【スペインでリタイア生活】年金ビザ(非営利ビザ)の特徴と申請方法

スペインでリタイア生活ができる「年金ビザ」の特徴と申請方法

気候が温暖で、食べ物がおいしくて、物価の安い地域もあるスペイン。

仕事を定年退職し、のんびりと第2の人生を送りたいと考える人に、おすすめの国の一つでもあります。

そして、日本で何らかの不労所得を持っている人にとって、スペインで暮らすためのビザを取得することは、実は意外と難しいものではないのです。

そんな人のために、ここでは、スペインのいわゆる「年金ビザ」の特徴や申請方法についてご案内いたします。

スペインの「年金ビザ」に関する注意点

スペインに年金ビザはない

実は、スペインには「年金ビザ」というものはありません。「非営利ビザ(Visado de Residencia No Lucrativa)」が正式名称。

スペインで働かなくても、何らかの収入があることを証明する「非営利ビザ」という種類のビザが「年金ビザ」に相当します。

そのため、日本での収入が「年金」だけではなく、例えば何らかの不労所得(不動産や株など)などがある人でも、「非営利ビザ」を申請することが可能です。

在日本スペイン大使館に「非営利ビザ」申請の詳細を確認することをお勧め

スペインの「非営利ビザ」は頻繁に条件が変わります。必要書類が増えることありますし、減ることもあります。

こうした最新の情報を持っているのは、日本では東京にあるスペイン大使館です。

そのため、「非営利ビザ」を申請したいと思う人は、まず最初に東京の在日本スペイン大使館を訪ねて必要書類などを問い合わせることをお勧めします。

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「非営利ビザ」申請できるのはどんな人

前述のとおり、非営利ビザを申請できるのは、スペインで働かなくても、何らかの収入があることを証明することができる人です。

仕事をリタイアした人は公的・民間の年金がこの「収入」にあたりますし、不動産や株式などによる不労所得のある人も、この「非営利ビザ」を申請できます。

「非営利ビザ」申請時の必要書類はどのようなものか

「非営利ビザ」申請時に必要な書類は以下のものです。(参考URLはこちら

  • 所定の形式の提出用書類(http://www.maec.es で入手)
  • パスポート
  • 無犯罪証明書。スペイン語の翻訳証明とアポスティーユ認証をつけること。
  • 経済能力を証明する書類。例えば年金の加入証明書、不動産関係の契約書など。スペイン語の翻訳証明とアポスティーユ認証をつけること。
  • 民間の医療保険に加入していることの証明書。スペイン語の翻訳証明とアポスティーユ認証をつけること。
  • 医師のサインがある医療証明書。スペイン語の翻訳証明とアポスティーユ認証をつけること。

こうした書類を、日本のスペイン大使館に提出すると、3か月ほどで審査の結果を受け取ります。ビザの申請が許可されると、必要書類を直接申請した本人が受け取りに行く必要がありますので、ご注意ください。

定年後はスペインのどの町で暮らす?

実はスペインの「非営利ビザ」を申請する時点で、ビザの申請者はスペインでの住まいを確定しておく必要があります。

そうなると気になるのが、スペインのどのあたりに住むのが、よいのかということではないでしょうか。

スペインのネットのニュースによると、スペインで年金生活者が住むのに適している3つの地域として、

  • コスタ・デル・ソル
  • ビルバオ
  • コスタ・デ・アザハル

を挙げています。(参考URL

コスタ・デル・ソルは、アンダルシアのマラガから西側の海岸線沿いの地域。 スペインの中では古典的なリゾート地です。

ビルバオはバスク地方にある大都市。ゲッティンハイム美術館がある街です。グルメの街として、有名でもあります。

コスタ・デ・アザハルはバレンシア地方の北東部の海岸制沿いの地域。ちょうどバレンシアとバルセロナの中間点に当たります。

この3カ所の中で、ビルバオはスペインの中でも物価の高い地域ですが、あとのスペイン南部2カ所は物価も安く、比較的大きな空港からも近いという地理的な優位性もあります。

こうした地域を先に訪れて住居を決めておくことが、非営利ビザの条件の一つとなります。

具体的に、いくらぐらいのの経済力があればよいのか

「非営利ビザ」申請の時に、最も重要視されるのが申請者の経済能力です。

つまり、申請者がスペインで働かなくても、スペインで暮らしていけるだけの経済力を持っているかどうか、ということがビザ申請の合否を決めるポイントとなります。

では、具体的にいくらぐらいの金額が「非営利ビザ」申請時に必要なのでしょうか。

ここで重要になってくるのがインディカドール・パブリコ・デ・レンタ・デ・エフェクトス・マルチプレ(Indicador público de renta de efectos múltiples :通称IPREM)と呼ばれる、最低賃金などを基準としたスペインの収入の平均値の値です。

このIPREMの金額が、スペインで普通に生活をした時の生活費の目安になります。

2020年のスペインのIPREMは次の金額です。(参考URL

月収換算の IPREM : 537.84ユーロ

年収換算のIPREM (12か月分): 6454.03ユーロ

年収換算のIPREM (14か月分): 7519.59ユーロ

そして、「非営利ビザ」申請の時に、申請者本人はこのIPREMの4倍の経済能力があることを証明しなくてはなりません。

つまり、月に2148ユーロ(約27万円)の収入があることを証明する必要があるのです。

また、申請者本人だけでなく、例えば、配偶者が一緒にスペインで暮らす場合は、この金額にIPREMの1か月分が加算されます。

つまり、

月収換算のIPREM×4か月分(申請者本人分)+月収換算のIPREM×1か月分(配偶者分)
=月収換算のIPREM×5か月分
=2689ユーロ

以上の収入が月にあることを証明する必要があります。

なお、スペインの「非営利ビザ」は永住権とは異なり、5年ごとに更新手続きが必要になります。

最初の申請手続きと比べると、更新手続きは非常に簡単なものですが、スペインで各種税金を支払っている証明書等を提出することになります。

スペインで第2の人生を

スペインで第2の人生を過ごすことを可能にする「非営利ビザ」。日本で何らかの経済的手段のある方に、おすすめの方法です。

詳しい「非営利ビザ」の情報は、駐日スペイン大使館にお問い合わせください。

駐日スペイン大使館:

住所 〒106-0032 東京都港区六本木1-3-2
電話番号 03-3583-8531/03-3583-8532
ファックス番号 03-3582-8627
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