インドは、国土が日本の9倍近くある大きな国です。
地方間の移動でも、日本から海外に行くくらいの距離があります。
移動の距離や、地方によっておススメの交通機関が違うので、それぞれの特色を見ていきましょう。
インド内の長距離移動のオススメはフライト!
一番おススメの移動方法がこれです。
インドには、とても沢山の格安航空会社があり、地方間の移動はフライトが基本になります。
例えば、デリー・ムンバイ間のフライト(約2時間10分)は、片道2500ルピー(約4,000円)くらいから購入できます。
フライトの時刻や、購入時期によって値段は全く違いますが、値段も格安で、時間も電車などに比べてとても短縮できます。
予約方法
チケットの購入は、Make My Tripなどの予約サイトで行うと、沢山の航空会社から選べて便利です。
フライトの注意点
- 格安航空会社は、機内食が別料金であったり、預け荷物が有料の場合が多いです。チケットを購入するときに確認しましょう。
- 北インド(デリー等)では、冬にスモッグによる遅延がとても多く、ムンバイなどではモンスーンに雨による遅延が増えます。乗り換えなどは余裕を持ってスケジュールを組んだ方が良いかもしれません。
- 稀にですが、インドでは定刻前に出発してしまうケースがあります。また、荷物検査などにかなり時間がかかるので、空港には早めに行った方が安心です。
庶民の足で重宝するインドの電車!でも席が取れないことも・・
今でも庶民の足として大活躍している電車。
いつでもとても混雑していて、主要な路線のチケットは、何週間も前からチケットを予約しないと席が取れないことが多いです。
インドの電車は、席によって全く値段が違います。
例えばデリー・アグラ間の場合、1A(ファーストクラス)は1250ルピー程度(約2000円)ですが、一番下のSL(スリーパークラス)は170ルピー(約280円)で購入が出来ます。
しかし、下の安いクラスになるほど、スリなどの犯罪に合う可能性が高くなるため、外国人が乗る場合は2A以上がおススメです。
予約方法
- Indian Railwayは公式の予約サイトがあります。
INDIAN RAILWAYS PASSENGER RESERVATION ENQUIRY
ただ、こちらはアカウントを作成する必要があり、アカウントの作成にはインド国内の電話番号が必要な為、旅行者などは自分で予約をすることができません。
また、予約方法が非常に難しいため、初めてサイトを利用する場合は、時間がかかってしまうかもしれません。
- 旅行代理店で予約を頼むのも、一般的な方法です。
手数料が多少上乗せされますが、公式サイトで予約するよりも格段と楽になります。 - 各、予約サイトでも取り扱いがされています。
フライトと同じく、Make My Tripなどが有名です。
- 駅のチケットカウンターでも購入できます。大きな駅には、外国人向けの窓口がある為、一般のカウンターよりもずっと早く予約が可能です。
電車の注意点
- 安いクラスの席にはスリなどが多いため、犯罪に巻き込まれないために、慣れないうちは高めの席(2A以上)を予約しましょう。(それでも価格は、割安です
- インドの鉄道はプラットホームの変更が多いので、電光掲示板などは必ず確認しましょう。
- 冬は、スモッグが理由での遅延が非常に多いです。到着後の予定がタイトな時は気を付けてください。
インドの長距離バスで都市間移動
近隣都市間の移動には、長距離バスで移動する人も多いです。
こちらは非常に安価です。
例えばデリー・アグラ間であれば、エアコン付きのバスで500ルピー(約800円)程度で移動ができます。
予約方法
- バス停に直接行く。インド内主要都市間であれば、バスの本数は非常に多いので、直接バス停に行っても、1時間以内のバスに乗ることが出来る可能性が高いです。
- 予約サイト。フライトなどと同様にMake My Tripでも扱っていますし、Redbusというバス専用サイトも、簡単に予約が出来ます。
長距離バスの注意点
- 安いローカルバスでは、車内での痴漢など、犯罪が多いです。女性一人で移動する場合は、格安のバスは避けた方が安全でしょう。
メトロで市内の移動
デリー・グルガオン地域の移動では、メトロがとても便利です。
料金も、距離によって10ルピーから30ルピーと格安。
女性車両もあり、英語表記があるので、安心して使えます。
また、デリー市内はとても路線が多いです。
ムンバイ、チェンナイ、バンガロールなどでも次々とメトロが開通していますが、まだまだ路線が少ないです。
地方都市では、市内でも鉄道で移動する庶民が多いです。
メトロの乗り方
- 乗車の度にチケットを買う方法もありますが、チケットカウンターに並ばなくてはなりません。混雑時には長蛇の列になります。
- メトロカードは、150ルピー(約250円)を払うと、50ルピーはカード料金で、100ルピーがカードにチャージされます。(デリーの場合)2度目以降のチャージは、100ルピー以上で可能です。チケットカウンターに並ばずに、改札でチャージ出来るので便利です。
メトロの注意点
- セキュリティチェックが厳しく、警察の監視も厳しいため、基本的にとても安心して乗れますが、スリはいます。貴重品には気を付けましょう。
- 混雑時は非常に混みます。
- お酒の持ち込みが不可。アルコール類を持ち運ぶときには、別の移動手段を利用する必要があります。
庶民の足・オートリキシャ
市内の庶民の足は、オートリキシャーです。(タイなどではトゥクトゥクと呼ばれています。)
本来はメーターで料金を計算をしますが、ムンバイを除くほとんどの都市ではメーターは使われず、交渉で料金を決めます。
オートリキシャの乗り方
- 道端に泊まっているオートリキシャに行き先を伝え、値段を交渉して乗ります。
- 地方によってはメーターを使ってくれる場所もあるので、出来るだけメーターを使ってもらった方が交渉よりも安く乗れます。
注意点
- とにかく、ボッタクリが多いです。できるだけ、相場を把握してから乗る様にしましょう。
- 観光地で、ホテルなどが行き先の場合、ドライバーがマージンの貰えるホテルに勝手に連れていくことがあります。必ず、予約があることを強く言いましょう。
インドのタクシー(Uber,Olacabs)。配車アプリを活用しよう
オートリキシャーに比べて数は少ないですが、流しのタクシーもあります。
しかし最近は、Uberなどのアプリで呼ぶタクシーを使うのが一般的です。
インドに在住の日本人はほとんどUberやOlaを使ってタクシーを呼んでいます。
乗る前に値段が分かり、また、GPSで管理されているため、間違った行き先に連れていかれる可能性もほとんどありません。
空港から市街地へと移動する場合は、空港内のプリペイドタクシーがありますが、料金は割高です。
また、デリー空港のプリペイドタクシーは非常にトラブルが多いです。
空港内でもUberなどを呼べるので、他の移動手段を選んだ方が安心です。
乗り方
- 流しのローカルタクシーはオートリキシャーと同様、本来メーターがありますが、メーターを使わずに交渉になる可能性が高いです。オートリキシャーよりも少しだけ高い値段になるのが一般的です。
- UberやOlacabsなどのアプリでタクシーを呼ぶ場合は、ネットの繋がるスマートフォンが必要となります。
注意点
- 最初に書いたように、デリー空港のプリペイドタクシーは本当に評判が悪いです。深夜便で到着した日本人が、行き先と違うホテルに連れていかれて無理やり宿泊させられたり、暗い道へ連れて行ってレイプをしようとした事例もあります。出来るだけ避けた方が良いと思います。(空港からは市街地へは、快適な電車(エアポート・エクスプレス)もあります。)
- 女性は深夜のタクシーには気を付けた方が良いでしょう。流しのタクシーを使うよりは、UberやOlaを使う方が安全です。
- ローカルのタクシーは、メーターを使わずに値段交渉をする場合が多いです。相場を事前に把握しておいた方が安全です。
インドの交通手段まとめ
いかがでしたでしょうか。残念ですが、インドの公共交通機関では、まだトラブルが多く報告されています。
特に外国人は、窃盗やボッタクリの被害に遭遇しやすいです。
すでにインドに在住している日本人は、地方ごとに便利で安全な移動手段の情報をよく知っていますので、初めて訪れる際には、できるだけ周りの人の話を聞いた方が良いでしょう。
最初は心配でもありますが、慣れれば楽に使えるようになりますので、どんどんチャレンジしてみてください。
世界中の日本人が参加する「せかいじゅうサロン」
世界へ広がる海外移住コミュニティ
世界中の日本人同士が繋がり、情報提供したり、チャレンジしたり、互助できるコミュニティ「せかいじゅうサロン」
参加無料。気軽に繋がってください。(2022年6月時点:参加者3600名超えました)
“【特別公開】世界で自由にひとりIT起業”
WEBマーケティングスキルは「世界どこでも働けるワークスタイル」を可能に。
1年で海外居住資金も作れるWEBスキル講座を無料配布中↓