現地採用社員に聞いた!タイで働くならに知るべき3つのこと

今回は、バンコク在住の蛯原さんの友人で現地採用社員として外資系企業に働くSさんから、現地採用社員としてタイで就職する際にしっておくべきことを話してもらいましたので、ここで紹介したいと思います。

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タイの現地採用という選択肢

「タイは若いうちに行け」そういってタイ航空が1990年代に俳優のいしだ壱成を起用して大々的にテレビコマーシャルを流していた時、僕はまだ高校生でした。

時は過ぎ、タイローカル、日系企業を経験したのちに今はグローバル企業の一つで僕は働いています。

タイで転職して今のポジションについたので、俗にいうタイ現地採用という形です。

現地採用の立場から、これからタイで働くことを考えている方たちに向けて、タイで働くメリット、就職活動の仕方、駐在員と現地採用社員のメリット、デメリット、そして、おまけで出国前にやっておくべきことについて、体験談を交えながら、ここで紹介したいと思います

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1. タイで働くメリットとは?

数ある海外の国々の中で、タイで働くメリットは何でしょうか?

その大きな理由は、快適で安価だからです。

日本人でも沢山のバックグラウンドがある中で、海外慣れ・不慣れの環境にも関わらず日本人を受け入れる境遇が断トツに整っているのがタイなのです

海外へ第一歩を踏み出すのに敷居の低い国といえるでしょう。

タイで働くメリットを挙げると

  • 親日国
  • 治安もよい
  • 和食が多い
  • 一定の求職がある
  • 日系企業に限らず外資系で働けるチャンスもたくさんある
  • 英語やタイ語が話せなくてもチャレンジできる

様々な人種のハブ地点であり、日本を外から客観的に見るのにもちょうど良い距離だとも思います。

もし日本を出て仕事をすることに対して迷っている20-30代の人へアドバイスできる立場にあるならば、僕は迷わずおすすめします。

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2. タイでどうやって仕事を探せばいい?

タイでの働き方は、大きく3つに分類できます。

  • 駐在員
  • 現地採用社員
  • 起業

私は現地採用社員なので、現地採用の職探しに的をしぼって話をすすめていきたいと思います。

日本から仕事を探す方法・まずはウェブサイトで情報収集

  • 転職支援サイトから探す
  • 企業のウェブサイト等を通して直接コンタクトする

などがあります。

海外就職に強いサイトの代表例は

3つのオススメ海外転職サイト

海外転職サイトへの登録は済ませておきましょう。

海外の転職サービスは各国異なるため、ここでは国内の転職市場においてトップに入る転職サイト、およびハイクラス向け海外転職サイトをご紹介します。

登録無料で利用でき、海外求人数は豊富です。また、職務経歴書・面接対策といったサポートがしてもらえます。

  1. リクルートエージェントに登録する
  2. パソナキャリアに登録する
  3. ハイクラス向けビズリーチに登録する

・面接

次に面接ですが、たいていの場合は、書類面接や電話/スカイプで面接を行いますが、現地で最終面接を行う場合もありますので、事前に確認しておいたほうがいいかもしれません。

タイ語や英語でGoogle検索してみると、掘り出し物の求人が見つかることもあるのでおすすめです

タイ現地で仕事を探す方法どうやって探す?

とりあえずタイにきてしまったという人は、一般的には、現地の転職支援エージェントに登録かフリーペーパーの求人情報をたよりに職探しをしましょう

現地にも、日系のエージェントが数社あるので、簡単に登録できます。

また、タイの日本人社会は、日本以上にコネクションが強いので、コミュニティ内での職探しという方法もあります。

とはいえ、新卒者や第二新卒、職務経験がある人にはエージェントに登録するのがおすすめです

エージェントも各社得意不得意な業職種があるので、1つだけで無く複数に登録すると自分の好みにあった職にありつける可能性が高くなります。

もし語学がタイ/英どちらか出来るなら、日系、タイ系、外資系とそれぞれのエージェントに登録しておいたほうがよいと思います。

エージェントに登録するメリット

・作業の効率化と良い職を紹介してくれる

そして何よりもエージェントに登録することのメリットは、自分で情報収集をする作業を効率化できることです。

経験のあるエージェントに話が聞けるし、ちゃんと人間関係を構築できる求人者なら親身に相談にも乗ってもらえます。

エージェントを面接相手だと思って誠心誠意の対応で接すると「この人はちゃんとビジネス対応ができる人なのだな」と思ってもらえるのでよい職を紹介してくれる可能性があります。

・滞在許可証のサポートもしてくれる

また、タイで働くためには、ノンイミグラントビザとワーキングパーミット(労働許可証)が必要になりますが、エージェントが紹介してくれる会社は、法的手続きもきちんとおこなっている企業が多いので安心というメリットもあります。

3. 駐在員と現地採用社員のメリットとデメリットは?

現地採用社員の立場から、駐在員と現地採用社員のメリットとデメリットをまとめてみました。

駐在員の場合

メリット

  • 日本レベルの給与
  • 住宅などの各種手当、保険などの厚遇が付く
  • 運転手付きの車

デメリット

  • いつまでタイにいるかは会社次第
  • 本社と現地会社の板挟みになりやすい
  • 接待にかりだされる機会が多い

現地採用の場合

メリット

  • 好きなだけタイにいられる
  • 立場上自由でいられる

デメリット

  • 給与は駐在員より劣る
  • 出世はしにくい
  • 決定権はもたされにくい

どちらもメリット、デメリットはあります。

給料や待遇を望むのであれば、正直なところ駐在員という選択肢もありでしょう。

住宅、医療福祉、福利厚生、ドライバー等さまざまな手当が与えられています。

しかし、

  1. タイのことをもっと知りたい
  2. タイの社会に馴染んでいきたい
  3. タイ人と交流がしたい、もっと自由な身分で働きたい

と持っている人には、現地採用をお勧めします。

現地採用社員に向いている人は、周りを見ていてもタイが好きだから来ている人が多いと思います。

タイ語ができる人が多く、タイの社会にうまく馴染んで、タイ人と日本人駐在員の架け橋になっている人が多くいると思います。

給料は安くても、それなりに生活はできますし、貯金もある程度はできます。

とにかくタイの社会と交わっていきたい人には、現地採用社員で採用されることをおすすめします

おまけ!出国前にしておくべきことは?

職も決まって、さあタイに出発です。

しかし、旅行のように簡単にはいかないのが海外移住なのです。

舞い上がって以外と忘れてしまいがちなのは、法的手続きなのです。下記の5つについては、渡航前にかならず確認しておきましょう。

・ 海外転出届
・ 国民健康保険
・ 国民年金
・ 運転免許の更新
・ 海外運転免許の申請

どの項目も強制ではありませんが、事前に手続きをしておいたほうが、帰国後にこまらなくてすみます。

とある友人は、運転免許更新の免除について知らなかったため、わざわざ日本に帰国していました。

海外転出届、国民健康保険、国民年金については下記のページにわかりやすくまとめられています

運転免許、海外運転免許の申請については、各都道府県の運転免許更新センターに問い合わせてみてください

最後に

あなたのやりたいことを受け入れる環境は、タイには揃っているとおもいます。

私の場合、先週はニューヨーク、今週は台北、来週はバンコクで再来週はデュッセルドルフ、そんな世界中を旅しているような生活がずっと昔から夢でした。

そしてそれは今、バンコクを拠点に少しだけ叶ってきています。

そして、それはある意味、バンコクだからできたことだと思っています。

日本、タイをはじめアジアの様々な国を飛び回り、日本だけでは味わえないような多国籍・多言語の環境の中で、目一杯自分の可能性を広げてみたいと思っています。

日本の裏側まで2日あれば行ける便利な世の中で、生きている限りいろんなことを知り、いろんなことに挑戦し続けていきたいと思っています。

これからタイで働くことを考えてらっしゃる方に参考にしていただければ幸いです。

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