ブラジルの病院事情。薬の処方方法や4つの注意したい病気

ブラジルの病院事情。薬のもらい方と注意したい4つの病気

留学や日系企業の駐在員としてブラジル・サンパウロで暮らしているときに、もしも病気やケガをしたらどうしたらいいのでしょうか?

こんなときはもちろん、病院にいくか薬局で薬を買うことになります。

しかし、右も左もわからない遠いブラジルで、どうすればいいのか分からない方もいるかもしれません。

ここでは、そんなときに役立つ、ブラジルの病院と薬、気をつけたい病気について紹介します。

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ブラジルの病院は主に2種類ある

ブラジルの病院はおおきく分けて2種類あります。

  • 公立の病院
  • 私立の病院

です。

それぞれの病院の特徴を詳しく見ていきたいと思います。

1. 公立病院(SUS)

ブラジルの公立病院はブラジル国民はもちろん、外国人であっても診察料、検査料は無料です。

こう書くと非常に便利に感じるかもしれませんが、ブラジルの公立病院は実際には利用者が非常に多く、長時間待つことになるうえ設備や衛生面に不安があります。

さらにどんなに症状がひどくても必ず順番待ちをしなければいけません。

したがって、待っている間に病状が悪化して、亡くなってしまうことも実際にあったりするのです。

2. 私立病院

私立病院はサンパウロなどの都市部では、設備も技術も最先端の医療をうけることができます。

ただし、診察料や検査料などが非常に高額になります。

このため私立病院で診察をうける際には緊急の場合以外は、医療保険に加入して、その保険会社の提携先の病院にいくのが一般的です。

この医療保険も非常に高額で高いものでは月400レアル(日本円にして約11,620円です)にもなります。

ブラジルの平均賃金が1,000(日本円にして約3万円弱)レアルだということを考えると、とても一般庶民には手がでる金額ではありません。

このためブラジルでは、医療保険を利用して私立病院にかかるのは中流以上の家庭がほとんどです。

そのほかの大多数の貧しい民衆は上記の公立病院を利用しています。

また、現金や小切手を用意しておくと、優先的に診察をしてもらえます。

多忙なサッカー選手や政治家などの高収入の家庭ともなると、医療保険のお世話になる必要もないので、そのつど小切手などで払っているようです。

緊急の場合などは現金や小切手など現金での支払いにも対応してくれます。

クレジットカードは、一部つかえないこともありますので注意しましょう。

また、自費で加入する上記の医療保険とは別に、会社が加入している保険がつかえる場合があります。

日系企業の駐在員などでブラジルに滞在する場合には、この会社の医療保険が使えます。

会社のほうで医療保険に加入していないのであれば、ご自身で医療保険や旅行保険などに加入しておきましょう。

診察の予約が一ヶ月先のことも珍しくない

私立の病院で診察をうけるには、予約が必要です。

ブラジルでは私立の病院で診察の予約をしても、一か月くらい先になることは珍しくなく、体調がどこかおかしいと感じたら我慢せずに、早めの対応をおすすめします。

ブラジルの病院は全体に英語や日本語ができる人が少ないため、ポルトガル語の堪能な人に付き添いをお願いするのがおすすめです。

※公立病院も私立病院も24時間対応してくれる、救急外来があります。緊急事態のときはこちらを利用します。
※2 黄熱病などの予防接種をうけるときには、病院の受付できいてみましょう。

ブラジルの薬局事情。薬を処方してもらおう!

公立の病院に在庫がある場合には一部の薬をもらうこともできますが、ブラジルでは基本的には医師の処方箋をもって薬局へ買いにいくことになります。

もし、持病などで必要な薬がわかっていたとしても、薬の種類によっては医師の診察をうけて処方箋をもっていかないと、買えないこともありますので注意してください。

薬品アレルギーのある方は診察の際に、そのことをきちんと医師に伝えておいてくださいね。

風邪や下痢、虫刺されなど病院にかかるほどではないときや自分では判断ができないときには、町の薬局で薬剤師さんに相談してみましょう。

病院へいった方がいい場合などはきちんと指示してください。

また、この場合もポルトガル語の上手な人に付き添いをお願いしましょう。

ブラジルでもジェネリック医薬品が普及

ブラジルでは薬は非常に高価なので、ジェネリック医薬品が普及しています。

薬局で薬を買う際にジェネリック医薬品が欲しい場合には、そのことを薬剤師さんに伝えてください。

該当するジェネリック医薬品の在庫があれば、利用することができますよ。

※日本で普通に使われている薬が、ブラジルの薬局で扱っていない場合や名称が違うことがあります。持病などで薬が必要なときには、ブラジルでその薬が何と呼ばれているか、扱いがあるのかどうか、ブラジルへ渡航するまえに調べておきましょう。

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ブラジルで注意したい4つの病気とは

次に、南国ブラジル特有の病気について紹介します。

日本では聞きなれない病気もあるため対応が遅れないよう注意しましょう。

1.デング熱

ブラジルでは「デンギ」と呼ばれています。

蚊が媒介する病気のひとつで、毎年流行します。

潜伏期間は3日から14日。

初期症状は風邪とよく似ているため、対応が遅れがちです。

予防接種や特効薬などは存在しませんので、蚊に刺されないように虫除け剤や殺虫剤などを利用して、予防を徹底しましょう。

ジカ熱やチングニア熱、黄熱病なども同様の対策でふせぐことができます。

※WHOは2019年2月13日に、ブラジルへ渡航する人に対して黄熱病の予防接種を呼びかけています。とくにサンパウロ南部の動物園で、黄熱病に感染したサルがみつかりました。サンパウロにいく予定のある方は、黄熱病の予防接種をうけるようにしましょう。

4.呼吸器感染症

ブラジル北部の赤道付近の地域では、一年中気温が高く、冷房を使用します。

反対にブラジルの南部地域では冬は乾季となり空気が非常に乾燥するので、風邪等の呼吸器感染症に注意が必要です。

また最高気温と最低気温の差が、10度以上になることもあります。

日中暑くても急な夕立のあとには、気温が下がって肌寒くなります。

このためウインドブレーカーなど、薄手の上着をもって歩くことをおすすめします。

3.感染性胃腸炎

ウイルスや細菌による感染性胃腸炎です。

主に汚染された水や食べ物から感染します。症状は下痢や嘔吐、発熱など。

症状が軽い場合には、薬局で経口保水液やスポーツドリンクなどを買って、こまめに水分補給をしましょう。

症状がひどい場合にはすぐに病院へいきましょう。

4. 有毒生物

熱帯性気候のブラジルでは日本ではあまりみかけることのない、クモやサソリ、ヘビなど毒をもった生物がおおく生息しています。

こういった生物にかまれたり、刺されたときには速やかに病院へいくことをおすすめします。

長袖や長ズボンを着用し、肌を露出しないように心がけてください。

またこういった生物の多い草むらや、やぶの中には入らないよう注意したいところです。

※2018年にサンパウロ州では過去30年間に最大となる、3万707件のサソリによる被害が確認されています。そのうち13人の方が命を落としています。

日本語のつうじる日系病院もある

ブラジルで病院にかかるときには、やはり言葉の問題が生じてきますよね。

ブラジル・サンパウロにはそんなときに心強い、日本語がつうじる日系病院があります。

ただしこちらも私立病院ですので、診察台や治療費が高額になることもあります。

会社の保険や任意の医療保険を利用することをおすすめします。

サンパウロ日伯援護協会

お問い合わせ先 (11)3274-6555
所在地 Rua Fagundes,121 Lberdades SP

日伯友好病院

お問い合わせ先  (11)2633-2200
所在地 Rua Pistoia -Parqhe Novo Mundo ,SP

サンミゲル・アルカンジョ病院

お問い合わせ先 (15)3279-8300
所在地  Rua TADASHI TAKENAKA 100 são migel arcanjo SP

※上記であげた病院では、通常の診察や検査に加えて、人間ドックや巡回診療も行っています。詳しいことは直接病院に問い合わせをしてください。

万が一のために!ブラジルで救急車を呼ぶ方法

ここではブラジルで救急車を呼ぶ方法を説明します。

ブラジルで救急車を呼ぶ方法は主に2通りあります。

  1. いきたい病院に直接電話して、救急車の手配をお願いする。
  2. 電話で192に連絡して、公共の救急車呼ぶ。

※どちらの場合も英語や日本語ができる人はほとんどいませんので、ポルトガル語のできる人に手伝ってもらうか、日本語の通じる日系病院を利用しましょう。

どちらにせよ、救急車が到着するまでは一時間以上かかります。(場合によってはこないこともあります・・)

ブラジルの病院事情まとめ

ここでは、ブラジルの病院事情と気をつけたい病気について、日本語の通じる病院について紹介しました。

言葉のわからない海外で病気やケガをしたときは、どうしたらいいのかわからないですよね?

そんなとき、本記事の情報がそんな不安を少しでも解消するお手伝いができたら幸いです。

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