治安が良く、美しい自然に恵まれたスイス。
毎年多くの観光客がこの国を訪れ、素敵な思い出をお土産に帰っていくのですが、スイスの魅力と同時に、耳にするのはその物価の高さ。
比較としてよく挙げられるマクドナルドのビッグマックの値段を例に挙げると、
- 日本 380円
- スイス 750円
- フランス 570円
- イタリア 570円
- ドイツ 530円
と日本は勿論、近隣のフランスやドイツ、イタリアと比べてもその価格が随分と高いことがわかります。
とはいえ、生活に必要な食材や日用雑貨品などに関しては、品によっては日本より安いものも。
そこで、スイス生活において欠かせない、食品を中心とした5種類50品目のお値段を一挙大公開します!
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物価の前に、スイスにおける平均所得と消費税について、、、
「スイス=物価が高い」ことはまぎれもない事実ですが、その分当然ながらスイスで働く人々は、その物価に見合った収入を得ています。
老若男女合わせて、スイスで働く人々の平均所得は6200フラン(2018年現在)。
日本円で約70万円と非常に高く、週40時間の労働時間すべて働けば、どれだけ低くても月給30万円は下らないので、他国に比べると高給取りであることは明らかです。
「収入が高い」ということは、言い換えると「人件費が高い」ということ。スイスのレストランやホテルなどが高いのは、つまりは人件費によるものなのです。
ところが、物価の割に安く感じるものもちらほら。
日本の消費税はスイスでは付加価値税にあたり、日用品と一般商品とでは税率が異なっています。
2018年スイスの付加価値税
- 2.5%:食品、アルコールを除く飲料品、書籍、新聞、医薬品などの日用品
- 3.7%:ホテル宿泊料金
- 7.7%:上記以外のもの(衣料、アルコール飲料、車、宝飾品、レストランなど)
と、生活必需品に関しては低い税率にて買い物ができるシステムとなっているのです。
また、スイスでの食費について、ベジタリアンであるかどうか、そして外食の頻度によっても異なるのですが、大人一人あたり一ヶ月5〜6万円だと考えられています。
スイスの食料品関係の物価
毎週決まった曜日に開催される朝市なども所々見られますが、多くの人々はスーパーマーケットにて食料品や日用品を調達しています。
スイス国内全土で目にするスーパーマーケットは
- ミグロ(スイス)
- コープ(スイス)
- デンナー(スイス、ミグロ系列)
- アルディ(ドイツ)
- リードル(ドイツ)
- スパー(オランダ)
などで、店舗数はさすがスイスの企業であるミグロやコープが圧倒的に多いのですが、価格はドイツのアルディやリードル、オランダのスパーの方がやや低めです。
今回はスイス人が一番多く利用するスイスのスーパーマーケットであるミグロとコープにおける平均的価格をご紹介したいと思います。
スイスの食材の物価
飲料類
商品 | 物価 |
---|---|
ミネラルウォーター(1.5L) | 0.55フラン/約60円 |
コカ・コーラ(500ml) | 1.30フラン/約140円 |
スイス産ビール(500ml) | 1.7フラン/約190円 |
牛乳(1,000ml) | 1.70フラン/約190円 |
・ミネラルウォーター(1.5L):0.55フラン/約60円
スイスでは水道水を普通に飲むことができます、しかも美味しい!
「ミネラルウォーターを買うのは大抵外国人」と小馬鹿にしてる?なんて思いたくなるコメントを耳にするくらい、スイス人は水道水の質に自信満々です。
ただし、そんな美味しい水道水ですが、沸かすと石灰成分が水面を覆ってしまい、お茶の味を悪くするという難点も、、、なので、お茶用のお湯をわかす時の為にミネラルウォーターを買う人もいるようです。
・コカ・コーラ(500ml):1.30フラン/約140円
日本のコーラと比べると若干甘く感じます。
・スイス産ビール(500ml):1.7フラン/約190円
お隣がビール大国・ドイツの影響もあってか、スイスのビールも種類は豊富です。
スイス産ビールの平均的価格をあげていますが、コープの格安シリーズのビール(オランダ産)はなんと一缶約50円!なお、ミグロでは設立当初の考えから、アルコール類の販売を行なっていません。
・牛乳(1,000ml):1.70フラン/約190円
スイスの牛乳売り場には、普通の牛乳と低脂肪乳が隣り合わせで並んでいます。
普通の牛乳は濃厚なので、吹き出物など気にして低脂肪乳を買う人もいるとか。なおロングライフ牛乳の値段も同じくらいです。
肉類
肉の種類 | 物価 |
---|---|
仔牛肉(100g) | 5.5フラン/約550円 |
牛肉(100g) | 4フラン/約440円 |
豚肉(100g) | 2.5フラン/約280円 |
鶏肉(100g) | 3フラン/約330円 |
種類は細切れやステーキ用など様々で、値段もそれぞれ異なりますが、全体的にスイスは肉の値段が高いです。
基本的に肉売り場にはパック入りで並んでいますが、中型から大型の店舗ではお肉屋さんのような量り売りのコーナーもあります。
牛肉は成牛と仔牛とに分かれており、仔牛肉の方が柔らかくまろやかな味です。
また鶏肉は胸肉がメインで、もも肉は骨つきがほとんどなっています。
調味料類
食材 | 物価 |
---|---|
お米(リゾット米1kg) | 2.5フラン/約280円 |
バゲット(一本) | 2.8フラン/約310円 |
プレーンヨーグルト(500g) | 1.2フラン/約130円 |
バター(200g) | 1.7フラン/約190円 |
卵(1個) | 0.4フラン/約45円 |
キッコーマン醤油(500ml) | 5.6フラン/約620円 |
マヨネーズ(265g) | 1.6フラン/約180円 |
・お米(リゾット米1kg):2.5フラン/約280円
様々な種類がありますが、一番多く食されているのはリゾット米です。
日本米と同じように炊くと比較的近い食感を得られるので、多くの日本人はリゾット米を代用しています。
・バゲット(一本):2.8フラン/約310円
日本のようなふわふわの食パンはあまり出回っておらず、表面の硬いパンが主流です。
・プレーンヨーグルト(500g):1.2フラン/約130円
見た目はさらっとしていますが、濃厚な食感。イチゴやブルーベリーなどのフルーツ系のフレーバーに加え、チョコレート味やコーヒー味のヨーグルトもあります。
・バター(200g):1.7フラン/約190円
プラスティックのケースに入ったものもありますが、大抵は薄い銀紙に包まれた状態で販売されています。
マーガリンよりバターの方が多く使われており、味も濃厚です。
・卵(1個):0.4フラン/約45円
卵は4個入り、6個入り、9個入り、10個入りなどなどあります。
また小屋内の地面で飼育された鶏より放し飼いで飼育された鶏から生まれた卵、更にオーガニック肥料にて飼育された鶏から生まれた卵の方が値段が高くなります。
なお、通常の卵売り場にはピクニック用卵と記載されたゆで卵も売っていますが、大抵はカラフルな色がつけられているので、見分けるのは簡単です。
・キッコーマン醤油(500ml):5.6フラン/約620円
キッコーマンの醤油は大抵のスーパーマーケットで買うことができます。
ただしオランダ産なので表示も全てアルファベット、更に水が違うからから、欧州人向けなのか、味は若干異なります。
減塩醤油やたまり醤油、更にはグルテンフリーの醤油など種類も豊富です。
・マヨネーズ(265g):1.6フラン/約180円
ヨーロッパのマヨネーズはメタル製のチューブに入っているものか、マスタードのように瓶入りのどちらか。味は日本のマヨネーズより濃厚です。
野菜・果物類
食材 | 物価 |
---|---|
トマト(1kg) | 4フラン/約450円 |
玉ねぎ(1kg) | 2フラン/約220円 |
人参(1kg) | 3フラン/約330円 |
じゃがいも(1kg) | 2フラン/約220円 |
きゅうり(1本) | 2フラン/約220円 |
りんご(1kg) | 4フラン/約450円 |
バナナ(1kg) | 2.5フラン/約280円 |
野菜は基本はかり売りです。
必要な分だけビニール袋に入れて、売り場に設置されてあるはかりを使い、商品の番号または商品名の記されたボタンを押すと、値札が出てきます。
ただし、オーガニック商品は、その他の商品と混ざらないように、袋入りで販売されていることが殆どです。
・トマト(1kg):4フラン/約450円
形や種類にもよりますが、一般的なトマトは一つだいたい0.6フラン。
イタリアやスペインからくるトマトは甘みがあり、歯ごたえも良く食べ応えがあります!
・玉ねぎ(1kg):2フラン/約220円
日本の玉ねぎに比べると小ぶりです。
・人参(1kg):3フラン/約330円
人参嫌いの子供っているの?というくらい、スイスの子供たちは人参をおやつ代わりにポリポリ食べます。
・じゃがいも(1kg):2フラン/約220円
ラクレットやルシュティといったジャガイモの料理が多いので、その種類も様々。
・きゅうり(1本):2フラン/約220円
値段だけ見ると高く感じますが、日本のきゅうりに比べるとサイズは倍近く長く太いスイスのきゅうり。大きい分より水っぽく、大味です。
・りんご(1kg):4フラン/約450円
日本のりんごに比べると随分小さいスイスのりんご、一個の重さは120グラムぐらいです。
・バナナ(1kg):.2.5フラン/約280円
スイスの店頭に並ぶバナナはメキシコやコスタリカ、ペルーなど中南米産です。
お菓子類
食材 | 物価 |
---|---|
ポテトチップス(100g入り一袋) | 2.3フラン/約250円 |
板チョコレート(100g) | 1.8フラン/約200円 |
・ポテトチップス(100g入り一袋):2.3フラン/約250円
普通の塩味に加えて、パプリカ味を多く見かけます。
・板チョコレート(100g):1.8フラン/約200円
スイスのチョコレートはとにかく濃厚!ミルクチョコレートに加えて、ダークやホワイト、そしてヘーゼルナッツ入りなど種類も豊富です。
スイス生活に欠かせない、日用品の物価
食品の次か、もしくは同じくらい、日々の暮らしに必要な日用品は、スーパーマーケットは勿論、日本のドラッグストアのような日用雑貨店などでも購入することができます。
洗剤・歯磨き粉類
日用品 | 物価 |
---|---|
洗剤(1kg) | 6フラン/約660円 |
シャンプー(250ml) | 5フラン/約550円 |
歯磨き粉(75ml) | 3フラン/約330円 |
歯ブラシ | 4フラン/約440円 |
日本の洗剤やシャンプーは日本の軟水に合わせて生産されているので、スイス生活ではスイスの硬水に合わせて作られた、現地のものを購入することをお勧めします。
紙類
日用品 | 物価 |
---|---|
トイレットペーパー(一個) | 0.7フラン/約80円 |
ティッシュペーパー(一箱150枚入り) | 1.8フラン/約200円 |
キッチンペーパー(一本) | 1フラン/約110円 |
紙おむつ(パンパース40〜50枚入り) | 16.80フラン/約1800円 |
・トイレットペーパー(一個):0.7フラン/約80円
日本でトイレットペーパーといえば、シングル(一枚)、ダブル(二枚重ね)が普通ですが、スイスでは大抵が三枚重ね、四枚重ねです。
ただ、ぎゅっとプレスされているので、意外と薄いのですが、ゴワゴワ感はあります。
・ティッシュペーパー(一箱150枚入り):1.8フラン/約200円
スイスの一般家庭では箱入りティッシュペーパーをあまり見かけません。
汚れはふきんかタオル、そして食卓に置かれている紙ナプキンなどを使います。
・キッチンペーパー(一本):1フラン/約110円
ロールタイプで、素材感など見た目がトイレットペーパーとあまり変わらないので、うっかり間違えて購入する人もいるとか。
・紙おむつ(パンパース40〜50枚入り):16.80フラン/約1800円
スイスでは3歳でもおむつをしている子供は多いので、サイズの種類も豊富です。
文房具
日用品 | 物価 |
---|---|
鉛筆(一本) | 0.5フラン/約60円 |
ボールペン | 1フラン/約110円 |
消しゴム | 1.1フラン/約120円 |
スティックのり | 1.8フラン/約200円 |
スイスの学校は生徒に文房具を支給するので、子供達は入学時に文具を揃える必要はないのですが、自宅用やオフィス用など、スタンダードな品々はどこのスーパーマーケットでも購入できます。
ただし、日本の文房具に比べると質は劣ります。。
スイスの衣類関係の物価
衣料は高級衣料品店、デパート、衣料量販店、スーパーマーケットの衣料品コーナーと、購入場所によって種類も値段も色々。
今回はそれらの中でもっとも身近な、スーパーマーケット内にある衣料部門の価格をご紹介します。
食料品のコーナーでもご紹介しました、スイスの二大スーパーマーケットであるコープとミグロ。
双方ともに衣料部門があり、衣料から下着類、アクセサリーや靴まで、デザインに関しては「・・・」ですが、幅広い品揃えです。
自然志向の強いスイスらしく、素材は天然素材のコットンが人気で、大人用、子供用問わずオーガニックコットンを用いた下着類が店頭に多く並んでいます。
大人用
衣類 | 物価 |
---|---|
女性用ブラジャー | 35フラン/約3900円 |
女性用ショーツ | 10フラン/約1100円 |
男性用インナーシャツ(半袖) | 20フラン/約2200円 |
男性用ブリーフ | 12フラン/約1300円 |
プライベートブランドに加え、DIMやSloggi、CALIDAなど種類は多いのですが、色は白と黒などといったスタンダードでシンプルな品揃えです。
子供用
衣類 | 物価 |
---|---|
下着(5枚セット) | 15フラン/約1,700円 |
靴下(3足セット) | 9フラン/約1,000円 |
ここ最近は特にオーガニックコットンを使った子供用下着が人気です。
あれば便利、電化製品の価格
スイスのアパートにはキッチンには冷蔵庫と食洗機(古いアパートには時々ありませんが・・)、そして室内または地下の共有スペースに洗濯機が設置されています。
また、ほとんどのアパートにはセントラルヒーターが完備されているので暖房器具も購入不要と、生活に必要な電化製品はほとんど揃っています。
それら以外の、あると便利な電化製品は次のとおりです。
電化製品 | 物価 |
---|---|
掃除機 | 40フラン〜/約4,400円〜 |
電子レンジ | 60フラン〜/約6,600円〜 |
・掃除機:40フラン〜/約4,400円〜
ブランドや機能で異なりますが、安いものだとこの値段からあります。
なお、最近ではあまり聞かなくなりましたが、日曜日や食事時間、そして夜中に掃除機や洗濯機などの機械音を出すことはルール違反とされているので、サイレントタイプの掃除機が人気です。
・電子レンジ:60フラン〜/約6,600円〜
スイス人はあまり電子レンジを好まないので、日本ほど品揃えは豊富ではありません。
その他外食や娯楽に関する価格
冒頭でもご案内したように、スイスの物価の高さは人件費ゆえ。
なので、サービス業であるレストランでは「え、たったこれだけでこの値段!?」と驚かされることも多々あります。
また、日本食の人気も年々上がり、和食関係のレストランも増えてきてはいますが、残念ながら気楽にふらっと入って食べる、という値段ではありません。
外食関係
メニュー | 物価 |
---|---|
ドミノピザ(マルガリータ) | 9.9フラン/約1,100円 |
スターバックス(カフェラテ) | 5.9フラン/約650円 |
ラーメン | 20フラン/約2,200円 |
回転寿し(一皿) | 5フラン〜/約550円〜 |
その他交通費、入場料
品目 | 物価 |
---|---|
タクシー初乗り | 6〜7フラン/約660円〜770円 |
動物園入場料(チューリヒ) | 大人26フラン/約2,900円、子供21フラン/約2,300円 |
番外編として、オススメのスイス土産について
旅行の時はもちろん、一時帰国や本帰国の際もお土産探しは意外と苦労するもの。
定番として挙げられるのはチョコレートですが、夏場であれば溶ける心配もあり、せっかくのお土産が台無しになってしまうことも。
差し上げる人の好みにもよりますが、スーパーなどで簡単に手に入り、しかも喜ばれるお土産をいくつかご紹介します。
・ハーブソルト 5フラン(約500円)
ソースやスープ、煮込み料理、またお肉に振るだけで美味しくなる万能調味料!
スイスアルペンハーブ(Swiss Alpine Herbs)やハルバマーレ(Harbamare)などが人気で、いずれも5フラン(約500円)前後です。
・リコラ・インスタントハーブティー 4.5フラン(約500円)
のど飴でおなじみのリコラ(Ricola)のインスタントハーブティーは顆粒状となっており、お湯を注ぐだけで美味しいお茶を楽しむことができます。
お値段は4.5フラン(約500円)程で、缶に入っているので、トランクの中で型が崩れたりする心配がありません。
・ヒュッペン
有名やお菓子屋さんからスーパーまで、色々なところで見かけるお菓子。
筒状の焼き菓子の中にチョコレートやカプチーノ味などのクリームが入っており、一見どこにでもありそうなお菓子なのですが、サクサク感と濃厚なしっとりクリームの組み合わせが独特で、ついつい食べ過ぎてしまいます。
パッケージにスイスの景色が描かれているタイプもあり、オススメです。
・アッペンツェラー アルペンビター 4.5フラン(約500円)
チーズで有名なアッペンツェル地方で作られるお酒「Appenzeller」はハーブのお酒。
度数は29度と高いのですが、甘く飲みやすく、またハーブ酒であることから、風邪を引いた時のお薬代わりにする人も少なくありません。
100ml入りのボトルは4.5フラン(約500円)なので、お試し感覚で購入できます。
スイスの物価についてのまとめ
物価が高いと言われていますが、生活に必要なものに関しては税率ゆえか、意外とお手頃に感じるものもあったかと思います。
とはいえ、冒頭のビッグマックの価格比較から、近隣諸国に比べるとその値段は高め。
より生活費をより安く抑えようと、ドイツやフランス、イタリアに買い出しにいく人も少なくありません。
ですが、全体的にスイス製品の質は高く、特に食品などは検査や管理方法が厳しいので、安心して口にすることができます。
また、日本のように至るところに年中無休のお店が点在しているわけではありませんが、中央駅や空港内のショッピングセンター、また駅横やガソリンスタンドに設置されているお店やレストランは日曜日も開いているので、もしもの際も大丈夫。
国が変われば勝手も違うとはいえ、日常生活に必要な品々は日本と大差ない品揃えのスイス、加えて欧州ならではの食材も充実しているので、スイス滞在中は是非日本では経験できないお買い物も楽しんでみてくださいね。
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