シンガポールでは、日本と同様、電子マネーが急速に普及しています。
銀行口座間での支払いや光熱費の支払いなども含め、スマートフォンさえあれば外出時何もいらないほど、様々なアプリケーションが充実しています。
シンガポールは小さな都市国家ですので、離島などに行かない限りは、日本のネットワーク状況に比べると安定度が高いです。
今や生活に欠かせない携帯電話。
ここではシンガポールで携帯を契約をする前に知っておくと役に立つ情報6つの事について、現地在住者からご紹介します。
1. シンガポールの主な通信会社
シンガポールには、主に3つの通信会社があります。
携帯電話やブロードバンドのサービス提供の内容はさほど変わりませんが、シングテルとスターハブについては、ケーブルテレビチャンネルの内容に若干差があります。
支店は、シンガポール島内の主なモール内にありますが、週末はどの支店も混雑しますので、自宅や勤務先の近くに支店があるかどうかなどの点もプロバイダーを選ぶ際のポイントにしてもいいかもしれません。
Singtel (シングテル)
シンガポールで、最大の通信会社。携帯電話/ブロードバンド/ケーブルテレビのサービスを提供。
StarHub (スターハブ)
URL:https://www.starhub.com/personal.html
シンガポールで2番目に大きな通信会社。携帯電話/ブロードバンド/ケーブルテレビのサービスを提供。
M1 (エムワン)
URL:https://www.m1.com.sg/home
シンガポールで3番目に大きな通信会社。携帯電話/ブロードバンドのサービスを提供。
2. 契約の種類は2つある(ポストペイドとプリペイド)
携帯電話の契約の種類には、主に2種類あります。
- 通常2年の縛りのあるポストペイドと呼ばれるSIMカード
- 最短で7日間のみ使えるプリペイドカードと呼ばれるSIMカード
それぞれの会社や契約の内容によって、無料通話時間やダウンロードのサイズの大きさなどが異なります。
各携帯電話会社がお勧めする契約内容を、下記にご紹介します。
なお、契約の内容は随時変更になる可能性がありますので、その旨ご留意下さい。
どのような契約の種類があるかどうかは、その都度各通信会社のウェブサイトなどでご確認下さい。(下記料金は、1SG$=80円で計算しています。)
ポストペイド
Singtel
契約年数:2年契約
月額:$95(7,600円)
データ:6GB
通話およびメッセージ:無制限
アイフォンXs Max 64GBを購入した場合:$378(30,240円)
StarHub
契約年数:2年契約
月額:$75(6,000円)
データ:40GB(平日)無制限(週末)
通話:300分無料
アイフォンXs Max 64GBを購入した場合:$586(46,880円)
M1(Smartphone Voice+ Reg+)
契約年数:2年契約
月額:$82(6,560円)
データ:4GB
通話およびメッセージ:400分&1500メッセージ
アイフォンXs Max 64GBを購入した場合:$565(45,200円)
プリペイド
Singtel
120日間使用できるタイプのもの
値段:$15(1,200円)
内容:30日間データ無制限(LINE/What’s up/WeChat)
*その後、毎月$10(800円)毎に支払えば使用期間を1年間まで延長可能
StarHub
180日使用できるタイプのもの
値段:$15(1,200円)
内容:2.2GBのデータ、WeChat/What’sup/LINEについては無制限。データ使用量を追加したい場合は、購入時にデータを追加することも可能。
M1
120日使用できるタイプのもの
値段:$15(1,200円)
内容:2GBのデータのみ。通常、これに追加でデータと通話分のSIMカードを購入。例えば$30(2,400円)の追加SIMを購入すると、30日間で1000分通話・1000回分のメッセージ・追加で3GBデータなどが追加できる。
日本から持ってきたSIMフリーの携帯電話を使用する予定で、携帯電話の購入が不要・SIMカードだけの契約を希望する場合には、2年契約の縛りがないタイプの契約も可能です。
この場合、プリペイドではなくポストペイドで、使用期限などの心配もなく、契約を解除しない限り契約は継続されます。
契約には労働許可証が必要となり、購入は各通信会社でのみ可能です。
下記に、スターハブで契約した場合の例を挙げておきます。
SIMオンリープラン
<スターハブ>
月額:$50
内容:30GBデータ(週末は無制限で利用可能)/300分無料通話
3. 契約時の注意点
2年契約のSIMを購入した場合、途中解約は不可となり、途中解約をした場合には違約金が発生しますので注意しましょう。
通信会社によっては、ケーブルTV・ブロードバンドとのパッケージを契約した方が安くすむ場合もあります。
もし必要であれば、それぞれ違う会社で契約するよりも、まとめて同じ会社で契約することをお勧めします。
通信会社を乗り換えたい場合には、契約が完了後、同じ番号のまま異なる通信会社へ移行することも可能です。
この場合、契約(番号)をキャンセルする前に移行を希望する旨を伝えるようにしましょう。
一度番号をキャンセルしてしまうと、同じ番号を使用する事は出来ません。
住むエリアや建物などによって、どこの通信会社のスピードが早い/遅いと感じる事もあるようですが、大きな差がある訳ではありません。
よほどの郊外に住居を構えるのでなければ、どの通信会社を利用しても問題ないでしょう。
4. 携帯電話およびSIMカードの購入方法および購入場所
通常、SIMカードを2年契約する場合、日本と同様に割引した額で携帯電話を購入する事が出来ます。
携帯電話だけを購入したい場合には、通信会社ではなく、街中にある中古品の取り扱いもある携帯電話ショップでの購入の方が安く購入できます。
ただし、あまり英語が通じなかったり、対応の悪いショップでの購入は不良品を買わされたりする恐れもありますので、お勧め出来ません。
実際に購入を決めるまで、何軒かお店を回って、値段などを比べるようにしましょう。
SIMカードの契約には、先述の通り2種類あります。
契約の種類によって、カードの購入方法および購入できる場所も異なってきます。
下記に、SIMカードの種類および購入方法・購入できる場所をご紹介します。
SIMカードを契約ありで購入する場合(通常2年契約/ポストペイドSIMカードと呼ばれる)
契約に必要な書類:6ヶ月以上有効な期限が残っている労働許可証(エンプロイメントパスまたはワークパーミット)購入場所:各通信会社の窓口
M1 StarHub Singtel
SIMカードを契約なしで購入する場合(プリペイドSIMカードと呼ばれる)
契約に必要な書類:パスポート
購入場所:各通信会社の窓口/セブンイレブン・チアーズ(コンビニエンスストア)/郵便局/チャンギ空港
5. シンガポールのWifi/3G/4G 通信事情
シンガポールは、4Gのダウンロードスピードが最も早い国として挙げられています(Open Signal調べ)。
また、WiFiネットワークも島内もれなく網羅しており、ほとんどのモールやレストランなどで無料WiFiの利用が可能です。
6. シンガポールで携帯を契約したらすぐダウンロードしたい便利アプリ
シンガポールでいろいろな場所で電子マネーの利用が可能となっています。
バスの到着時間の確認・タクシーの配車サービス・また食料品の配達サービスやフードデリバリーなど、シンガポールでの生活がより便利になるサービスも充実しています。
下記にダウンロードしておくと便利なアプリをいくつかご紹介しておきます。
My Transport Singapore
バスの時刻表や、運行状況・目的地までの行き方などの案内をしてくれる。
Grab
タクシーの配車サービス。現金・クレジットカードでの支払いが可能。利用頻度によっては、割引もあり。
Grab Food
フードデリバリーサービス。クレジットカードでのみ支払い可能。シンガポール料理から和食・ファーストフードまで様々な種類のレストランからデリバリーが可能。
Red Mart
食品・日用品のデリバリーサービス。
Honest Bee
食品・日用品のデリバリーサービス。希望した品がなかった場合、電話して代替えの希望がないかどうか、ショッピング中に確認の連絡を入れてくれる。
7. シンガポールの携帯事情まとめ
今や生活に必要不可欠となった携帯電話。
それぞれの通信会社では顧客確保のために、時期ごとにさまざまなお得なパッケージを提供します。
それが期間限定の販売であることも多いですので、契約時には各社比べながら、一番自分の利用スタイルにあった契約を見つけて下さい。
いろいろなサービスを駆使して、シンガポールでの生活が楽しく充実したものとなりますように。
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