ヨーロッパの国ってどれも日本より物価が高いのではないか、ヨーロッパで暮らしたり留学したりするのはお金がかかるのではないかと感じる人が多いのではないでしょうか。
結論から言うと、国次第によって物価は大きく変わってきます。
今回はどのような違いがあるかを私の経験ベースで紹介していきます。
また、現在私が滞在しているスペインの物価について基本的に触れ、詳しくお話していきます。
まずヨーロッパのおおまかな物価の比較としてスーパーマーケットや小売店で売られている水の価格(500ml)を挙げます。
※店によって安く売っているところもありますが、多くの店で表示されている価格を表示しています。1€=145円 1£=160円
・ヨーロッパ各国の水の物価
国 | 物価 |
スペイン | 0.4~0.7€ |
ベルギー | 2.3~2.5€ |
オーストリア | 1€かそれ以下 |
フランス | 1.5~2.0€ |
イタリア | 0.8~1€ |
ポルトガル | 約1€ |
イギリス | 2.0~2.5£ |
水の価格だけ見ても、国によってばらつきがあることが分かります。
スペインの水についてお話しすると自動販売機でも1€で購入でき、スーパーマーケットでは5Lの水も0.7€程度で買えるほど、他の国に比べ格安だと感じています。
ここから私が実際に訪れて感じた物価について、物とサービスの二点に分けてお話していきます。
スーパーマーケットの物価
私が各国のスーパーに行って特に値段が高いと感じた国は主に2つあります。
・ベルギー
ベルギーに訪れた際にホテルの近くのスーパーに買出しに行ったのですが、そのスーパーはスペインにもあるブランドだったため、どのような商品が置かれているか想像は出来ていました。
しかし、値段は全然違いました。
同じ商品でも、平均してスペインで売られている価格の2倍の値段が付けられており、スペインで買い物をする時以上に値段を気にしてしまったように感じます。
・フランス
私自身がパリというフランスの中心地を訪れたからなのか、全体的に高かった印象があります。
私が値段の差を感じやすかったものとしてスーパーを挙げた理由は、他の国と比べてスペインのスーパーは比較的リーズナブルであるからです。
私はマドリードという内陸地域に滞在しているため、魚介類はとても高くて手が出せないのですが、野菜や果物の価格はとてもお手頃です。
スペインでいうと、ジャガイモやトマト、オレンジ等の名産品が特に安いです。
あとは、ソーセージやピザ、パスタやスパイス系も安く手に入れることが出来ます。
しかし、どこの国にも共通して言えることは日本のお菓子は安いということ。
例えばポテトチップスを挙げると、日本では100円以下で変えるものが多く、高いものであっても200円前後だと思います。
しかし、ヨーロッパでは安いものでも1.2€(180円程度)で、日本でも売られているプリングルスは2.3€(340円程度)もします。
海外は量が多いから仕方がないのではないかと思う方がいるかもしれません。
しかし、そんなに量が多くないものでもそれなりの値段が付けられているのです。
外食面の物価
日本でもあると思いますが、海外でも前菜、メイン、デザート等に分かれています。
前菜に関しては物にはよりますが、例としてサラダを挙げて紹介します。
例えばシーザーサラダであればどこの国においても10€〜15€(1450円〜2200円程)程かかり、日本であればサラダの値段でメインを食べられるのではないかという程です。
メインに関しては15€〜20€(2200円〜2900円程度)、高いものであれば30€(4400円程)と総じて外食する際にはお金がかかると考えて頂いて十分だと思います。
しかし、多くのレストランでランチメニューがあります。
スペインでは平日の昼におおよそ12〜18€(1700円〜2610円程)で、ランチメニューが展開されています。
日本円にしたら高いのではないか?と感じる人もいるかもしれませんが、かなりボリューミーです。
最初に前菜系を1つ(物によってはリゾットやラザニア、パスタも選べる)、その後にメインで肉系を頼みます。
最後にデザートでケーキかコーヒーを選べます。
またドリンクも付いているので、スペインで生活する上では安く感じられます。
結論を述べますと、食事面での価格はヨーロッパ全体的に日本よりも高いと言うことが出来ます。
ですが、各国の食事を楽しむのは旅の醍醐味の一つでもありますし、私自身も食事には惜しまず食べたいものを食べる生活をしています。
交通面の物価
ここでは、電車やバス、メトロ等移動する上で必要になってくる交通機関における料金について触れていきます。
まず、このサービス面においても国によって違いが出ています。
まずバスやメトロの乗車賃について触れていきます。
私自身が高いと感じた国は主に2つあります。
まず、ベルギーです。
バスやメトロにおいて1回2.1€(300円ほど)かかってきます。
しかし、1時間以内であれば乗り換えで使用出来るため上手く使用することをお勧めします。
また、私が訪れた都市がブリュッセルだったためそこでのお話になりますが、空港から市内まで乗車時間が約25分で9.7€(1400円程)かかったため、そこにおいても割高だと感じました。
次にイギリスです。
私はオックスフォードに留学しており、通学の際に片道2.3£(370円程度)を支払っていました。
また、定期の方がお得だと教えてもらい購入しましたが、月に約70£(11200円程)かかっていました。
交通費がかなりかさむため、私の友人で片道1時間かけて歩いて登校している子もいました。
また、オックスフォードからロンドンまでは電車かバスを利用していけますが、電車であれば予約する日次第ではありますが、片道約20£(3200円程度)、バスであれば予約はいらず片道約9£(1450円程度)で行くことが出来ます。
ロンドン市内では、私自身が街の景観を見たかったため基本歩いて移動していたのですが、市内のバスは確か2£(320円)程で乗車出来たように思われます。
また、メトロに乗る際にオイスターカードというカードを発行しチャージすることが必要になってくるのですが、そのカードを使用すれば、一日の交通費を最大.7£(1120円)までに抑えることができます。
そのカードはバスでも利用出来るため、ロンドンに行かれる方は是非そのカードを発行し、バス、メトロともにそのカードで乗車することをお勧めします。
その他イタリアやポルトガルはメトロやバス、トラムの一回券が1.5€(約220円)程で日本とあまり変わらないのではないかという印象を受けました。
またどの地域、都市にもバスやメトロにおける回数券や一日券があります。
その日の行動スケジュールや、移動距離を考慮して一回券を購入するのか、一日券を購入するのかを考えて購入することをお勧めします。
スペインに関しては交通費はかなり安く抑えられるのではないかと思います。
マドリードの市バスは距離に関係なく約1.5€でマドリード内でも少し離れたところから中心地に行く際は約3.5€ほどかかります。
メトロは1回につき1.5€から2€で乗ることが出来ます。
もし長期で滞在される方がいるならアボノと呼ばれる定期券の購入をおすすめします。(23歳以下は半額で購入可)
そのカードを持っていれば、市バスもメトロもセルカニア(マドリード市内を走っている電車)も乗り放題なので、すぐに元が取れます。
最後に
このように、一概にヨーロッパの国といっても各国によって価格の差が見られることがお分かりいただけたと思います。
いろいろな国を渡り歩くとその差をかなり実感できると思います。
また、長期滞在者向けのお話になりますが、ヨーロッパの国々にはアジアスーパーや日本の製品に特化したお店が出展されています。
が、しかし、かなり値段が高いです。
大体3〜4倍と見てもらえれば十分だと思います。
私は、日本のお菓子や醤油、味噌汁、インスタントラーメン、カレールー等を持っていきました。
比較的、即席麺は値段が安いのですが、出汁やカレールー、醤油は高い値段が付けられています。
なので、限られた荷物の中で何を持っていくか優先順位を付けることが大切だと思います。
長くなりましたが最後まで読んでいただきありがとうございました。
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