イタリア生活を始める前に知っておくべき4つのルール

イタリアは日本から遠い国で言葉も違えば習慣も大きく違います。

もしかしたら正反対だとお思っていてもいいかもしれない国「イタリア」。

今回は、イタリア生活前に知っておきたい事です。これを知っておくと戸惑う事も少なくなるかもしれません!

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1.自分最優先でマイペース

まず日本は、一般的に協調性を持ち、秩序を乱さない事がルールとしています。これは他人に迷惑をかけない事、他人を思いやる事を大切に思う日本人の優しさの形であり、マナーの良さなのかもしれません。

日本人の他人を思いやる気持ちは、とても強いように思います。

一方、イタリアでは、まず自分は最優先です。

それはサービス業であってもお客さんが来ても平気で待たせる事ができるのです。いい風に言うと自分のペースを乱すことなく、マイペースでいれます。

日本の接客のマナーはとてもお行儀がよく、お客の立場で店に訪れると本当に丁寧な対応をしてくれ、お店を出るときはとてもいい気分にしてくれます。

しかし、イタリアでは、16ユーロのお買い物をするとき例えば20ユーロを出したら「1ユーロある?」と聞かれ「すみません小銭はないんです。」と言うと「じゃあ2ユーロは?」と立て続けに聞かれ「すみません。小銭が一つもないんです。」と言うと怒りながらため息を大きくされ、投げるようにお釣りを返されたりは日常茶飯事です。

こんな時ふと、日本の素晴らしいお客様への対応が恋しくなったりするものです。

イタリアでは、自分の意思は強くないとやっていけません。我慢をしないといけない場面がたくさんあるのです。

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2.お店の入店、去り際は丁寧な挨拶が必要な本当の理由・・

これは旅行のガイドブックにも書かれている事なので知っている人も多いと思います。

でも、そこに本当の理由は書かれていなかったと思うので「本当の理由」をお話しします

お店に入るときは「Buingiorno!(こんにちは。)」帰るときは「Grazie !Buon pomeriggio!(ありがとう!いい時間をお過ごしください。)」と親しみを込めて挨拶するのだと思っていてさすがイタリア人と思っていました。

でも生活をしてみると少し違うようです。

お客さんは、お店に入る時の挨拶をするのは、お店の店主さんに「お邪魔します。すみませんが何かいいものないか見させてください。」と言う気持ちなんだそうです。

あくまでも他人の敷地に入り、自分が入店する事で働いている人の時間をいただきます、というとニュアンスがそこにはあるのです。

帰り際に何も買わずにお店を去る事はイタリア人にとってもとても申し訳ない気持ちになるので、お礼を告げて去るのだそうです。

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お店で働いている人を「欲しいものを売ってくれている人」と考えるのがイタリア人的な考えなのです。

それは、郵便局や銀行でも同じで「必要不可欠なサービスをしてくれている人だから待たされても仕方がない。」と思っているのです。

逆に、提供する側の人は、必要なサービスを訪ねてくる人にしてあげていると思っているのです。ここに大きな考え方の違いがあり私たち日本人にとっては、分かるまで結構苦労します。

郵便局やお店で忙しそうに働いている人にお話をするときは、「聞きたい事があるので手が空いてからでいいのでお話聞いてもらえますか?少し迷惑かけさせてもらいます。」と前置きしてから自分のしたい事を伝えるのがイタリア人的なお客さんのマナーだったのです。

もちろん郵便局やお店でも「今は忙しいから来店し直してください。」とはっきり言われることもあります。

そう言われないために丁寧に機嫌を損ねない話し方をするのです。スーパーマーケットでのレジに人に「今日は朝から旦那と喧嘩したから、機嫌悪いから話したくない!」とお客さんに怒らせるなとばかりに言っている人もいます。

日本のお客様は神様のような気持ちはみじんもなく、それどころか働いている人はサービスしてあげてる存在でお客さんが気を使うのがイタリア式です。

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3.能力がない人間だとレッテルを貼られないために大切なこと

海外の人は日本人に比べて「はい・いいえ」をはっきり言う文化なのでできるだけ分かりやすいように話す人が多いと思います。

文法的にも白黒はっきりと話しやすい言語にイタリア語もなっています。

ここまでは、みんなが知っている知識だと思います。

では日本との大きな違いは、団体行動や社会で働いているとき日本の人はルールに従い、言われた通りにしようと思います。

しかしイタリアでは「言われた通りにする人=能力がなく、応用がきかない人」というレッテルを貼られてしまいます

例えば、仕事を頼まれても「この仕事量を2日で仕上げると言われるとむずかしいです。もし内容が薄くても良ければ受けます。どうしても2日というなら努力はしますが、それなりの覚悟してくださいね。」というのです。

イタリア人は自分の完璧な仕事をするのにどのくらいの時間がかかるか知っていて、いい仕事を求めるならこうしてくださいと返事されます。

また団体行動の中では、日本人的には、周りに合わせる事、自分の意見は言わずに我慢して頑張る事に慣れてしまっていますが、イタリアで同じ様にしていると「あの人は何も言わないからもしかしたら腹の中で悪い事を考えているかもしれない。」と思うのだそうです。

日本人は素直な人が多く、約束は守ろうとします。イタリアは、全く考え方が違います。

日本人はどこかで話さなくても分かってくれる「暗黙の了解」という言葉がありますが、イタリアでは全くありません。はっきりを物事を言うことが大切です。

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4.北イタリアと南イタリアの違い

今までは少しビジネスに関わる違いでしたが、イタリアでは南北で国民性が違うのです

これはヨーロッパであれば有名なことで、最近、イギリスの役所がイタリアからの留学生の名簿にITA(イタリア)NPL(ナポリ)と分けていたことがイタリアのニュースで取り上げられて、一部のイタリア人から差別だと問題になりイギリス側が謝罪するという報道がありました。

北イタリア

イタリアの北の人は、もしかするとイタリア人の陽気な雰囲気を想像している日本人にとっては、残念に思うくらい静かな人が多くとてもシャイなんです。

南イタリア

ナポリより下の人は、陽気でいつもニコニコしている人が多く、日本人が(世界中が思っているイメージかもしれません。)思っている通りの国民性です。

また北イタリアの人は、時間もしっかり守ろうとしますが、南イタリアの人は30分〜1時間遅れることは普通です。

交通の便が悪いことも理由の一つですが待ち合わせ時間に家を出ようとします。お友達と遊ぶ用事なら多少遅れがあってもいいかもしれませんが、仕事の約束となると時々不安になることがあります。

イタリア人からいうとシチリアの人は、背中を見ても一目でわかるほど外見も違うのだそうです。在イタリア日本領事館の書類などを見ても北イタリア式と書かれていることが多く、どうやら法律なども少し違いがあるそうです。

在住を考えるならしっかりと国民性や、求めているものを確実に決めて地域を決める方がいいです

イタリアは日本のように統一性がなく、それぞれの地域が一つ一つの国のように個性があり性格や文化が違うのです。

「こんなはずじゃなかった。」と、ならないために情報収集をしっかりとしながら街選びをすることが大切なのはこれらの理由もあるのです。
自分の性格と向き合い合う場所を選んでください。

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まとめ

日本人が持っている常識は、イタリアでは常識ではなく、時に日本の習慣を説明しても理解さえしてもらえないみのです。

日本の働き方は自分に多少負担をかけてでも、相手にいい気持ちをさせてあげようとしますが、イタリアは、自分を優先します。

日本人がイタリアに住んで働くときは、この考え方を持たないと、ストレスがたまってしまい疲れるかもしれません。そこにはイタリアの国民性が反映されていて仕事は「休暇を有意義にするためにしている。」ところから来ているのです。

夏休みの休暇を充実させるためにしていて、お給料など生活がプラスマイナスゼロなら大満足なのです。

イタリア人に仕事か家族どちらが大切かという質問をすると答えは迷う事なく100パーセント「家族」です。仕事は自分の代わりがいるけど家族は代わりがいないからです。

こういう点から、日本はもう少し心のゆとりを持ち自分を労わる働き方をし、イタリアはもう少し日本の様な計画性を持って働けるとお互い完璧な素敵な国なるかもしれませんね。

海外に住むことは楽しい事もありますが、苦労もたくさんあります。

少しでも習慣に慣れるためにはイタリア人の抱いている感情を受け止め、新しい視点や考え方を見つけ自分を時には納得させながら理解をし、自分自身もメンタルを開き柔軟に対応する姿勢でいないといけません。

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