海外で働くと決めてから公務員がベトナム転職を果たすまで

私はおよそ5年前に海外就労を実現させるために、新卒から5年間勤めた公務員を退職しました。

今はその夢を叶えてベトナムで働いています。

実は私は公務員を辞めてすぐに海外就労の夢を叶えたわけではなく、ベトナムで働くまでに3年以上かかってしまいました。

「海外で働きたいけど仕事はある?どんなスキルが必要?」といった疑問や不安を持っている方に向けて、実際に私が海外就労までに通ってきた道のりと、海外で求められている人材は?ということに焦点を当てて紹介していきたいと思います。

教師を退職、一度の挫折を経てベトナムで就職するまでの3年半のストーリー

海外就労を目指すようになった経緯

私は大学を卒業後、地元で公務員として5年間働いていました。

長期休暇のたびに海外旅行に行く日々を過ごしていましたが、「このまま海外で暮らしたい」という考えが大きくなり、海外就労を目指すことにしました。

未経験でもすぐに仕事が見つかるって本当?1度目の挑戦と挫折

結論から言うと、東南アジアでは語学不問、そして未経験の職種でも働くことができるような求人自体は本当に多くあります。

当時の私は公務員としての経験しかなく、これといったスキルもありませんでしたが、未経験でも応募可能な日系企業向けの営業職に絞って転職活動を開始しました。

開始してみると、それはもう割と順調に何社も面接を通過することができました。

ただやはり選択肢が多いかといえばそうではなく、経験がある人物よりは当然条件面で不利になります。(当たり前ですよね‥‥)

また、胸を張れるようなスキルもないため、なかなか強気な条件交渉もできない状況でした。

語学不問で未経験の業種でも求人自体はかなり多くあります。

でも、このままのスキルや経験では満足できる転職ができないと感じました。

そのまま海外で就職をしてそこで経験を積み、さらにステップアップしていくという方法もありましたが、一度日本でしっかりと営業としてのスキルを身につけてから再度海外就労を目指そうと考えたのです。

二度目の海外就労への挑戦

日本に帰ってからは某大手企業に就職しました。

教育制度が整っていること、営業としてのスキルを身につけることができること、そして営業表彰の制度が充実していることが選んだポイントでした。

スキルを身につけて絶対に目に見えるような結果を残す、ということを伝えて採用されました。

今思えば本当に良い会社ですよね。

結果的に在籍中の3年間で5回の営業表彰を獲得することができ、いくつかのポジションも経験することができました。

二度目の海外転職活動は経験と実績があったのでかなり順調に進み、満足のいく転職をすることができました。

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ベトナムではどんな仕事をしてる?給与事情も紹介

私の仕事内容

私の今の仕事はベトナムに進出している日系の企業に向けての提案営業です。

午前中は事務所にて事務作業、午後はクライアント先を訪問したり商談をしたりと外出することが多いです。

仕事内容は実際ほぼ日本と変わりません。

また、ベトナムにはまだ電車がありませんので、基本的に移動は車です。

行き先を伝えればドライバーさんが連れて行ってくれるので、移動のストレスはゼロになりました。

移動中の車内から。移動は基本的に車です

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ベトナムで営業職の需要はある?給与事情は?

結論から言うと、ベトナムにおける営業職の需要はあります。

求人の数自体もかなり多いので、割と豊富な求人の中から選択することができます。

ベトナムの営業職における給与事情ですが、相場は大体以下のようなイメージです。

  • 20代:1500USD〜2200USD
  • 30代:2000USD〜3000USD
  • 40代以降:2500USD〜5000USD

相場はこのくらいですが、私の場合過去の実績を認めてもらえたことで、最初の提示額より給与金額はアップしてもらえました。

日系企業とは言え、海外での就職ですので私は割と色々な面で交渉をしています。

根拠なしの主張はもちろん認められませんが、そうでない場合は私の会社は割と前向きに交渉を受け入れてくれます。

ベトナムで働くために必要なビザについて

ベトナムで外国人が働くには、就労ビザと労働許可証が必要です。

就労ビザは15日以上滞在する場合、労働許可証は3ヶ月以上ベトナムで働く場合に必要です。

1年以上滞在する予定がある場合は、一時在留許可証を取得します。

長期で働くには労働許可証の取得が絶対ですが、労働許可証を取得するにはいくつか条件があります。

詳しくはジェトロのHPに記載がありますのでご覧ください。https://www.jetro.go.jp/world/asia/vn/invest_05.html

簡単にまとめると労働許可証には以下の4つの種類があります。

  1. 管理者
  2. 業務執行者
  3. 専門家
  4. 技術者

私は3の専門家の労働許可証を取得しています。

ベトナムでの業務に関する分野を専攻とする大卒以上であることと、その分野における3年以上の勤務経歴が必要となります。

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ベトナムでのお仕事、良いこと悪いこと

やりがいやメリットについて

私が感じる海外就労の一番の良い点は、日本では滅多に会うことができないような大企業の、しかもかなり上の役職の方々と一緒に仕事ができるということです。

仕事の規模自体も大きく、またベトナム法人の社長から直接「こういうことできる?」みたいな連絡をもらうこともたくさんあります。

そういった方々から学べることは本当に多く、そして仕事をする上で大切な人脈もこの1年でかなり広げることができました。

また、自分の会社の発展だけではなく、ベトナム全体の発展にも貢献したいと考えているような方が多い印象もあります。

私自身も自分の仕事が少しでもベトナムの発展に繋がればと考えていますし、日々発展を続けているベトナムで、その一員として働けることは私にとって仕事をする上での大きなやりがいです。

ホーチミンのブックストリート

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ベトナムでの営業職、ここが大変

正直、私自身ベトナムで働いていて大変だと感じたことはまだありません。

ただ、周りの方々を見ているとやはりゴルフや接待で大変そうだなと感じることはあります。

こちらにいらっしゃる日本人のおじさま方は本当にゴルフや会食、接待が好きです。

良くも悪くも一昔前の日本のようなイメージですね。

もちろん人にもよりますが、仕事終わりの接待、そして土日の早朝ゴルフ、さらには出張者のアテンドなど、、、

業務以外の拘束時間がかなり多くなるのが海外における日本人社会の特徴ではないでしょうか。

ただ、私はゴルフもしませんし接待や会食も会社側でかなり配慮してもらっています。

現地採用ということで配慮してもらってる部分は多く、駐在員の方はほぼ強制的にゴルフや接待には参加というイメージです。

中には現地採用でも日本からの出張者のアテンドで土日両方観光に付き合わないといけないという知り合いもいました。

そのような会社に就職をしてしまうと少し大変な思いをするかもしれません。

営業職としてベトナムに移住するチャンスはまだある?どんな資格が必要?【個人的見解】

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実際に営業職としてのベトナム移住は可能なのか?

営業職としてベトナムでの就労、移住は可能ですし、まだまだチャンスはあります。

上にも書きましたが営業職での求人は数多くありますし、日々新しい求人がアップデートされているような状況です。

コロナ禍ではストップしていた日系企業のベトナム進出もかなり進んでいます。

今後はもっと営業職の需要は増えるのではないでしょうか。

ベトナムで営業の仕事をするためにはどんな資格や経歴が必要?

営業職に従事するに当たってこれが絶対必要!という資格はありません。

基本的には営業としての過去の経歴が提示できれば有利に転職ができます。

マネジメントができる人材も求められているので、そういった経歴があればさらに有利に働きます。

この辺りは正直日本での転職活動と変わりませんね。

さらに海外での就労になりますので、持っていて有利になるものと言えばもちろん語学力です。

これに関しては実際の転職活動を経て感じたことがあるので、次項で詳しく記載します。

求められる語学力

私の仕事は日系企業への法人営業ですので、営業活動や商談を英語で行うことはありません。

実際の求人を見ていても、営業職での募集は私と同じように日系企業を相手にした営業での募集がほとんどで、英語に関しては日常会話レベルくらいを求める、といった求人が多いように感じます。

もちろん、英語やベトナム語を話すことができればそれに越したことはありませんし絶対転職にも有利です。

ただ、採用担当に後から聞いた話ですが、私の他に英語・ベトナム語が話せる求職者がいてどちらを採用するか迷ったそうですが、最終的には私の過去の営業実績を評価して、私を採用することにしたそうです。

営業職としての募集に関しては語学力よりも営業力が求められると思います。

ただ、言わずもがなですが全部が全部そうではないので、もちろん営業としてのスキルに加えて英語も話せるのが一番ですね。

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まとめ どんなステップを辿ればベトナムでの海外就労に繋がる?

さて、以上私が海外就労を目指してから実際にベトナムで就職、移住するまでの道のりを紹介してきました。

営業として海外就労を目指すのであれば未経験でも仕事はたくさんあります。

ただ、少しでも有利に転職がしたいということであれば営業としての経験や実績、スキルが必要になります。

これまで紹介した内容はあくまで私の体験談ですので、これが正解!と言ったわけではありません。

数ある海外就労へのストーリーのひとつとして、少しでも海外就労を目指すみなさんの参考になることを願っています。

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