韓国での出産も安心。韓国特有の産後調理院ってどんなところ?

最近では韓国留学やワーキングホリデーをきっかけに、そのまま韓国に移住する人もめずらしくありません。

その中には、韓国で結婚し、これから新しい家族を迎えようとしている人もたくさんいます。

今回は、韓国で出産を経験した韓国在住者が、日本にはない産後調理院についてご紹介します。

産後調理院とは?

日本でも有名人が利用したことで話題になり、少しずつ名前が知られるようになった産後調理院。

産後調理院とは、出産後の母体のケアを目的として利用する施設のことです。

韓国では、生まれてきた赤ちゃんと同じぐらいママの回復も大事だと考えられています。

そのため、産後調理院は昔から一般的によく利用されてきました。

生まれてきた赤ちゃんやママの健康状態にもよりますが、産後は3~5日程度、産婦人科に入院します。

その後、ママと赤ちゃんが一緒に産後調理院へ移動し、通常2週間程度過ごすことになります。

産後調理院では、基本的にママと赤ちゃんは別の部屋で過ごします。

ママの個室には、テレビやエアコン、ミニ冷蔵庫など生活に必要な設備が整っています。

シャワーとトイレは個室に完備されている産後調理院が多いですが、場合によっては共用になることもあります。

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産後調理院の種類

韓国では、ほとんどのママが利用する産後調理院。実は大きく分けて、二種類があります。

それぞれのメリットとデメリットをまとめました。

産婦人科が運営する産後調理院

まずは、産婦人科が運営する、もしくは病院と同じ系列の産後調理院です。

同じ建物の違う階や、違う棟に産後調理院が位置しています。

そのため、一番のメリットは産後の移動がスムーズだということです。

自然分娩であれ帝王切開であれ、産後すぐの体はとてもダメージを受けています。

必要な日用品がたくさん入った入院カバンを持って移動するのは、とても大変なことです。

エレベーターひとつで産後調理院へ行けるのは、それだけでも助かります。

また、同じ院内で生まれた赤ちゃんなので、産婦人科と産後調理院で出生時の状態をしっかり共有してもらえるのも安心できるポイントです。

その一方で、もし古い病院で出産した場合、産後調理院の施設や設備も多少劣化が目立つことがあります。

もちろん赤ちゃんのために衛生面は常に配慮されていますが、新しくてきれいな施設設備を求める人には不向きかもしれません。

独立した産後調理院

ゆったりと体を休めることができる個室ベッド

ゆったりと体を休めることができる個室ベッド

病院とは関係なく、独立した産後調理院もあります。

いろいろな病院で生まれた赤ちゃんとママがここへ移動してきて、約2週間利用します。

産後調理院を専門的に運営しているため、施設設備はまるでホテルのような高級感があります。

また、おいしい食事や手厚いサービスを売りにしている産後調理院も。

せっかく新しい家族を迎えたのだから、より良い環境で赤ちゃんをケアし、自分の体もしっかり休めたいと考えるママが多いようです。

デメリットは、費用が高い、病院と離れている、予約が取りづらい、などが挙げられます。

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産後調理院のサービス内容

それでは、韓国の産後調理院ではいったいどんなサービスが受けられるのでしょうか。

日本では考えられない手厚いサービスも。

一つひとつ解説していきましょう。

赤ちゃんの全般的な世話

産後調理院では、基本的に赤ちゃんは乳児室で看護師が世話をし、ママは個室でゆっくりと体を休めます。

赤ちゃんの毎日のオムツ替えやミルク、沐浴などはすべて看護師が24時間体制で行っています。

ママは自分の体を最優先にして、回復に集中することができます。

授乳の補助

基本的にママは個室で、赤ちゃんは乳児室で過ごしますが、授乳の際は内線電話で呼び出しがあります。

電話があったら、ママが乳児室まで行って赤ちゃんに授乳をします。

乳児室には、複数の看護師が常駐しているので、初めての授乳でも丁寧に教えてもらえます。

また、自分の体の状態や赤ちゃんの子育てなど、心配事や不安なことは何でも相談できます。

栄養バランスの摂れた食事と間食

栄養たっぷりの食事

母体の回復の根源は、やはり食事。

一日三食、しっかりとしたメニューが提供されます。

配膳担当のスタッフが、毎食個室まで運んできてくれます。

産後に良いとされるワカメスープとご飯は、毎食の基本です。

その他に、バラエティー豊かなメイン料理や小皿がお膳に並びます。

また、韓国では産後に欠かせないものが漢方薬。産後のむくみや血液循環などを促す効果があります。

それ以外に、午後はおかゆや果物などの間食が出ます。

しっかり食べることが、体の回復につながります。

洗濯

約2週間も産後調理院で過ごすとなると、身の回りのものもたくさん必要です。

でも、産後調理院では洗濯サービスがあるので安心。

院内では、チェックイン時に渡される専用の入院着で過ごします。

産後調理院によって異なりますが、洗濯に出す曜日が決まっていて、翌日には乾いた状態で戻ってきます。

洗濯は他の人のものと一緒ではありますが、毎日着る服なのでとても助かるサービスです。

マッサージ

ほとんどの産後調理院では、マッサージルームが併設されています。

産後のむくみを解消し、ダメージから回復させるために、多くの人がマッサージを利用しています。

また、母乳が出やすくなるような産後ならではのマッサージを受けることもできます。

産前と産後に数回ずつ無料マッサージを受けることができ、その後は有料になることがほとんどです。

子育てに役立つプログラム

産後調理院を出ると、いよいよ自宅での育児がスタートします。

そのため、産後調理院では初めての子育てでも役立つようなプログラムが開かれています。

例えば、赤ちゃんの沐浴の仕方やベビーマッサージ、離乳食の作り方などです。

また、ガーランドやモビールなど、赤ちゃんの部屋に飾る手作りアイテムの講座も。

院内で開かれるプログラムはほとんど無料で受けられるので、多くの人に人気があります。

産後調理院を利用するには?

産後調理院で利用できるサウナ

韓国でも、妊娠が判明したら定期的に産婦人科へ通い、お腹の中の赤ちゃんの成長を検査します。

産後調理院を利用するのは赤ちゃんが生まれた後ですが、妊娠が確定した最初の診察日に、その足で産後調理院へ行って予約するのがおすすめです。

韓国ではほとんどのママが産後調理院を利用するため、予約がいっぱいでキャンセル待ちになることも少なくありません。

また、産後調理院によっては、予約順で好きな部屋を選べるところも。

例えば、改装して間もない新しい部屋は人気があるので、予約が早い人から優先されます。

なお、予約には予約金が必要です。

まだまだ先のことと思いがちですが、早めの予約が必須です。

産後調理院は事前に見学ができます。

見学予約を入れれば、ママが過ごす個室や赤ちゃんの乳児室、レクチャールームやマッサージルームなどが見学できます。

時間に余裕があれば、複数の産後調理院を見学して、比較してもいいかもしれません。

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産後調理院の費用

いろいろなサービスが受けられる産後調理院ですが、気になるのはやはり費用です。

どの産後調理院でも、一般室、特室、スイートルームなどに分かれています。

主に部屋の広さや施設設備の違いと考えればいいでしょう。

一般室の場合、2週間の費用は約220~250万ウォン、特室やスイートルームはだいたい300~400万ウォン程度です。

これには、次のようなものが含まれます。

ただし、都市や地域、サービス内容によって費用に差が見られます。

  • 食費(一日三食と間食)
  • ルームクリーニング
  • シーツ交換代
  • 光熱水費
  • 洗濯費用
  • オムツ代やミルク代
  • ママや赤ちゃんの入院着
  • マッサージ数回

産後調理院を選ぶポイント

ナチュラルなインテリアの産後調理院

産後調理院を利用するのが一般的な韓国では、いろいろな産後調理院があって、どこを選べばいいのか悩むかもしれません。

まずは見学に行って、施設設備やサービス内容、費用を比較してみましょう。

新しくてきれいなところがいい、できるだけ経済的な負担を軽くしたい、夫が来やすいように家から近いところがいいなど、選ぶポイントはさまざまです。

また、産後調理院によっては、母子同室ができるところや、日本語が可能なスタッフがいるところも。

韓国で出産予定の方は、ぜひ時間に余裕を持ってリサーチしてみることをおすすめします。

まとめ

出産は家族にとって人生の一大イベントです。

その出産を、日本ではなく韓国で迎えるのは決して容易なことではありません。

でも、韓国の産後調理院はママの強い味方。

出産が初めての方でも、安心して赤ちゃんを預け、自分の体の回復に集中することができる環境が整っています。

韓国で出産を控えている方は、ぜひ参考にしてみてください。

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