、若者からお年寄りまで浸透しており、インテリアに大人気です。
ちなみに去年、子供たちが学校で作ってきてくれる母の日のプレゼントは、ボンザイでした。
さいごに
以上、フランス中に溢れ、フランス人たちに広く愛されている”日本”たちを、厳選してご紹介致しました。
この他にも、街を歩けばまだまだいろんな物に出会うことが出来ます。
フランスには親日家がとても多く、日本由来の発想で何かを作ってプレゼントしたり、日本についての話をするだけでもとても喜んで頂けます。
こんなにも日本の色んなことが愛されているフランスでは、日本人である私達自身が、日本の魅力を再実感することが出来ますよ。
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