かわいらしいデザインや街並みだけでなく、高いレベルの医療サービスや教育水準などでも知られる北欧。
その中でもノルウェーは、2017年に世界一住みやすい国としても認定されています。
ここえは、そんなノルウェーへ留学したい人向けに滞在許可の申請方法から現地での受け取りまでを詳しく説明していきます。
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ノルウェーの滞在許可は90日以上の滞在で必要
滞在許可は、ノルウェーに90日間以上滞在、またはノルウェーで就労・事業活動を始める場合に必要となります。
観光目的などで90日以内の滞在の場合は、ビザは不要です。
※ビザと滞在許可は異なりますのでご注意ください。
日本はシェンゲン協定加盟国とビザ免除協定を結んでいるため、180日間のなかで90日以内の滞在であれば、ノルウェーだけでなくヨーロッパの様々な国におけるビザは不要とのことです。
ノルウェーでの滞在許可は主に、
- 就労許可
- 留学許可
- 家族許可
の3つに分類されます。
ここでは、一般的なノルウェーの大学に留学する際の滞在許可取得についてまとめたいと思います。
留学における滞在許可の条件
- 受け入れ先の教育機関が決定していること
- 渡航後の住居が確保されていること
- 十分な資金があること(後ほど記載します)
滞在許可を申請する時点でこの3つが確保されているようにしておきましょう。
サイトでは、6月末までに大使館での申請をすればノルウェーでの一般的な授業開始日である8/15には許可が降りるとありますので、早めの申請をおすすめします。
ノルウェー入国管理局(UDI)への事前登録
入国管理局(UDI)に登録する
学校や住居が決まったら、さっそく入国管理局(以下UDI)に登録しましょう!
https://www.udi.no/en/want-to-apply/
上記サイトより、オンライン登録が可能となります。
自分のアカウントを作成したあと、「Wants to apply」を選択し、自分の滞在許可目的(この場合はStudy permit)を選んで登録を進めていきます。
UDIのトップページより左上のWant to apply→国名を選択。
スクロールしたところにあるStudy permitを選択する。
国名をもう一度選択すれば、How to applyという画面になるので自分のアカウントでログインして必要事項の入力に進みます。
登録の最後に、滞在許可証の申請料として3200NOK(日本円にして4.5万円程度)支払います。
支払いはオンラインでクレジットカード決済になります。本人名義のものでなくても大丈夫でした。
オンラインでの登録(ノルウェーでの受け入れ機関や、住居、滞在期間等)と申請料の支払いが済むと、“Confirmation of registration”という件名でUDIより登録がされたメールが送られてきます。この際添付されてくる資料も、申請時に必要となります。
書類の準備をする
オンラインでの登録が済んだら、大使館に提出する書類の準備を進めましょう。
申請に必要な書類
1. 使用済みのパスポートのコピー
記載の通りです。自分の写真が貼られているページや過去の入出国が記されたページをなどすべてコピーをとっておきます。白黒で大丈夫でした。
2. サイン済みのカバーレター(UDIに登録後、自分のE-mailに添付される書類)
オンライン登録完了時に“Confirmation of registration”という件名で送られたメールに添付されている”CoverLetter“を印刷しサインしたもの。
3. パスポートサイズの写真(背景白地)
背景が白いものであることに注意してください。(私は初め気づかず700円無駄にしました…泣)不安であればカメラのキタムラなどでちゃんと取ってもらうと安心です。
4. 受け入れ先学校の入学許可証
向こうの学校から自分宛にメールで送られてくるか日本の大学宛に送られます。詳しくは自分の大学の国際課などに確認してみてください。
5. 資金保有証明書
ノルウェーに滞在する場合、あらかじめノルウェーの口座に資金を入金し、その保有証明書が必要になります。
ただ、日本滞在時にノルウェーの口座を作ることは出来ないので、多くの場合は大学が指定した口座に海外送金し、大学からこの学生は十分な資金を保有しているよという証明書を発行してもらうことになります。
少なくとも116,369NOK/年(日本円にして150万近く)以上を指定された口座に預け、滞在後はその資金で生活費などを支払っていくという形になっています。
どの口座に振り込むかというのは、各大学のサイトの留学生向けのDeposit関連のページに記載されているかと思われます。
ただ、私は大学の交換留学制度を使用しており、その場合は月々の奨学金受給証明書のみで大丈夫だったので、事前の口座振り込みは不要でした。
かなり大きな額なので、交換留学等の制度をつかう人は、必ず自分の大学に確認するようにしてください。
6. チェック済みのUDIチェックリスト
https://www.udi.no/en/checklists-container/studies-au-pair/checklist-student/?c=jpn
チェックリストにすべてチェックをつけ、印刷してください。
ノルウェー大使館へ行こう!
書類の準備が出来たら、大使館で申請を出します。
事前に予約が必要なので、
https://www.norway.no/ja/japan/norway-japan/1/
より領事・ビザ関連を選択し該当時間での申請予約を電話またはメールで行ってください。
大使館は広尾にあり、駅から徒歩10-15分くらいかかりました。近くに他国の大使館もあり道が細いので迷わないように注意してください(笑)
対応時間が短く、やっていない日もあるので、余裕を持っての予約をおすすめします。
大使館では、英語で簡単に渡航目的などを聞かれますが、書類の不足などが無ければ問題なく10-15分ほどで終わります。申請が受諾されると、メールか電話で連絡が来ます。
私の場合は申請から1週間後に受領されましたという内容のメールが送られました。
印刷して、渡航時の入国審査の時になにか聞かれたときに見せました。
正式な許可証は、現地についてからでしか受け取れないので、許可が降りている証明として持っていきました。
ここから、現在どのくらい申請の承認に時間がかかるのかがチェックできます。(最長の場合なので実際にはこれよりも短い期間で済むとは思いますが。)
現地の警察署で許可証受け取り
大使館から受領のお知らせを受けたら、次は現地の警察署の行く日程を予約して実際に行き、滞在許可証をつくっていきます。
私の場合は、大学があらかじめ留学生が警察に行く日程を決めてくれていたので、予約はいらなかったです。自分で予約して行ったほうがいいのか、大学が指定した日にちに行くのかは向こうの大学に確認しておきましょう。
予約した日時・時間に行くと、名前を呼ばれるのでパスポート、UDIからのメールで添付された証明許可書、現地での住居が分かる紙(賃貸契約書を出しました)を提出します。
写真機で写真を撮って、審査が終われば完了です。
正式な滞在許可証は数日後に、大学の国際課で受け取りました。正規の留学であれば、自分の大学で受け取ることが多いようです。
この許可証は、ノルウェー内での年齢確認が必要なところ(BARやアルコール・タバコ購入時など)での身分証明書として使えるので便利です。
ノルウェーの滞在許可取得のために、早めの準備を
ここまでが基本的な手続きになります。
一般的なノルウェーの大学への留学であれば、たいてい問題なくこれで申請から発行までできます。
一番複雑なのが、資金証明のところだと思います。大学によっては、口座に入金してから保有証明書を発行するまでに時間がかかる場合もあるので早めの準備をおすすめします。
また、書類によっては自分の大学や向こうでの大学から取り寄せなければいけないものもあるかと思われますのでコンタクトを取れるようにしておきましょう。
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