グアムへの観光客が楽しみにしていることのひとつに、ショッピングがあるでしょう。
グアムはフリーポートなので、ブランド品や化粧品などに税金がかからなく、安く贅沢品を買えるのが魅力です。
しかし、実際に仕事でグアムに住むなら、お買い物や物価全般はどうなのでしょうか?
【アメリカの関連記事はこちら】
↑アメリカ滞在に役立つこちらの情報もご覧ください。過去の記事一覧はこちら
グアムのビックマック指数
旅行者の間の現地の経済指数といえば、ビックマック指数でしょう。
その土地でビックマックがいくらで売られているかは、物価を図るひとつのツールになります。
マクドナルドは、当然ながら住んでいる人も使うので、グアムに在住したいと考えている人の参考にもなります。
グアムのビックマックは、現在$5ほどです。日本のビックマックよりも高いのです。
これは、グアムは島なので、ほぼすべての食品を島の外からの輸入に頼っているからです。
マクドナルドの材料もアメリカ西海岸から船で送られてくるので、かなりの送料がかかっているのです。
それに加えて、観光客がよく使うグアムの繁華街にあるマクドナルドは、他の店よりもちょっとだけ値段が高く設定してあります。
グアムの物価は日本より高め
ビックマック指数からもわかるように、グアムの物価は日本よりもやや高めというのが実感です。
そして、物価がやや高めにも関わらず、不便なこともあります。
住んでいないとあまり関係ないことですが、台風などの天候自由で船の往来に問題があったときには、スーパーの品物が一気に品薄になったり、生鮮食品が新しいものが入荷されなかったりということがあります。
ほとんどの過程で需要がある卵は、基本的には冷凍で売られており、賞味期限が1か月以上あります。
それでも価格は、日本の2倍ほどします。牛乳はアメリカ産やオーストラリア産の保冷の一般的なものもありますが、日本と変わらない価格のものを探すと、常温保存のおいしくないものしかありません。
グアム5大スーパーマーケット事情
では、在住日本人の日々のお買い物はどうしているのでしょう?
価格は別にしても、ほとんどの人が言うのが、1か所では必要な食料品が揃わないことが多いということです。
日本人がよくお買い物に行く主な大型スーパーは、5つあります。
K-mart
観光客でも立ち寄ることが多い、グアムで1か所の大型K-martは、くだものなどのわずかな生鮮食品があるものの、生鮮食品以外のものを揃えるために在住日本人も利用することがあります。
食料品でいえば、冷蔵の必要がないもの、缶詰、おかしや飲み物、バス・トイレ用品などのまとめ買いに利用することがあります。
Cost-U-Less
何でも大量なパッケージで売っている量販店なので、一人・二人暮らしの家庭ではあまり使い勝手がよくないかもしれません。
量販店なんので、安い日常必需品や飲み物類を買う人を多く見かけます。
お肉が豊富にそろえられているので、BBQパーティーの準備ならすべてが揃うスーパーです。
ペイレス
グアムに8店舗を持つ、ローカルスーパーです。
もっとも一般的な日本のスーパーに近いといえます。
野菜やフルーツは量り売り、新鮮なローカル野菜も少し揃います。
特に大きなまとめ買いがなければ、日常のお買い物にはペイレスを使う人が多いでしょう。
カルフォルニアマート
観光客も立ち寄るグアムプレミアムアウトレット敷地内にある、韓国系のスーパーです。
韓国では日本に似た食材が使われるので、それを目当てにカルフォルニアマートに足を運ぶ日本人もいます。
また、キムチや韓国惣菜が量り売りで買えるコーナーがあり、在住日本人にも観光客人も人気です。
東京マート
グアムで唯一の日系スーパーです。
日本からの空輸で、野菜やフルーツなどの生鮮食品もそろえています。
どうしても日本の食材が必要な時に行くスーパーですが、空輸のため値段が日本の3~5倍します。
また、他のスーパーではなかなか手に入りにくいのが薄切りのお肉で、東京マートの薄切り肉が欲しくて寄る人もいます。
ランチタイムには、日本のようなお弁当が売られ、在住日本人にもグアム現地の人にも人気です。
グアムでは、東京マートエクスプレスという小さめのマートももう一軒やっています。
食料品と同じくらい大切な水のお買い物
食料品と並んでお買い物の悩ましいタネが「水」です。
グアムでは、水道水を飲む人はほとんどいませんし、在住日本人は料理も買ってきた水を使います。
生活で使う水は、ミネラルウォーターではなく、ろ過されたプュリファイドウォーターを使うのが一般的です。
販売機で売るだけの専門店が街の中にたくさんあり、水も食料と同じようにお買い物するのは、グアムならではのコースかもしれません。
自宅にウォーターサーバーを用意している人が多く、水を買うときにはプラスティックのボトル1本5ガロン=23リットル弱のものをいくつか持って買いに行きます。
店舗や水の質で若干の値段の差がありますが、1本で2ドルほどです。
かなり重いお買い物になるので、宅配で済ますこともできますが、約束の時間に宅配がちゃんとこなかったりするのが島文化です。
また、宅配する業者が少ないので、新規で取引を開始してもらえるところを探すのも結構大変だったりします。
宅配の場合には、1本5ドル以上になるでしょう。
グアムの食料品物価をまとめておくと
一般的な食料品の値段の目安をまとめておきますと…
- 日本品種US米・・・5kg $15~
- 日本産空輸米・・・10kg $50~
- 卵12個パック・・・$3~
- 冷蔵保存牛乳ハーフガロン(約1.4リットル)・・・$4ほど
- プュリファイドウォーター約2リットル・・・$1ほど
- 500mlペットボトルコカ・コーラ・・・$1ほど
普段の生活で最も利用するペイレススーパーマーケットの週間広告がウェブで見れます。
グアムの物価の参考にしてみてください。
Pay Less:
http://www.paylessmarkets.com/
※上部のメニューの「WEEKLY AD」をクリックしてください。
日本人に欠かせないお米はどうしてる?
日本人の食卓には欠かせないお米ですが、だいたいの日本人は日本の品種でアメリカ栽培されたお米を買っている人が多いようです。
韓国系か日系スーパーで見つけることができます。
いくつかの種類が発売されているので、さまざまなものを試して自分好みのお米を見つけます。
日本の安いお米くらいの価格で購入できます。
どうしても日本産のお米にこだわるなら、東京マートで購入できます。だいたい日本の価格の2倍ほどになると思っておきましょう。
食料品のお買い物はストレス?
物価が日本よりもやや高めグアムで、ひとつのスーパーですべてが揃わないのは、はじめは結構なストレスになることでしょう。
しかし、環境は変えられないので、考え方を変えたり、料理の仕方や使う材料、メニューに工夫を重ねたりしていくしかありません。
グアムに在住したら、多少の不便があっても、そこはきっぱり諦めてしまいましょう。
諦めるのが上手になると、楽になります。
日本から近いとはいっても、海外ですから日本と全く同じ生活をするのは難しいのです。
グアム生活を楽しむコツは?
グアムのいいところのひとつは、日本に近いことです。
在住しても比較的日本に帰ることが簡単で、定期的に一時帰国する人も多くいます。
帰国の際に日持ちのするものや好きなものをまとめて買って、グアムに持ち帰るのが楽しみになります。
一時帰国前に、グアムに持ち帰るためのもののお買い物リストを作るのが楽しみな人も多いでしょう。
また、少しずつ地元のものに慣れていくことも大切です。
新鮮な野菜はスーパーでは手に入りにくいですが、毎週土曜日の朝市では地元ファーマーが作る野菜が売られます。
なじみのない野菜もありますが、料理に取り入れてみるといいでしょう。
巨大なきゅうりやナス、あまいトマトやこれまた巨大なゴーヤやオクラなどがよく売られていますし、マーケットは何と言っても安いです。値段交渉もお忘れなく。
グアムの地元の人達は、バーベキューをするのが大好きで、お肉の漬け込みは男性の仕事、それぞれレシピを持っています。
硬めのUSビーフをおいしく料理するコツを教えてもらいましょう。
不便にフォーカスするよりも、楽しむコツを掴めば、グアムの生活は思ったほどのストレスを感じないで過ごせます。
【アメリカの関連記事はこちら】
- アメリカの就労ビザ・H1Bビザを取得して就職する方法
- アメリカグリーンカード(永住権)の特徴と取得体験をご紹介
- アメリカで働くうえで身に付けるべき必須のスキル5選
- アメリカ移住に必要な費用を全公開(国際結婚編)
- アメリカのビザ5種類の特徴と申請方法や注意点をまとめた
↑アメリカ滞在に役立つこちらの情報もご覧ください。過去の記事一覧はこちら
世界中の日本人が参加する「せかいじゅうサロン」
世界へ広がる海外移住コミュニティ
世界中の日本人同士が繋がり、情報提供したり、チャレンジしたり、互助できるコミュニティ「せかいじゅうサロン」
参加無料。気軽に繋がってください。(2022年6月時点:参加者3600名超えました)
“【特別公開】世界で自由にひとりIT起業”
WEBマーケティングスキルは「世界どこでも働けるワークスタイル」を可能に。
1年で海外居住資金も作れるWEBスキル講座を無料配布中↓