オーストリアの公共交通機関(電車とバス)。乗り方や料金などの基本情報

オーストリアの公共交通機関(電車とバス)。乗り方や料金などの基本情報

生活する上で欠かせない移動手段。

あなたの生活スタイルにあった交通機関は?交通事情を知れば住みたい場所も決めやすいかもしれませんね。

ここではオーストリアの交通機関の種類(主にバスと電車)と利用方法をご紹介します。

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まずは把握したい、オーストリアの公共交通機関の種類

  • 飛行機(ウィーン、ザルツブルク、インスブルック、リンツ、グラーツ、クラーゲンフルトに空港があります)
  • 鉄道(国際列車は周辺国ドイツ、イタリア、スイス、ハンガリー、チェコ、スロヴァキアへの乗り入れ、国内の鉄道網もそこそこ発達しています)
  • 路面電車(市電、トラム。主要都市のみ。無い都市もります)
  • 地下鉄(ウィーンのみ)
  • バス(ローカル長距離バス、路線バス、国際長距離バスなどがあります)
  • 船(ドナウ川航路利用し、ドイツのパッサウ、ハンガリーのブダベスト、スロべキアのブラチスラバをつなぎます)

タクシーももちろんあります。

ホテル、レストラン、指定した住所に電話して来てもらうか、駅前や街中などにあるタクシースタンドで並んでいるタクシーを利用します。流しのタクシーはほぼありません。

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オーストリアで気軽に利用できる交通機関は鉄道!そのタイプと乗り方

やはり、鉄道が一番分かりやすいでしょう。

滞在や生活を始めたばかりでまだ土地勘に疎くても、利用しやすいはずです。

そして、ヨーロッパ周辺諸国で比べると、比較的時間通りに運行しています。

メインで運行しているのは、国営ÖBB私鉄Westbahn (ザルツブルク〜ウィーンを20ユーロ前後で乗れ、車体も新しい2階建てなのでおススメ)です。

早割やその時々でいろいろな割引オファーがありますので、利用時はサイトで確認した方がお得です。

上記のサイトでは乗り換え案内や料金の表記があります。

※ドイツ語と英語のサイトです。

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鉄道タイプ別表記と覚えてると便利な表記

鉄道と言っても、いろいろなタイプがありますので、簡単に表記と種類をご紹介します。

  • EC:ユーロシティ国際特急 ※国際列車
  • ICE:インターシティ高速列車 ※国際列車
  • IC:インターシティ特急 ※国際列車
  • REX/RE(ドイツ語Regional Express):快速列車
  • RB(ドイツ語Regional Bahn):普通列車
  • S(S-Bahn):近郊外列車
  • U(U-Bahn):地下鉄 ※ウィーンのみ

各サイトで調べたりする上で、覚えておくと便利なドイツ語表記です。

  • Hb.(Hauptbahnhof ハウプトバーンホフ):中央駅
  • Nr.(Nummer ヌンマー):番号
  • ab.(Abfahrt アブファールト):出発
  • an.(Ankunft アンクンフト):到着
  • Bahnsteig(バーンシュタイグ):プラットホーム
  • Klasse(クラッセ):等級

切符の買い方と乗車する時の注意事項

電車の切符は、Webサイトから購入するといくらか安くなります。

Webサイト以外での購入は、

  • 券売機
  • タバコ屋(Tabak Trafiken)
  • 窓口
  • 車内

で可能ですが、窓口と車内購入は割高になります。

 

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S-Bahnは、駅構内の券売機、窓口がある大きい駅なら窓口で切符を購入します。

オーストリアの駅には改札口がありません。

長距離列車の場合は、車掌が車内で検札しに回ってきます。

近郊列車や地下鉄を利用する時は、駅構内にある青い刻印機に切符を入れ、乗車日時を刻印します。

刻印は乗り換えなどあっても、最初に乗る時の1回のみにします。

重ねて刻印し、読み取れなくなった場合、検札時に出すと罰金です。

※改札が無いのでうっかり切符を持たず乗車してしまい、その際、検札され無賃乗車となると、約100ユーロ前後の罰金です。
罰金額は地域により異なります。

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路面電車/トラム、バスの乗り方

路面電車やトラムの乗車券も鉄道の駅で購入できます。

または、

  • 各交通機関サイト
  • タバコ屋
  • 車内

でも購入可能ですが、車内購入は割高になり、1回乗車券のみの扱いです。

スマートフォンでアプリからチケットを購入する場合、乗車後に買うことはできません。

ちなみに、購入後のプリントアウトや転送は出来ません。

1回乗車券で同方向ならば何駅分でも乗り継げますが、逆回りや途中下車は無効です。

1回乗車券の値段は2ユーロ前後となり、50セント前後、各都市で異なります。

乗車後に買った場合は20セント〜1ユーロ割高で、各地域により異なります。

また地域によってゾーン制になり、その範囲距離はオーストリア内で統一されておらず、これも地域により違います。

都心部内の路線バスは、トラムまたは地下鉄と共通チケットです。

【ウィーン市内の例】

1回同一方向ならば2.40ユーロです。

路面電車/トラム、路線バス、地下鉄の共同チケット。乗車前に買う値段です。

この1枚チケットで、トラム、地下鉄、路線バスを同一方向での乗り継ぎが、好きなところでできます。

ウィーン市内の100ゾーン内なら、どこでもただその一箇所を目指すだけなら何駅分でも2.40ユーロです。一駅でも2.40ユーロです。

逆回り、往復はできませんし、途中でどこか寄るとそこまでで使い終わりになります。

詳しくはそれぞれの地域別交通機関情報サイトで確認してください。

※下記にサイトリストをあげてます。

チケットには以下の種類があります。

  • 1回乗車券
  • 1日券
  • 48時間
  • 72時間
  • 回数券
  • 定期券

S-Bahnや地下鉄と同様に、乗車券は刻印機に入れて、乗車日時を最初の乗車時1回のみ刻印します。

刻印機は車内にあります。

トラム/路面電車は、経路や行き先、停留所を把握して慣れるまで多少時間を要しますが、無料の地図などにも経路と番号が書いてあるので、まずまず利用しやすいでしょう。

細かなルートが多数。慣れればとても便利な路線バス

路線バスも、乗車券購入は路面電車と共同運行で、共通券となります。

主要都市部の路線バスは行き先、経路の数が多い上に、バス停の名前が分かりにくいです。

知らないところで初めて降車する時などは、停留所名の表記が小さ過ぎて見えずに降り間違えたりするといった覚悟が必要かもしれません。

路面バスは曜日や時期によって、路線が変更されることがあります。

知らずに乗ると、予想外な所へ連れて行かれますので、利用時はきちんと確認した方が安心です。

乗り換え案内のアプリもあるので利用すると良いでしょう。

有料ですが、バス路線図案内や時刻表も売っています。

路線バスに関しては、慣れてしまえばとても便利です。

複雑に絡まった経路と行き先がある、ということは、それだけ街中を網羅しているということです。

郊外へつなぐバス、Postbusの乗り方

主要都市と郊外の町を行き来するバスがPostbusです。

バス乗車時に行き先を告げて、運転手から乗車券を購入するか、定期券を購入するかです。

乗車券は運転手に見せるだけです。特に刻印などはありません。

なるべくお釣りがでないように、小銭を用意しましょう。

料金は行き先によって変わります。

参考:POSTBUS

地域、州別でそれぞれの交通情報サイトをリストアップしましたので、必要に応じて確認できます。

常時、運賃やルート変更の有無確認などもお忘れずに。

【参考サイト一覧】

ウィーン内の交通情報
チロル地方の交通情報
ザルツブルク内、周辺交通情報
オーバーエスタライヒ州/リンツ、ザルツカンマーグートなど交通情報
ケルンテン州交通情報
シュタイアーマルク州交通情報
ニーダーエスターライヒ、ブルゲンラント州交通情報

※上記サイトで乗り換え案内、時刻表、チケット購入、モバイル購入時のアプリ情報案内、等があります。

オーストリアのバスや電車などの交通機関まとめ

オーストリアで、少々ややこしいのが都心部内を走る路線バスとトラムです。

はじめは戸惑うこともあるでしょうが、慣れるととても便利でお得なので、ぜひトライしてください。

自分で自由に色々な所へ行き来出来るようになれれば、生活に刺激が加わり、新たな楽しみが増えるのは間違いありません。

逆を言えば、一人で行きたい所に行けないのはとてもストレスになります。

都心部に滞在、住むのであれば、公共交通機関はやはり利用価値が大いにあります。

郊外や田舎に居を構えるなら、車があった方が便利なのは日本と同じでしょう。

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