カナダは健康に対する意識が高く、「ダイエット」のためだけというより「心を健康」にすることを重要視している人が多いと感じます。
日本にいると分からないカナダの健康ブーム事情をカナダ現地からお届けします。
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海外は肥満だらけ?
海外は、ファストフードなどの油っぽい食べ物にサイズも大きいから肥満の人が多いイメージがないですか?
たしかにコーラを常飲したり、ピザやファストフードばかりを食べて全く運動せずに「そんなに大きくなったのかな?」と思うような肥満の人もいます。
反対に、毎日ヨガやジムに通いオーガニック食品を食べたりと健康にこだわる人もいます。
このようにカナダは本当に両極端だと思います。
筆者がカナダに来て思ったのは、ベジタリアンが多いということでした。
その他にも日本にいるときはあまり耳にしたことのない多様なスタイルがあることに驚きました。
多様な食スタイル
ベジタリアン(Vegetarian)は、多くの人が知っているように野菜・芋類・豆類を中心に摂ります。
タンパク質は大豆などの豆製品から摂取するそうです。
ビーガン(Vegan)という言葉も世界で広がりつつあるのでは無いかなと思います。
ビーガンの人たちは、肉はもちろん魚も卵や乳製品も動物性の物を採らない完全に野菜のみの人たちのことです。
調味料やスープにバター、チーズ、はちみつなどが使われている物も摂らないそうです。
厳格なビーガンの人は毛皮、ウール、シルクなどの動物を使用した製品を拒む人もいるそうです。
ペスクタリアン(Pescatarian)も動物の肉は食べないが、魚や卵や乳製品は摂ります。
筆者はペスクタリアンの人に出会った事は無く、言葉も初めて聞いたのでまだ馴染みのない言葉なのかなと感じます。
マクロビオティック(Macrobiotic)は、日本でも少し前にブームになりましたね。
マクロビの人は、穀物(玄米)や野菜、海藻を中心とした食生活をします。
これは、昔の日本人のような食生活に似ていますね。現代では、マクロビは「長寿法」と言われているそうです。
なぜこういうスタイルがあるのか?
- アレルギー
(乳製品や肉を食べると具合が悪くなったり、胃が弱いなど) - 宗教上の問題
(筆者の友達いわくインドでは宗教上の都合で豚と牛は食べられないそうです。) - 動物愛護の観点
(カナダでは、化粧品の動物テストに反対をしている人も数多くいて、学校の授業や普段の会話でこういうトピックが出ることもあります。) - ただ単に肉や乳製品が好きじゃない
- ダイエット
- 食肉の飼育方法や肥料に対する不安など
他にもたくさんの理由があると思いますが、全員が厳格なベジタリアンやビーガンではないそうです。
外食の時は細かく制限するのではなく、なるべく野菜料理をオーダーしたり、動物の肉は食べないが革製品のカバンは使っているなど、それぞれにこだわりを持っています。
またカナダは、健康志向の人が多いためオーガニックのお店も数多く存在しています。
セレブからも愛されるオーガニック商品
・オーガニックスーパー
バンクーバーで人気なオーガニックスーパーといえばWhole foodsです。
アメリカではセレブ御用達のスーパーだそうです。
普通のスーパーに比べると少し値段は高いですが、野菜やフルーツの質はすごく良いです。
オリジナル商品のコスメや石鹸があったり、女性に人気です。
・オーガニックストア
日本で言う雑貨屋さんです。
フルーツやパンなどの食材も少し売っていますが、主にアロマ、サプリメント、コスメ、ボディケア、スキンケア用品などです。
オーガニックジュースやお菓子、コーヒー豆も売っていて、見ているだけでも楽しいです。
・マーケット
日本で言う市場やフリーマーケットみたいなところで、地元の人が育てた新鮮な色とりどりの野菜やフルーツが大量にリーズナブルな価格で売られています。
春夏などの暖かく気候の良い季節に、屋外で行われます。
地元の人や観光客に人気のパブリックマーケットもあります。新鮮なフルーツや野菜だけでなく、カナダで有名なメープルシロップや他にもお土産屋さんやフードコートもあるので、観光にはとてもオススメです。
こうしたお店が多数あり気軽に行けるので、筆者もスキンケア用品はオーガニックを使用しています。
オススメは、ピュアココナッツオイルです。
筆者の肌は、乾燥肌で市販のメイク落としでは、肌荒れしたりキレイに落ちないことがあるので、ピュアココナッツオイルでメイクを落としています。
オイルなので、ウォータープルーフのメイクもキレイに落とせて、保湿効果で肌がキレイになりました。
その他にもグレープフルーツオイルなどをお風呂に垂らして入浴剤にしたりなど。オーガニックなので、肌に触れても安全で何より香りに癒やされます。
ダイエットしてても美味しい物は食べたい!
カナダの都心部はジムの名前が書かれたバッグとプロテインシェイクを持っていたり、ヨガウエアを着てヨガマットを持って歩いてる人々をよく目にします。
運動するとお腹が空いたり、喉も渇きますよね。そういう時にフラッとカフェ感覚で立ち寄れる胃やお財布に優しいお店もあります。
・Freshii
カナダ発祥で、野菜中心のヘルシーサンドイッチ店。
サンドイッチだけでなく丼物、サラダ、スープもあります。また好きな野菜を自由にカスタマイズできるのもこのお店の特徴。
これならジムやヨガ帰りに食べても罪悪感が少ない気がしますよね。プライスはリーズナブルで大体1,000円以内くらいで食べられます。
・Tutti Frutti
アメリカを拠点に広がっているヨーグルトアイスのお店です。
ここはセルフサービスの量り売りで値段が決まります。
フルーツのサッパリ系から甘いもの好きな人にはチョコレート系まで全部で125種類のフレーバーがあるそうです。(季節やお店の大きさで味の品数は異なります。)
ソフトクリームのような機械が何台かあり、そこにフレーバーが表示されているので好きなフレーバーを選んで、自分で盛り付けます。
トッピングも自由に乗せられます。チョコスプレー、フルーツ、グミ、ブラウニーやオレオ・クッキーなど種類が多くて決められません!
筆者は、チョコと苺のヨーグルトアイスにチョコスプレーやブラウニーなどを乗せました。これで700円くらいでした。
カップの大きさは31アイスクリームのキングサイズくらいあるかと思います。
カロリーが気になる人や運動後にはサッパリフルーツ系がオススメです。
・Booster Juice
カナダで1番大きいスムージーのお店です。新鮮なフルーツシャーベットやヨーグルトを使用しています。
スムージーは自分で作ろうと思うとあまり美味しく作れないこともありますし、どの野菜とフルーツを組み合わせればいいのかも分からないことありますよね。
このお店はフレーバーも豊富なので色んな味のスムージーが試して、自分で作れるといいですよね。
マクドナルドのLサイズくらいの大きさで大体700円くらいです。女性に人気で、ヨガ帰りや仕事帰りに立ち寄る人が多いみたいです。
いつまでも若々しくキレイでいる
カナダの健康ブームという考え方は、見た目をもっと細く「ダイエット」するというよりは、心も「健康」に居続けるためにジムやヨガに通ったりしているのではないかと思います。
食事制限もそこまでストイックにしたり、エステに毎月通ったり、メイクや服装だけで人を判断したり、自分の体型を人と比べたりして一喜一憂する人は少ないです。
年齢を重ねてシワが目立ってきても、隠すことはせずより一層、表情が輝いてそれを魅力にしている女性もいます。
年齢関係なくジムやヨガに通う人々を見ていると本当の健康は「心」なのかなと感じます。
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