韓国生活する際、学校に行くにも会社に行くにも避けて通れないのが交通機関の利用です。
なかでも最も利用する頻度が高いのが地下鉄かと思います。
ここでは韓国の地下鉄に的を絞り、地下鉄の仕組みや料金、乗車マナー、そしてあると便利なアプリまで詳しくまとめてお伝えします。
韓国の地下鉄事情をよく理解し、便利に利用しましょう。
韓国の交通事情や移動手段
まずは韓国の全体的な交通事情をお伝えします。
韓国での主な交通手段は、
- 地下鉄
- バス
- 車
- タクシー
- 汽車(長距離移動時)
です。
全体的に日本に比べ交通費が安く、お手軽にタクシーに乗車できるのもありがたいです。
参考の料金表:
手段 | 料金 |
---|---|
地下鉄乗車料金 | 1350〜1400ウォン(≒123〜127円) |
バス乗車料金 | 1300ウォン(≒118円) |
タクシー初乗り料金 | 3300〜3800(≒300〜347円) |
このように、日本に比べて交通費がかかりません。
しかし交通ルールやマナーはまだまだ定着しておらず、特に地下鉄やバス内では日本では見られない光景を目の当たりにすることもあるでしょう。
また運転マナーもとても危険で、時には赤信号でも通過する車や、タクシーのスピードはちょっとしたアトラクションです。
ここは一つ、文化の違いと思って楽しむ位の精神で構えておかないとストレスを感じてしまうこともあります。
韓国の地下鉄の仕組み/料金
ここでは主要都市であるソウルと釜山の地下鉄についてご紹介します。
ソウルの地下鉄
ソウルの地下鉄は1〜9号線の9線と、その他にも新盆唐線や中央線などがあり、近郊地域に行くのにも大変便利になっています。
各線は日本の地下鉄と同じように色分けされており、乗り換えも簡単に行うことができます。
が、とにかく地下につくってあるため乗り換えの移動に結構な距離を要する線もあります。
乗車料金は1350ウォンですが、交通カードの『T-money』を利用すると1250ウォンに割引されます。
10km以上の移動の場合、10〜5kmごとに100ウォン、50km以上は800ウォンの追加料金が発生します。
釜山の地下鉄
釜山の地下鉄は1〜4号線の4線と、金海空港行きの金海線と釜田〜日光行きの東海線の計6線から成り立っています。
こちらも同じく線ごとに色分けされています。
ソウルの地下鉄に比べると線数も少なく、構造も大変シンプルで分かりやすく、乗り換えの際の移動も短距離ですみます。
乗車料金は区間ごとに異なります。
出発駅から10km以内を1区間とし、1400ウォン(交通カードの『T-money』を利用すると1300ウォンに割引されます)。
10km以上を2区間とし、1600ウォン(交通カードの『T-money』を利用すると1500ウォンに割引されます)。
地下鉄の乗り方
T-moneyカードをゲットしよう
まず、既に何度も登場している『T-money』と呼ばれる交通カードを手に入れましょう。日本のSuicaと同じプリペイド式の交通カードです。
なんとこちらの交通カードを使用すると乗車料金が割引されます。
駅構内の販売機でも購入可能ですし、街中のコンビ二でも取り扱っています。
最近ではkakaoフレンズやLINEフレンズなどのかわいいカードも増え、また好きなアイドルや自分のお気に入り写真をカードにすることも出来ます。
クレジットカードに交通カード機能付きのものもあるので、クレジットカードを作る際はその機能がついた物を選ぶと便利です。
また乗り間違えた時は速やかに下車し改札を出ましょう。
ここでT-moneyを使用している場合、5分以内であれば無料で変更が可能です。
地下鉄の乗り方
ソウルや釜山の大型都市では車内アナウンスも、韓国語/英語/日本語/中国語で行われているため、韓国語にまだまだ自信がない人にも安心です。
地下鉄の乗り方は、至って日本と変わりありません。
改札でカードをかざして入退場。降りるときにももちろんカードをかざしますが、このときに基本料金を超えている場合は加算分の金額が表示されます。
日本と一点違うのは、改札口には回転式のバーが設置されてあります。
手や体で押すようにしないとなかなかうまく回らないので、荷物が多い時は若干不便です。
注意事項、マナー
国が違えばルールやマナーが異なるのは当然のこと。トラブルを招かないように知っておくと便利です。
地下鉄での4つの注意事項・マナー
・優先座席は年配の方のみが座れる特等席
日本では誰も利用していない場合、座っても大きな問題ではないですよね?
しかし韓国で日本のように「誰も使ってないから」という気持ちで座ろうものなら、周囲からの視線を独り占め。
最悪な場合「お前は若いのに/学生なのになんでここに座っているんだ?」と年配の方々から集中攻撃される場合もあります。
・周辺にお年寄りや子供がいる場合は一声かける
韓国は年功序列、弱者に優しくの儒教のお国です。
そのため自分が座っている周辺に、お年寄りが立っている場合や幼い子供がいた場合「こちら座ってください」と一言かけましょう。
実際に座る・座らないはさておき、この一言があるかないかで周囲の視線も変わります。
最悪な場合、「席を譲れ!」と怒りだす年配の方もいますので事前に一声かけて損はありません。
・地下鉄内での物売りは無視しましょう
ソウルの地下鉄では、物売りや宗教の勧誘をする人を多く目にします。
車内で突然大声で商品説明をする人、教会の名刺を配り歩くなどの行為をします。
そのような場に居合わせた場合は無視しましょう。
携帯を見ている振りでも、眠っている振りでも構いません。とにかく目を合わせないことが大事です。
・降りる人が優先のはずが…
当然の暗黙のルールである「降りる人が降りてから乗る」ですが、韓国では通用しません。浸透していません。
席取りのため年配の方々が列の先頭を陣取っており、地下鉄の扉が開いたと同時に「我先に!」と押し込んできます。
肩が当たろうが、体当たりしようが謝罪の一言もないのが韓国の年配世代の方々。
実はこれ、筆者が韓国に住み始めて最もストレスを感じていた一つです。
あると便利なアプリ(日本語対応あり)
ここではあると便利なアプリをご紹介します。
韓国語が出来る方にはもちろん、日本語でも使用できるアプリもあります。
日本語対応アプリ
・コネスト韓国地下鉄路線図/乗り換え案内
こちらのアプリは完全に日本語対応。
ソウルや釜山は当然ながら、大邸や大田の地方都市にも対応しています。
目的の駅名を日本語読みで検索可能なのがとても便利です。
詳しくはこちらから→https://www.konest.com/app/subway/
韓国語アプリ
・カカオ地下鉄(카카오지하철)
こちらのアプリは韓国語と英語に対応しています。
韓国語に問題ない方なら、個人的にはこのアプリが最も使いやすいかと思います。
出発駅と到着駅を路線図上で選択するだけで、所要時間や乗り換え駅はもちろん、どっちの扉が開くかまで親切に教えてくれます。
さらには乗り換えの際、素早く乗り換えが可能な車両番号や出口が近い車両番号の情報まで教えてくれます。
何事も빨리, 빨리!(早く、早く!)文化の韓国ならではですね。
韓国の電車事情まとめ
韓国の地下鉄は日本と変わらないほど発達しており、移動するにはとても便利です。
しかし未だに乗客のマナーは定着しておらず、思わずストレスを感じてしまったり嫌な気分になってしまうこともあるでしょう。
そこは一つ「国が違えば違って当然!」と大きく構えて流しましょう。
儒教の国ならではの韓国ルールも事前に知っていればトラブルも未然に防ぐことあ可能です。
とは言えど、日本より乗車料金も安く移動に便利な地下鉄は、生活する上でなくてはならない大変便利な物になるでしょう。
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