東南アジアを代表するリゾート地として常に日本人の海外旅行行き先ランキング上位に挙げられるインドネシアのバリ島。
この島には訪れる人を魅了してやまない様々な魅力があります。
どこまでも続く白砂のビーチ、日本の原風景を思い起こさせる絶景のライステラス、神々が住むと言われおごそかな雰囲気漂う島独特の伝統芸能や芸術。
そんな魅力溢れるバリ島は近年、日本からの移住や長期滞在先としても人気を集めています。
今回はそんなバリ島の1ヶ月の生活費を大解剖!2つのライフスタイル別で分けて、月々どれくらいの金額で暮らせるのかを見ていきます。
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生活の大半を占めるバリの「家賃」
クタやウブドなど長期滞在先として人気の繁華街を歩いていると、頻繁に「RENT A HOUSE」と書かれた看板を見ることができます。
これらは主に外国人を対象として、短期では1ヶ月から、長期ではそれこそ何年という単位でレンタルハウスを貸し出しているのです。
独身の方は格安の滞在先「コス」も考えてみて:家賃は約1万円/月〜
日本で言う「格安アパート」のイメージに近い「コス」。
いわゆる集合住宅タイプで、広さや築年数などによって月々の料金に差があるのは、日本と共通です。
本当に安さだけを求めるならば地元のバリ人も住んでいるような、クーラーもなくシャワーも共同利用という物件もあり、月々約1万円前後から借りることができます。
日本人でも現地採用で独身の方などは、この類の部屋に住んでいる方も少なくありません。
家族連れなど少し余裕のある人は「レンタルヴィラ」の手も:家賃は約8万円/月〜
初めてバリ島を訪れる方や、家族連れで長期滞在を考えている方は、「レンタルヴィラ」を借りるのも良いと思います。
日本で言う2階建てヴィラのプライベートプール付きで、およそ月々8万円前後~。
日本と比較して半値程度で憧れのヴィラ生活が満喫できます。
さらに、このランクのレンタルハウスでは生活に必要な最低限の家具家電付き、庭やプールの手入れをしてくれるお手伝いさん付きなどもあり、お得感抜群の物件も少なくありません。
バリでの電気代やガス、水道代など
先ほど紹介した「レンタルハウス」のほとんどは賃料に光水熱費が含まれているので、別途で払う必要がありません。
一方で「コス」の一部では賃料に含まれていなく、別に大家さんに払うところも見受けられますが、それでも合計で月々5,000円もかからない程度です。
生活に欠かせない「食費」
独身で外食派の方、家族と一緒に自炊派の方、どちらでもバリ島では豊富な選択肢があるので、不自由なくバリ島での生活を楽しむことができます。
外食派の方は「ワルン(地元の食堂)」にチャレンジを
独身で節約志向の方でしたら、迷わず「ワルン」をおすすめします。
インドネシアの代表的な屋台飯「ナシゴレン(炒飯)」や「ミーバクソ(肉団子入り麺)」などは約200円前後で食べることができます。
それに飲物や、たまにはカフェでお茶などしても、一日1,000円もあれば充分生活できるでしょう。
自炊でも日本と変わらない食材が手に入ります
一方で、家族連れで家にキッチンがついている方は、ぜひ自炊にチャレンジしてみましょう。
バリ島の大きなスーパーでは必要な食材以外にも、日本米や醤油など、日本食を作ることの出来る食材が揃っているところも少なくありません。
ただし、バリ島で買う日本の食材はどうしても日本より割高になってしまいます。
夫婦と子ども一人で暮らす場合、月に一度は美味しいレストランで食べることを考えても、最低でも月5万円前後の食費は見ておいた方が賢明でしょう。
日本とは変わらない「携帯代金、インターネット代金」
携帯電話だけでなく、自宅で利用するネット回線も基本的には「プリペイド式」です。
つまり、必要な分だけ予めチャージし、月々の利用分に超過が出たらその都度課金していくというシステムです。
よほど仕事で携帯やネットを使う機会が多い方は別としても、二つ合わせて月々5,000円もあればお釣りがくるくらいの感覚でいれば問題ないと思われます。
思った以上に費用がかさむ「交通費」
バリ島では現在、日本でいう路線バスのような乗り物は走っていません。
厳密には「ベモ」とよばれるワゴン車を改造した格安の乗合バスが走ってはいるのですが、時間にルーズな点や安全性の問題から、あまりお勧めできません。
私たち長期滞在者にとって使用頻度が高いのは、やはりタクシーということになります。
ところが最近、ガソリンの高騰によりバリ島のタクシーの料金が大幅に上がっているのです。
例えば現在、バリ島の国際空港から約15分の距離にある繁華街クタまでタクシーを利用すると、1,000円ほどかかります。
車を所持していない方はタクシーを利用する機会も多くなると思うので、交通費として月々5,000円ほど予算組みをしておくべきでしょう。
上を見ればキリがない「娯楽費その他」
独身の方でも、家族連れの方でも、共通して言えるのが、「娯楽費は日本と変わらない」ということです。
身近な例を挙げますと、
- レストランで飲むビール1本が約400円
- たまには日本食レストランで食事をというときは一人当たり約2,000円
- 休日はキレイな海でマリンスポーツとなると約5,000円
- 隣のロンボク島まで日帰りトリップをするなら往復のフェリー代で約6,000円
と、挙げたらキリがありません。
たまには贅沢をしたいという方が多いと思いますので、月々3万円、家族連れの方は最低でも5万円以上の娯楽費は計算に入れておいた方が、日々の生活にハリが出るのは間違いありません。
気になる「節約派」、「ファミリー層」それぞれのバリでの生活費総額は?
このように挙げていくと、思った以上に費用がかさむというのが正直なところですよね。
それぞれを計算してみると、
- 節約派の場合は月々約9万円前後
- 夫婦とお子様のファミリー層では約20万円前後
は必要な計算になります。
あくまでこれは最低限の必要経費を踏まえただけですので、突発的な病気や日本への一時帰国費用など、何かあった際の蓄えも考えておかなければなりませんね。
まさに、「備えあれば憂いなし」。
これらを参考にして頂いてあなたもぜひ、憧れのバリ島生活を満喫して下さいね。
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