今年3月にオランダ移住を実現しました。
移住する前から色々な情報は調べていましたが、実際に現地に行って驚いたことについて紹介します。
移住者の生の声として、参考にしていただければ幸いです。
①国民性にビックリ
誰にでも挨拶する
トラムやバスに乗るときには運転手に挨拶、お店に入れば店員に挨拶、アパートで他の住人とすれ違えば挨拶、、皆笑顔で挨拶を心がけています。
いつでも気持ちよく過ごそうという意識が高いようです。
移民にとても優しい
日本人だからといって差別的な態度を取られることはまずありません。
皆笑顔を向けてくれるし、親切にしてくれます。
オランダでは移民はどこにでもいるし普通のことなんですね。
パーティーが大好き
オランダ人はパーティーが大好きです。
イベントの盛り上がり方は半端じゃありません。
特に4月27日のキングスデー(国王誕生日)は、街じゅうがディスコのようになって、そこかしこでDJが音楽を鳴らし人びとは踊り狂います。
オランダの国民性が最も感じられる一日です。
昼からビールを飲む
オランダ人は平日でも昼からビールを飲みます。
カフェではビールを提供するのが普通です。
16時頃に早く仕事を切り上げて、カフェで友人とビールを飲む人も多いです。
毎日を楽しむオランダ人らしい光景だと思います。

キングスデーの様子
②食にビックリ
オランダ料理はないに等しい
オランダ料理に対する評価はさんざんです。
「フランス人は食べるために生き、オランダ人は生きるために食べる」と言われるほど、オランダ人は料理に手間をかけてこなかったのです。
街でオランダ料理店を見かけることはなく、寿司ショップを見つけるほうがずっと簡単です。
フライドポテトが国民食と言われるくらいなので、オランダに料理らしい料理はないようです。
フライドポテトはたしかに美味しく、フライドポテト専門店は繁盛していて行列のできる人気店まであります。
Bitterballenは、丸い揚げジャガイモで素朴な味わいです。
ハーリング(Harling)は生のニシンをピクルスと玉ねぎと一緒に食べるファストフードで名物です。
キベリング(Kibbeling)はタラのフライで、タルタルソースと食べると美味しいです。
オランダのパンケーキは、日本にあるアメリカンパンケーキのように厚みがなく、クレープの上にフルーツをのせたものです。
ストロープワッフルは焼き菓子で、丸くて固いワッフルです。
料理と呼べるものはほとんどありませんが、ファストフードは名物がありますね。
青空マーケットで食べると楽しいです。
チーズはゴーダチーズやエダムチーズが有名です。
オランダ料理がなくとも、世界各国の料理があふれているので、食事に困るわけではありません。
スーパーで売っている食品は、美味しいパンやチーズがあるのでご安心ください。

Bitterballenという揚げジャガイモ
日本の食品がスーパーで売っている
オランダのスーパーでも、キッコーマンの醤油や米酢、寿司米、焼きのり、わさびなどの日本食品が売られています。
寿司人気のおかげでしょう。
大手スーパーのAlbert Hijnでは、寿司コーナーがあり、握り寿司や巻き寿司が並んでいます。
寿司がここまで浸透しているなんて日本人として嬉しい限りです。
寿司ショップはどこにでもあります。
ラーメンショップや日系スーパーもあって嬉しいです。
外食は高いと知っていましたが、本当に高いです。
一食20€(約3,000円)が普通で、円安のせいもありますが、高すぎて外食をする気になりません。
その分自炊力がアップすることは間違いないです。

青空マーケットののハーリング
③アレもコレも合法
大麻を吸う人が多い
オランダでは大麻(マリファナ)が合法とは移住前から知っていましたが、アムステルダムは本当に大麻を吸うためのコーヒーショップ(Coffee shop)が多いです。
特にレッドライト地区近辺は、道を歩いていても大麻の香りがします。
タバコよりもずっと臭いです。
中には普通のカフェで大麻を吸い始める人もいて、勘弁してほしいと思います。
娼婦さんが近すぎる
合法の売春街であるレッドライト地区についても知っていましたが、想像していたよりもずっと娼婦さんとの距離が近くてビックリしました。
飾り窓から娼婦さんの上半身くらいが見えるイメージだったのですが、窓というよりドアが道のすぐ横にあって、娼婦さんの全身が1メートルもない距離で見られます。
娼婦さんはグラビア雑誌のような格好で立っています。
あまりに刺激的なので、私は2度目以降は直視していません。
売春宿の並ぶ場所に素敵な教会があって、それもまた不思議な感じがします。

売春街博物館 Red Light Secrets
④制度にビックリ
パートナーシップ制度はほとんど結婚と同じ
パートナーシップ制度は結婚よりも簡易な手続きで済むため、人気を集めています。
公的効力は結婚とほとんど変わらないそうです。
離婚が多いため面倒な手続きは避けたいという人が多いようですが、ロマンチックさを求めて結婚をするという人もいます。
オランダでは結婚指輪を買いません。
倹約家で知られるオランダ人はデートにもお金をかけないそうなので、結婚にかかる費用も少ないでしょう。
指輪がないのは、日本人にとっては寂しく感じるかもしれませんね。
オランダの子どもは12才で将来の進路を選ぶ
オランダの教育は、4才~12才までが初等教育で、13才からの中等教育は進路によって3つに分かれます。
VMBO(職業訓練教育)、HAVO(大学進学や医師、弁護士などの高度な専門的教育)、VWO(大学進学に向けての教育)の3つです。
12才と早い段階で将来の進路を選ぶ必要があり、子どもの自立心が育まれます。
⑤住む環境にビックリ
ボートハウスが多い
アムステルダムの運河には、家として使うボートハウスが並んでいます。
ボートハウスもそれぞれこだわりが強く、オシャレで個性的です。デッキにはソファがあって快適そうに見えます。
また驚くことに、ボートハウスにもちゃんと住所があり、ボートハウスが泊まっている場所にポストもあります。
首都がのどかすぎる
首都のアムステルダムでも、中心部を離れれば田舎の牧歌的な光景が広がります。
森や野原が広がり、運河が流れ羊の放牧も見られます。
オランダには高層マンションがあまりないですが、それでも住宅地は日本ほどありません。
自然が多いので都市部でも心地よく暮らせます。
お部屋が綺麗
オランダのお部屋は綺麗でオシャレです。
特にキッチンは日本の一般的なアパートのキッチンと比べるとセンスがいいです。
家賃は平均1500€(約22万円)くらい、シェアルームが平均900€(約12万円)くらいと高額ですが、質は良い物件が多いようです。
サマータイムで夜22時まで明るい
4月から10月まで日没時間が21時半頃になり、22時頃まで空が明るいです。
仕事を終えた後も外が明るく散策を楽しむ時間が十分あるので嬉しいです。
桜が見られる公園がある
アムステルダムのボス公園には、400本の桜が植えられていて、3月後半~4月前半は花見客で賑わいます。
桜は、2000年に日蘭国交400年を記念して日本人女性ボランティア団体が市に寄贈したものです。
200本には日本人女性の名前、あとの200本にはオランダ人女性の名前がつけられています。
オランダでも桜とともに日本文化が愛されていることを感じられます。

ボス公園の桜
⑥日本にはない習慣
首相は自転車通勤
オランダのルッテ現首相は、公用車を使わず自転車で通勤していることで知られています。
さすが自転車大国のオランダです。
国会議事堂や首相執務室はデンハーグにありますが、自転車で走る首相に会えるかもしれません。
サウナは男女共用
オランダのサウナは、男女が裸で同じサウナ室に入ります。
入るのにちょっと勇気がいります。
女性のみの日もあるそうです。
設備代を節約できて合理的と言えます。

デンハーグにあるビネンホフ。首相執務室や議院が集まる。
オランダ生活は驚きと発見であふれている
オランダ独特の習慣や社会制度について紹介させていただきました。
人種も性も多様であるオランダでは、日々驚きで満ちています。
日本にはない自由さや寛容さを感じられます。
自分の目で見て体で感じることが一番なので、ぜひオランダへ足を運んでみてください。
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