※この記事はせかいじゅうサロンの「海外在住者ピックアップ」企画で、紹介された内容です。
せかいじゅうサロンの皆さん、こんにちは!
フィリピンにあるカオハガン島で「自然と共にある豊かな暮らし・子育て」をしている杉浦佑子と申します。
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私は、2014年10月からカオハガン島に住み始め、2015年に島の男性と結婚、その年のクリスマスイブに、第一子を授かりました。
今は島に唯一ある宿泊施設「カオハガンハウス」の運営に携わっていて、ここではマネージャーをしながら、スタディツアーのコーディネートなどもしています。
2020年には第二子を授かり、島民と同じく、カオハガン村に家を建て、家族4人で島の暮らしを満喫しています。
今日はそんな私の感じるカオハガン島の魅力や暮らしについてご紹介させて頂きます。
カオハガン島って?
珊瑚礁の海に囲まれたカオハガン島はフィリピン共和国の中央部、セブ島とボホール島の間に位置し、面積は約5万平米(東京ドームと同じくらい)。
約700人の島民は、生活用水として雨水を利用し、海の幸を必要なだけ採り、自然の中で上手に生活しています。
それは、自然からの恵みに感謝する、「足るを知る」暮らし。
「今・ここ」に生きる島民たちは、小さな喜びや幸せを見つける大天才です。
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1987年に崎山克彦さんがカオハガン島を購入しました。
そこにすでに住んでいた、島民たちの豊かな暮らしの素晴らしさに魅了された崎山さんは、島を購入後も、島民を追い出すことなく、島民とともに共存する道を選び、一緒にそのコミュニティを守ってきました。
崎山さんは、西洋の一様な文化を押し付けるのではなく、彼らの暮らしの素晴らしさを見出し、彼らが自らその文化を守るということを大切にして持続可能なカオハガン島の在り方を追及してきました。
島の豊かな暮らしを書いた、崎山さんの初めの本「何もなくて豊かな島」は20万冊のベストセラーになり、多くの人にカオハガン島を知っていただくきっかけになりました。
せかいじゅうサロンの皆様の中にも、読まれたことがある方がいらっしゃるのではないでしょうか?
現在は、コロナ禍で閉鎖中ですが、島の豊かな暮らしを肌で感じてみたい方が泊まれる宿泊施設「カオハガンハウス」で、島出身のスタッフが雇用され、島民が手作りした自然の恵みを生かしたお土産なども販売しています。
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中でも、崎山さんの妻・順子さんが島の子どもたちに紹介したことがきっかけで始まった「カオハガンキルト」は世界的にも「愛の溢れるキルト」と高い評価を受けて、オンラインショップでも販売しています。
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また、2015年からYouTubeにも挑戦し、現代社会を生きる私たちが、新しいようでどこか懐かしく感じてしまうようなカオハガン島の暮らしや価値観を様々な視点からご紹介しています。
世界の行き過ぎた消費社会、コロナ禍で問われ始めたひとりひとりの生き方。
ご覧になった方々が、心豊かに生きるカオハガン島のあり方を知り、人生をより豊かにするヒントを手にしていただけたらと願いながら配信をしています。
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私がカオハガン島に移住したきっかけ
カオハガン島との出会いは大学生の時。叔父と叔母に教えてもらって知りました。
その後、数年間はその存在すら忘れていたのですが、就職活動をする中で、これからの生き方を考えたときに、世間が良い、としている道にただ乗るだけの生き方は自分に向いてないと気が付き、違う価値観で成り立っている世界を見てみたくて“何もなくて豊かな島”カオハガン島を訪れました。
そこで、空間すべてが愛に満たされているコミュニティに感動。
どうしてこのようなコミュニティが創られるのか知りたくなり、その後も何度もカオハガン島を訪れ、卒業論文もカオハガン島をテーマに執筆しました。
その時の論文はこちらからご覧いただけます↓
「学びあう観光~カオハガン島が世界に投げかける豊かさへの問い~」
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しかし、なんとなくカオハガン島のことは分かってきたけれど、島民の生き方、在り方、関係性はその中に入ってみないと自分のものにできないと思い、島に住まわせて欲しい、と崎山さんにお願いしました。
するとカオハガンハウスの運営をすることを条件に、快諾をもらい、初めてのこと尽くしの島での暮らしが始まりました。
人間の本質を生きている島民たちには、私が必死に隠してきた弱さも見えてしまう。それでも、その弱さを島民は丸っと受け止めてくれる。
毎日毎日、島民や島の自然と心と心の会話をしながら、人生の豊かさを身をもって体験させてもらっています。
現在の暮らし
精神的にとても豊かに生きている島民のあり方にあこがれて移住した私ですが、今でも、日々、島民のあり方、生き方に感動し、学びを得ながら暮らしています。
中でも、島での子育てには、「なぜ島の人が、自分と周りの人の幸せを一番に願い、精神的に豊かな人生を歩めるようになるのか」のヒントがちりばめられていて、とてもおもしろいのです。
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例えば、島の人々は全員が顔見知り。用事がなくても、すれ違えば声を掛け合います。
特に、3歳くらい以下の子どもに対しては、誰もが優しく、積極的に接してくれます。子どもを抱っこして島の中を歩くと、必ずすれ違う人が子どもの名前を呼んでくれます。
1日に少なくとも100人以上の人に名前を呼ばれ、その存在を受け止めてもらっているので、必然的に、どの子どもたちも、自分は大切な存在なのだ、と理解するのだと思います。
この島で自己肯定感が低い人はおそらく、いません。
また、2人目の出産のとき、コロナ禍真っただ中だったので、出産費用が高くなるという情報がありました。
そんなことを予想していなかった私は、手持ちのお金では足りないと分かり、島にあるヘルスセンターに相談に行きました。
すると、そこに集まっていたおばちゃんたちが、「佑子、誰かに借りてでも払うことができるなら、問題ないじゃない。島には700人も住んでいるのよ。少しずつ借りれば、出産費用くらいまかなえるでしょう」と言ったのです。
お金を借りてはいけない、と思い込んでいた私には、そんなにも簡単に、借りればいいじゃないと言い切ったおばちゃんの言葉がとても衝撃的でした。
お金がないと生きていくのが難しい社会になってしまった日本とは違い、カオハガン島ではお金がなくても、海に行けば食べ物があるし、お米がなければ家族やご近所に譲ってもらえる。そして何より、「信頼」という、ある意味地域通貨のような関係性が、島の人たちのセーフティネットとして存在しているのです。
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これから取り組んでいきたいこと
個人的には、「南の島のライフコーチ」として、コーチングで個人個人の人生の豊かなシフトをサポートできるようになりたいと思っています。
私がこの島で教えてもらった、人生を豊かに幸せに生きるヒントを、生かしていきたいと思っています。
と言っても、まだコーチングについては勉強中なので、もう少し開始するのには時間がかかりそうです。
facebook、インスタでの発信も頑張ってますので良かったら覗いて頂けると嬉しいです。
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これからも、カオハガン島の自然の豊かさ、暮らしの豊かさを守り、たくさんの方に知って、体験していただくことで、世界がより平和で豊かになっていくことに貢献したいと思っています。
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コロナが落ち着いたら、是非訪れてみてくださいね!
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最後まで読んでくださってありがとうございました^^
杉浦さんのメディア情報
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カオハガンキルトオンラインショップ
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