世界中の人を魅了し続ける国、イギリス。そんなイギリスで生活してみたいと夢見る人は多いでしょう。
でも、言葉の壁を始め、様々な文化の違いなどで、自分がイギリスで無事に生活できるか不安に感じてしまい、イギリスで生活することを躊躇してしまっている人もいるかもしれません。
でも、イギリスでは日本人を始め、世界中の国の人々が移住して、そして幸せに生活しています。
今回はイギリスへの移住をおすすめしたい10の理由をご紹介したいと思います。
【イギリスの関連記事はこちら】
↑イギリス滞在に役立つこちらの情報もご覧ください。過去のイギリスの記事一覧はこちら
1.個人主義の国:自分を表現するということの大切さを学べる
最近では日本も随分変わり、個人を尊重するような風潮になりましたが、それでもまだどうしても「右に倣え」を良しとする風潮があります。
しかし、イギリスは一人一人を尊重する国、他人と同じ意見だと逆に嫌がられる風潮があります。
つまり『個人主義の国』と言えます。
もちろん相手を傷つけるような発言は避けなければいけません。
しかし自分の意見をしっかり持つこと、そしてそれを表現することは、イギリスではとても重要なことです。
つまり、もっと自己表現をしたい、日本で自分を表現することができないことに対して息苦しさを感じている、という人にはぴったりの国です。
そうでない人にとっても、自分を表現するということの大切さを学ぶことのできる国です。
2. 世界各国の友達ができる
イギリスは世界中から多くの人が夢や希望を抱いて移民してくる国です。
現在では移民問題が日々のニュースで取り上げられるほどですが、それでもイギリスを目指す人は後を絶ちません。
そのため、ロンドンなどの大都市や観光地はもちろんのこと、地方や観光地以外でもイギリス人以外の人に多く出会います。
街中を歩いていると、自分がイギリスにいるのか、それとも別の国にいるのかと錯覚してしまうときもあるほど、様々な英語以外の言葉が耳に飛び込んできます。
つまりイギリスではイギリス人の友達を作るのはもちろんのこと、イギリスにいながら世界各国の友達を作ることが可能なのです。
3. 年齢や性別、体型は関係なし
日本では年齢や性別、体型を気にする風潮があります。
たとえば、仕事に応募する際に提出する履歴書には生年月日と性別の記載、そして写真を添付することが必須です。
ところがイギリスでは履歴書に写真を添付することはなく、また生年月日を記載することもありません。
もちろん名前から女性か男性かを判断することは可能ですが、性別をあえて記載することもありません。
もしそれらの記載や写真の添付強要すると、どちらかというと人権侵害と訴えられてしまう可能性もあります。
また街中を歩いていると、もちろんTPOは大切ですが、年齢や体型を気にすることなくファッションを楽しんでいる人を多く見かけます。
そして誰もそれを冷たい目で見ることはありません。
イギリスは年齢や性別、体型などを気にすることなく、自分自身を好きなように楽しむことのできる国です。
4. 野菜やパンが安い!自炊すれば食費は安くなる
海外で生活するとなると、その土地の生活費が気になるのではないでしょうか?
イギリスの生活費は日本とほぼ同じですが、ロンドンは特に住宅費が高騰しており、現在では東京よりも生活費は高いとされています。
また外食費も一般的に日本より高くなり、お昼にカフェでコーヒーとサンドイッチを食べただけで1,000円近くかかってしまうことも珍しくはありません。
しかし自炊をすると食費をぐっと抑えることができます。
というのも日本の消費税にあたる税金(VAT)は通常20パーセントと日本より高い税率が設定されていますが、パンや牛乳など、生きていくのに最低限必要とされる食材に対しては、税率が低く設定されています。
たとえばパン1斤あたり80円ぐらいで購入可能です。
またスーパーなどで販売されている野菜類も種類が豊富な上、サイズも大きく、その上、値段も日本に比べて安いものがほとんどです。
たとえば日本でおなじみのきゅうりなどは、イギリスでもよく利用されています。
そしてきゅうり1本の大きさが日本のきゅうりの3倍ぐらいありながら、1本あたりの値段は100円以下です。またにんじんも1パックに10本近く入っていながら100円以下で購入可能です。
5.終夜運転のバス路線がある(ロンドン限定)
ロンドン名物の赤い2階建バス、ダブルデッカー。
数多くの路線があり、日々ロンドン市内を駆け巡っており、ロンドン市民、またロンドンを訪れる観光客の重要な足となっています。
そしてダブルデッカーは平日週末問わず24時間運行している路線があります。
仕事や遊びで帰宅が遅くなったときもタクシーなどを利用せず、帰宅が可能です。
また料金も深夜料金などは適用されず、昼間と同様の料金で利用が可能です。
またダブルデッカー同様、市民や観光客の重要な足である地下鉄(通称チューブ)と地上を走るオーバーグラウンドも金曜日と土曜日の夜は一部の路線で24時間運行しており、ナイトライフを楽しみたい人の重要な味方となっています。
こちらもダブルデッカー同様、深夜利用しても昼間と同様の料金で利用が可能になっています。
6. 仕事はオン・オフの切り替えをしっかりが基本!
日本でも最近はプレミアムフライデーの導入されたり、多くの企業がノー残業デーを設けるなど、仕事以外の時間を楽しむような環境作りが始まっていますが、それでもまだ多くの人が時間外の労働をしており、またそれを良しとする風潮があります。
もちろんイギリスでも忙しい時期には時間外の労働をする人も多くいます。
しかし通常はオンとオフの切り替えをしっかり行っており、仕事は定時で終え、また休日はしっかり休み、サマーホリデーやクリスマスホリデーなどの長期休暇もしっかりと取得します。
どちらかというと残業をしていると時間内に業務が終えられない、つまり能力がないと見なされてしまいます。
プライベートも大切にできる働き方がイギリスでは浸透しています。
7. 義務教育期間の公立校は無料
イギリスの義務教育制度は日本と若干異なりますが、5歳から16歳までのプライマリースクール及びセカンダリースクールで学ぶ期間が義務教育となります。
そして公立校で学ぶ場合、義務教育期間の授業料は無料となります。
もちろん授業料が無料となる対象は国籍問わずのため、日本人でも無料で公立校に通うことができます。
なお、義務教育期間でも私立校は有料となり、その授業料も高額であることで有名ですが、奨学金制度が義務教育期間でも用意されています。
また先の項目で消費税について触れましたが、子供服には税金がかからないようになっており、子どもたちができるだけ平等な教育を受け、生活を送ることができるような社会制度がイギリスでは整っています。
8. 医療費は基本無料
日々体調を崩さないように生活をしていても、病気になってしまうこともあります。
そして慣れない土地で病気になってしまったら、と不安になることでしょう。
イギリスの医療制度は日本と異なり、住まいが決まったら、まずその地域のGPに登録します。GPとはGeneral Practitioner の略であり、日本で言うところの、かかりつけ医になります。
日本では、症状によって内科や耳鼻科、外科など、自分でどの医者にかかるか決めることができますが、イギリスではどのような症状であれ、まずこのGPに診察を受けることになっており、その後GPの判断により専門医や大学病院などの大きな病院での診察が必要かが決定されます。
GPの診察は基本予約制となっており、予約が取りづらいことで有名ですが、ただし診察料などはすべて無料になります。日本のように診察の度に医療費を支払う必要はありません。
なお、イギリス国内にはプライベートの病院も多くあり、もちろんそれらの病院にかかる場合は有料となります。しかし自分のGPや公立の病院にかかっている限り、医療費はかかりません。
・関連記事
イギリスの医療に関する詳しい情報はこちら「イギリスの医療事情を徹底比較!NHSと日系プライベート病院」をご覧ください。
9. ゆったりと時間が流れる
イギリスは日本より緯度が高いため、夏は朝は夜が明けるのが早く、また夜は10時ぐらいまで外が明る日々が続きます。
そのため、夏は屋外でのイベントが数多く開催されます。
また多くの人が仕事帰りに公園でくつろいだりと、多くの人が1日をより長く楽しんでいる印象があります。
なお、冬は日本に比べ、夜が明けるのも遅く、また夜も夕方4時ぐらいには真っ暗になり、憂うつな気分になりがちで、イギリスでは冬にうつ病にかかる人が多いとも言われるほどです。
しかし、ロンドンなどの大都市では、暗い夜を彩る鮮やかなイルミネーションが施されたり、街中のいたるところにあるパブでは冷え切った身体を芯から温めてくれる暖炉があったり、など長い夜を様々な方法で楽しむことが可能です。
1日の長さは日本と同じ24時間ですが、イギリスではゆったりとした時間の流れを感じることができます。
10. イギリス人は優しい
新しい土地で生活を始めるとなると、その土地の人々と馴染むことができるか、ということも心配になることでしょう。
ロンドンのような大都市では多くの人が生活しており、仕事や勉強に日々忙しく生活している人が多いため、孤立してしまう可能性も無きにしもあります。
しかし、見知らぬ人に対してでも、困っている人を見かけたら、誰もが助けの手を差し伸べている姿を街のいたるところで日々見かけます。
たとえば、駅の階段で大荷物を運ぶのに困っている人がいたら荷物を運ぶのを手伝う人々、道に迷っている人を見かけたら声をかける人々、スーパーで高い棚の商品に手が届かず困っている人がいたら代わりに取ってあげる人々、このような人々に出会うのは日常茶飯事です。
また一人で困っているときに助けを求めたら、それを拒否する人はめったにいません。
イギリスは友人が一人もいなくても、生活を始めるのに困ることはありません。誰もが助けの手を差し伸べてくれます。
イギリス移住をおすすめしたい10の理由
イギリス移住をおすすめする10の理由をご紹介しました。
- 個人主義の国で、自分を自由に表現できる
- 世界中の異国の友達ができる
- 仕事では、年齢や性別、体型は関係なし
- 自炊すれば、食費は安い!
- 24時間使える交通機関が充実している(ロンドン限定)
- プライベットと仕事は切り替え
- 公立校の義務教育は無料!
- 医療費は基本無料
- ゆったりと時間が流れる
- イギリスではは困っている人を見たら助ける優しさがある
イギリスには日本のようなコンビニエンスストアなどはなく、またロンドンのような大都市でも日曜日は多くのショップが夕方6時ぐらいまでには閉まってしまい、日本で感じるような便利さを感じることはできないかもしれません。
それでもイギリスには多くの人が平等に幸せに生活できるような社会制度が整っており、また自分自身を楽しむことができる自由な雰囲気があります。
もし海外移住を検討しているのであれば、ぜひ上記を参考に、イギリスも移住先の候補に入れてみてはいかがでしょうか?
【イギリスの関連記事はこちら】
- ロンドンの生活費を徹底解剖!日本より安いものと高いもの
- 現役妊婦が明かすイギリスの5つの妊娠・出産事情
- 日本と異なるイギリスの7つの恋愛事情
- イギリスで就職したいなら知るべき5つの重要なこと
- ロンドン移住の魅力11選!日本人が生活しやすい理由とは
↑イギリス滞在に役立つこちらの情報もご覧ください。過去のイギリスの記事一覧はこちら
世界中の日本人が参加する「せかいじゅうサロン」
世界へ広がる海外移住コミュニティ
世界中の日本人同士が繋がり、情報提供したり、チャレンジしたり、互助できるコミュニティ「せかいじゅうサロン」
参加無料。気軽に繋がってください。(2022年6月時点:参加者3600名超えました)
“【特別公開】世界で自由にひとりIT起業”
WEBマーケティングスキルは「世界どこでも働けるワークスタイル」を可能に。
1年で海外居住資金も作れるWEBスキル講座を無料配布中↓