イタリアでの食事では意識をしたい10の常識とマナー

パスタにピザにジェラートと日本でもすっかりお馴染みのイタリア料理ですが、実は現地イタリアの実情とは少し違って日本で知られていることがあリます。

またイタリア人には当たり前のことでも、日本では全く知られてないようなこともあります。

イタリアでも各地で日本料理店を見かけます。

お店に入るとイタリア人が小皿にお醤油を並々と注ぎ、お寿司をわさびとお醤油まみれにして食べているのを目にします。わさびもお醤油も少し減らした方が美味しいのになぁと残念な気持ちでいっぱいです。

もちろん一緒に食べている友達だったらアドバイスできるのですが、隣のテーブルの人にまではできません。

このわさびとお醤油まみれのお寿司と同じようなことを日本人もイタリア料理を食べるときに知らず知らずのうちにしています

イタリアに住んだらレストランでホームパーティーでとイタリア人と一緒に食べる機会がたくさんあります。

この機会にイタリア人のイタリア料理の食べ方を知っておきませんか?

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1.カップチーノは朝だけの飲み物

イタリア人がカップチーノを飲むのは朝ごはんのときだけです。

ランチタイムや夕食の後にカップチーノを注文するイタリア人はいません。

お昼以降に街中でカップチーノを飲んでいる人を見かけたら100%外国人観光客に間違いありません。まして夕食後の飲み物としてカップチーノを頼むのは日本人だけとも言われています。

食後に牛乳が入ったものを取るのは消化に良くないとうのがイタリア人の考えです

同じ理由からエスプレッソに少しだけ牛乳が入ったカフェマッキアートも食後は良くないと考えるイタリア人さえもいます。

イタリア人の朝ごはんの定番はカップチーノとブリオッシュと呼ばれる甘いパンです。

朝ごはんは甘いものしか食べず、量もあまりたくさんは食べません。朝ごはんにハムやチーズがあるのは外国人向けのホテルくらいです。

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2.ピザは一人一枚オーダー

日本ではみんなでシェアして食べることの多いピザですが、イタリアでは必ず一人一枚ずつオーダーします

ピザは一枚ずつ

自分のピザが運ばれてきたらナイフとフォークを使って切り分けながら食べます。

もちろん途中で手を使って食べても大丈夫です。ただ日本のように濡れたお手拭きは用意されていないので、気になる人は先にトイレで手を洗っておくといいかもしれません。

一枚全部は多すぎて食べきれない人は、縁の具がのっていないピザ生地だけのところは残すと言うのもありかもしれません。

こうしているイタリア女性を見かけます。

イタリアでは普段はワインを飲むことが多いですが、ピザと一緒に飲むのはビールかコカコーラが定番です

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3.魚貝類のパスタにチーズはかけない

大抵のパスタはパルミジャーノと呼ばれるチーズをすりおろしてかけるとさらに美味しくなるのですが、魚貝類のパスタにはこのチーズは合わないのでイタリア人はかけません

もしあなたが魚貝類のパスタにパルミジャーノをかけ始めたら、イタリア人は変な顔をするかやめるように教えてくれるかもしれませんよ。

4.パスタはすすらない

これはかなり日本でも知られていますが、おそばやラーメンを食べ慣れている日本人は気が抜けるといつの間にかパスタをすすっていることがあるようですので気をつけましょう。

またパスタを食べるときにスプーンも使うのはイタリアでは子供だけです

大人は少量ずつフォークだけで上手に食べるようにしましょう。

日本ではパスタと言えばロングパスタのスパゲティですが、イタリアではショートパスタの方がよく食べられているのであまり心配する必要はないかもしれません。

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5. 料理はひと皿ずつ食べ終えていく

日本では食卓に同時に色々な種類のおかずが並び、それぞれを少しずつ食べていくのが良いとされていますが、イタリアでは違います。

  1. まずはアンティパスト
  2. それが終わったらパスタなどのプリモピアット
  3. それからお肉やお魚のセコンドピアット

というように順番にひと皿ずつ食べ終えていきます

レストランだけでなく家でも同じように順番に食べていきます。

ちなみにイタリアではホームパーティのときなど良くお皿が重ねてセッティングされています。重ねたまま上に置かれたお皿から使えばいいだけです。

6. お酒を他人に勧める必要はない

日本のお酌文化はイタリアにはありません。

みんなで一緒に食事をするときは、各自がそれぞれ好きなものを好きなペースで飲みます。

他の人のグラスが空になっていても、気を使ってお酒を注いであげる必要はありません

また飲みたくなったときに自分で注げばいいのです。

ちなみにイタリア人はよくお酒を飲みますが、泥酔している人を見かけることはほとんどありません。

明らかに酔っ払いと分かるくらいまで飲むのはイタリアではみっともないことなので気をつけましょう。

ほろ酔い気分で千鳥足で歩いているとイタリアでは変な目で見られるか本気で心配されてしましますよ

7. レストランではワインと水の両方を注文

日本ではレストランでワインを注文するとワインだけを飲むことが多いのですが、イタリアでは最初にワインを注文するときに水も一緒に注文し、ワインを飲みながら同時に水も飲みます

同じように家でワインを飲むときも水も一緒に飲むのが一般的です。

イタリアはワインと水をもらう

こうしてワインと水を一緒に飲むと酔っ払いになるのも防げるのでいい習慣ですよね。

8. ドレッシングは存在しない

イタリアには日本のようにすでに調合されたドレッシングはありません。

サラダを食べるときはその代わりにオリーブオイルとバルサミコ酢、塩や胡椒で自分で味付けします。

新鮮で美味しいオリーブオイルはどんなドレッシングよりもサラダを引き立ててくれます。

9. パンはバスケットから

イタリア人にとってパンは食事に欠かせないものです。

パンはバスケットにまとめて置かれているので各自が自由に取って食べます

特にパン皿はないので、食べ途中のパンは自分のお皿の近くのテーブルクロスの上に直に置きます

イタリアのパンはあくまでも料理と一緒に食べるためのものです。

日本で美味しいとされるもちもちふわふわのパンはなくて、少しカサカサとした塩気の少ないパンが多くそれだけでは美味しくないと感じるかもしれませんが、料理と一緒に食べるとお互いに美味しさを引き出すパンです。

ちなみにお皿に残ったソースをパンですくって食べることをイタリア語ではscarpetta(スカルペッタ)と言います。

かしこまった高級レストランではマナー違反ですが、トラットリアや家ではイタリア人はみんなスカルペッタをしています。

10. ジェラートの組み合わせの法則

ジェラートのお店に行くと本当にたくさんのフレーバーがあって決めるのが難しいくらいです。

大きく分けると

  • クリーム系のフレーバー(チョコレート系やナッツ系を含む)
  • フルーツ系のフレーバー

があります。

そして一番小さいコーンを選んでもその中から2週類のフレーバーを選ぶのが一般的です。

イタリア人の選び方の鉄則はクリーム系を選ぶならもう一つもクリーム系、フルーツ系を選ぶならもう一つもフルーツ系です。

クリーム系とフルーツ系を組み合わせることはありません

あたなも食べたいフレーバーが一つ決まったら、もう一つも同じタイプのフレーバーにしてみましょう。

きっとより美味しくジェラートを食べられますよ。

小腹が空いているときは食べ応えのあるクリーム系、ものすごく暑いときにはサッパリとフルーツ系というのもおすすめです。

最後に

自由気ままに見えるイタリア人ですが、食に関してはかなり保守的です

とはいえこれらのイタリア人の食事の常識やマナーは決して難しいことではなく、知ってしまえばよりなるほどと思うことばかりです。

イタリア滞在では、ぜひ覚えておきたいことを紹介しました。

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