スペイン語は、英語、中国語に続き、世界で第3番目に話されている言語です。
スペインを始め、南アメリカ諸国の公用語となっているので、世界で約4億2000万人もの人がスペイン語を話しています。
そんなスペイン語を学ぼうと、世界各国からスペインへ留学する人達が大勢います。
今回は、スペイン留学を考えている方のために、留学前に知っておくべき6つの話を紹介します。
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1. スペインにはどのような留学スタイルがあるのか?
スペインは様々な物が有名な国です。
例えば、闘牛や、フラメンコ、ガウディ建築や、スペイン料理等です。
これらの物を学びたいと思っている方のために、
- フラメンコ留学
- 芸術留学
- 料理留学
など、語学留学以外の留学スタイルがあります。
フラメンコ留学
フラメンコはスペイン南部、アンダルシア地方が有名なので、アンダルシア地方には語学学習に加えて、フラメンコ体験コースなどを設けている語学学校が多くあります。
この体験コースに参加し、フラメンコに興味を持った人や、日本でフラメンコ教室に通っている人などが、スペイン現地のフラメンコ学校でフラメンコを学ぶ事がフラメンコ留学です。
芸術留学
スペインは有名な芸術家達の出身地です。
例えば、ピカソ、ミロ、ダリ、ガウディ等です。
そんな彼らの作品を肌で感じ取れるのがスペインです。
その為、多くの芸術学生や芸術家がスペインでの芸術留学を希望します。
このような人達がスペイン現地の芸術学校、或いは大学の芸術科などで、芸術について学ぶ事が芸術留学です。
料理留学
スペイン料理は世界的に有名で、現在は日本にも沢山のスペイン料理店があります。
某スペイン料理店のオーナーは,スペイン北部で料理留学をしたのちに、日本でお店を開けたそうです。
この方の様に、将来スペイン料理店を開業したい人や、スペイン料理を基礎から学びたいと思っている他料理分野のシェフなどが、スペイン現地の料理学校で料理を学ぶ事が料理留学です。
2. 留学都市の選び方
スペインは都市によってそれぞれ特徴があるので、留学都市を選ぶ際には、自分がスペインで何を体験したいか、という事を考えるのが一つのポイントです。
例えば、スペイン文化の代表である、フラメンコと闘牛に触れたいのであれば、アンダルシア地方のセビリアがお勧めです。
スペインワインに触れたいのであれば、リオハ州がお勧めです。
それ以外には、留学費用の予算や気候の好みなども都市選びに関わってくる大きな要因です。
留学費用に関してはやはり、バルセロナやマドリードなどの都会はマラガやグラナダなどの地方より高くなります。
気候に関しては、バレンシアやアリカンテなどの地中海に面している地域は基本とても住みやすい気候です。
この様に、留学するにあたって、自分が何を重要視しているかをじっくり考える事が都市選びの成功に繋がります。
3. 学校の選び方
スペインには沢山の語学学校が存在します。
その中でも、よく耳にする学校がEnforexです。
この学校は、バルセロナ、マドリード、マラガ、バレンシア、セビリアなど、いろいろな所にキャンパスがあります。
日本人留学者の割合も高い学校です。
大きな学校の良さは、インターネット等で事前に情報が得やすかったり、有名なので学校側に日本語を話せる人がいる事です。
しかし、大きいが故に全体の生徒数が多く、1クラスの生徒数が多くなってしまうこともあります。
それ以外に、その土地にだけある小さな語学学校も沢山あります。
小さな学校の良さは、クラスが少人数の場合が多いので、先生方との距離が近くなり、授業に取り組みやすくなります。
そして、日本人学生が少ないので、スペイン語を話す機会が多くなります。
どちらのタイプの学校を選ぶかは本人次第です。
どちらもに共通して言えるのは、スペイン現地での語学学習ですので、日本国内での学習よりは語学力が早く身につく、という事です。
4. 費用面はどのくらい必要?
スペインへの語学留学費用は、一ヶ月約15万から25万円ほどです。
費用の内訳としては、入学金、授業料、学校の諸費、滞在費(光熱費や住居費等)などです。
渡航費や現地での交際費等の生活費は含まれていません。
上記に挙げたEnforexの場合、バルセロナ、マドリード、グラナダ、マラガ、セビージャ、バレンシア、サラマンカでは学費が週20時間の講義が4週間で€676(¥81,120)です。
週25時間になると€756(¥90,720)になります。
学費自体は場所によって変わるのではなく、学校によって変わってきます。
マドリードやバルセロナなどの都会へ留学する場合は、滞在費が高くなってしまうので、地方に比べると留学費用全体が高くなります。
※€1=¥120の計算
5. 留学後の進路について
留学後の進路については様々です。
その理由は、語学留学をする目的によって進路が変わるからです。
日本での就職のためにスペイン語を学ぶ人は、留学後は日本に帰国します。
スペインで大学に行くために学ぶ人は、大学受験をします。
その他に料理学校への進学や、プロのフラメンコダンサーやギタリストを目指すための学校に進学する人もいます。
語学留学後に、そのままスペインで就職という選択肢もありますが、スペインでの就職はかなり難しいので、語学習得後は何か他の事を学ぶために進学をする人が多い様です。
後は、スペイン留学中に生涯のパートナーと出会い、そのまま結婚をしてスペインに移住する人もいます。
このように、留学後の進路については一概に言えませんが、多くの人が留学中に進路を決めています。
6. 知っておくと良いスペイン事情
スペイン留学前に知っておくと良いスペイン事情を紹介します。
学生のアパートは基本シェア
スペインでは、多く場合、語学学校が留学生に住む場所を紹介してくれますが、基本は他の生徒たちとのシェアになります。
アパートシェアは普通ですが、ルームシェアの場合もあります。
アパートシェアを好まない学生は、最初1、2ヶ月は学校のシェアアパートに住み、
その間に、自分で一人暮らしのできるアパートを探します。
スペイン語以外の言語
スペインには、スペイン語以外の言語が幾つか存在します。
- カタルーニャ州で使われている、カタルーニャ語
- ガリシア州で使われているガリシア語、
- バスク州で使われているバスク語
です。
その他にもバレンシア語がありますが、バレンシア語はカタルーニャ語に似ていて、言語ではなく、方言だとも言われています。
どの地方の人もスペイン語は話せますが、スーパーや道端では、その地方の言葉を使います。
食事時間の違い
スペインの食事時間は日本と異なります。
まず、一日5食というのがスペイン流です。
- Desayuna(朝食)は、朝7時か8時頃に食べ、
- Almuerzo(朝食と昼食の間の軽い軽食)を、10時か11時頃に食べます。
- Comida(昼食)は、13時半から14時頃に食べ、
- Merienda(おやつ)を、18時か19時頃に食べます。
- Cena(夕食)は、21時半頃に食べます。
このように、食事の時間が日本とは異なります。
留学中に日本の様な感覚でいると、14時のお昼休憩までにお腹が空くので、Almuerzoに何か口にしとくことをお勧めします。
そして、レストランの開店時間も違います。
特に夜は20時半頃から開けるレストランがほとんどです。
日曜、祝日はお店が閉まる
スペインのお店は日曜、祝日は閉まっています。さらに、平日の昼間も閉まります。
平日の昼間に閉まるのは小さな商店ですが、日曜、祝日は大型スーパーやデパートなども閉まります。
これは法律で決められているそうで、年に2、3回だけ日曜日も開けていいそうです。
まとめ
以上、スペイン留学前に知っておくべき6つの話です。
スペインはヨーロッパの中でも文化や料理に特色があります。
親日で友好的な人も多く、日本人にはとても住みやすい国だと言われています。
これから先、より多くの日本人がスペイン留学に興味を持ち、そして、この記事がその留学準備の手助けになれば幸いです。
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