保障だけではないアメリカ生命保険を特徴と4つの良い点

アメリカの生命保険

日本では、約80%の人が加入していると言われる生命保険。

移住を機に、見直しなどを考えている方もいらっしゃるのではないでしょうか?

アメリカの生命保険はユニークな物も多く、投資大国と言われるだけあって、保障だけではない一面も充実している事から資産運用、相続税対策、さらには老後の資金対策として利用する人も増えています。

今回はアメリカ在住者だけが加入できる、アメリカの生命保険についてご紹介したいと思います。

アメリカ生命保険の種類

アメリカの生命保険の種類は大きく分けて5つあります。

Term insurance (定期保険)

一定の期間だけを保障する掛け捨てタイプ。

メリット

  • 月々の保険料が安く、もしもの時のカバーは最大。

デメリット

  • キャッシュバリュー(現金価値/利息)が貯まらない。
  • 更新ができるが更新時の年齢によって保険料が決まるので、月々の支払いが高くなる。

Whole life (終身保険)

保険料が支払われる限り、キャッシュバリューを構築しながら生涯保障。

メリット

  • キャッシュバリューが蓄積されていく。
  • 貯まったキャッシュバリューの一部を引き落とす事ができる。(Living benefit)
  • 月々の保険料が一定。

デメリット

  • 月々の保険料がTerm insurance よりも高くなる。

Universal life(ユニバーサルライフ)

Whole lifeの特徴+キャッシュバリュー、2つの要素を併せ持つユニバーサルライフ。

最大の特徴は、保険料の支払いがフレキシブルな事。

例えば、ご自身の都合で月々の保険料の支払いをスキップしたり、金額を減らしたりor増やしたりする事ができます。

メリット

  • 保険料の支払いがフレキシブルなこと。
  • 例えば、月々の支払いをスキップをしたい時には、貯まっているキャッシュバリューからカバーをする事もできるので、支払いを忘れて保険が失効してしまう事を防ぐ事ができます。
  • 貯まっているキャッシュバリューの一部を引き落とす事ができる。

デメリット

  • キャッシュバリューが少なくなりすぎると、保険が失効してしまう事がある。

Variable whole life (株式型終身保険)

Whole life + 投資型の生命保険。

保険料や死亡保障は一定ですが、キャッシュバリューは株に連動しているため保障されない。

株価が上がれば、大きなリターンを得る事ができるが、逆に下がればキャッシュバリューも減ってしまうというリスクがある。

メリット

  • 最低限の死亡給付金の保障がある
  • 大きなリターンを得る事ができる可能性がある

デメリット

  • 投資型の生命保険のため、キャッシュバリューは保障されないというリスクがある。

Indexed universal life(インデックスユニバーサルライフ)

Whole life の特徴+インデックス投資をモデルにした生命保険。

先ほどのユニバーサルライフの要素があるので保険料の支払い方法も柔軟です。

キャッシュバリュー部分は、インデックスS &P500のパフォーマンスによって蓄積されていきます。

ただし、上限が決められているので、パフォーマンスが良い時でも上限以上に伸びる事はありませんが、逆にマイナスの場合でも下限は0%までで、元本割れしないという安全性が特徴です。

メリット

  • 保険料の支払いはフレキシブル。
  • 保険料をスキップしても、貯まっているキャッシュバリューから使用する事で、保険の失効を防ぐ事ができる。
  • S&P500インデックスで運用され安全性がある
  • キャッシュバリューの一部を引き落とす事ができる。

デメリット

  • 上限以上にキャッシュバリューを増やすことはできない。

こちらのIUL(インデックスユニバーサルライフ)に関しては、新しい401Kプラン(アメリカのリタイアメントプランの1つ)になり得ると、Forbes誌でも紹介されるほど、注目が集まっています。

その理由は、インデックス投資をモデルにしているため、インフレーションへのキャッチアップが早く安全性があること。

物やサービスの価格が上昇していき、ただ置いているだけではお金の価値は下がる一方。

大切なのは、どこにそのお金を置いておくのか。

ということです。

参考文献:Forbes Business Development Council
Why Indexed Universal Life Insurance Might Be New 401(k) Oct.3.2022 07:15am EDT

https://www.forbes.com/sites/forbesbusinessdevelopmentcouncil/2022/10/03/why-indexed-universal-life-insurance-might-be-new-401k/?sh=4bebe8fd60c9

オーソドックスな生命保険から、キャッシュバリューの部分に関しては、投資の要素を含んだ柔軟性のあるものまで幅広く対応しているアメリカの生命保険。

筆者も移住してまもなく、生命保険に入ろうかどうか悩んでいましたが、友人から保険ブローカーの方を紹介してもらう事ができました。

自分達のライフプランなどを相談しながら、アドバイスをもらう中で、上記のIUL(インデックスユニバーサルライフ)に魅力を感じ、加入することを決めました。

ここでは、筆者が保険ブローカーの方とのお話の中で感じた、アメリカの生命保険の良かった点をもう少し詳しくご紹介します。

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アメリカ生命保険の4つの良いところ

死亡保険金が無税

アメリカでは死亡保険金の受け取りは無税。

税金の優遇を受ける事ができるという点で、家族に残すお金は生命保険口座に入れておくことで、リスクを分散させる事もできます。

Cash value

蓄積されたキャッシュバリューから、一部のお金を引き出したり、ローンをする事ができる。

銀行やカード会社からお金を借りて手数料などを支払うのではなく、自分自身の口座から無税でローンができれば、大きな節約にもなります。

複利の力

複利の力を利用して、キャッシュバリューを増やしていく事ができる。

アインシュタインが発明した「72の法則」はご存知でしょうか?

この法則を使うことで、お金を2倍にするのにかかる年数を知る事ができます。

例えば、筆者が加入したIULはS&P500に連動して利息が増えます。

利率については、0.75%、3.50%、7.00%の場合の3パターンを契約時に説明をしてもらいました。

市場のアップダウンによって、利率は常に変化しますが、過去の平均利率が7%で推移していたというお話しだったので、この72という数字を7%で割ると、10.3。

利率7%の口座にお金を置いている場合、10年3ヶ月にはお金は倍になっているということになります。

複利の力は、長くじっくり効いてくるのです。

生前に受け取れるliving benefits

アメリカの生命保険のメリットは、死亡保障だけではなく、生前に死亡保障金を受け取る事ができる特約があることをご存知でしょうか?

個人的に筆者はこのお話を聞き、この2つの特約にとても魅力を感じました。

自分自身が1番大変な時に、助けになることはもちろん、家族の負担も軽減できる事は大きな魅力だと思います。(保険会社によって、条件や金額も変わります。)

それが下記の2つです。

Long-term care rider

ロングタームケアとは、介護保険のことを指します。

この特約を生命保険につけておく事で、生前に介護が必要になった場合に、自分の死亡保険金を介護費用に充てる事ができます。(保険の加入時の健康状態によって、この特約がつけれない事もあります。)

そして、制限はありますがもし日本に帰国された場合でも、この特約を利用する事ができる点も大きなポイントでした。

医療費が高いアメリカでは、破産する人の1番多い理由が高額の医療費です。

また、公的年金なども充実していないため、老後の資金も自分達で準備をしなければいけません。

その中で、もしもの時の介護や治療に充てる事ができるのは心強いのではないでしょうか。

Critical illness rider

クリティカルイルネスとは、慢性疾患、心筋梗塞、脳卒中、癌などで、12ヶ月未満などの余命宣告を受けた場合、死亡給付金を生前に受け取り医療費に充てる事ができる特約です。

高額な医療費が必要なタイミングで、それに充てる事ができる点も、安心材料のひとつになりました。

では、相談や加入はどのように行えばいいのでしょうか。

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加入方法について

ブローカーを通して加入するのが一般的です。

また、特定の保険会社に勤務されているブローカーの方よりも、個人ブローカーの方が様々な保険会社の商品を扱っているので、ご自身に合うプランを、幅広い選択肢から見つけてくれるのでおすすめです。

さいごに

生命保険は必ず入らないといけないものではありません。

必要がない方ももちろんいらっしゃいます。

ただ、内容を理解した上で、ご自身のライフプランと照らし合わせた時に、必要かそうじゃないかを判断する事は大切な事だと今回改めて感じました。

死亡保険金以外にも、様々な要素があるアメリカの生命保険。

加入はアメリカ在住者しかできませんが、その後日本に帰国されたあとでも継続する事ができるので、ドルでの資産形成の1つとして考えてみるのもよいのではないでしょうか。

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