スイスで一般的な「留学」と言えば、全寮制のインターナショナルスクールへの長期留学です。
絵に描いたような美しいハイジの世界をそのままに、スイス全土にある名門校が沢山あります。
スイスには4つの公用語
- ドイツ語
- フランス語
- イタリア語
- ロマンシュ語
がありますが、スイスのインターナショナルスクールでは英語をメインにフランス語やドイツ語他、他言語も同時に学ぶ事が出来る、他国では類をみない環境です。
今回は、スイス留学専門のスイス・ヘルヴェシアより、スイス留学の特徴や留学に必要な費用の話を中心にお伝えしたいと思います。
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スイス留学の年齢層は?4つのパターンからその特徴を紹介
スイス留学の魅力は、何と言っても幼児からの受け入れをしているところです。
5歳〜の正規留学が可能で、学校はとても可愛らしく、子供の安全を第一に考えられた素晴らしい学校を始め、低学年専門の学校、高学年専門の学校と、年齢によって選択できます。
5歳からの留学
5歳からの留学生は、まだまだ一人で全ての事をこなす事が困難ですが、そこは優しい先生、寮母さんに囲まれ、毎日を楽しく過ごす事ができます。
座って学ぶ学習よりも、見て聞いて身体で吸収する事が多い年齢なので、小学校低学年くらいまでのお子様が言語をマスターするには時間がかかりません。
小学校高学年〜中学生の留学
将来の方向性を考慮して長期留学を開始します。
日本ではインターナショナルスクールに既に通われていた子、英検2級を取得している子、全く英語が話せない子も中にはいますが、入学前の語学プログラムを受講する事も可能ですので、語学面で苦労する子は見受けられません。
身の回りの事を自分で出来る年齢です。
学校のルールに従って自由な校風の中、楽しい留学生活が過ごせます。
高校生からの留学
大学進学を視野に入れ、卒業後はスイスの大学か世界各国の大学へ進学する為の準備を兼ねて語学を本格的に学びます。
日本人が高校生からの留学を始めるためには、多少の会話力、学力が求められるので、英会話ができないと学力が低下してしまうかもしれません。
大人留学
語学学校、美術系専門学校、大学、バレー留学、ホテル学校など、スイスには多方面で活躍する学生を応援、サポートする教育が提供されています。
各々の目的に沿って、スイス・ヘルヴェシアでのカウンセリングをぜひ活用してください。
タイプ別!スイス留学の費用はいくら必要?
スイスは生活水準が高く、よって学費も決してお手頃な価格ではありません。
ここでは、いくつかのパターンをご紹介します。
1.正規留学 〜1年間で1000万円前後
インターナショナルスクールの教育水準は非常に高く、入学した時点で将来の進学先を考慮した教育方針を掲げます。
様々な資格習得や、大学進学に有利な「国際バカロレア(IB)」の履修する事ができ、学生も世界中から訪れるので、国際色豊かな学校生活を送れます。
学校・年齢により費用は異なりますが、およその年間ボーディング費用は、1000万円前後。学費、寮費、食費など、全てが含まれた費用です。
2.サマーキャンプ・ウィンターキャンプ 〜2週間で60万円
夏休み、冬休みを利用した短期留学も、近年大変人気のあるスイス留学です。
お子様を「安心して安全な環境で学ばせたい」と誰もが思う事を叶えてくれるのが、スイス留学の魅力の一つです。
2週間からの滞在で、最長7週間。
2週間の参加費は、およそ60万円程度。
午前中は英語力に応じた語学授業、午後はアクティビティ、遠征、チョコレート工場見学、博物館訪問など、スイスならではの格別な夏休みが過ごせる事間違いありません。
3. 大学 〜学費だけなら年間10万円程度
スイスの国公立大学は、学費がほとんどかかりません。
安いところで、年間10万円程です。
スイスは教育に熱心で国際的に高水準な教育レベルを保持するため、入学資格も高水準になっていますが、その分、公的資金で学費が賄われているためです。
スイスは九州程の小さな国ですが、「能力の高い外国人はスイスの大事な人的資本」と考えられており、授業料は外国人留学生にもスイス人学生にもあまり差が無いようになっています。
外国人留学生のおかげでスイスは国際色豊かで、優秀な人材が国内外から集まることでスイスは国際競争に生き残ることができていると考えられているので、語学に自信のある日本人学生は、是非この美しい国、スイスで大学生生活を過ごしてみてはいかがでしょうか。
4. 語学学校 〜3ヶ月コースで40万円+生活費で40万円
語学学校は比較的安価です。
ドイツ語、フランス語を学んでみたい大人のプチ留学に来られる方向けです。
スイスの生活費が高額ですので、学費よりも生活費の蓄えが必要になります。
3ヶ月の集中コース およそ40万円 1週間から授業を申し込めます。
生活費 3ヶ月のアパート代 およそ30万円。食費・雑費 およそ10万円〜を目安に
スイスの物価に関する記事はこちら「スイスの物価を徹底検証!いくらあれば生活できる?」を参照ください。
スイス滞在中の生活費の目安
では、次に一般的なスイスの生活を基準に、おおよその生活コストをご紹介します。
項目 | 物価 |
---|---|
レストラン ランチ | 2,500円 |
レストラン ディナー | 5,000円 |
携帯電話 インターネット使い放題/スイス国内通話し放題 | 60fr /月(会社によります) |
ペットボトル 水 | 160円 |
ペットボトル コーラ | 300円 |
お酒 ビール500ml | 190円〜 |
家賃 1LDK | 10万円〜 |
交通費 バス | 1エリア400円 |
交通費 電車 一駅 | 400円 |
スイスの生活費は全てが高額という訳ではなく、消費税率が物によって異なるので、例えば日本人からするとアルコールは破格です。
近頃では、スーパーで醤油、豆腐、そば・うどん、カップ麺、のり、お米や梅酒まで日本製が販売されていて、基本的な食生活で困る事はありません。
スイスの大学へ留学する魅力やメリットは?
スイス留学に費用を紹介したところで、ではその費用を払ってスイスへ留学するメリットはどんなところにあるでしょうか?
ここでいくつかご紹介したいと思います。
スイス留学のメリット
- 治安が良い
- 外国人に優しい
- 食事が美味しい
- 図書館などの公共施設が整っている
- スイス全土に公共移動手段がある
- 多言語習得に最適
- 日本にない専門分野が学べる
などなど。
スイスの一番の魅力は何と言っても、留学生にも観光客にも安全なところです。
治安は、世界ランキング5位に位置付ける程で、住んでいる筆者も安全宣言できます。
あえて挙げるデメリットとしては、
デメリットは?
- 物価が高い
- 第二言語が話せないと困る地域がある
で、日本の3倍近くの生活費が必要な点です。
観光地は更に割高になるので、スーパーを見つけたら水や軽食を購入しておくと良いかもしれません。
基本的に観光地、街中では英語が通じますが、少し外れのハイキングコース、田舎町巡りをした際には、英語すら通じないケースもありえます。
スイス留学の前準備をしよう
いずれの年齢であっても、留学前には多少の語学学習準備をしておくのがベストだと思います。
特に日本人は、初めから流暢に話せない人がほとんどですが、最低限、単語や文法知識があると、留学開始後に苦労しないと思います。
スイスのビザ
スイスではVISAに当たる、滞在許可証が全学生に与えられます。
これはスイスに到着してから申請、発行するもので、日本のスイス大使館に依頼をしても、発行はしてもらえません。
滞在許可証を申請する学生は、申請に必要な書類一覧を学校から取り寄せ、日本で準備をしてから渡航することになります。
スイスのビザに関連する記事:スイスのビザ8種類の特徴と申請方法を徹底解説
保険
スイスでは、健康保険は全員に加入義務があり、スイスに到着をした日から申し込みが必須です。(3ヶ月以内の語学留学の場合は、国際保険でも構いません)
滞在許可証が無い期間でも、保険はスイス到着後から申請できます。
ですが、学校により、保険加入の手伝いをしてくれる場合と、自身で加入する学校とあるので、要確認が必要です。子供留学は学校が加入手続きを行います。
航空券
日本からスイスへは、成田空港からチューリッヒへの直行便があります。歩行時間はおよそ12時間半。
羽田空港や名古屋、関西、福岡空港からは、ヨーロッパのどこかへ経由して、11時間のフライト後、1時間のフライトでスイスに到着します。
留学先により、チューリッヒ空港か、ジュネーブ空港のどちらかになります。
航空券は、エコノミークラスで往復およそ17万円。季節により2万円程前後するとお考え下さい。
銀行口座
近年、スイスの金融機関は非常に厳しくなっており、滞在許可証のない成人外国人が、スイスで口座を開くことはできません。
不正を防ぐためですが、留学生には不憫でなりません。
かといって大金を持ち歩くのもオススメはしません。
こういった状況を渡航までにしっかり把握し、Cityバンクの様な世界中のATMでお金を下ろせる銀行の口座をお持ち頂くのをお勧めします。
困った時の対処法を覚えておこう
「スイスに何語を学びに行くか」により学校を選択する事になりますが、学校は英語でも、一歩外に出ればそこはドイツ語、フランス語が翔び交う世界です。生活をしていく上で、最低限の困った時の対処法を覚えておくのも大切だと思います。
例えば、
「〇〇はどこですか?」
「〇〇ありますか?」
など、お店で使いそうなフレーズ、また注文の仕方、支払い方法などを事前に学んでおくなど、特殊な環境に適応する事が出来れば、留学生活が一層楽しくなる事間違いありません。
街中ではわりと英語は通じますが、全ての人が話せるわけではありませんし、少し田舎に行けば通じない事もありますのでお気をつけください。一般的に観光地では問題ないでしょう。
スイスの留学費用まとめ
簡単に留学費用についてまとめとおくと
生活費 1ヶ月のアパート代10万円程度
タイプ | 費用 |
---|---|
正規留学(インターナショナルスクール)の年間ボーディング費用 | 1000万円前後 (学費、寮費、食費など含む) |
サマーキャンプ・ウィンターキャンプ | 2週間で、60万円程度 |
大学(スイスの国公立大学)の学費 | 年間0〜10万円程度 |
語学学校の学費 | 3ヶ月の集中コース 40万円 |
食費・雑費 | およそ10万円〜 |
スイスは本当に日本人のイメージ通り、安心、安全、美しい気品漂う国です。
お子様やご自身の留学先に、スイス留学をお考えの際には、スイス留学専門のスイス・ヘルヴェシアにお気軽にご相談ください。(翻訳は、全言語、英語、フランス語、ドイツ語に対応しています。)
お子様の様子を月に1度訪問し、ご家族へレポートをお送りする【年間サポート】にて、小さなお子様の留学を現地でサポートしています。
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