旅行先でハワイを訪れると、気候や現地の人の優しさ、そして、開放的な空間、それでいて多くの日本人がいる安心感にあふれ、毎年のようにハワイを訪れているという人も少なくありません。
そうしてるうちに、いずれはハワイ移住を検討したいという人も出てきます。
ハワイ移住を行い、中には成功し、悠々自適な生活を送っている人がいる一方、こんなはずではなかったと移住を失敗と捉え、早々に引き上げる人から、そう簡単には引き返せないと多少無理をしてでも生活を続けるも、なんかあったら日本に帰国したいと思っている人も少なくありません。
どういう点でつまずき、そして挫折したか、そのポイントを見ていくことで、ハワイ移住を成功に導くヒントを得ることができます。
そして、これはどの国でも言えることですので、その他の国への移住を検討されている方も、参考にしてみてください。
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1. ハワイでの仕事・就職の問題
多くの人がつまずいた要因として、仕事の問題があります。
ハワイで仕事をする場合にはグリーンカードと呼ばれる永住権を取得するか、労働ビザを取得する必要があり、これがなければ仕事はできません。
今までは観光ビザで来ることができましたが、仮に移住を検討する際にはグリーンカード、もしくは労働ビザが必要となるわけです。
この取得に意外と手こずる人がおり、特に先に家を見つけて、購入してから取得に入った人は引くに引けないため、意地でも取得しようとします。
特に、ハワイの労働ビザはインターンで来ている人に与えられることが多いため、もらえる給料は少なく、多くの貯金を要します。仕事自体は十分ありますが、日本人相手の仕事はどこも賃金が安く、生活に苦労することが考えられます。
いくら仕事があっても、物価が高いハワイでは最初のうちはかなり苦労します。
それに耐えられるかどうかが最初の関門です。数カ月仕事をしなくても生活できる貯金額が求められ、そうしたゆとりを持っておくことが大切です。
2. ハワイの文化の違い
次に、文化の違いです。ハワイに移住して衝撃を覚えるのは医療費の高さです。
日本だとちょっとした風邪などでも病院にかかる人がいますが、ハワイでは医療費が高額なため、それをしてしまうだけでかなりの金額を請求されることになります。
そのため、現地の医療保険などに入っておく必要があります。
一方、日本の感覚で生活していると思わぬトラブルを招くこともあります。
飲酒や喫煙といったものに対するルールは色々厳しく、公共施設で飲むこと、酔っぱらったまま外に出ることは禁止されており、最悪の場合は拘束されます。
また、子供との写真もスキンシップのつもりが、性的虐待と疑われる行為に思われることもあります。
日本の感覚とアメリカ、ハワイの感覚はかなり異なるため、そこで疲れてしまう人もいます。
ですので、日本とハワイの文化の違い、特に普通に生活していく中で考えられることをリストアップし、1つずつクリアしていく作業が求められます。
3. ハワイ現地人との交流
そして、現地の住民、もしくは現地に住む日本人との交流です。
ハワイ移住をする日本人の多くは英語が話せます。英語が話せないとさすがに日々の生活に苦戦を強いられ、それ自体でストレスになります。
喋れたとしても、時間の感覚がのんびりな現地の人を相手にしていくのは最初のうちはかなり腹立たしいものになりがちです。
郷に入れば郷に従えという言葉がありますが、日本的な感覚をハワイに持ち込むのはやめましょう。
その姿勢を出せば出すほど嫌われてしまいます。現地に住む日本人との交流もしておくといいでしょう。
その日本人自身もかなりの苦労を重ねて暮らしているわけですから、失敗談など聞きたいことを色々と聞くことができます。
そのためには、コミュニケーション能力を備えておく必要が出てきます。
挫折する人、失敗する人の多くは1人でふさぎこんでしまう人に多いので、現地に溶け込めるかどうか、そして、普段からフレンドリーに接することができる人を見つけられるか、これが大事です。
4. ハワイに対する先入観
最後に、ハワイに対するイメージが先行していることです。
当然ながら、ハワイは素晴らしいところですが、遊びに行くのとそこで暮らすのとでは全然違います。
日本にも多くの観光地がありますが、その街が好きだからそこで住みたいと考える人はあまりいません。そこで働くのは色々大変だろうと思うからです。
そこで働けることのメリットと、住む上でのデメリットがしっかり計算できるから、住みたいと考えない人が多くいます。
それがハワイなど海外になると、住む上でのメリットを過大に評価し、デメリットを過小評価してしまいがちです。
そのために、移住してみてこんなはずではなかったと落胆してしまうのです。
リアリティをもって移住することの評価というものを下すことが求められ、多くの人に相談する必要があります。
まとめ
4つのポイントとして共通することは、情報をいかにたくさん仕入れるか、そしてリアリティのある情報なのか、そうしたことを重視しなければならないということです。
どうにかなる、なんとかなる、という思い切りも大切ですが、それだけだと当たって砕けろだけでは当然ながらやっていけません。
多くの想定を行い、そして情報を手にしておくことが成功のカギとなります。
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