ワーホリなど、オーストラリアで働いてみたいと考えている方の大半は
『英語を使ってオージーと仕事をしたい』
『良い給料、良い環境で働きたい』
…と、このようにお考えではないでしょうか?
ですが実際にそんな仕事に就くのは一筋縄ではいかないのが現状…。
せっかくオーストラリアに来たのに完全日本語環境、しかも低賃金で働かされるなんてよくあるハナシ。
でもRSAという資格を取ることで、もしかしたらその理想に一歩近づけるかもしれませんよ。
ここでは実際にオーストラリアでRSAを自力取得し、優良レストランで働いていた筆者がRSAを取得する方法やそのメリットについて述べていきます。
こちらの記事をご覧になることで、
- RSAという資格についての知識
- 資格を持つことの強み
がより鮮明になることを願っています。
はじめての方でも安心。海外転職をフルサポート
50のニュースメディアに取り上げられた伴走型海外転職サポート「せかいじゅうキャリア」
→海外転職するための環境とノウハウを手に入れる
そもそもRSAとは?
オーストラリアで生活をしていると、『RSA』という資格の名前について、一度は聞いたことがあるのではないでしょうか?
このRSAとは“Responsible Service of Alcohol”の略で、『オーストラリアでお酒を取り扱うための資格』になります。
オーストラリアは日本と違い、お酒を扱う仕事に就くためには専門の資格が必須になるんです。
そしてよく間違われますが、仮に自分がウエイターやお皿洗いのみ任されていても、そのレストランそのものがお酒を提供するお店ならば、このRSAは絶対に必要になります。
またRSAは飲食店だけでなく、娯楽施設やホテルなどで働く場合にも資格所持が求められます。
言い換えれば、ホテルやカジノ、ワイナリーや一部のカフェなどで働くとしても、RSAの資格が要求されるということですね。
RSAの資格を持つだけでこれらの職で働ける可能性がある。
それだけで他の求職者よりも優位に立てる、有利な条件で働ける。
そう考えればRSAを所持するメリットってかなりのものだと思いませんか?
RSAを取得するにあたっての注意点
USIが必須
コースを受講するにあたり、USI番号というものを取得する必要があります。
まずオーストラリア政府のウェブサイト
から『(Students) Get a USI』を選び、指示に従って情報を入力します。
これだけです!!
この時パスポートの内容が必要になるので、パスポートを手元に置いておいてくださいね。
州ごとに内容、適用範囲が異なる
これもよく勘違いされがちなのですが、RSAは州ごとに発行され、内容や手続きに微妙に違いがあります。
そのため仮にRSAを取得したとしても、その資格は原則別の州では使えません。
例えばシドニーが属するNSW州でRSAを取得しても、そのRSAはメルボルンのあるVIC州では無効になるということ。
移動が多くなりやすいワーホリ勢の方は要注意です。
ただしQLD州、SA州、WA州、NT州は例外で、この4つの州内で取得したRSAは、4州の中に限り使い回しが可能です。
QLDで得たRSAはSA州でも適用可能ということですね。
どこで手に入れられるの?
RSAの資格を得るためには、
- 直接半日間の講義を受ける
- オンラインで受講する
ざっくり2通りの方法があります。
それぞれにメリット、デメリットがありますので、資格取得されたい方は参考にしてみてくださいね!
対面コースに参加する長所・短所
- 試験にパスしやすい(内容が理解しやすい)
- 半日あれば履修可能
- 価格が高い
オンラインコースに参加する長所・短所
- 価格が圧倒的に安い
- 時間がかかる
- ある程度の英語力が必須
- 好きな時間、好きな場所で勉強可能
対面講義とオンライン講義の比較
まず価格の面で見るならば、直接コースを受講する場合$120〜200程度必要です。
一方でオンラインは最低でも$20〜と、とんでもない安さ。
ただし、前述の通りRSAは州によってルールや手続きに差があります。
中でもNSW州はやや料金が高めで手続きも面倒なものに設定されている印象…。
次に時間の観点から見てみると
英語のレベルがどうであれ、現地実習コースは基本半日で完了。
それに対しオンラインコースは全てが自分次第。
やる気があれば2,3日で完了できますが、いかんせんテキスト文量とテストの問題数が多いのでどれだけモチベーションを保ち時間を確保できるかが勝負です。
難易度は?
最後に難易度を見ていきましょう。
現地で資格取得する最大のメリットとして、『専門の講師の方が丁寧に教えてくれる』という点が挙げられます。
出題されやすい箇所や質問しやすい環境、若干の忖度等、直接受講することで得られるメリットは相当なもの。
英語がそれほど得意でない方は対面講義がオススメかもしれません。(ただし、対面であろうとテストの点数が悪ければ容赦無く落とされるので要注意)
一方オンラインで受講する場合、配布されるテキストはもちろん全て英語。
文章のみでお酒に関する内容を全て理解することが求められるので、ある程度以上(恐らくUpper Intermediate前後レベル)の実力が試されます。
とはいえ、テキストを見ながらテストを受けることも可能ですし、完全正答するまで受講し続けられるところも多いので、時間にかなり余裕がある方はオンラインがお得かもしれませんね!
どんな内容?
- お酒に関する法律のおさらい
- 酔ったお客さんへの対応方法
- アルコールによる身体への影響
これらを講義とロールプレイング(オンラインの場合は電話やボイスメモを交えて)で行っていきます。
その後ユニットごとに復習テストの機会を与えられ、それら全てに合格することで証明書が授与されます!
参加の流れについて
共通の流れ
対面とオンライン、両者に共通する申し込みから資格取得までの流れとして、
- USI番号の取得
- オンラインにてRSAを受ける学校を探す
- 受講登録、料金前払い
- 現地orオンラインにて受講
- 受講後、テストを受ける
- 資格証明証の授与
- (NSW州に限り)RSAカードを発行
というものがあります。
7番にも書いてある通りですが、NSW州だけは若干資格取得のステップが多く、メンドクサイ感じになっちゃってます…。
NSW州で取得予定の方のために、7番についての詳細も以下に載せておきますね!
NSW州では
NSW州ではコース完了後、学校からメールで証明証が送られてきます。
一応そちらも資格証明証として使えるのですが、実はこれは仮の証明証。
90日するとなんと無効になってしまうのです。
それを避けるためには、顔写真付きのカードを発行しなければなりません。
そのカードはNSW Service Centreにて作成できるのですが、この時仮証明証とともに身分証明証の提示が必要になります。
- パスポート(70 Point)
- 住民票原本+英訳(70 Point)
- オーストラリア運転免許証(40 Point)【国際免許証不可】
- 学生証(25 Point)【顔写真必須】
- メディケアカード(25 Point)
- 健康保険証(25 Point)
- オーストラリアの銀行口座残高証明(25 Point)
- クレジットカード(25 Point)
- デビットカード(25 Point)
上記から合計100ポイント以上となるような組み合わせで、複数の身分証明証を提示しなければなりません。
とはいえ、必然的にパスポートに関してはクリアしていますし、現地口座を開設すればデビットカードも入手できます。
さらに日本のクレジットカードを持参しているのなら、それだけで要件は満たされるので、これは余裕ですよね!
もしクレカを所持していなかったとしても、現地の銀行で口座を作っていれさえすれば、そこで口座残高証明を簡単に発行してもらえます。
必要ならそちらもご利用くださいね。
登録後、約2週間〜1ヶ月で指定した住所にRSAフォトカードが届くはず。
そちらをコピーし面接後に提出することで、晴れて職場のRSAの要件を満たしたことになります。
最後に
私自身渡豪してすぐにブリスベンのファームで働くことになり、時間を持て余していたことからオンラインでRSAを取得しました。
そして結果的にその後時給$24の居酒屋レストランで働くことになったのですが、その時のQLD州の最低賃金は約$19.5。
一応カジュアルジョブ(週38時間の労働保証無し)であれば適正料金です。
基本的に最低以下の賃金で働かせるお店が大半の中で、スキルのない私が得たこの時給は、正直なかなかのものであると自負しています!
加えて、英語話者も数人在籍する半英語環境。
お客さんもオージーが大半だったこともあり、英語力を伸ばすこともできました。
時間のある時に一生懸命RSAの勉強をしておいて、よかったと心の底から思いました。
皆さまもRSAを取得し、理想的な海外生活をエンジョイしてみませんか?
この記事が、どうか皆さまの理想へ近づくヒントとなれますように。
世界中の日本人が参加する「せかいじゅうサロン」
世界へ広がる海外移住コミュニティ
世界中の日本人同士が繋がり、情報提供したり、チャレンジしたり、互助できるコミュニティ「せかいじゅうサロン」
参加無料。気軽に繋がってください。(2022年6月時点:参加者3600名超えました)
“【特別公開】世界で自由にひとりIT起業”
WEBマーケティングスキルは「世界どこでも働けるワークスタイル」を可能に。
1年で海外居住資金も作れるWEBスキル講座を無料配布中↓