人口13億人のインド、日本をはじめ、世界中どこへ行ってもインド人を見かけますね。
インドに在住しなくても、インド人と仕事などで接する機会は年々増えてきています。また、インドに在住の日本人も増えています。
海外在住のインド人と本国のインド人では特徴もかなり違いますし、本国でも北と南ではかなり違います。
また、宗教や出身地方によっても変わってきますが、それでも、インド人と接した人なら誰でも頷いてしまうような特徴が沢山あるので、ご紹介します。
インド人との付き合い方を円滑にするのに、ぜひ性格と特徴を参考にしてください。
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1.時間にルーズ。とにかく慣れよう
インドに来たことのある人ならば、100%大きくうなずいてしまうかもしれません。
とにかく、インド人の時間に対する感覚は、日本人と正反対です。
待ち合わせをして、時間通りに来るインド人はまずいないので、最初からそのつもりでいましょう。
約束の時間を守らないからと怒っていては、インド人と付き合えません。
時間に厳密な日本人は文句も言いたくなりますが、これは本当に慣れるしかありません。
海外在住インド人はビジネスシーンなどでキッチリしている場合もありますが、プライベートではやはり遅れる傾向があります。
インドの営業時間
銀行や郵便局の営業時間が10時からだと言って、10時に行ってもまず開いていません。
10半頃から人が来て、11時ころには担当者が揃えば良い方。
逆に、営業終了時間はぴったり終わります。
対応の途中だったとしても、時間になったらキッチリ終わって翌日出直すように言われることが多いです。
担当者がランチ休憩などの場合も長く待たされるので、特に手続き関係などは時間がかかることを覚悟しないといけません。
待ち合わせ
インド人は、約束の時間に家を出るくらいがちょうど良いと思っています。
外で待ち合わせをしていても、時間通りに来ることはまずありません。
自分も遅れて行くくらいが丁度いいですが、待ち合わせの場所も、カフェなど時間つぶしがし易い場所を選んだ方が良いかもしれません。
コンサートや映画など、時間が決まっているものだと焦りますよね。そもそも開演が遅れる可能性も高いですが、それでも1時間以上遅れて途中から見るインド人も多い…。
相手を待って自分も半分見損ねたりするのは嫌なので、時間が決まっている時の待ち合わせはかなり工夫を要します。
また、自宅でランチなどに招待された時など、その時間に行ってもまだ料理を始めてもいないことが多いでしょう。もしくは、買い物に行っていて、留守にしているかもしれません。
時間通りに行って失礼になることはありませんが、やはりインド人通りでは遅れていくくらいが慣習です。
2.嘘を平気でつく。親切心の場合もある
これも日本では考えられませんが、悪気があっての嘘ではなくて、親切心からの嘘もあります。
頻繁に起こるのは、道を聞いて間違った道を教えられることです。インド旅行者ならば必ず一度は経験があると思います。
これは、騙しているのではなくて「知らないと言ったら相手が落胆して可哀想」と思っての思いやりの嘘です。
そんな馬鹿な!と思いますが、インド中どこにいても同じ経験をします。
くれぐれも、「騙された!」と逐一腹を立てないことがインドでやっていくコツです。
また、その場しのぎで不可能なことを「出来る。」と言い切る人も多いです。
インド人の多くは「No」と言うのを申し訳なく思い、「Yes」と言ってしまう人が多いです。(あくまで、サービス精神)
ビジネスシーンなどでは大問題。
契約ごとでは、小さな約束でも書面にしておかないと、後でトラブルのもとになります。
3. お金が大好き。お金は愛して敬意を示している
いい意味でも悪い意味でも、お金が大好き。
初対面の人に対しても、身に着けているものの値段を平気で聞きますし、職場の同僚とは平気で給料の話をおおっぴろげでします。
初対面でも平気で所得を聞きます。
あまり親しくないうちから、お金の話をするのは、日本人にとって慣れない事ですよね。
多くのインド人は、お金を愛して敬意を示すことが大切だと思っています。
ビジネスに対しての才能がある人も多く、向上心が強いので、積極的に新しい事にチャレンジしていく姿勢は参考にしたいものです。
4. 非常にポジティブ
インド人は、物事を非常にポジティブに考えます。
何かをやろうとする時、リスクよりも成功の可能性を信じます。
日本人と比べると、あまりに慎重さに欠けるように見えることもありますが、良いと思った事はすぐに実行するので、金融のIT化や医療などは世界でも最新の技術が導入されています。
5. インド人は語学が得意
これもポジティブさに関係しますが、インド人は新しい言葉を学んだら積極的に使います。
そのため、教育をまともに受けていない地方の子供が平気で英語で話しかけてくることもあります。
高等教育を受けた日本人観光客の方が、よほど英語が苦手です。
もちろん、観光地では、日本語、韓国語、中国語、スペイン語など、片言の外国語を何か国語も話せるインド人が多く、語学に対する積極性は日本人も見習いたいものです。
都会で教育を受けた若者の多くは、幼稚園から全学科英語で教育を受けている人が多く、訛りは強くても英語はネイティブレベルです。
国際的に活躍するのには、非常に強みになっています。
6. 人と人の距離が近い
人と人との、物理的な距離が非常に近いです。
電車などで、離れた席が空いていても、わざわざ横に座ってくるインド人も多く、身体が触れる距離に座ります。
街を歩く人は、男性同士、女性同士、恋人のように親密そうに手をつないだり肩を組んでいます。
初めてインドに来る人は必ず驚いてしまいますが、インドでは非常に自然な光景です。
7. お洒落意識
インド人は、非常に身だしなみを気にする人が多いです。
街に反射するガラスがあればどこでも身だしなみをチャックし、男性は一日中頻繁に髪の毛をくしで整えています。
衣類のシワにもうるさく、シャツは必ずアイロンをかけます。
ただし、身だしなみの感覚が日本と違い、
- シャツは一度洗濯したら3日は着ます
- シワになったら、アイロンだけかけて翌日も着ます
- 汗をかいたTシャツでも、数日着ます。そのため、Tシャツの下にタンクトップを着ている人も多いです。
頻繁に洗濯しないので、非常に臭う場合があります。
都会ではデオドラントを使う人も増えていますが、香水を大量に使う人も多く、余計に香りがキツクなる場合も。
また、ドレスコードも違い、結婚式に当然のようにジーンズで参列します。
しかし、民族衣装の場合は決まり事が多く、女性は足元がサンダルでないといけないので、サンダルに靴下が一般的。
とにかく自分大好き
身だしなみに関してでも書きましたが、とにかく自分のルックスに対する意識が高いです。
老若男女問わずインド人のSNSは、アップのセルフィー揃って写真ばかり。
どれも、ナチュラルな表情ではなくて、揃って決め顔です。
鏡があれば、男性でも立ち止まって真剣に鏡を見ながら髪の毛を整えて、女性は頻繁にスマートフォンの自撮りモードを鏡の代わりにして身なりをチェックしています。
初対面の人への自己紹介は、永遠と自慢話を続けます。
自分だけでなく、自分の家族のことも必ずよく褒めます。それは、見習いたいです。
8. 階級意識が強い
伝統的にカースト制度があるインドでは、今でも上下意識が非常に強いです。
- オフィスでの上下関係
- 家の中での家主と使用人
- ドライバーと乗客
あらゆる場面で上下関係を非常に意識していて、上の者が驚くくらい使用人にキツくあたっている場面を頻繁に目撃します。
相手によって態度を変える人も多く、仲良く話していた相手が突然、別の相手に怒鳴りつけたりすることも。
もちろん、誰に対しても平等に接する人もいます。
目下の人に対する対応で、相手の人格が見極められるでしょう。
9. 誤魔化す
自分のミスが分かったときに、すぐに認めずにまず誤魔化す、または他人のせいにする、とにかく言い訳から始まる場合がとても多いです。
仕事の場合は非常に腹が立ってしまうこともあるでしょう。
しかし、いったん言い訳を始めると、永遠とそれに時間を割かれてしまうこともあります。
さっさと切り替えて、次の対応を指示した方がずっとスムーズに仕事が進むことが多いでしょう。
10. 人の話を聞いていない
相手が話している時には、盛大に相槌を打ってくれる人が多いでしょう。
それで気持ちよく話していても、後から聞くと何も理解していません。
大事な話をする時には、相手が理解しているのか確認して話さないと、後から指示と全く違う!となってしまいます。
11. 多様性を受け入れる
多種多様な宗教があり、それぞれ全く違う慣習を持つ人たちが共存するインド。
自分と違う価値観を持っている人がいる事を、自然に受け入れられるのはインドの美点ではないでしょうか。
もちろん、全く考え方の違う日本人とも、すんなりと友人関係を築こうとしてくれます。
12. 寛大
インド人の中には、すぐにかっとなって怒鳴る人もいるかもしれません。
しかし、元来、辛抱することに慣れているインド人。
瞬間的に熱くなっても、相手を許す事に慣れています。
相手を怒らせてしまっても、翌日には水に流したように親切に接してくれる人が多いです。
インド人の特徴と性格まとめ
いかがでしたでしょうか、イメージ通りの部分も多かったかもしれません。
嘘つき、時間にルーズなど、マイナスなイメージをもたれ易いインド人ですが、とても人懐っこく、ポジティブなど、憎めない特徴もあります。
また、ビジネスに対しては、積極性など日本人も見習いたい部分もあります。
インドは多様性を受け入れるという特徴を持った国です。
私たち日本人が、インドでは非常に変わっていても、すんなり受け入れられるように、私たちも自分と違う視野を持った文化を受け入れられるようになると、異文化交流を楽しめるようになるでしょう。
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