留学したいランキング第2位のオーストラリア。
近年は高校留学もメジャーになりつつありますが、実際にオーストラリアの高校生がどのような生活を送っているのか、疑問に思う人も多いでしょう。
ここでは、そんな知られざるオーストラリア人高校生の1日をお伝えします。
まずはじめに、オーストラリアでは生徒だけでなく、先生方の働き方も日本とは大きく異なることを 認識しておくと良いでしょう。
また、高校留学の際の注意点も合わせてご紹介いたしますので、留学をお考えの学生さん、親御さん方は実際の留学生活をイメージするきっかけとなれば幸いです。
オーストラリア人高校生の1日
それではさっそく、オーストラリア人高校生の1日を見ていきましょう。
各家庭によって個人差はあると思いますが、以下は一般的な高校生の例です。
学校や自由時間での過ごし方については、このあとの説明をご参照ください。
【平日】
7:00 起床・支度
8:00 登校
8:30 授業
15:30 下校
16:30 自由時間・宿題・習い事
18:30 夕飯
19:30 シャワー
20:00 自由時間・宿題
22:00 就寝
【休日】
9:00 起床・朝食
10:00 遊び・バイト・宿題・習い事
12:00 昼食
13:00 遊び・バイト・宿題・習い事
19:00 夕飯
22:00 就寝
いかがでしょうか。
日本の高校生とあまり変わりなく見えるかもしれません。
しかし、多くのオーストラリアの高校では、部活動のようなものがありません。
そのため、睡眠時間も多く、日本と比べるとゆとりのある生活を送っているのが特徴です。
高校の学校生活は?
登下校
ほとんどの生徒はバス、車による送迎で登下校しています。
私立の高校ですと、学校専用のスクールバスがあり、便利です。
電車を利用する生徒もいますが、都市部以外ではまだ路線が発達していないため、あまり多くありません。
実際、私は公共交通機関のバスを利用しています。
また、登下校時間は、周囲を見る限り、30分前後といったところが平均時間のようです。
授業
オーストラリアの高校の時間割を見てみましょう。
(例)
1時間目 数学
2時間目 演劇
Recess
3時間目 体育
4時間目 ホームルーム
Lunch
5時間目 歴史
6時間目 第二外国語
1コマは約50分です。
時間割自体はあまり変わりませんが、授業形式が異なります。
基本的には、ノートの代わりにパソコンを、黒板の代わりにパワーポイントを、先生の講義の代わりに生徒同士のディスカッションなどが行われています。
先生の話や説明をずっと聞いて板書をうつすのではなく、生徒が中心になってクラスの発言で授業が進んでいくのが特徴です。
日本のように、授業終わりのチャイムが鳴り終わっても授業を続けるなどの光景は見られず、生徒も先生ものんびりと授業を進めている印象ですね。
先生と生徒の距離も近く、気軽に質問をしたり、お昼休みには一緒にドッジボールをしたりします。
私自身も初めは話し合ったり、質問・発表をしたりするのには抵抗がありましたが、英語上達と友達作りのためには効果的な授業形式といえそうですね。
また、2時間目と3時間目の間にはRecessというおやつタイムが待ち受けています。
この時間はみんな外へ出てスナックや果物などのおやつを食べるのです。
そして、ランチタイムにはサンドイッチやヌードルなど、お昼ご飯を食べて過ごします。
このように、先生と生徒が同じ立場に立ってゆっくりじっくりと学習していく様子が感じられます。
放課後の活動
部活動
【オーストラリア人高校生の1日】でも述べた通り、オーストラリアの高校には基本的に部活動というものがありません。
先生も6時間目が終わったと同時に生徒と一緒に帰るのです。
そのため、多くの高校生は放課後の予定があまりありません。
部活動の代わりに、ボルダリングやラクロスなどのクラブに所属したり、ジムへ行って過ごす生徒もいます。
宿題
オーストラリアの高校生も宿題に悩まされています(笑)
日本のような定期考査があまりないので、教科ごとに毎週レポートやプレゼンテーションなどの課題が成績として重視されます。
ただ、数学や古典のワークといった問題演習の課題はなく、どれもパソコン作業であるのが特徴です。
放課後は、そういった宿題に励む生徒もいます。
自由時間
オーストラリアといえば、広大な土地が思い浮かびませんか?
豊かな自然に囲まれており気候も過ごしやすいです。
しかし、遊び盛りの高校生にとっては遊び場が少ないのには不満が…
放課後遊びに出かけようとしても、移動時間がかかりすぎてしまうのです。
また、近くのショッピングモールも午後5時など、すぐに閉まってしまいます。
そのため、自由時間といってもスマホでチャットをしたり、ティックトックや映画を見たりしてくつろいでいます。
学生の遊びは?
上記でも記した通り、家の周りに遊べる場所はなかなか見つかりません。
しかし、車やバスでCityの近くに行けば、遊べる場所がたくさん…!
オーストラリアの高校生が普段休日に遊んでいる場所をいくつかご紹介します。
- ビーチ
- ショッピングモール
- 動物園・公園
- カラオケ
- 映画
- ボーリング・ボルダリング・アスレチック・スケート
- 友達・自分の家
日本の高校生と同じような印象を受けた方も多いのではないでしょうか。
バスで地域の中心部に行って遊んだり、家でChillして過ごすことも多いです。
【高校留学の際の留意点】
オーストラリアの高校生の1日の過ごし方について、少しはおわかりいただけましたでしょうか。
それでは、実際に留学する際に気になる留意点についてお伝えしたいと思います。
①留学費用と奨学金
いざ留学しよう!となっても、留学には費用がかかるため、財政面での準備が必要です。
以下の費用を考慮し、留学費用を計算しましょう。
学費: 学校によって異なりますので、学校のウェブサイトやパンフレットで確認しましょう。
他にも制服代などがかかる場合があります。
生活費: ホームステイ費、食費、交通費、教材費などを考慮しましょう。
保険料: 万が一のため、留学保険や健康保険に加入する必要があります。
さらに、奨学金や助成金の情報を調査して、応募することもおすすめします。
②高校選び
オーストラリアには多くの高校がありますが、自分に合った学校を選ぶことが重要です。
学校によって過ごす友達も、ホストファミリーも変わってきますので、ここは慎重に選びたいところです。
以下のポイントを考慮して選びましょう。
- 学校の評判とランキング
- 提供されるカリキュラムや専攻科目
- 学校の設備や施設(図書館、実験室など)
- 環境や文化(都市部か郊外か、学生の多様性など)
オーストラリアでは、演劇に特化した高校、スポーツが盛んな高校、理数系に強い高校など学校によって特色が様々です。
ぜひ、ご自身にあった高校を見つけてみてくださいね。
③英語力と文化の理解
オーストラリアの高校では英語が主要なコミュニケーション言語となります。
留学前に英語力を向上させることは重要です。
以下の方法で英語力を高めましょう。
- 英会話クラスやオンラインの英会話レッスンに参加する。
- 英語のニュースや映画を積極的に視聴する。
- 留学前に英語圏の友人と交流するなど、実践的な英語の使用機会を増やす。
また、異なる文化に対する理解も重要です。
オーストラリアは多文化が共存する国ですので、現地の文化や習慣について学び、オープンな心を持って留学生活を楽しみましょう。
さいごに
オーストラリアでの高校生活について、より深い理解は得られたでしょうか。
日本との違いを認識したうえで、オーストラリア高校留学に挑戦するきっかけとなれば幸いです。
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