スイスの生活費を徹底検証!いくらあれば生活できる?

世界の物価高ランキングで必ずランクインするスイス。

その物価高はチューリッヒ、ジュネーヴといった大都市ではとかく目を見張るばかりで、とあるサイトではチューリッヒで飲むコーヒー1杯の価格が3.65フラン(約400円)で世界一とされたばかりか、バーゼル、ベルン、ジュネーヴとトップ5のうち4つにスイスの都市がランクインしました。

今回はそのような物価高スイスの中でも、日本人の皆さんの住む確率が高い大都市ジュネーヴに絞ってその物価高と必要な生活費について検証してみましょう。(2016年11月時点の調査で、1フラン=110円で計算しています。)

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とにもかくにも平均収入世界一!

物価高ということは、それに見合った収入がないともちろん生きていけません。

スイス人の平均収入は2015年時点で約600万円と言われ、世界一と言われています。(日本は同調査で4位でした。)

スーパーのレジ打ちの給与で時給約3,200円です。

スイスの最低賃金は月約34万円ほどと聞けば、その収入の高さを実感できるのではないでしょうか。

更に、ジュネーヴでは国連はじめ、国際機関や世界の名だたる大企業、金融機関、銀行にお勤めの方が多数なので、家賃の半分、または半分以上は自費ではない、とか、子どもの(インターナショナルスクールといった)学費まで勤務先がカバーしてくれるなんていう事もあり、レマン湖周辺の数億円の高級レジデンスにお住まいの方も珍しくないというお土地柄。

アルプスに囲まれる農業区域の農家の暮らしとのイメージのギャップは覚悟しておいたほうがいいですね。

ジュネーヴ市内で目にする車の5台に1台はメルセデス・ベンツ、アウディが占め、ポルシェやフェラーリも半日市内を走っていれば何台見たかな、というくらい珍しくありませんよ。

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アパートの家賃は東京都港区

少しフランス語がお分かりの方は試しに「appartement, louer, geneve」とキーワード検索をしてみるとお分かりかと思いますが、ジュネーヴ市内で「Studio」と呼ばれる20平米ほどのワンルームで、既に月1,000フラン(約11万円)を超えてしまいます。

更に光熱費や管理費がつくので、最低でも日本円で月14万円は見積もっておいたほうがいいでしょう。

これが家族用で部屋数が増えたり、より治安が良く景観も良い地域になると、あっという間に2,000フラン、3,000フランと上がっていきます。

ましてや日系の仲介付き物件だと、安心と引き換えに大家さんは家賃を割高に設定してきますので、生活の基盤である住居の家賃高は必ず年頭に入れておくべきだと思います。

因みに、物件を購入する場合は外国人に対して様々な規制がかかり、また、頭金も2割と周辺のEU諸国に比べると頭金の金額も割高になっているので注意が必要です。

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外食も高い

一見ごく普通のカジュアルレストランですら、ランチに30フラン(約3,000円)、ディナーにアルコール代除いても50フランは覚悟しておかなければならないですね。

特にチューリッヒといったドイツ語圏では基本的に外食の習慣がなく、外食する場合は誕生日や特別な機会に限られるので、一気に値が上がります。

日本のようなファミレスやそば・うどん屋さんが本当に恋しくなりますね。

サンドイッチですら、パン屋さんで買えば日本円で1,000円弱が相場ですから、食費を抑えたい方はスーパーでサンドイッチなど購入するか、自炊に限ります。

マクドナルドですらハンバーガー1個で約350円もしますし、時々見かける自動販売機のアルミ缶一つに約500円かかると分かった時には気が遠くなりました。

スーパーの物価も色々

スイスの代表的なスーパーに、Coop(コープ)Migro(ミグロ)があります。

どちらもスイス国産品である牛乳や卵、魚や肉、野菜など新鮮で豊富に取り揃えてあり、店舗によっては衣料品や本なども売っている総合スーパーです。

敢えて言えば、Coopの方が野菜と果物がより新鮮で、より高い印象ですが、生鮮食品なので時と場合によると言えましょう。

この2大スーパーは感覚的には東京の成城石井をちょっと高くしたくらいでしょうか。

例えば、ごく普通のブランドの牛乳1リットルが3フラン(約330円)ほどです。「BIO」と名を打った有機系食品になると、通常価格の約1.5倍になります。

関連記事:「スイス・チューリッヒ・5種類50品目の物価一覧を大公開(食品・日用品からお土産まで)

最近ではアジア系の食材コーナーにお寿司や醤油といった日本の商品も並んでいますが、YAMASAの寿司醤油が200ミリリットルの小瓶で、5フラン(約550円)します。

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スイスの平均的なお給料がある家庭にはそこまでハードルが高くありませんが、もし平均を下回る場合やより経済的に生活したい場合は、Denner(デナー)という日本でいうとコンビニのような、規模は小さいのですが必要最低限の食材や日用品も売っているお店を利用するといいでしょう。

また、フランス語圏ではよく「Action」と書かれている札があり、セールという意味なので、狙い目です。

また、ジュネーヴが生活圏でしたら、バスでお隣のフランスまで行ってユーロで安く買い物をする手もあります。

週末はフランスの国境沿いの街のスーパーがスイスナンバーの車でごった返しているのを見ると、スイスフランをユーロに両替してでもフランスで買い物をするメリットがあるということだと思います。

時々、大きな買い物カートにわんさか1週間分くらいの買い物をして、レジで新札500ユーロをポンと手渡しする方を見かけたりすると、スイスの方だなと思うわけです。

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実は、交通費は日本より安い

そうなんです。物価高スイスでも日本より安い費用があると言えば、交通費ですね。

ジュネーヴ圏内であれば市内と市外で差が出ますが、ゾーン毎に指定された1か月の定期券を購入すれば、トラムもバスも乗り放題。

片道30分ほどの距離のゾーンで月100フラン(約1万円)ほどです。

国鉄や湖を渡る船なども観光用でなければ目を見張るほどの高さではありません。

日本は固定料金の新幹線しかり、私鉄も1駅で300円なんてこともあり、交通費の高さは世界でもトップレベルですね。

車を所有する場合はスイス国内の高速道路は年に1回、ヴィニエットと呼ばれるシールをキオスクなどで40フランで購入しておけば、あとは追加料金を払うことなく乗りたい放題です。

ガソリン代は隣国のEU諸国よりは割高で、ハイオク1リットルで1.50フラン(約400円)です。

駐車代はジュネーヴ市内の大型駐車場であっても、1時間2,3フラン(約300円)ほどで、東京やパリに比べたら高いとは思いません。

但し、駐車やスピード違反については容赦なく高額の罰金が課せられます。

一度聞いた話によると、赤信号を0.7秒走ってしまっただけで270フラン(約3万円)の罰金だそうです。

スイスはこの点では隣国EU諸国と比べて街の至るところに警告の看板なく速度計やカメラが設置されており、交通ルールの取り締まりに厳しいと言えます。

娯楽費

オペラやコンサートは特別良い席でなくても1席100フラン(約1万円)はかかるのが相場です。

子ども向けのコンサートですら、子どもに50フラン(約5,500円)はかかる計算でいなければなりません。

但し、国立美術館などミュゼナショナルと呼ばれるところは無料のところが多く、お金をかけずにそれなりに文化的な娯楽を楽しむことができます。

まとめ

上を見ればキリがないことはお分かり頂けたかと思いますが、独身で生活するにも車を持たなかったとしても一ヶ月で約30万の生活費は見積もっておくべきでしょう。

あとは食費と娯楽費で大きく変わることを念頭においておいたほうがいいと思います。

特にジュネーヴといったフランス語圏はとかく生活が派手なので、渡航をお考えの際は日本で充分に貯金をされておくことをおすすめします。

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