フィリピンで生活するために知っておくと便利なのは、地元の交通機関です。
複数の方法を組み合わせ、注意して利用すれば、地元のフィリピン人と同じように自由に行動できます。
首都圏であるマニラは交通機関の種類が一番豊富で、選択肢がいろいろあります。
いくつかの方法をご紹介しましょう。
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タクシー
最近はドゥテルテ大統領の影響力で不正取り締まりが強化されているそうです。
それはタクシー業界にも波及してるようで、ぼったくりタクシーが減っている、といいます。
きちんとメーターを使っていて、極端な遠回りをされない限りぼったくられることはありません。
初乗りは40ペソで、メーターは40ペソからスタートし、距離と時間に応じて加算されていきます。
朝の9時半頃までと夕方5時以降のラッシュアワーの時は、乗客が多いためタクシーの争奪戦になり、なかなか道ばたでつかまりません。
ラッシュアワーに少し離れた場所へタクシーでいきたい場合は、手数料としてメーター表示金額にプラス40〜50ペソを支払うのが相場です。
事前にタクシー代金を知りたい場合や、ルートをあとで確認したい場合、より安全を求めるなら、UberやGrabtaxiを利用するといいでしょう。
見積もり金額の画面をスクリーンショットで残しておくと安心です。
ただ、ラッシュアワーの時は普通のタクシーと同じように争奪戦になり、エラーをおこして利用できないこともありますので気をつけてください。
電車
主に利用する路線として、
- LRT
- MRT
があります。
駅の入り口では荷物チェックとボディチェックがあり、列に並ばなければなりません。
行き先によって駅のカウンターでICチケットを購入します。
運賃は以前より値上がりしていていますが、20-35ペソ程度です。
発行されるICカードは一回限り有効のもので、自動改札で入る時はタッチし、出る時は改札機の下部にある差込口に投入します。
乗車時の注意点
電車内はスリ行為が多発していますので、ポケットに財布などは入れないほうがいいでしょう。
特に朝9時半頃までや夕方5時以降のラッシュアワーは不要不急であれば避けた方が安全です。
また、カバンやバックパックは必ず前に抱えて持ってください。
車内に駅名のアナウンスはされますが、かなり音量が小さいので聞き取りにくいと思います。
駅には大きく駅名のサインがありますので、ドアの上側についている路線図を参考にして確認してください。
時刻表などはありませんが、5~10分くらい待てば来ますので気にせず待っていれば大丈夫です。
フィリピンにしかないローカルな乗り物
近所を移動するために利用する、生活に密着した交通機関として、
- ジープニー
- トライシケル
があります。買い物に行くのも、外食に行くのもこれを使えば安く移動できます。
ジープニー
ステンレス製のカラフルな車体で有名な、小型の乗り合いバスです。
フロントガラスに行き先が表示されていますので、該当するジープニーが通りかかったら呼び止め、乗車します。
運賃は最低8ペソで、乗車距離に応じて運賃がかわります。
運転手に自分の降りたい場所を伝えれば、運賃も教えてくれます。
②トライシケル
モーターバイクにサイドカーをつけた三輪車で、簡易タクシーみたいな感じです。
主要なルートのみのジープニーとは異なり、路地まで乗せていってくれるので便利です。
地区や路地によって運賃が設定されていますので、乗車前に運賃がいくらか確認してください。
だいたい15ペソ~35ペソくらいだと思いますが、距離や乗車人数により高くなることもあります。
また、外国人は高めの運賃を請求されることがありますので注意が必要です。
フィリピンの地方へ向かうなど、中長距離の移動
マニラ以外の場所では電車網は発達していませんし、タクシーも距離があると嫌がられることが多いと思います。
他の方法だとドライバー付のレンタカーやタクシーを一日チャーターするか、バスや乗り合いのバンで移動するかになります。
ここでは、例としてマニラからタガイタイへの移動についてご説明します。
バス
たくさんのバス会社がありますが、おすすめはDLTBバスです。
LRTのGil Puyat station(ヒル・プーヤット駅)すぐ北西側にDLTBのターミナルがあります。
このターミナルからOlivares,Tagaytay(タガイタイ市オリバレス)まで主要ポイントで数回止まる程度で直行します。
比較的新しい車体のバスで、エアコンもきいています。
同じような他のバス会社として、
- San Agustin
- Erjohn Almark
などもあります。
所要時間は渋滞にもよりますが、早くて2時間、渋滞がひどければ3時間半から4時間かかることもあります。
運賃は80ペソ前後で、座席で清算します。
スーツケースなどを預けて積むこともできるようですが、フィリピン人の話では安全が保証されないので避けたほうがよいそうです。
ひざの上にのる程度の手荷物のみで乗るほうがよいでしょう。
大手ではない他のバスも多数あります。
エアコンがないタイプのバスはOrdinaryとよばれ、窓を全開にして走っています。
また、どこでも乗客が乗り降りできるローカルなタイプのバスもあります。
止まっては走りを繰り返し、道ばたの行商の人が車内に乗り込んでいろんなものを売りに来ますので、時間がかかりますがローカル感を味わえると思います。
バン
日本でいう少し大きめの「ワンボックス」を乗り合いバスのようにしています。
Van, FX(エフエックス)といった名前で呼ばれています。
日本だと3人シートのところを4人で座ったりしますが、目的地まで直行しますので気楽にすごせます。
ターミナルはいくつかありますが、例えばLRTのGil Puyat station(ヒル・プーヤット駅)すぐ南西側にあるEGI shopping mallだと便利です。
Tagaytay経由Batangas行きのバンに乗ることができます。
満員になるまで発車しませんので気長に待ちましょう。
運賃は180ペソ程度です。
ひざの上に乗る程度の荷物で乗車するほうがよいでしょう。
フィリピンの交通機関利用時に注意したほうがよいこと
どの交通機関を利用するにしても、スリには十分注意が必要です。
財布はできるだけポケットに入れず、ナップサックなども体の前に抱えて持つなど、自衛してください。
また、ぼったくられるのでは、という不安も確かにあります。
ただ、地域により運賃が異なるケースもありますので、近くのフィリピン人に話しかけて聞いてみると、喜んで教えてくれると思います。
まずはトライしてみましょう!
ローカルな交通機関を駆使すれば、どこでも自由に移動することができます。
日本とはだいぶ勝手が違いますので、最初は不安に思うかもしれませんが、フィリピンの生活をより楽しいものにするのに欠かせません。
ぜひトライしてみてください。
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