ブラジル生活の前に知るべき5つの話

外国に住むと少なからずカルチャーショックや驚きはつきものです。

今回紹介するブラジルにも日本とは違う独特の文化が多くあり、日々新しい発見を見つけることができます。

日本からおよそ18,000km離れたブラジルには日系人が多く、またたくさんの日本企業や日本人留学生が生活しています。

多くの日本人がブラジルの習慣に驚きつつも、ブラジルの雰囲気や人柄に魅了されていきます。

そんなブラジルへ移住し、生活するにあたり、事前に知っておいたほうが良い事柄をブラジル在住のAさんに聞きました。心構えや知識、イメージをつかんでブラジルに行けば、戸惑いなどは多少減ると思います。

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1. ポルトガル語は必須。英語は通じないものと覚悟して

ブラジルの公用語はポルトガル語で、英語を話せる人はとても少ないです。

Aさんは一番最初にリオデジャネイロで生活を始めた時英語やほかの言語が通じなくて驚き、戸惑いや苦労が多かったようです。

他の日本人家族が紹介してくれた家庭教師(ブラジル人女性)にポルトガル語を学び、生活するときに必要なフレーズや単語を勉強しました。

ポルトガル語が話せないと生活は円滑に進みません。

日本企業委託している不動産会社や代行サービスには英語の話せるスタッフがいることもありますので、はじめのうちは彼らに頼りながら生活を始めることができます。

また、大きい病院に行けば英語の話せる医師はいますが、その医師が来るまで診察を待たなければならないなど不具合が生じることよくあります。

ですからある程度のポルトガル語を習得する必要があります

ブラジル国内で英語の授業や英会話学校が増えてきているものの、話せる人はいまだに少ないです。ブラジルに来る前にポルトガル語の勉強してくる人もいますし、現地で家庭教師や外国人向けの語学学校に通っている人も多くいます。

・ポルトガル語の参考記事

ブラジル人との挨拶や日常会話に役立つ!ポルトガル語フレーズ35選

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2 蚊に注意!怖い感染症・必要な予防接種

感染症

ブラジルにある多くの感染症の中でも注意すべきなのはデング熱ジカ熱です。

デング熱はデングウイルスを持つネッタイシマカの媒介で発症する感染症です。

例年流行しており、アマゾンのような自然多い場所から都会ま感で地域を問わず感染します。高熱、頭痛、関節痛が1週間続き、激痛と聞きます。

ワクチンが開発され、2016年から接種できるようになりました。(9歳以上、3回接種)日本にはまだ入荷していないため、ブラジルに着いたら接種することをお勧めします

ジカ熱も蚊を媒介にして感染し、2015年から中南米を中心に感染が広がっています。

発症してもデング熱より症状は軽いのですが、妊娠中の方が発症した場合、胎児が「小頭症」になってしまうという深刻な影響を及ぼし、また成人もギラン・バレー症候群に発症する危険があり、恐ろしい感染症です。

現在ワクチンや治療薬がないので、「蚊に刺されない」そして「蚊の発生を抑える」対策が必要です。

気温や湿度の高い日は虫よけスプレーをこまめにつけ、妊娠中の方はさらに長袖、長ズボンを着用するなどして、慎重に行動してください。

また、窓を開けっ放しにしない、水周りを清潔にする、お手洗いや浴室の排水口に蓋をするなど蚊が室内に侵入するのを防ぐ必要があります。

日本で発売されているワンプッシュタイプの蚊取りスプレーが大変役に立ちます。旅行先のホテルにもたくさん蚊が飛んでいるので必要です。

ジカ熱の詳細はこちら:http://www.gov-online.go.jp/useful/article/201605/2.html

予防接種

ブラジルに渡航際に肝炎、髄膜炎のワクチンを接種したほうが良いですが、現地に着いてからでおも接種可能です。

Clínica de Vacinação と呼ばれるワクチンセンターで接種します。

地域によって黄熱病のワクチン接種が必須の場合があります。渡航前にご確認ください。

ワクチンリストこちらは:http://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/medi/cs_ame/brazil.html

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3 おつりがない

次にブラジルの日常生活の中で知っておくべきことをいくつか紹介します。

まず一つは「おつりがない」

これはどういうことかというと、お店のレジに現金が入っていないため、大きいお金で支払ってもお店側がおつりを渡せないことがあり店員が別のレジで両替したり、もしくは「もっとたくさん買っておつりのないようにして」と言われたり、「おつりがないから売れない!」と販売を拒否されるなんてこともあります。

バスに乗車するときにも運転手さんが「おつりがないから乗せられない」と乗車拒否されている光景を時々あるようです。

レジにお金がないのは防犯対策という点とクレジットカードやデビットカードで支払う人が多いためのようです。

ですから現金はなるべくいろんな紙幣や通貨を用意しておく必要があります。

ブラジルはカード社会で、どこのお店でもカード支払い用の機械があります。

おつりの心配もなくとても便利な反面、スキミングの被害も多数発生しているので(被害に遭った日本人駐在員多数。Aさんもその一人)、カードの支払いは大手スーパーなどで利用し、小さい売店や露店ではなるべく現金で支払うことを勧めます。

ブラジルの紙幣

写真:ブラジルの紙幣。上段の100、50へアイスを出すとおつりでもめることが多いので注意。

4. 本物の日本食はサンパウロにあり!

ブラジルには日本食レストランがたくさんあります。 特によく見かけるのは手巻き寿司レストラン、通称”Temakeira”です。

しかし、日本の手巻きを想像してはいけません。

手巻きの中にはサーモンとアボカドとクリームチーズということがほとんどで、さらに丸ごと衣つけてあげてあることもあります。

ですから”Temakeira”はブラジリアン手巻き寿司と認識したほうが良いです。

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「日本には遠くて帰れない、でもおいしい日本食が食べたい!」と思ったらサンパウロへ。

本物の日本食を味わえるのはサンパウロで、日本人が経営するレストランが多くあります。

まるで日本にいるかのような気分になれる美味しさです。

日本食レストランのほかにも日本食スーパーや大手の百円ショップ、牛丼のチェーン店があり、さらに東洋人街(リベルダージ)もあります。ここには日本食レストランの他に中華料理、韓国料理、アジア系雑貨屋などがひしめきあっています。

また日系の方が多いため日本語が通じるお店もたくさんあります。

このようにサンパウロに駐在する方は日本食に関しては全く心配ありません。サンパウロ以外で駐在する人にとってサンパウロは「ホームシックになったら行く場所」なのです。

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写真:日本食スーパーにはお菓子も豊富(左)、日本のスウィーツが並ぶエスパソ和(右)

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5 ブラジル人の挨拶、ジェスチャーを覚えよう!

挨拶はお互いの頬を当てて、ハグをします。

地域によって左右両頬当てる習慣があるので、事前にブラジル人のあいさつの仕方を見ておいたほうが良いです。ブラジル人はスキンシップが多く、日本人にとって慣れない習慣ですね。

よく目にするのは親指を上にあげるポーズ「サムズアップ」。

日本でも馴染みのあるジェスチャーで、ブラジル人もあらゆる場面で使っています。

「ありがとう」「大丈夫」「美味しい」など、どんなシチュエーションでも登場し、大変便利です。

Aさんがいまだに慣れないのはブラジル人が人を呼ぶときに「プシィウ(“Psiu”)」口笛を吹くことだそうです。

ペットを呼ぶような口笛に似ていて、これを人に向かってします。Aさんは口笛を吹かれても自分が呼ばれてることにまだ気づけないと言います。

この他にもどういう意味か分からないジェスチャーも多く、特徴的で面白いです。

まとめ

ブラジルは国土が約851万平方km(日本のおよそ22.5倍)、27の州がある大国なので、それぞれの地域で文化や風習などに違いはありますが、共通して言えることとてもおおらかで親切な人が多いということです。

日々新しい発見があり、飽きることのない魅力的な国です。

これからブラジルで生活を始める方に安全に楽しく生活ができるお手伝いができれば嬉しいです。

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