イロイロ市はフィリピンのほぼ中央の西ビサヤ地方に位置するパナイ島の中心都市です。
パナイ島はフィリピンの7,000を超える島の中で6番目に大きい島。
イロイロ市はパナイ島の南岸にあり、人口は44万人です。(2018年時点)
かつてフィリピン独立前は、マニラやセブよりも経済の規模は大きかったのです。その後、貿易の中心はマニラへ移転されました。
2000年以降フィリピン人の高い英語力が認められ、海外のBPO企業などがフィリピンに進出してきました。主に、マニラ圏やセブ圏です。
しかし、これらの地域では地価の高騰、人件費の高騰、慢性的な交通渋滞などの問題点が出てきました。
新たなBPO企業の拠点としてイロイロ市が注目されているのです。政府主導でイロイロ市の開発計画が進められ、2017年には最も開発された都市になったのです。
ここでは、私の好きな街・イロイロ市について、その特徴や魅力を紹介してみます。
まず、イロイロ市の特徴として挙げられることは
- 治安がいいこと
- 物価が安いこと(高くないこと)
- ある程度の街の規模でありながら自然が近くにあること
- 食べ物がおいしいこと
- 英語が通じること
- 留学には良い環境
です。
それぞれ見ていきましょう。
1. イロイロ市の治安は?安全な地域といえる
防犯についての基本さえ守っていれば、安全な地域だといえます。
基本とは、華美な装いはなるべく避ける、夜は出歩かないなどは前提条件です。スリや置き引きなどはありますので荷物から手を離さないようにしておきましょう。
【厳選!安全対策グッズと知識をお伝えします】
- 財布の数は2つ以上
- 革財布で高級感を。さらにチェーンも複数つける。
- 「スキミング防止」機能付きのパスポートケースやバッグを選ぶ
- 体に密着したかばんを
- 窃盗防止アイテムをいくつか所持する
- 犯罪の100倍遭遇!?交通事故を防ぐ反射リストバンド
- スーツケース施錠は必須。必須の南京錠
など、防犯グッズと安全対策を押さえておきましょう。
これはフィリピンに限らず海外での基本ですよね。万が一強盗にあった時には抵抗せずに財布やカバンを差し出しましょう。
2. イロイロ市の物価
※単位はペソ
※1ペソ=約2円(2019年11月時点)
日常の買い物 | 値段 | 備考 |
---|---|---|
移動:ジプニー | 市内一律8ペソ | 中・長距離は距離による |
移動:タクシー | 市内約150ペソ(初乗り40) | 1日貸し切り8,000ペソ~ |
食堂街の食堂 | 50ペソ〜 | ご飯10ペソ、野菜おかず20ペソ |
食堂:立派な食堂 | 150ペソ〜 | |
食堂:ショッピングモール | 150ペソ〜 | |
食堂:日本食店 | 300ペソ〜 | |
ビール レギュラーサイズ | 40ペソ〜 | 食堂では50ペソ~ |
コーラ1リットル | 50ペソ | 店により違いあり |
世界ブランドのコーヒー店 | 110ペソ〜 | マクドナルドでは29ペソ |
携帯電話プロモ(前払い) | 30日で約1000ペソ~ | |
ポケットWi-Fi | 本体1200ペソ~、シム60ペソ~ | 前払いプロモ1000ペソ~ |
コンドミニアム家賃 | 日本のワンルーム1万ペソ~ | 月額 他に敷金2カ月分 |
食堂街の食堂:ご飯10ペソ、野菜おかず20ペソの補足:
- おかずは野菜系が20ペソ前後
- お肉系が30ペソ前後
- 魚は切り身1つで30ペソ
くらいです。
出来上がったおかずが陳列ケースに並んでいますので指をさせば小皿によそってくれます。
私の場合、ご飯1つ、野菜系おかず1つ、肉系おかず1つを注文して大体60~70ペソです。
ソフトドリンクも勧められますがほとんど飲みません。自分で水を持ち歩いてます。注文時尋ねられるのは「ここで食べるのか、持ち帰るのか」です。テイクアウトといえばビニールの小袋に入れてくれます。
Wifiや携帯について:
ポケットWi-Fiで携帯電話もパソコンも使えますので、兼用するからという方は携帯電話プロモは不要かも知れません。
観光ビザでの滞在される場合、イミグレーションの費用が別途必要です。イミグレーションはイロイロ市内にありますので滞在するのに便利な街といえます。
インターネット環境はOKライン
イロイロ市内を離れると電波の悪い場所も多いの実際のところ。
携帯電話程度ならほとんど大丈夫ですが、パソコンでは電波を拾えないところもあります。
最近のコンドミニアムにはWi-Fiが設置されているところが多いですが、契約時別途有料の場合もあります。ほとんどのホテルにもWi-Fiは設置されておりますがそのスピードはまちまちです。
3. 自然が近い環境
イロイロ空港は山に近いところにあります。
市街地から車で30分も走ると田園風景がひろがり自然を感じることができ、また歴史好きな方は市街地も含めいろいろな場所に時代を感じさせる建物があります。
内陸部には山があり、年中、川に水が流れています。
フィリピンでは川に水があることが当たり前ではなく、普段は乾ききっていて、雨が降った時だけ水が流れるという地域もあるのです。
ただし、自然が好きな方でも山へ行くのは危険ですのでお勧めできません。筆者は山へ行ってみたいと思い、何人かの地元フィリピン人に同行をお願いしたことがあるのですが全員が危険だからやめた方がいいと言われました。この点は気をつけましょう。
4. 食べ物は基本お米中心の食文化のため、日本人には問題ない
基本的に日本と同じお米中心の食文化ですので違和感は感じられません。
ただし、お肉料理が多いかもしれません。
イロイロ地方の味付けは香辛料が比較的少なく筆者にはとても食べやすく感じました。
辛口の物もありますがフィリピンの他の地域よりもお勧めできる味付けです。
5. 英語を話せる言語環境
学園都市でもあるイロイロは英語を話せる方も多いです。
街で誰かに声をかけても、その人が分らなければ周りの人を呼んでくれ、その中には必ず英語を話せる人がいます。
言葉で苦労したことはありません。
ちなみに、フィリピンイロイロ地方の母語はイロンゴです。
6. 留学先としてのイロイロの魅力
イロイロにも語学学校が多くあります。
語学学校といえばセブを思い浮かべる方もいらっしゃると思いますが、静かな環境で勉強ができるからとイロイロを選択する人も増えているそうです。
日本人が少ないので集中しやすい環境であるともいえます。やはりどうしても日本人同士だと日本語で話してしまいますから語学の勉強にはなりません。
イロイロ市までの交通手段まとめ
イロイロ市まで空路:直行便はない。
イロイロ空港は国際空港ですが日本からの直通便はありません。(2019年11月時点)
日本からくる場合、首都のマニラで乗り換えるか、第2の都市セブで乗り換えるかの2種類あります。
マニラからだと1時間強、セブからだと1時間弱で来れます。
参考までにお伝えしますと、国際便は香港便とシンガポール便がありますので香港で乗り換えてくることも可能です。
空港から市内までの交通は2種類
バンとタクシーの2種類があります。
バンは空港からSMシティという巨大ショッピングモールまで行き、料金は50ペソです。荷物も積めますが9人程度乗り込みますので中はぎゅうぎゅうです。
タクシーの場合市内まで一律500ペソです。タクシーの案内係の人が行き先により料金表を持ってますので、いわゆる「ぼったくり」の心配はありません。
市内でもちょっと遠い場所だと600ペソのところもあります。乗車前に確認してみてください。
イロイロの魅力まとめ
タイトルにもさせて頂きましたがイロイロは「愛の街」(City of love)とも呼ばれています。
街なかの整備はまだまだ進行中ですが、その分暮らしやすい街なのかもしれません。大きな都市でありながら、人々の温かさを感じられる街です。
イロイロ市は「Noカジノ、Noスラム、Noストリートチルドレン」を掲げています。
ストリートチルドレンをただ街から追い払うのではなく、しっかりとした施設で教育を行っているとイロイロに住む友人から聞きました。
ビジネスパークと呼ばれるエリアもできましたので海外からの企業も多く入ってきています。
インターネットの充実、停電時復旧設備の充実、24時間の警備など、大都市と比較しても遜色なしです。
是非一度イロイロへ来てご自身で実感されてはいかがでしょうか。
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