シンガポールのコンドミニアム家賃相場と住まい探しについて徹底解説

シンガポールは、東南アジアの経済の中心地と広く知られており、日本企業に限らず、世界各国から多くの企業が進出しています。

東京都23区とほぼ同等の狭い国土に、560万人程度(2016年調べ)の人が居住しており、人口密度は世界第2位となります。

慢性的に土地が不足している事から、狭い土地を有効活用する必要に迫られ、1970年代からシンガポール国民の居住用にHDB(Housing Development Board)と呼ばれる、いわゆる公共団地が政府によって建設が進められ、現在でもシンガポール国民の8割は、シンガポール全土に広がるHDBに居住しています

一方、外国からの駐在員の増加に伴い、コンドミニアム(セキュリティー面や設備面での充実を考慮した住居)を整備、現在でも建築ラッシュは続いています。

今回は、日本人の駐在員の多くが居住するコンドミニアムについて、その家賃相場と探し方をご紹介したいと思います。

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シンガポールの住宅の種類

シンガポールには、主に3種の住宅があります。

1.HDB(Housing Development Board)

先に紹介した、いわゆる公共団地のような住宅です。

国民の8割が居住し、シンガポール全土に広がっています。

通常、駅やバス停からアクセスのしやすい場所にある事が多く、近くに保育園やホッカーセンター、ミニマートのようなお店が周辺に併設されている場合が多いです。

部屋は、スタジオタイプから5LDKまで、ニーズにあった部屋を選ぶ事が出来、国民は購入時にHDBから融資を受ける事が出来ます(条件あり)。

2. コンドミニアム

日本人駐在員を含め、外国からの駐在員の多くが居住しています

プールやジム、プレイグラウンドやミニマートなどが完備されている事が多く、またセキュリティガードが常勤しているか、セキュリティーパスなどを設置しているところが、

殆どです。部屋タイプはコンドミニアムによって異なりますが、一般的にスタジオ・1〜3ベッドルームが多く、日本人の駐在員家族には、2〜3ベッドルームが人気のようです

3.土地付き一戸建て住宅

先述の通り狭い国土の為、当然土地代は日本のそれと比較出来ない程高額です

その為、土地付き一戸建て住宅を購入できるのは、一部の富裕層のみです。

外国人の購入は、基本的に認められていません。ただし、賃貸であれば外国人も居住出来ます。

大きさや設備は様々で、プール付きの物件から、タウンハウスのようなものまであります。

また、世界遺産保存指定されているコンサベーションハウスと言われる、長屋のような種類も外国人に人気です。

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外国人が賃貸できるる条件とは?

外国人がシンガポールで賃貸を希望する場合、有効な滞在許可証(ビザ)を保持している事が条件となります。

また、通常1〜2年の契約を提示され、入居時に1〜2ヶ月分のデポジットを支払う必要があります

契約時に提出を求められる書類は、通常パスポートのコピー及びビザ(労働ビザ等)のコピー、及び契約書となります。

労働ビザなどを持たず、1〜3ヶ月ほどの短期だが賃貸を希望している場合には、サービスアパートメントと呼ばれる物件をお勧めします。

これは、先にご紹介したコンドミニアムに、毎日の掃除や朝食など、ホテルのサービスが付随されたもので、物件によっては1週間からの滞在も可能です。

キッチンや洗濯機も付いていますので、到着後すぐに入居出来るのも魅力ですね。

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日本人にお勧めのシンガポールの居住エリアを紹介

シンガポールで物件を探す時、まずどのエリアで探すかの目星をつける事が大切です

シンガポールはエリア毎に28区に分かれており、それぞれDistrict 1〜District 28という風に呼ばれています。

シンガポール居住エリア

不動産屋に連絡を入れた際、まずどのエリアを希望するかというのが最初に確認される事項ですので、連絡する前に目星をつけておくといいでしょう。

ただ、シンガポールは先述の通り東京23区ほどのサイズですので、どこに住まわれても、通勤や通学に2時間かかる、というような事はありませんので、

ご安心下さい。下記に、日本人にお勧めのエリアをご紹介します。

D1&2エリア

D1&2=Cityと呼ばれるエリアです。

  • Chinatown
  • Raffles Place
  • Shenton Way

があり、金融街などオフィスが多々あるエリアです。

コンドミニアムの物件が多くあります。

D3&D4エリア

D3&D4=Southと呼ばれるエリアです。

  • Alexandra Road
  • Tiong Bahru
  • Queenstown
  • Sentosa
  • Harbourfront

などの地域があります。ローカルの多く住むHDBとコンドミニアムが混在し、市場などもあり、ローカルの生活も垣間見られる、活気のある地域です。

買い物に便利なオーチャードエリアも近く、またHarbourfrontからは海が一望出来るコンドミニアムなども多くあり、日本人に人気のあるエリアの一つです。

D5エリア

D5=Westと呼ばれるエリアです。

日本人小学校/中学校のあるClementiが含まれるエリアです。

学校の近くという事もあり、日本人が好んで住むエリアの一つです。

こちらも、HDBとコンドミニアムが混在しています。

D8〜D12エリア

D8〜D12=Centralと呼ばれるエリアです。

この中でも、特に

  • River Valley
  • Cainhill
  • Killiney
  • Orchard

エリアは、日系のスーパーが入っているデパートやショッピングモールに近く、非常に便利なエリアなので、日本人に非常に人気のあるエリアです

コンドミニアムと一軒家が多くあり、シンガポールで一番家賃の高額なエリアと言えるでしょう。

D14〜18エリア

D14〜18=Eastと呼ばれるエリアです。

日本人小学校のあるChangiがこのエリア(D17)にあり、また空港からも近い為、出張の多い駐在員などにも人気のエリアです。

駐在員に特に人気のEast Coastエリアは、HDBとコンドミニアム、一軒家がありますが、Cityエリアに比べて混雑しておらず、ビーチからも近いので、比較的のんびりとした雰囲気があります。

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コンドミニアムの平均的な家賃相場

シンガポールでも日本と同様に、エリア・物件・部屋の種類や建築年数によって相場が異なってきます。

外国人や日本人に人気のエリアとなりますと、ローカルが多く住むエリアよりやはり家賃は高額になります。

上記でご案内したエリア別に、コンドミニアムの家賃相場をご紹介しましょう。

ただし、家賃相場は変動するのと、物件によっては特に家賃が高額なものがありますので、下記はあくまでも平均的な家賃相場としてご参照下さい。(2017年7月調べSGD1=80円程度)

D1&D2&D3&D4

スタジオ(350〜400スクエアフィート程度)=SGD2000〜3000程度/月
2ベッドルーム(600〜1000スクエアフィート程度)=SGD4000〜4500程度/月
3ベッドルーム(1000〜1800スクエアフィート程度)=SGD5000〜8000程度/月

D5

スタジオ=SGD2000程度
2ベッドルーム=SGD3000〜4000程度
3ベッドルーム=SGD3500〜5000程度

D9〜12

スタジオ=SGD3000〜4000程度
2ベッドルーム=SGD5000〜6000程度
3ベッドルーム=SGD5500〜7000程度

D14〜18

スタジオ=SGD2000程度
2ベッドルーム=SGD3000〜4000程度
3ベッドルーム=SGD4000〜5000程度

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コンドミニアム入居までの流れ

まず、ネットにてある程度自分の希望するエリア・物件をリサーチすることをお勧めします。

代表的なところは

Property Guru:http://www.propertyguru.com.sg

英語のみとなりますが、シンガポールで一番情報が多く、ほとんどの人が利用するサイトです。

不動産会社がやっているサイトではないので、一つの物件でも不動産会社によって載せている賃料も異なる場合があり、不動産会社毎に比べる事のできる、大変便利なサイトです。

フォーランドリアルティネットワークジャパン:http://sg.foreland-realty.com

日系の不動産会社です。日系の不動産会社は幾つかありますが、その中でも現在一番の大手と言えるでしょう。

東京不動産:http://www.tokioproperty.com.sg

こちらも日系の不動産会社です。

外国人が多く入居者の入れ替わりも早いので、事前に希望していた物件が、いざ内覧しようと連絡すると既に他の入居者が決まっていた、という事も多々あります。

また、同じコンドミニアムでも、物件によって家賃に差がある場合もありますので(家具付き・リフォーム済みか否か等)、注意しましょう。

たいていの場合、エージェントを通して内覧・交渉・契約といった流れになります。

このエージェントは、通常入居中・退去時までお世話をしてくれる事になりますので、いいエージェントに当たるかどうかも重要です。

日系の不動産会社も多々ありますので、英語は出来るが家賃契約などの複雑な内容については日本語を希望する場合、連絡してみるといいでしょう。

入居までの流れ

エージェントに連絡

何件か内覧

希望する物件が決まったら、家賃や条件などをエージェントを通して交渉

letter of intent (LOI)をエージェントを通して家主に提出(賃貸契約の意思がある事を伝える)します。この際、通常1ヶ月分の家賃等を先払いし、物件の仮押さえをします。

契約。通常、1〜2ヶ月分の家賃にあたるデポジット(敷金)を支払います。

退去時に家具や家の修繕が必要であったり、何らかの瑕疵が見られた場合、このデポジットから修繕費を差し引いて返金されます。

また、契約の中にディプロマティッククローズ (Diplomatic Clause)が含まれているかどうか、注意しましょう。通常シンガポールで賃貸を希望する場合1〜2年契約となり、途中契約した場合、違約金が発生します

ただし、このディプロマティッククローズが含まれていれば、入居後12か月が経過した後、転勤や退職、会社都合の理由(倒産など)によりワーキングビザがキャンセルされて、シンガポールをやむなく離れなければならない場合に限り、違約金なしで契約を途中解除する事が出来ます。

コンドミニアム入居時・退去時の注意

物件や家主によっては、入居している間無断で合鍵を使い部屋に入ってくる、水漏れがする、近所の騒音が酷い、退去時に難癖をつけてデポジットの返金を拒む等、色々なトラブルも発生します。

こればかりは、実際に入居してみないとわからない事ですので、そういったトラブルを避ける為にも、入居時・退去時は下記のような事に注意する事をお勧めします。

入居時

  • 上下階・近隣にどのような人が住んでいるか、確認する。
  • できれば、昼間と夜二度内覧し、騒音や環境を確認する。
  • 公共交通機関を使用する場合、バス停や駅からの距離を確認する。
  • すでに汚れがあったり、壊れかけている家具やドア・壁などがあれば、それをエージェントと確認、写真を撮ったり契約書に明記してもらう(退去時のペナルティーを避ける為)
  • 水漏れなどの問題が今まで発生していないかどうか、確認する。

入居中・退去時

  • カーテンや部屋のクリーニングを行う。
  • 入居時にもらうInventory List(家具や備品のリスト)をもとに、汚れや瑕疵がないかどうか確認。少額で修理できるものであれば、退去前に対応しておく。通常、少額(SGD200程度)で修理できるものについては、借主の負担で修理となります。
  • シンガポールでは、1年中エアコンを使用する為メンテナンスが必須です。通常、借主の負担で3ヶ月毎にエアコンのメンテナンスをする事が契約書に含まれる場合もあります。含まれない場合でも、退去時に業者からの領収書など、メンテナンスをした証拠になるものを提出するよう要求される場合もありますので、注意しましょう。

以上、シンガポールのコンドミニアムに関する情報でした。

住まいが充実していると、生活の質も向上します。まして、海外ならなおさらです。

シンガポール生活が充実したものになりますように。

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