韓国の病院事情。知って安心の医療保険や受診方法を紹介

韓国の病院事情。知って安心の医療保険や受診方法を紹介

海外に住む際、事前に知っておきたいのが「もしも病気になったらどうしよう」という時の知識や対処法です。

言葉も通じない慣れない土地で病気になると心細さも倍増します。

ここでは、韓国の病院の行き方や、医療費の相場、健康保険について紹介します。

韓国の医療費は日本より低額

海外で病気になった際、気になるのは「医療費ってどのくらいなの?」という不安ですよね。

でもご安心ください。

韓国の医療費は日本と似ている、もしくは日本よりも低額の場合がほとんどです。

しかしこれはあくまで医療保険があった場合。

就業や結婚ビザで韓国に滞在する場合は、韓国入国日から加入が可能ですので必ず加入するようにしましょう。

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韓国の医療費相場はさほど高くないが注意も必要

実際にあった事例を参考にご紹介いたします。下記はすべて保険がない場合、10割負担での場合です。

  • 風邪での診察+処方箋代 2万5千〜3万ウォン(≒2,400〜2,900円)
  • インフルエンザで診察+注射+処方箋代 5万ウォン(≒4,900円)
  • 捻挫で診察+ギプス代 10万ウォン(≒9,800円)

上記のように10割負担だからといってそこまで負担になる金額ではないですよね。

しかしこれはあくまで医院(日本の個人病院や、クリニック)に行った場合です。

総合病院や大学病院の場合、初診料だけで5万ウォンを請求されてしまう場合がありますので、さほどの大病でない限り、まずは街中にある医院やクリニックに行かれることをおすすめします。

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健康保険は国民健康保険に加入可能。

まず、韓国に住む外国人でも国民健康保険に加入することが可能です。

企業就労者の場合は、日本と同じように職場を介して自動的に加入されます。

就労者でなくとも、健康保険公団に直接申請し、加入することが可能です。

結婚で移住する人は被扶養者となり加入ことが可能です。

留学の場合の保険は?

また日本からも多くの方が行く韓国留学。

2019年7月16日から6ヶ月以上韓国に滞在する外国人留学生に対し、国民健康保険への加入が義務化されることになりました。(注:この情報に関しては今後変更になる可能性があるため、随時情報チェックをしてください)

健康保険への加入条件

外国人が健康保険に加入するには、一定の条件をクリアする必要があります。

  1. 被用者(※他人に雇われている人。使用者から賃金を受け取って労働に従事する人のこと)として外国人登録をしている人
  2. 被用者以外で、3ヶ月以上韓国に移住することが明らかで外国人登録をしている人

以上のいずれかを満たすことによって、健康保険への加入が可能です。

また外国人登録後【外国人登録証】が発行され、これが保険証となります。

韓国の外国人登録証

外国人登録証の見本

健康保険料の区分

韓国では国民健康保険公団が運営しており、被用者は【職場加入者】として、それ以外は【地域加入者】として分けられています。

  • 職場加入者:使用者(雇用主)と被保険者が50%ずつ負担
  • 地域加入者:財産や所得を考慮した算出で決まる

診察時の自己負担の割合

現在の日本では自己負担の割合は3割(小学校就労〜70歳まで)となっていますが、韓国ではどうでしょう。

韓国も日本と同じく3割自己負担となっています。

しかしこれには条件があり、診療を受けたのが医院の場合に限り、3割負担となっています。また処方される薬も同じく3割負担です。

実は韓国では日本のように年齢別に負担額を区別するのでなく、「受診する医療機関の規模」によって、自己負担額が区別されています。

日本で言う総合病院や大学病院のように大きな医療機関の場合には、なんと45〜50%と負担額が大きく設定されています。

ちなみに入院の場合は2割が自己負担となっています。

韓国の病院制度。予約や受診方法

韓国の病院制度は日本と似ています。

予約制度や、受付方法などについて紹介したいと思います。

韓国の病院

各種専門医院が入ったビル

予約について

韓国の街中には至る所に開業医の方々が看板を連ね、各種の医院を開業しています。

このような個人病院や医院、クリニックの場合には予約も必要なく、飛び込みで全く問題ないので安心して行かれてください。

次回の予約についても「◯月◯日に来てください」と言われることはあっても、正確な時間を言われることがないため、日本のように「その時間に行ったら診察を優先してもらえる」ということがありません。

総合病院や大学病院に行く際にも予約は必要ありません。が、紹介状を受け取って行くという方がほとんどです。紹介状があることによって無駄な初診料を支払わなくて良い点があります。

診察券は不要

日本の場合、初診の場合は保険証、次回からは診察に行くたび診察券を提出しなければなりませんね。

しかし、韓国では住民登録番号ですべてが管理されているため、その番号が分かれば健康保険に加入しているかどうか一目瞭然

外国人の場合は前述した外国人登録証があれば問題ありません

2回目の診察からは名前を言うだけで受付完了ですが、日本人の名前は長かったり聞き取りづらいことがあるようなので、外国人登録証をそのまま受付の人に見せた方がスムーズに終わります。

支払いはカード払いが当たり前

カード会社の韓国。

病院であっても例外なくクレジットカードもしくはチェックカード払いが可能です。

処方箋薬代も数百円単位であってもカード払いが可能です。

外国人の場合、なかなかクレジットカードを作ることが容易ではないため銀行口座を開設した際にチェックカード(日本で言うデビットカード)が発行してもらえますので、こちらを活用しましょう。

クレジットカードでの支払いに限りますが、医療費を分割できるというのは、高額の場合にはありがたいなと感心したことがあります。

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韓国で病気になったときの対処法

どんなに気をつけていてもなってしまう時はありますよね。そんな時の対処法をいくつかご紹介します。

街中にある薬局を利用する

これは症状が軽い場合です。

韓国の街中には多くの薬屋があります。

また大きなマート(eマートやホームプラス)内にも薬局があるので買い物がてら立ち寄りやすいです。

日本のドラッグストアとは違い、常住する薬剤師さんに症状を伝えるとその症状に合う薬を選んでもらえ、1日◯回服用なども説明してもらえます。

韓国語が出来ないと困る場合がありますが、観光客の多いエリアでは英語や日本語も対応してくれます。またつらい状況下ではありますが、最低限症状の単語だけでも携帯やガイドブックで調べていくと便利です。

韓国の薬局

街中の薬局「약」が薬局の目印です

街中の薬局「약」が薬局の目印です

街中にある医院を利用する
前述したように、街中にも沢山の専門医院が軒を連ねてあります。同じビル内に、内科、眼科、皮膚科、整形外科などが入っているため、症状に応じて選んで行くことが可能です。

また事前の予約は必要ありません。病院によって異なりますが、お昼休みの時間以外なら営業時間中、いつ行っても問題ありません。

日本語対応可能なサービスを利用

日本語対応のコールサービスのご紹介です。

・119

日本と同じく、事故や緊急のときに救急車を呼ぶ場合です。「Japanese please!」と話すと日本語通訳者に接続され、消防員や救急隊員と話すことが可能です。24時間対応です。

・1339

ソウル応急医療センターが運営しており、外国人が利用可能な病院案内や応急処置を相談できるコールサービスです。年中無休、24時間対応です。

・120

タサンコールセンター外国人専用の番号です。通訳者を通して病院の紹介や救急車の手配までしてくれます。

※ソウル市外からかける場合は02−120とダイヤルしてください

在韓国大使館が発行したマニュアルには、日本語可能な病院が地域ごとに記載されています。ぜひ参考にされてみてください。(P.33〜病院、医療に関する記事)

あると便利な海外旅行保険付きクレジットカード

3ヶ月以上韓国での滞在が決まっている場合には健康保険に加入する方が多いかと思いますが、仮に健康保険加入前に病気になってしまうこともあり得ます。

そんなときに備え、筆者が実践した方法をお伝えします。

それは、海外旅行保険付きのクレジットカードを日本出発前に発行しておくことです。

どんなカードでもよい訳ではありません。受けれられるサービスや選び方をご紹介します。

受けられるサービス:

まず気をつけていただきたいのは、日本出国から90日以内の病気や入院、けがに適応されるということ。

カード会社が設置する海外旅行保険ダイヤルに電話すると、近辺で日本語可能な病院の紹介、通訳派遣、キャッシュレスサービスが可能な病院を紹介してもらえます。

キャッシュレスサービスがない病院であっても、診察・治療後にカード会社規定の書類に必要事項を記入し領収証と一緒に送付すると、審査後口座に返金されます。

クレジットカードの選び方:

クレジットカードには海外旅行保険付きの物がありますが、大きく2つに分別されています。

  1. そのカードを利用した場合に適応される【利用付帯】
  2. そのカードを持っているだけで保険が適応される【自動付帯】

ここではもちろん【自動付帯】のカードを選びましょう。持っているだけで数々のサービスが利用可能です。

オススメのクレジットカードは?

  • VISAブランドのエポスカード
  • JCBブランドのあるUSCカード

です。

エポスカードは、海外旅行保険が自動付帯でしかもコストが掛からず(無料)、これだけ手厚い補償を受けることができるので長期海外滞在者に人気の高いクレジットカードです。

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また、USCカードはゴールドカード(年会費3,240円。初年度年会費無料!)になりますが、充実した補償がつき、その補償が家族全員に補償(生計を共にする配偶者・親・子供(高校生を除く18歳以上))がつくところが嬉しいところ。

ちなみに、USCの通常カードは海外旅行保険が付いていませんが、「UCS旅とくプラス」(年会費:1,080円)に登録すると家族補償がつきます。

1点注意点があるのは、USCカードは、キャッシュレス診療に対応していないことなので、エポスカードと2枚数持ちしておくなど、キャッシュレス診療に対応したカードとあわせて利用する形がよいでしょう。

また、下記ページで、海外旅行保険が付属するオススメのクレジットカードを紹介しています。

関連記事:絶対知るべき!クレジットカードの海外旅行保険。オススメ3つ+アルファを紹介

※持っているだけで至れり尽くせりなクレジットカードの海外旅行保険ですが、あくまで日本出国から90日以内の場合に適応されます。

また保険会社などで加入する海外旅行保険に比べ、当然ながら保証金額は劣ります。こちらの判断は完全に個人の考え方次第ですので慎重に選びましょう。

韓国の病院事情まとめ

日本の病院事情とあまり変わりがない韓国。

医療費も日本と大差もないため、その点は安心して過ごせる点が多いかと思います。

また韓国では薬局や個人病院やクリニックが街の至るとこに軒を連ねているため、より気軽に足を運べる環境もあります。

とは言えど、いつ何時病気になるか分かりません。そのような事態に備え、滞在前に韓国の医療事情を知り健康で安全な滞在を心がけましょう。

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