インドの大学ランキング・トップ10。上位校の特徴や申請・入学方法を解説

インドの大学ランキング

グーグルやソフトバンクの経営層など、IT系大企業のCEOを数多く輩出しているインドの大学には、現在世界中から注目が集まっています。

特にIT業界ではIIT(インド工科大学)がとても有名で、入学はマサチューセッツ工科大学よりも難しいと言われています。

そんなインドの大学ランキングと、留学についてご紹介します。

インドにはどんな大学がある?大学ランキングと大学の特色

まずは、どのような大学がインドにあるのかを大学ランキングでご紹介します。

インドの大学トップ10!やはり強いIIT(インド工科大学)

  1. インド工科大学マドラス校(Indian Institute of Technology Madras Chennai)
  2. インド工科大学カンプール校(Indian Institute of Technology Kanpur Kanpur)
  3. インド工科大学ムンバイ校(Indian Institute of Technology Bombay Mumbai)
  4. インド工科大学カラグプール校(Indian Institute of Technology Kharagpur Kharagpur)
  5. デリー大学(University of Delhi New Delhi)
  6. VIT大学(べロール工科大学・VIT University Vellore )
  7. ラブリー・プロフェッショナル大学(Lovely Professional University Phagwara)
  8. インド工科大学デリー校(Indian Institute of Technology Delhi New Delhi)
  9. サビットリバイ・フール・プネ大学(Savitribai Phule Pune University Pune)
  10. インド工科大学グワハティ(Indian Institute of Technology Guwahati)

参照:https://www.4icu.org/in/

なんと、上位10位の中の6つがインド工科大学です。

それ以外の大学もVIT大学などIT業界に強い大学が並んでいます。

技術系以外では商業学部の人気が高く、就職を視野に入れた選択をする生徒が多いことがうかがえます。

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上位にランキングした大学はどんな大学?有名校の特色を知ろう

インドの有名大学をご紹介します。

有名大学は本当に入学が難しいですが、留学生も受け付けているようです。

【名門中の名門、インド工科大学】

IT分野で世界中で注目されているインド工科大学はインド各地に分布していますが、特に人気の高いムンバイ校はマサチューセッツ工科大学より難関だと言われています。

IITの入試倍率は100倍を超える上に、現地の学生は初等教育から完全に英語での教育を受けています。英語がネイティブでない日本人はかなり不利になります。

日本人学生は、交換留学などで一定期間滞在することが多いようです。

IITはインド各地にありますが、共通して技術、工学教育を中心に教え、経済、経営、歴史なども含みます。

最も名前が知られているのはムンバイ校ですが、インド工科大学の第一校はカラグプール校です。あまり聞きなれない都市の名前が多いのですが、田舎の貧しい家庭の出身の生徒たちが努力でIITに入学するケースがとても多いです。

インド工科大学(IIT)ムンバイ:http://www.iitb.ac.in/

【デリーの名門デリー大学】

1922年に設立されたデリー大学は、インドでも特に有名な名門大学です。

インドではとても珍しくカレッジ制度をとっています。

複数のカレッジが集まって構成されるデリー大学では、同じ学部が複数のカレッジに存在しますので、例えばデリー大学商業学部でも違う校舎の違うカレッジで学んでいる生徒が存在します。

試験はデリー大学の統一試験ではなく、カレッジごとに行います。当然、人気のカレッジに入学志願が集まります。

人気カレッジでは99%の正解でないと入学できない商業学部でも、人気の無いカレッジでは70%程度の得点率で入学できることがあります。

デリー大学:http://www.du.ac.in/du/

【サビットリバイ・フール・プネ大学】

1949年創立のプネ大学も国内で最も有名な大学の一つです。やはり理系が強いですが、ダブルディグリーで外国語を学ぶこともできます。

3年間で学位と同等のカリキュラムを終え、4年目では理系の専門分野に専念できる仕組みになっています。

サビットリバイ・フール・プネ大学:http://www.unipune.ac.in/

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どうしてインドのIT系学部に優秀な生徒が集まったのか?

そもそもインドでITが発展したのには社会的な背景が要因となっています。

インドでは伝統的に職業別身分制度(カースト制度)があり、今現在でも下位カーストの人は上位カースト出身者に比べて良い職業に就きにくいです。

しかし、新しい職業であるIT業界は、生まれ持ったカーストに関係なく誰でも挑戦でき、スキルさえ高ければ低いカーストの出身者でも高収入のポストに就くことができます。

長年カースト制度によって人生が制限されていたインドの人にとっては、大きなチャレンジのできるIT業界は夢があふれています。そのため、多くの才能あふれる学生はインド工科大学を始めとした有名校を目指して必死に勉強します。

インドは12億人という人口を誇り、その半数が30代以下と、とても若い年齢層の割合が多い国です。

インド出身の優秀な新しい人材には多くの国際企業が注目をしています。

インドの大学を選ぶメリットとは?

インドに留学するといっても、なかなかピンとこない方が多いと思うので、インドで留学するメリットをご紹介します。

高い教育水準と真剣さ

インドの教育水準はとても高く、特にIT業界やビジネスシーンで即役に立つような最新の教育を受けることができます。

レベルの高い大学では生徒の勉強に対する姿勢も真剣で、真面目に勉強をしないと授業についていけなくなってしまいます。

学位を取得するころには、しっかりと学習の成果を感じるでしょう。

グローバルな人材への第一歩になる

まず、授業は全て英語のため当然英語能力は非常に高くなります。

将来海外で活躍することを目指すのであれば、同じ内容を勉強するのでも日本語で学んだのと英語での教育を受けているのでは全く違います。

インドの多くの優秀な学生は海外で働くことを想定して勉強しています。

インド国内で大卒の一般的な給料は月に3万ルピー(約5万円)くらいなのに対し、アメリカなどのIT企業からオファーがあると初年度で年収750万円くらいになることも。

グーグルなどの企業は、IT卒業の優秀な生徒には、初年度の年収で1500万円以上のオファーを出すことがあるようです。

海外で働くことを目指して学ぶ現地の学生と一緒に学ぶのは、グローバルな競争社会を学ぶいい機会になるでしょう。

広いキャンパスでくつろいでいたインドの大学生たち

インドは他国に比べて留学費用が飛びぬけて安い!

通常、日本で大学を卒業する場合には、全て含めて1000万円程度かかるだろうと言われています。

しかし、インドの大学だと、生活費を含めても300万円程度で収まると言われています。

大学の授業料は公立校であれば1年間2万円程度からです。私立だと50万円くらいかかるところもありますが、それでも日本に比べて安いですね。

生活費もとても安いです。

学生で来る場合、アパートを自分で借りるよりも、家族が住んでいる家の1部屋を間借りするPaying Gestという滞在の方法が一般的です。(ホストファミリー制度と同様)

その場合、台所を自由に使えますし、食事も家族と同じものを出してもらえることがあります。

地方によって物価が大きく違うのですが1カ月5000ルピー程度(約8000円)で滞在できるかもしれません。

また、デリー大学など、留学生用の寮を完備している大学もあります。

インドの大学に申請する方法

インドの留学の手続きには

  • 大学に直接頼む方法
  • エージェントに頼む方法

があります。

申請書類の提出はオンライン・Fax・郵送などがあるので、大学ごとの指示に従いましょう。

申請書類は英語で提出が必要になります。

ネットで申請書類の書き方なども調べられますが、大切な書類は詳しい先生や、留学経験のある友人などに確認してもらった方が良いでしょう。

エージェントに頼む場合は、ある程度日本語で書いて、代理で書類を作成してもらえる会社もあります。

入学手続き書類例(デリー大学の場合)

デリー大学の場合には、オンライン申請フォームで必要事項に記入します。他の大学もほとんど同様の書類が必要なので参考にしてください。

願書は3月までに提出します。合格の場合7月に入学です。

必要な書類は以下の通りです。

1) オンライン申請のハードコピー
2) 在学証明書(英語)3部
3) 成績証明書(英語)3部
4) 前のセメスター1学期分の英文シラバス
5) 高校の卒業証明書(高校に問い合わせて英文のものを発行してもらいましょう)
6) 高校の成績証明書(高校に問い合わせて英文のものを発行してもらいましょう)
7) 戸籍謄本(行政書士もしくは翻訳会社の翻訳が必要)
8) パスポートのコピー
9) 在日インド大使館からの証明書(申請者が日本人である証明書を、在インド大使館にメールで依頼します。)
10) TOEFL/IELSテストの結果証明
11) 大学の教授からの推薦書 (必須ではないけれどできるだけ用意しましょう)
12) 大学の教授からデリー大学学生寮への推薦書(必須ではないけれどできるだけ用意しましょう)

入学の許可が出た場合、ビザの申請を行って下さい。

ビザ申請の流れについては、下記の記事にも書いてあります。

関連記事:インドのビザ7種類と特徴と取得方法をわかりやすく解説

ビザ申請に必要な書類や金額などは変わることが多いので、必ず公式情報をチェックしましょう。

インドビザの申請書類一覧:https://www.indembassy-tokyo.gov.in/jp/downloads/Visadocuments.pdf

不安があればエージェントに頼むのが安心です!

在学している学校で相談に乗ってくれる先生がいたり、よほど英語に堪能ならば心配は少ないでしょうが、やはり手続き関係の文章を全て英語で確認するのはとても大変です。

インドへの留学は費用が他の国に比べて格段に安いため、申請はエージェントに頼むのも一つの手です。

MISAO (インド大学留学、語学留学など幅広く留学の支援をされている現地企業):https://india-ryugaku.jp/

スクールウィズ(各国への留学サポートを行っています):https://schoolwith.me/countries/IN

また、留学に関する情報は日本学生支援機構(JASSO)のサイトも参考になります。
http://ryugaku.jasso.go.jp/oversea_info/region/asia/india/info_in_guide/

インドの大学ラインキングと留学まとめ

インドへ留学する日本人の数はまだ少なく、未知な部分も多くあるかもしれません。

しかし、ビジネスやITに関しては世界中から注目されている大学も多い国です。

授業料や滞在費の安さから、社会人になった後に修士課程のみなどで留学する方もいます。

興味がある方は、ぜひチャレンジしてみてください。

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