イタリアで留学や新生活を始めそうとしている人にとって、物価や生活費は心配の一つです。
ポイントを押さえて気をつけていると大きな出費になることはありません。
今回は、はイタリア生活でかかる費用をイタリア在住者が紹介してくれましたので、記載します。
この記事を読めばイタリアの生活費の心配もクリアします。
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イタリアの電気代は高い!賢く節電をしよう
電気代はイタリア人にとっても高くて、節約のしようがなく悩ましい問題です。
また、イタリアのマンションは古いものが多くて電気の配線を後から付け加えたものが多いのですが、消費量がとても多いものがあります。
不動産を見るときに目安になる表示があるので注目しながら選ぶのをお勧めします。
筆者はワンルームに住んでいますが、節電に気をつけて過ごしていても1ヶ月100ユーロくらいかかります。
他の生活コストもこれから紹介しますが、それらと比較しても高いことがわかると思います。
電気代の節約 〜夏の過ごし方〜
夏は暑く日本よりも空気は乾燥してますがジリジリと照りつけるような太陽です。
クーラー普及率も最近は増えてきていますが、イタリアの家庭ではクーラーを付ける習慣があまりありません。
今までそんなにイタリアの夏は暑くなかったこと、電気代が高いことが理由だと思います。
イタリアの人に暑い夏の家での過ごし方を訊ねると、日中はカーテンを締め切り窓やバルコニーについている木の格子戸も締め切り日光を遮断するのだそうです。
部屋は暗くなりますが家の中は比較的涼しく保たれます。
また、夏の太陽は21:30くらいに沈みます。
18:00以降くらいになるとカーテンを開けて、ベランダで過ごしたり夕食をします。
このようにできるだけできるだけ電気をつけないように工夫して過ごしています。
電気代の節約 〜冬の過ごし方〜
北イタリアの冬は厳しいです。
2016年10月に急に寒くなり、日本が28℃の日でも北イタリア電気は10℃でした。
12月になると0℃を下回ることはよくあります。
イタリアのアパートに住むとセントラルヒーターが備え付けられています。チューブの中が暖かいお湯が回っていて暖かくするものです。
これの電気代は家賃に含まれていたり、共益費に含まれていたり、不動屋さんや大家さんのルールに従うことになります。
筆者の家では、冬期間だけ家賃が60ユーロほど上がります。
しっかりと確認しておくことをお勧めします。
マンションによっては、夜の22時以降セントラルヒーターの電源を切ったりするので自由がきかない場合があります。
携帯電話代金はイタリアはとても安い!日本の1/5程度
携帯会社は大手が3社あり、
- vodafone
- TIM
- Tre
の中から選ぶことになると思います。
あまり外出をしない筆者はインターネットが1GB、1,000分の通話、1000SMSがコミコミのプランで、Vodafoneの 「スペシャル1000」というプランの契約をしています。
値段は1ヶ月20ユーロ(2,300円程)です。
万が一インターネットを使いすぎてしまって1GB足したい時は、5ユーロ追加するといいだけです。日本にいた頃の携帯代と比べると1/5程の料金になりました。
たくさんプランがあるので生活リズムに合ったものを選ぶといいと思います。
携帯電話ですが、電気屋さんや店舗で購入します。日本で人気のあるアップル社の携帯電話はイタリアでは高額商品です。
ソニーもイタリアでは人気のある携帯電話ですがアップル社と並ぶ値段になっています。
日本で購入した携帯電話はsimフリーでないことが多いので海外では使えない設定になっていることがあるので注意してください。
家賃は住む場所で大きく違う。ルームシェアの活用も視野にいれよう
ミラノに住むと家賃が高いことでとても有名です。
1ヶ月700ユーロ(80,500円程)以上になります。
この家賃が1ヶ月の生活費の大きな出費の部分に当たるのでここを抑えるかどうかで生活費が左右します。
ミラノから電車で45分ほどのところになるとワンルームで300ユーロほどになります。
ミラノに住んでいる日本人の学生さんは、ルームシェアをして住んでいる人が多いです。
4LDKのお家を4人で住んで1人500ユーロ以内に抑えている人も多くいます。
「convivenza milano affitto (ルームシェア ミラノ 賃貸)」と検索をかけると、大きな賃貸サイトIdealista やcasa.it などでたくさんルームシェア物件が出てきます。
選ぶ時はどんな人がルームシェアの相手なのか、そのアパートがある地域などしっかり調べてから選んでください。
ミラノ中心は高級ゾーンですが、ミラノから電車で10分程のところに行くと家賃は控えめになりますが、いくつかのゾーンは移民者が多くて、隣の部屋の住人が20人の外国人と一つの部屋をルームシェアをしていて、時間に関わらず騒音がするなんてこともあります。
イタリアの食費は工夫次第で抑えられる
食費は、スーパーマーケットでお買い物をし、自炊をするととても安いです。
イタリアの野菜や果物は安いです。
お米は1キロ2ユーロ(230円)ほどで買えます。
イタリアの主食といえばパスタですが、パスタは一袋90円程度です。パスタソースも80円程で2食分買えるので安く済ませることができます。
学校やお仕事に行く時は、お弁当を持って行く人がほとんどです。
もちろんレストランで食べることもできますが、サービス料なども払うのでミラノだと昼食で安くても1500円程かかってしまいます。
イタリアでは、自炊をして最小限に抑えて生活をすると食費は80ユーロ(9,200円程)くらいに収めることができます。
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友達が多いと交際費がかさばる
留学でお友達がたくさんできると、急なお誘いも多くイタリアの人たちは夕食前の「aperitivo( アペリティーボ)」が大好きです。
夕食前の19:00頃に軽いお酒とツマミをみんなで食べて楽しく夕暮れ時を過ごします。
これは、勤務後のイタリアのサラリーマン達も同じです。
このアペリティーボですが10ユーロ(1150円)くらいが相場です。お友達が多くてミラノに住んでいる人は、週に3回ほどすると言っています。
ただ、イタリアは無理な時は、はっきり断ることもできるので建前で付き合わなあいといけないことはありません。
カフェテリアとピッツェリアは安い!
日本でカプチーノを飲む時800円くらいが相場ですよね。
イタリアは、カプチーノ1.2ユーロ(138円程)です。
エスプレッソはもう少し安い値段です。
イタリアのお友達と会う時は、とりあえずカフェテリアに行くにがマナーです。
また、夕食を共にする時、ピッツェリアを選ぶと比較的出費を抑えることができます。
イタリアでは、マルゲリータが5ユーロ(575円程)で食べれます。
レストランに行くと夕食が2,000円かかるところ、美味しく節約できるのでオススメです。
家電製品はイタリアは安く手に入る
留学をする時心配なのは家電製品です。
賃貸には家具付きの物が多くあります。
そのおかげで慌ててベッドや冷蔵庫を買わなくてもいいので安心してください。
万が一買わないといけない場合は、新しい新品のものでも冷蔵庫は200ユーロ(23,000円程)〜で購入できます。洗濯機も同じくらいの値段です。
1年や2年の留学なら、家具付きの物件を探すことをお勧めします。
足りないものだけ買い足すようにすると楽ですよね。
コーヒーマシーンまたは、カフェティエラというコーヒーを入れる物は、イタリアに住むならなくてはいけない必需品です。
お友達がおうちに来た時「カフェでもどうぞ。」と勧めるのがマナーなので持っておいた方が、しつけ良く見えるかもしれません。
イタリアの1ヶ月の生活費
イタリアの生活費で、値段が高いのは電気代でそれ以外は比較的安いです。
筆者の1ヶ月の家計簿公開
- 家賃(ミラノ郊外・ワンルーム・共益費、水道込み) 320ユーロ
- 電気代 80ユーロ
- 携帯電話代 20ユーロ
- 食費 80ユーロ
- 交際費(趣味や講座など含む)80ユーロ
- 交通費(月4回ミラノ往復)60ユーロ
- インターネット代 15ユーロ
合計:575ユーロ(66,125円)です。
※服代、家電などの急な出費は含んでいません。
イタリアの平均月収が1,500ユーロ(175,000円)と言われるので、約3割が毎月の必要最低限の出費で無くなることになります。
日本と比べると安いですが、イタリアの月給から見ると安いとはいえません。
郊外に住んでいのでスーパーマーケットなども少し値段が安いかもしれません。
筆者自身やりくり上手な方なので、最低限だと思っていただければと思います。
これを参考にしてイタリア移住や留学の貯金をしてくださいね。
留学に行く時は、ビザを申請する時に銀行の残高証明をしないといけません。あまりにも残高が少ないと断られることがありますので、計画的に準備をすることをお勧めします。
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