合言葉はフェスタ!お祭り大好きブラジル人精神が凄い

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陽気な国民性に象徴されるようにブラジル人はお祭り・パーティー(festa:フェスタ)が大好きです。

週末は必ずどこかでフェスタをしている音楽や人の声が聞こえてきます。

またブラジルで生活をすると必ず何かしらのフェスタに招待されます。

2月に開催されるカーニバルをはじめ、フェスタ・ジュニーナ(6月の収穫祭)、クリスマス、年越しも国を挙げて盛大に行ないます

意外なのはハロウィン。

さほど盛り上がらず、仮装する人をほとんど見かけません。(日本が盛り上がりすぎなのかもしれませんね。)

今回は年越しの様子、誕生日会やベビーシャワーなどの個人的に行なうフェスタについてブラジル在住のAさんに聞いてみました。

1. 浜辺は真っ白?!リオの年越しカウントダウン

年越しはブラジルの中で最も盛り上がるイベントの一つです。

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写真:白い服を身に着けて花火鑑賞する人々

特にリオデジャネイロでの年越しは浜辺に集まって迎えるという特徴があります。ブラジルに来た際には一度体験しても良いかもしれません。

ただ盛り上がるだけでなく、伝統的な風習も根強く続いているため老若男女問わず年越しは多くの人が浜辺に集まります。

とくに有名なのはコパカバーナ海岸です。

こちらには年越しに全長4kmに渡りおよそ24トンの花火が20分打ちあがると同時にあちこちでシャンパンの開く音が鳴り、みんなで乾杯しながら花火鑑賞します。毎年迫力満点です。

しかしビーチでただ盛り上がるだけでなく、新年を迎える風習がいくつかあります。

願い事によって決まった服を着る

白→平和、幸運 黄→金運 紫→力 ピンク、赤→恋愛運 などで新品の服を着用するのが伝統です。

ほとんどの人が白い服を着て、ほかの色のアクセサリーや靴、帽子を被ったりしています。

海に花を投げ、波を7回飛び越える

新年に海の女神イエマンジャへの供え物として白い花を海へ投げ入れ、さらに波を7回飛び越えて願い事をし、海に背を向けずに砂浜に戻ります。

など、地域によっては他にも風習があります。

家族で浜辺へ行き、新年を迎えると家族で乾杯や抱擁を交わす姿を見るとブラジル人の家族の絆が伝わります。

2. いつも全力!フェスタへかける情熱

年越しも家族で盛大に過ごすブラジル人、誕生日会、ベビーシャワーなど個人的に行なうフェスタも派手です。

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お誕生日会は、自宅マンションの共有スペース(Salão de Festa:フェスタ専用の部屋が常備されています)やフェスタ会場やレストランを貸し切って行ない、フェスタ専門のケータリングやマジシャンや大道芸人を呼び、豪華なケーキを食事を用意するため一度に使う金額は相当なものです。

平均で日本円でおよそ30万~50万円。100万円超えることもあります。

そのため貯金が苦手と言われるブラジル人でも「フェスタ貯金」が必要で、それだけはきちんとするそうです。

誕生日会は1歳から大人まで、何歳になっても行ない、もはや生まれる前のベビーシャワーから派手で決して手を抜きません。

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これには貧富の差関係なく、貧しい家族でも手作りで部屋の装飾やケーキを豪華にします。

大切な家族のためを全力で祝福したいというブラジル人の「家族への深い愛情」がここにも表れています。

3. 行っても誰もいない?不思議なフェスタのスケジュール

いつの間にか始まり、慌ただしく終わるというのがブラジルのフェスタの特徴です。

まず重要なことは「招待状に書かれている時間に行ってはいけない」ということです。

例えば招待状に17:00開始、21:30終了と書かれていて17:00に行っても誰もいません。

17:00過ぎに主役やその家族、ケータリング業者やスタッフがやって来て準備を始めます。そして招待客が集まり始めるのは18時半~19時でいつの間にかフェスタが始まっていて「時間にルーズ」なブラジル人の国民性が表れています。

招待客は通常50~80人来るので全員が集まるととても迫力あります。プレゼントは会場に入り口に置かれている大きな箱の中に入れるのが通例です。

お誕生日会の場合、会の終盤21:00過ぎにバースデー・ソングを歌ってケーキを切ります。そこからケーキを食べて、21:30に会場を出るのでとても慌ただしいです。子供の誕生日会でも9:00開始もあれば、20:00開始、24:00終了という大人顔負けの驚きのスケジュールもあります。

4. テーマが重要!会場の様子

フェスタで重要にされているのは「テーマ」です。

お誕生日会の場合、主役の好きなキャラクターやテーマに合わせて会場の装飾やケーキ、演出、招待客に渡す「お返し」などそれに統一されます。

またミュージカルやマジックショー、大道芸が始まったりと長時間のフェスタでも招待客を喜ばせ満足させることに徹底しています。

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写真:「星の王子様」がテーマの誕生日会。会場のデコレーションからお返しまで同じテーマで揃えます。

フェスタ会場にもそれぞれテーマがあり、室内アミューズメント・パークのようなところもあれば、半屋外の自然溢れたアスレチック・パークもあります。ですから子供たちはスタッフに見守られながら遊び、大人たちは食事をするというシステムです。

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写真:フェスタ会場にもそれぞれ特色があります

5. 一度聴いたら忘れられないバースデー・ソング

会の終盤に皆で歌うバースデー・ソングですが、とても独特で一度聴いたら忘れられません

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以下、日本でも歌われる”Happy Birthday To You”のメロディに乗せて歌います。

Parabéns para você パラベンス パラ ヴォセー (おめでとう)
nesta data querida ネスタ ダータ ケーリーダ (この良き日に)
muitas felicidades ムイタス フェーリーシーダージス (たくさんの幸せが)
muitos anos de vida ムイトス アーノス デー ヴィーダ (何年も続きますように)

※同じ歌詞を2倍の速さで歌います。

その後、ろうそくを吹き消す歌があります。

歌詞に意味はないようですが、以下の掛け声を叫んで主役がケーキのろうそくを吹き消します。

É pique, é pique, é pique, é pique, é pique エ ピケ エ ピケ エ ピケ エ ピケ エ ピケ
É hora, é hora, é hora, é hora, é hora エ オラ エ オラ エ オラ エ オラ エ オラ

Ra-ti-bum ハ チ ブン! ※誕生日の人の名前を連呼します

よく流れるバースデー・ミュージックはこちら

この時間がフェスタの一番のクライマックスであり、全員で歌って踊ります

初めてフェスタに参加した人にとっては状況が把握できず放心状態になりますが、慣れてくると最後まで楽しめると思います。

フェスタへ行く前に覚えていくとより楽しめるでしょう。

また主役が仲間にふるまうという習慣があり、大人になるとケーキを持って出社し、終業時間とともにオフィスで誕生日会が始まることもあります。いつどこでバースデー・ソングを歌うことになるか分かりませんので、覚えておくことをおすすめします。

まとめ

何も知らないまま行くと圧倒されるばかりのブラジルのフェスタですが、事前に知っておけば戸惑いや驚きは少なくより楽しめるはずです。

フェスタには個性もあるので、毎回違う発見や楽しみがあるのも魅力の一つです。

フェスタには基本的に家族単位で招待し、大勢でお祝いするのがブラジルスタイルです。

家族の絆だけでなく、家族ぐるみの交流を大切にする姿勢がブラジルの素敵な国民性の一つですね。


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