【4年暮らして分かった】オランダ・17の文化や生活習慣

【4年暮らして分かった】オランダ・17の文化や生活習慣

オランダの文化や生活習慣はやはり体験しなければ分かることはありません。

ここでは筆者がオランダに住んできた4年の中で教えてもらった文化や生活習慣を身近なエピソードを交えてお話ししていきたいと思います。

オランダでこれから生活する予定がある方や、移住先を検討している方、今まさに生活を始めたという方の参考になればと思います。

1.高速道路は無料

オランダの高速道路は無料です。

国土は日本の九州程度の広さしかないので、オランダ中をとりあえず網羅したい場合には自動車で高速道路を利用するのが一番早いです。

ちなみにオランダで有料道路は二カ所のみ

  • Western Scheldtトンネル(ドルトレヒトの少し下)
  • Dordtse Kil(ドルトレヒト周辺)

旅行に高速道路を使用しない手はありません。

参照:
Western Scheldtトンネルについて
オランダの交通網の特徴について

主要都市のロッテルダム、デン・ハーフ、ユトレヒトなどはアムステルダムから1時間圏内です。日帰り旅行も可能です。

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2.高速道路の制限速度は時速130㎞

オランダの高速道路では時速100㎞~130㎞の制限速度が道路によって定められています。

ちなみに一般道の制限速度は時速80㎞ですので、やはり日本の感覚でいると少々怖さを感じることもあります。

日本で時速80㎞は高速道路の速度レベルですから。

現在オランダでは高速道路での交通事故が年々増加傾向にあることが問題にもなっています。その議論の中で必ず浮上するのはやはり制限速度。

オランダの高速道路を走っていると事故が多いエリアは道路標識として記されているので、そこを通る際にはいつもドキドキしてしまいます。

3.映画の合間に休憩時間

オランダの文化で一番驚いたことは「映画の合間に休憩があること」です。

映画を一本通して鑑賞することができないのです。

その休み時間にだけ飲食が許されるとかいう理由でもなく、飲食は日本と同じように映画上映中にできます。

身体や目を休めるため、トイレ休憩のための時間です。映画好きには悲しい文化です。

4.小学生はお昼に家に戻りまた学校へ行く

オランダ人の小学生の子供を持つ親は大変です。

保護者が朝学校まで送りに行き、お昼にまた迎えに行き、自宅で昼食をとらせた後にまた学校へ送りに行き、授業を受け、午後3時に迎えに行きます。

学校によっては有料でお昼の預かりをしてくれる場所もあるようですが、基本はこのスタイルが一般的です。

共働きが多いオランダ人も悩みの種であることに違いはなく、週の何日かは祖父母にお迎えをお願いする家庭や、お父さんとお母さんで休みをずらして対応する家庭など様々です。

会社でも配慮があり、週の勤務時間を自分で選んだり、フルタイム、パートタイムでの勤務を選ぶこともできますが、キャリアを積む上ではそれがネックになることもあるようです。

5.子供達の休暇時期は地域によってずれる

オランダでは地域によって長期休暇に入る時期がずらされています。

これはバカンスによる施設の混雑を防ぐためだけでなく経済をうまく回すための工夫でもあるようです。

なかなか賢い国だなとこういう面を見るといつも感心します。

大体、一週間ぐらいずつのずれなので、季節が変わることなどはありません。

6.子供の進級には親の見解も重要

オランダでも学期末などに成績表を元にした三者面談、もしくは二者面談が行なわれます。

学年が上がる際には学校での勉強の進捗状況だけでなく、親から見た子供の様子などから、子供がまだ理解を深めていないと判断した場合はもう一年その学年をやるという選択もあります。

意思や意見を示すことはオランダではとても大切なことなので、考えたことや思ったことはとにかく先生に相談するに限ります。

親の主張で飛び級する子供も、もちろんいます。

筆者の子供は言語学習の第三外国語の一つにスペイン語を履修しなければいけない決まりがあったのですが、小学生からスペイン語を学習しているオランダ人のレベルを勉強するには余力がない旨を相談したら、「君は日本語ができるから、オランダ語、英語、ドイツ語、日本語で大丈夫だよ。」ということになり、スペイン語は免除されました。

7.18歳はきっちり大人の線引き

オランダは18歳からが成人としてみなされます。

18歳の誕生日から、基本一切の子供のデータを親が見ることができなくなります。

病院の治療履歴や銀行口座、学校関係のデータもメンタルヘルスケアの履歴などもです。

IDの切り替えなども本人が自分で行なわなければならなくなります。

病院での診察の際の付き添いも、本人が立ち会わせたくないと意思表示している場合、親であっても立ち会うことはできません。

日本人の感覚からすると、不安になってしまうというのが正直なところ。しかしその反面、日本人は過保護すぎるのかもしれないという思いも湧いてきます。

自分の意見を主張したり、人の意見を尊重したりする社会ならではのメリハリというか、潔さというか。オランダ人が個人としてしっかりと自立しているように感じる理由には、子供の頃からこの時点を意識した教育がされているからだと強く感じます。

なお、これは子供本人が拒否しなければ、親は子供の情報を知ることができます。

8.子供のしつけが比較的しっかりできている

オランダの子供達は礼儀正しいです。

歩いていて出会えば「ハロー」と挨拶も交わしますし、何かしてもらえばお礼もきちんとできます。

見ていてとても健やかだと感じます。

筆者の子供の友人が家に来ても、皆本当に礼儀正しいです。もちろんそれぞれ個性はあるようですが、基本的な家でのしつけはしっかりとされているようです。

先日のこと、筆者の子供の友人が家に来た時のこと、「何か飲む?」と聞くと「水道水を下さい」と言われました。

少し驚いたのですが、人数分を用意したら皆それを飲んでいました。

基本的にお家の人の手をわずらわせないということが子供達のルールの中にあるのだと感心しました。

9.電気基本料金よりもガス基本料金の方が高価

オランダでは地下から天然ガスを採取していることが原因で地震が発生するようになってしまったという問題があります。

オランダは基本的には地震はない国です。

しかしフローニンゲンの地域ではガス採取のために発生した小さな地震が度々起きているそうです。

最近ではオランダ全土のガス使用をやめて、全てを電気に切り替えようとする動きが見られています。自治体などからも情報が流れてきます。

しかしそれにも様々な問題がついてくるため、地域毎に少しずつ切り替えていこうという計画が立てられているようです。

全体のガスの利用量を減らす目的もあり、オランダでは電気の基本料金をガスよりも下げています。また電気へのお得感をより一層強調して、顧客を電気へ誘導する狙いもあるのでしょう。

10.住宅の価値がほぼ変わらない

オランダの住宅事情は現在、住宅不足が問題となっていて、その価格もどんどん値上がっています。

今は不測の事態であり、価値が上がっているので価格も上がるのですが、基本的にオランダの住宅は古くても大きな値動きはしません。価値がほぼ変わらないということです。

日本のように購入時の価格の半値という様な事態は起きないので、財産として所有する価値のあるものです。

11.病気や怪我に合わせた病院は存在しない

日本では病気であれば内科、耳鼻咽喉科、怪我であれば整形外科、整骨院など自分の症状から個人で病院を選択することができます。

しかしオランダでは個人が選択できるのは「ハウスアーツ」と呼ばれる町医者の様な存在の場所だけ

一度ハウスアーツを選択したら、引っ越しなどが無い限り変更することなくそのハウスアーツにかかります。病気だろうが怪我だろうが、心身の不調であろうがです。

そしてハウスアーツが大きな病院での検査が必要だと判断した時にのみ、紹介状を書いてもらい指定された病院へ予約を取ってもらいます。

直接個人で大きな病院へ行くことはできません。救急外来などで指定された時以外はありません。

とにかくすぐに医者にかかることのできる日本人からすると心許ないのですが、慣れれば何とかなるものです。

また、赤ちゃんや乳児などは風邪でも熱があればすぐに病院で看てもらえるので、オランダの医療は本当に必要な人のために存在する医療と考えることもできます。

ちなみに自分の症状が気になる場合はハウスアーツに何度でも相談することはできます。

そのたびにきちんと診察に応じてくれるので。ハウスアーツも全て予約制です。

関連記事:移住前に知っておきたいオランダの医療制度と医療保険

12.病院の治療は加入保険との相談が必要

オランダで生活をするためには、みんな健康保険に加入することが義務付けられています。

健康保険は様々な民間会社が運営していて、個人で選択して加入します。

とても安い保険から高い保険まであります。インターネットで簡単に加入できます。

安い健康保険で注意しなければならないことは、その保険内容です。

基本プランであっても安い健康保険の場合は、他者の少し金額が高価な健康保険の基本プランと内容が違うこともあります。自分の身体のことではありますが、未来は予測できません。

健康保険の安いプランで困ることは、日本人の感覚で普通に治療できるだろうと考えていたことができないという点にあります。

これがよく分かるのは歯の治療

日本では虫歯を削って神経の処置をしてクラウンをかぶせるというのは一般的に健康保険で負担されますが、オランダでは通常基本プランでは対象になりません。

上記処置で保険対象外の場合、25000円~30000円の費用が自己負担となります。

ですからオランダの病院では治療に入る前に「保険会社に確認をしてみて下さい。」と言われます。

特殊な治療(日本では普通に町医者で行なっていた処置でも)と判断されるものでは大体その様に言われます。

13.12月にはシンタクラースとサンタクロースがやってくる

これも有名な話ですが、オランダでは12月5日に「sinterklaas(シンタクラース祭)」と呼ばれる、シンタクラースを祝う日があります。

シンタクラースはサンタクロースの起源と言われ、スペインから船に乗ってきて、オランダに上陸します。

ズワルトピートと呼ばれる黒塗りのお供を連れて、シンタクラースは白馬にまたがり子供達の元にプレゼントを持ってきます。悪い子は麻袋に入れられて連れ去られてしまいます。

sinterklaasでは子供達は片方の自分の靴に白馬のためのにんじんを入れて次の夜を待ちます。

12月25日はクリスマスです。こちらはサンタクロースが子供達の家にやってきます。

靴下を飾り、サンタクロースへのお手紙とお菓子を用意して眠りにつくと次の朝にはプレゼントが置かれています。

もみの木は12月25日のクリスマスのために用意されるので、sinterklaasが過ぎた頃から生のもみの木が各店舗で販売されます。

オランダでは昔はsinterklaasとクリスマスの両方で子供達にプレゼントが渡されていたようですが、現在では家計の事情などもあり、sinterklaasで盛大にプレゼントをもらい、クリスマスは家族でおいしい料理を囲んで過ごすというのが主流です。

余談ですがsinterklaasのズワルトピートの顔の黒塗りが差別に当たると、ずっと議論されてきていて、今年からズワルトピートの顔はすすが顔に付いた様な黒塗りでなければならないと国が見解を示しました。

ですから2019年のズワルトピートの顔は真っ黒ではなく、顔の所々にすすが付いたように黒く色が付いている(汚れている)という風貌に変わりました。

関連記事:オランダの不思議で素敵なクリスマスを紹介します

14.夏は外に出て冬は中に居る

オランダ人は初夏頃からソワソワ感が側に居て感じるほど、太陽の出ている時間が長い季節を楽しみにしています。

そのため夏はどんなに暑くても庭でバーベキューしている家庭が沢山です。プール遊び、花壇の手入れと、とにかく庭で過ごします。

そして秋を感じる季節になると、ピタッと庭での声が途絶えます。

この様子を見る度にオランダ人のメリハリのある生活習慣を感じます。

寒くなる前に庭の手入れをして、寒い晩秋から冬にかけては家の中で温かく過ごします。

冬にオランダ人が集まる「外」と言えば、スケートリンクとクリスマスマーケットぐらいでしょうか。

15.祝祭日には玄関に国旗を掲げる

日本でも祝祭日に行なっている家庭もありますが、今ではとても少ないように思います。

オランダでは住宅の玄関先の外壁に国旗を掲げるための金具が取り付けられています。

祝祭日にはどの家庭もオランダ国旗を玄関先に掲げます。

オランダは住宅が規則正しく並んで建てられている場所が多く、国旗が掲げられると、とても綺麗で迫力があります。移民が多いエリアなどではこの光景は見られません。

16.自転車はオランダ人の最大の移動ツール

自転車大国オランダは様々な種類の自転車があり、老若男女自転車の乗っていない人を見つけるのが難しいくらいです。

各家庭には何台もの自転車があります。

関連記事:オランダの驚くべき自転車事情!レンタル方法や運転の注意点

そして日本人の筆者から見ると、オランダ人は自転車でどこまでも行けると思っています。

子供達も学校へは自転車で通っている子が多いです。

車で行くような街から自転車で通ってきている子もいます。

こんな国民に自転車競技で勝てるわけがないといつも思ってしまいます。

驚くのは子供達は学校行事のキャンプでも自転車で行ってしまうことです。日本ならバスで行くことでしょう。

片道20㎞ほどの距離を自転車で行きます。途中、マクドナルドで休憩したりするそうですが、子供がいうにはオランダ人の自転車を漕ぐ速度にはどんなに頑張っても付いてはいけないそうです。そ

んな中で育つ日本人の子供もまた強い精神と肉体が築かれることと思います。

17.プールのディプロマは必須

オランダは運河が多く、至る所に川や湖があります。

そのため小学生に上がる4歳ごろから本格的に水泳教室に通い、ディプロマを取得します。

オランダ人の大人は当たり前ですが皆取得しています。

これは自分の身を自分で守るために必要だからです。

オランダでは夏になると川や湖で泳いでいる人が多いです。橋の欄干から飛び降りる子供の姿もよく目にします。ですから子供達がオランダで楽しく遊ぶためにもきちんとした水泳の知識が必要になるのです。

オランダの水泳教室は日本のようにタイムを競うものではありません。

とにかくゆっくりと長距離を顔を付けずに泳ぐのです。ですから平泳ぎが基本になります。

日本ではバタ足の次にクロールを教えられますが、オランダでは違います。着衣の長距離水泳もさせられます。

命を守るための手段として水泳を学ぶのです。

ちなみにオランダのプールではディプロマを持っていなければ泳げないプールもあります。

オランダの文化、習慣まとめ

子供の学校のことや健康保険のことなどはこちらに来る前に調べていましたが、それだけでは知り得ないことを生活する中で知りました。

もちろん失敗して知ったことも沢山あります。この情報がこれからオランダで生活を考えている人のお役に少しでもたてれば良いと思います。


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