スイスの公用語は4つ!各地域の公用語事情をわかりやすく解説

スイスは多民族国家が多いヨーロッパの中でも珍しい公用語が4つもある国です。

今回はこのスイスの言語ごとの特色をスイス在住者がわかりやすく解説したいと思います。

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そもそも、多国語国家とは?

日本語以外の言葉を耳にする機会も少ない日本人からすると、公用語が4つも存在するという感覚がないと思います。

4つも言語もあるということはどのような感覚なのでしょうか?

筆者が実際スイスで生活をして感じたことは、言語に対する意識の違いです。

スイスの子供達は、小学校の時から英語教育を受け、小学校5年生くらいになると、ドイツ語圏の子はフランス語、フランス語圏の子はドイツ語、といった風に3ヶ国語目の勉強も始めます。

それもあってスイス人の多くの方は英語を話す事ができます。

また私の留学先では、小さな学年の子たちが一生懸命英語で話しかけてくれたり、またフランス語圏から来た子に対してドイツ語圏の子が勉強したフランス語で話しかけるなどという事が当たり前のようにありました。

子供のころから話す機会を自然と持つことで、他国語を話す恐怖感をなくすことができるのです。こういった事はやはり多国語国家だから可能なすばらしいメリットだと私は思います。

ここまでは、多言語国家への私なりの印象について書かせていただきました。

では次は各言語の特徴について見ていきましょう。

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ドイツ語圏 -ベルン、チューリッヒ

ドイツ語を話すスイス人の割合は1番多く、全体の約63%です。

主な都市は首都のベルンチューリッヒなどで、中心部から北側を占める形となっています。

避暑地として有名なグリンデンヴァルドやツェルマットなどもドイツ語圏です。

スイスドイツ語はドイツの標準ドイツ語と比べるとかなり訛っていて、ドイツ語を話す事ができる方でも理解するのは難しいです。そこで、スイスのドイツ語圏の人は外国語に近い形で標準ドイツ語を勉強する事で、外国人とコミュニケーションを取っています。

また、その都市によっても方言があるようで、話し方も様々なようです。

習得はとても難しいスイスドイツ語ですが、特徴がある言語なのでドイツ語と比べて違いを見つけてみるのも面白いかもしれませんね!

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フランス語圏 -ジュネーブ、ローザンヌ

フランス語を話すスイス人の割合は約20%と、2番目に多くなっております。

主な都市はジュネーヴローザンヌなど西側のフランスに面した国で主に使われています。

スイスドイツ語と標準ドイツ語のような特徴のある訛りはフランス語には特にないようです。そのせいもあって、他言語を話すスイス人同士での会話はフランス語を用いるのが一般的です。

しかしながら、英語の普及によりこのフランス語を用いた会話方式は一般的では無くなりつつあるようです。

また、文化的にもフランスとの関わりが多いため、建物や食べ物もドイツ語圏とは違いがあります。

ドイツ語圏の主要な街からおよそ2-3時間ほどでアクセスが可能なので、二つの文化を見比べてみるのも良いかと思います。

イタリア語圏 -ルガノ、ロカルノ

イタリア語を話すスイス人の割合は6%と、割合としてはあまり多くないです。

主な都市はルガノロカルノなど、南部の都市で使われています。

この地域のイタリア語はチィチーノ語と呼ばれ、標準イタリア語とは少し違いがあります。

この地域はスイスなのですが、歴史的にもイタリアにとても近く、建物などの雰囲気もドイツ語圏とは全く違うので、もしスイスに住んでいるなら訪れてみるのも良いかもしれません。

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ロマンシュ語圏 -アルプス

ロマンシュ語に関しては、スイス人のごく一部の人(0.48%)のみが話す事ができ、一般的にスイスに住んでいても話す事ができる人を見つける事は難しい言語です。

主にアルプスの山奥の地域で使われています。

この言語は存続が危ぶまれていて、スイス政府が保護するために公用語に認定されているそうです。

また、ロマンシュ語圏の学校などでは積極的にロマンシュ語での教育が行われています。スイス国内でならロマンシュ語の放送を国営放送で見る事ができるらしいので、1度どのような言語なのか興味のある方は見てみてはいかがでしょうか。

まとめ

スイス各地域の公用語の特徴について書かせていただきました。

多国語国家というのはメリット、デメリット両方あるとは思いますが、それも含め我々日本人にはそれを知る事がとても良い勉強になると思います。

スイス自体は国土が小さくアクセスしやすいので、もし訪れた際は是非違う言葉を話すエリアにも足を運んでみてください。きっと新しい発見があなたを待っていると思います。

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