スイスはなんといっても世界一物価が高い国と言われています。
そのような国で生活するには何をするにもお財布の中身をついつい気にしてしまいそうな毎日ですが、そんな物価高に見合った、いやひょっとするとそれ以上の生活の魅力がこの国にはあるのではないでしょうか。
今回はそんな魅力溢れるスイスへ移住して生活するメリットをご紹介します。
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①何といってもアルプスの大自然
皆さんのご想像通り、スイスと言えば「アルプスの少女ハイジの国」です。
大都市チューリッヒにいても、ジュネーヴにいても、少し遠くを見れば、雄大な山々が姿を見せてくれます。
この光景は日本のアルプスとも、田舎ののどかさとも、何かまた違った壮大なスケールを感じさせてくれ、日々の多忙な生活の中でもふと景色を見て癒されること多々です。
また、そんな大都市から車で10分ほど走れば、すぐに家族で楽しめるハイキングコースも簡単に見つけられるほど自然が身近で豊かなのです。
冬のスキーやスケートは言わずともなが、夏は海はなくとも湖が各地にあり、透明度も高く、夏はビーチも至るところに開かれ、泳ぐことが出来るので、それぞれの季節毎に自然を楽しむことができるスイスの環境は大きなメリットです。
②公立校の教育費は無料
スイスの学校と言えば、世界各国の富豪のご子息が集うボーディングスクールで有名ですが、こちらの記事「EU在住者がスイスに滞在する前にチェックすべき5つのこと」でもご紹介した通り、公立校へ通わせれば(そして成績が良ければ)、義務教育中は無料、大学や大学院も年間日本円にして10万円ちょっとの国です。
学校の成績がイマイチな場合は職業訓練校などに通うので、すぐに自分で生活費を稼げるようになり、親が教育費の心配をする必要はほとんどありません。
世界的な学術的教育レベルは平均並みと言われているスイスの公立教育ですが、大学に行かなくとも自分で生計を立てられるようになる教育システムは、受験戦争でしのぎを削ったり、大卒でも就職難な他の先進国と比べると一定の価値があると言えます。
③私立校も多種多様
言わずもなが、ボーディングスクールやインターナショナルスクールの数は迷い過ぎるほどあり、ブリティッシュスクール、イングリッシュスクールと名を打つ学校や、バイリンガルスクール、モンテッソーリ式スクールも山ほどあります。
また、日本の私立校の分校があったり、チューリッヒやジュネーヴには日本人子女のための補習校も用意されており、そのバリエーションの豊富さ、また教育費に劣らぬ教育レベルの高さは世界一と言えるのではないでしょうか。
こちらの記事「4つのタイプ別に解説!スイス留学の費用や特徴を紹介」も参考にしてください。
④国籍も人種もインターナショナル
スイスの大都市に住めば、そこは永世中立国で見える景色は田舎のようなスイスと言えどインターナショナル。
そもそも4か国語を公用語に指定している国ですし、大都市には世界各国の企業や国際機関が並んでいるので、生活している人々も国際色豊かです。
少し田舎に行くと村意識が強く、閉鎖的な部分が見受けられることもありますが、大都市で生活していればそのような心配はありません。
子どもたちのいじめといった国籍や人種による差別的なことも聞きません。
国際感覚をもった子どもを教育するに当たっては非常に良い環境であると言えますし、大人にとっても教育面で刺激のある生活が送れること間違いなしです。
各方面の人脈を広げるにももってこいですね。
また、四方をフランス、ドイツ、イタリア、オーストリアと諸外国に囲まれているため、少し国境をまたげば、また違う文化や言語、環境を気軽に楽しむことができます。
そういう環境もあってか、近隣諸国よりスイス人は外国人に対してより理解があるような気がします。
⑤治安が良い
近年残念ながら隣国から様々な人種の方が入ってくる影響で、大都市では身の回りの貴重品管理や駐車場では気を付けないといけなくなりましたが、それでも近隣のEU諸国の大都市と比べたら、まだまだ治安が良いと思います。
特に田舎の村へ行けば、そこは全員お知り合い。観光地でないのにふらり見かけない顔の人がいれば、すぐに声を掛けられるほど平和な空気が漂っています。
⑥清潔
大都市であっても、道にあまりごみが落ちていることはありません。
公園などの公共のごみ箱も頻繁に綺麗にされており、下水などの不快な匂いを感じることもありません。
その辺にあるカフェにひょいと入っても、お手洗いも概して清潔で、更には赤ちゃん用の台が用意されていたり、近隣諸国にはない気が利いた空間になっています。
日本と比べるとどうしても落ち度はありますが、それでもヨーロッパの中では全般的に清潔感を保っている国と言えるでしょう。
⑦交通の便と都市規模
スイスは鉄道の発展が日本と同じ感覚で進んでいます。
定刻発車のことが多く(近隣諸国ではこうはいきません。)、大都市にはトラムとバスが縦横無尽に走り、観光地では驚く傾斜も山岳電車が大活躍しています。
車を使えば駐車代は高いものの、高速道路は1年間で40フランのヴィニエットと呼ばれるシールを買ってフロントに貼っておくだけで乗りたい放題で、どこへ行くにも便利です。
また、チューリッヒやジュネーヴといった大都市ですら、日本でいうと横浜より小さいかな?!という感覚の都市規模で、夜のオペラやコンサートも帰宅時間があまり気にならずに楽しめます。
⑧チーズとワインとチョコレートと
スイスと言えば、グリュイエールに代表されるチーズと、ヴィリエやカイエといったチョコレート、更にネスレ本社があり、また、日本では希少価値の高いスイスワインがよりどりみどりです。
特にスイスワインは輸出量が少なくほとんどが国内消費されてしまうので、赤、白、ロゼとスイス国内でしっかり楽しみましょう。
いずれも決して安いとは言えませんが、クオリティーの高さに舌鼓すること間違いありません。
参考記事:「スイスの食文化とワイン事情!とびっきり美味しいシャスラワインとは」
⑨BIO食品が気軽に買える
近年日本でも注目を浴びている「有機食品」、こちらでは「BIO」と書いてあるものがそれですが、一般のスーパーで気軽に見つけることが出来ます。
その種類は野菜、果物、魚、肉、卵とありとあらゆる食品に及んでおり、中でも牛乳や子ども向けのお菓子類は種類が豊富で、楽しんで選ぶことができます。
子ども服などもナチュラルといった言葉と共に、肌により優しい製品がよく売られており、少し出費額は増えても、カラダに優しい生活を送ることができます。
⑩子連れに優しい
家庭教育をもっぱら重んじるお国柄なせいなのか、子どもに優しい方が多いです。
バスやトラムに乗る時にベビーカーを持ち上げてくれたり、泣いている赤ちゃんに笑顔で接してくれたり、公園でお孫さんを世話するおじいちゃんおばあちゃん率もかなり高いです。
そして、レストランや公共のお手洗いなどには赤ちゃん用の椅子や台が用意されていたり、子ども用のメニューもこちらからお願いするとメニュー外でも対応してくれることが多くて、子連れでの外出も安心です。
そんなこともあってか、近年スイスの出生率は上がってきているようですよ。
スイス移住の魅力まとめ
言語や目に入ってくる環境、人種などの違いはあるにせよ、衛生面ではより日本に近い感覚で安心して生活できますし、世界各国の様々なバックグラウンドを持つ方と接する機会も多く、生活費さえ心配しなければ充分に上記のメリットを楽しめる国だと思います。
何よりも大都市から自然がこれだけ身近で雄大という環境は中々他にはないかと思いますので、諸条件が合う方にはぜひスイスへの移住をおすすめします。
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