アメリカで生活することを考えると、ニューヨークやロスで暮らすことが頭に浮かびませんか?
日本でもよく話題として取り上げられていますし、イメージがつきやすいですよね。
アメリカには他にも注目すべき都市があります。それはアメリカの首都・ワシントンD.C.(以下、DC)です
アメリカの首都ということもあり、イメージとしては政治の中心。
そのため、DCの生活は想像が付きづらいと思います。
実はDCはとても住みやすく、アメリカならではの多様性や国の歴史も体感できる魅力的な場所です。そんなDCのステキを紹介します。
1.ローカルマーケットで新鮮な食材をゲット
食生活は大切ですよね。
都市部となると、新鮮な野菜や果物が無いのではという印象があるかもしれませんが、そんなこと全くありません。
キャピタルヒルと呼ばれる連邦議事堂もあるDCのおへそからとても近い場所に、Eastern Marketという大きめのマーケットがあります。
平日も開いていて、DCメトロのオレンジとブルーラインでEastern Market駅で降りてから、徒歩5分とアクセスも抜群。
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野菜、果物はもちろん、お肉、お魚や乳製品も売っています。
透明のディスプレイケースに並ぶ食べ物の山は圧倒されますが、新鮮でおいしそう。
建物もレンガ作りの屋内マーケットなので、雨の日も安心です。
マーケットの周りにもカフェ、古本屋、雑貨屋が並んでいます。普段使いもできるマーケットですが、休日にふらっと立ち寄りお散歩をするにも最適です。
その他のマーケット
その他にもDC各所でマーケットが存在しています。
週末になると開催されるDupont Circle Marketや14&U Farmers’ Market (5月から11月限定)などと、住んでいる場所それぞれにローカルマーケットが存在しています。
DCに住む人は生活水準が高い人が多いため、食生活に対する意識も高いです。豊かな食生活には基本困らないですよ。
2.どこでも行けるDCメトロ
近隣のメリーランド州とバージニア州まで伸びているDCメトロは、平日は23時半くらいまで、金曜日と週末は0時以降も動いています。
DCの主要スポットから郊外まで楽に足をのばせます。交通の便は他の都市に劣らずとても良いです。
車両は古いものから新しいものまであるため、多少の劣化はありますが全体的に清潔です。
路線と時間帯によっては混雑もしますが、週末のDC観光スポット周りの駅を避ければ人がぎゅうぎゅうになるということはありません。
SmarTripというSuicaのようなチャージ形式のカードは駅に常設してある券売機で購入できます。
移動費用は、2~6ドル以上(降りる駅と時間帯によって費用が異なる)で、ニューヨークのメトロ比べると少し高額に感じるかもしれません。
使い勝手と路線図のわかりやすさは抜群に良いので、日本の交通環境に慣れている方であれば問題なく使えます。
バスも便利!
またDCメトロの運営会社WMATAは市内を走るバスも運営しているのですが、DCを動き回るにはバスもかなり便利。
安全性も保たれていますし、運転手の方も親切です。
日本と比較すると、メトロやバスがスケジュール通りに動かないときもあり、スムーズな移動が難しいですが、住みだすとそれも愛嬌に思えてきます。
3. いろんな国の食生活を楽しめる(もちろん日本食も!)
DCに住んでいる人はアメリカの政府関係者に限らず、海外の政府関係者も多くいます。
Embassy Row と呼ばれる大使館・領事館通りがあるくらい、色んな国が集まる街です。
そんな色んな人種や国籍の人を満足させる食生活がDCにはあります。
バラエティに富んだレストランがあり、ギリシャ料理からアフリカ料理まで色んな料理が楽しめます。
Adams Morganというエリアに足を踏み入れると、エチオピア料理やネパール料理のお店が並んでおり、色んな国のグルメを一つの都市で楽しむことができます。
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日本食レストランも多く存在しており、アメリカナイズされたお寿司屋さんから、日本人が経営している日本食レストランまで幅広くあります。
そんな中でも個性を発揮しているのが【Buredo】という寿司ブリトーのお店です!
平たく言うと大きい海苔巻きですが、メキシコ料理のブリトーのトルティーヤに代わり、寿司用の海苔を使い、中身は野菜や生魚で巻いてあります。日本では食べることができない斬新(かつおいしい)料理です。
4.アツい音楽シーンを身近に感じる
DCにはさまざまな音楽シーンがあります。
クラシック、ジャズ、ロック、クラブ、ラップまで全てを楽しむことができます。
DC出身でアメリカの音楽シーンで大活躍しているラッパーのWaleがいたり、小さい都市ですが音楽シーンはかなりアツいです。特に都心部には小さめのライブ会場が多くあるため、気軽に音楽を楽しむことができます。
数あるライブ会場のなかでも9:30 Clubは1980年代から存在している、アメリカ全土の音楽シーンの中でも有名なライブハウスです。
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規模は1200名程度ですが、過去にはRed Hot Chili PeppersやBob Dylanなどスタジアムを埋めることができるミュージシャンも出演しています。
U Street/African-American Civil War Memorial/Cardozo駅から歩いて10分以内で辿りつける、アクセスも良い場所です。
このライブハイス周りはU Streetと呼ばれるエリアですが、この界隈はクラブやバーも集まっており、ナイトライフで人気のエリア。
様々なミュージシャンが毎日のようにステージに出ているので、ふらっと気分転換に生音楽を楽しめます。
5. お金をかけずに楽しめることがたくさん
DCはさすが政府機関が集まる都市と言わんばかりに、無料の施設やイベントが盛りだくさんです。
無料で楽しむ代表といえば、スミソニアン博物館です。
国の財源や寄付などで運営されているスミソニアン美術館・博物館は15個存在しています。
もちろん中の質はお値段以上。
国立航空宇宙博物館では、ライト兄弟が運転した動力飛行機の展示や世界初の民間企業による宇宙飛行機であるスペースシップワンの展示もあります。
他にも毎週日曜日は無料になるワシントン大聖堂や、通年通して無料の国立動物園もあります。
季節もののイベントもあり、夏になるとナショナル・モール付近でジャズコンサートが開かれ、野外で生演奏を楽しみながらピクニックも楽しめます。ハロウィンでは各国の領事館にトリック・オア・トリートをしに行くことができ、噂によるとロシア領事館ではウオッカ入りのチョコレートをくれるとか。
6. エコの街、DC
日本のスーパーでもブラスチックの袋の配布を減らす動きが始まっていますが、実はDCでは2010年からそのような取り組みが始まっています。
紙かプラスチックの袋1枚を使うたびに、5セントを支払う必要があります。(なので、エコバックは持参しましょう)
ちなみに、プラスチックの袋の使用量は50%~70%ほど減ったらしいですよ。
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また、2019年1月1日からプラスチックストローの使用が禁止になったり、「キャピタルバイクシェア」と呼ばれるシェアバイクが街中にあったりとエコへの取り組みには前向きです。
DCには国際NGOであるWorld Wildlife Fund (世界自然保護基金)もありますし、エコへの取り組みに関してはアメリカ国内でも先進的なのではないでしょうか。
ワシントンDCの魅力まとめ
色んな国の文化が集まりつつ、アメリカの歴史も日々感じるDC。
街全体がきれいでとても住みやすく、エンターテイメントもあるので飽きません。
また、政府の動きも目の前で見ることができるため、大統領選などがあるときは本当に盛り上がります。
アメリカへの移住を考えている方は、ぜひDCも視野にいれてみてくださいね。
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