移住先でバーテンダーに!メルボルンでチャンスを掴んだ話

オーストラリアの南部に位置するメルボルン。

2年前ほどに日本を離れ、この街で移住生活を始めたSnuf05さんが、現地で出会った貴重な体験を話してくれました。

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メルボルンへ移住したキッカケ

私がメルボルンでの生活を始めたワケは「海外で生活をしてみたいと思った」からです。

それ以外にはこれといった理由はなく
『自分にとって日本以上に住みやすい場所があるのか』
ということを考えていて、オーストラリア・メルボルンでの移住生活をスタートしました。

以前は、普通のサラリーマンとして働いていたのですが、それを辞めて移住生活を選択しました。

異国の地で経験した様々なことを紹介していきます。

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メルボルン生活をしてわかったその魅力

メルボルンでは、様々な国の方との関わりを持つことができます。

実際、学校の先生もオーストラリア人は30%くらいでした。

私は、メルボルン内の中心地、東京で言えば新宿や渋谷に匹敵するエリアに住んでいました。

非常に賑わっているのですが、少し歩を進めると、多くの自然が目に入ってきます。

シティと自然が良いバランスで存在しているのも、お気に入りポイントの一つです。

メルボルンての中央駅

メルボルンての中央駅

電車にタダ乗りできる?中心街は無料区間がある

移動にかかるお金は、かなり安く抑えることができます。

中心街近くを走る「トラム」という路面電車を、無料で乗ることができる区間があるのです。

生活費を抑えたい学生などは、このトラムを有効利用するとよいでしょう。

注意点としては、無料区間内では、ICパスのタッチを行わないことです。それをしてしまうと、無料のはずがお金を取られてしまいますよ。

メルボルンのトラム

おすすめのグルメは「カンガルー肉」!

オーストラリアには、日本でいう和食のような国独自の料理があまりありません

日本にはないグルメとしては、「カンガルー肉」を挙げたいと思います。

なかなかイメージが湧かないと思うのですが、弾力があり、少し塩気を感じる味です。

そのまま焼いて食べるのですが、すごく美味しいです。

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日本と大きく異なるオーストラリア3つの文化

メルボルンが日本よりも発展していると感じたのは、「ワイン、カフェ、バー」の文化です。

一つずつ順に紹介していきます。

1. ワイン

日本でワインを作っている地域は、有名な国と比較すると、その数が少ないです。

オーストラリアではどこの地区でも国産のワインを作っていて、安いものであれば1本500円ほどで楽しむことができます。

フランスにはモエ・エ・シャンドンという名の知れたワイン製造会社がありますが、オーストラリアのワイン文化や土地環境を見た彼らが、そのワイナリーをオーストラリアに作ったという話もあります。

現在、こちらで流行っているのは、ナチュラルワイン

日本でも流行っているとも耳にします。

普通のワインは、製造過程で人の手が加わりますが、ナチュラルワインはほとんど手のかからない状態で作られているそうです。

2. カフェ

メルボルンのカフェの特徴は、チェーン店が少ないこと

日本ではチェーン店が主流ですが、こちらではほとんどが個人経営の店です。

オーストラリア人は一日に一杯コーヒーを飲むほど文化として定着しており、店ごとの豆や淹れ方が存在します。

町はバリスタの求人の溢れていますし、バリスタのコースを受けるために留学してくる人もいるほどです。

3. バー

日本にあるバーに対しては、個人的には「大人が楽しむ場所」というイメージを持っています。

少し敷居が高くて、落ち着いた雰囲気の場所が多いですが、メルボルンのバーはカジュアルな所ばかりです。

そして、その中の一つで、私は「バーテンダー」として働いています

正直、この職種に就くとは、オーストラリア移住当時は思ってもいませんでした。

オーストラリアでバーテンダーになれたワケ

厳しい試用期間をクリア

私がバーテンダーになれたのには、様々な巡り合わせがありました。

店に採用された当時、私はフロアスタッフでした。

オーストラリアの採用で特徴的なのは、日本とは「試用期間」に対する考え方が違うことです

こちらでは、1~2日間のトライアルがあり、そこで良いパフォーマンスを出せなければ、お店からは不要だと言われます。

日本では重視される履歴書も、こちらでは目を通す程度で、実際に会った時の話す様子や、動きなどに重きが置かれています。

私が受けた店はたまたま人が少なかったこと、あとは学生時代にアルバイトで経験していたこともあり、何とか採用してもらえることに成功しました。

バーテンダー

フロアスタッフからバーテンダーへ

その後2~3か月が経過し、お店のバーテンダーが不在となってしまいました。

次の人が決まるまでの間、私が代理で務めることになったのですが、上手いこと人が見つからず、結局は私がバーテンダーとして定着したのです。

こちらでバーテンダーをしている日本人は、日本でバーテンダーを経験している人がほとんど。

そういった意味では、すごく貴重な経験をさせてもらっています。

バーテンダーの仕事内容は??

イメージ通り、お酒を作ることが主な仕事になります。

主にカクテルを取り扱うのですが、レシピを覚えるのが大変ですし、特にはメニューに記載されていない「クラシックカクテル」を注文されるお客さんもいます。

覚える内容も非常に細かく、また、お客さんの目の前で仕事をするので、コミュニケーションを取ることもあります。

英語が必須なのですが、店員として使用するパターンは限られていて、それを覚えて会話をしています。

印象的な出来事と今後の夢

最も印象に残っているのは、自分がオリジナルで作ったメニューが、店のグランドメニューに載ったことです。

名前はオーナーが決めたり、季節によって変わったりするのですが、とても嬉しかったのを覚えています。

バーテンダーとして仕事をしたのは、移住生活を語る上でのポイントの一つです。

実は、「日本に帰って自分の店を持つ」というのが、現在の目標です。

オーストラリアへ移住する上での注意点

移住への準備に一つ後悔があるとすれば、「言葉」の面です。

もう少し勉強をしてから、オーストラリアに来た方が、よりスムーズに生活していけると感じました。

特に仕事の申し込みをする際に、その場でコミュニケーションが円滑に進まなければ、なかなか採用されず、生活の基盤を固めるのに時間がかかってしまいます

人によっては、その時点で厳しいと判断して、諦めてしまうこともあるようなので、言葉の勉強はしっかりと行ってから移住するのが良いと思います。

これからメルボルンで生活される方へ

この国では、自分を上手く表現することができれば、仕事に関して多くのチャンスが転がっています

実際に私も、英語は全然できませんでしたが、キッチンスタッフではなく、フロアスタッフとして働き始めました。

なので、トライしたいことがある人にとっては、すごく魅力的な環境です。

オーストラリアでは、やる気やコミュニケーション、チャレンジする姿勢が重要視されます。

メルボルンに移住する際には、その辺りを意識すると充実した生活を送れると思います!

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