オーストリアの物価と1ヶ月の生活費は?子育て家族移住は特にメリットあり

オーストリア移住が日本人に魅力的な7つの理由」でも紹介したように、いま、海外移住先として人気が上昇中です。

では実際に移住すると生活費はいくらかかるのでしょうか。

今回は、現地にて子育てに仕事を楽しむサトウタクマさんに、オーストリア移住後の生活費や物価といったお金事情を紹介してもらいました。

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オーストリアの給料や所得税は?

まず、オーストリアでの毎月の収入面について、ご紹介します。

私は現地で契約して現地の公務員と同様の一般的な額の給料をもらっていますが、実感としては、日本の相場より少し低いかなと感じます。

もちろん職業や会社等によって大きく変わりますが、日本の同じ条件の仕事と比べると額として若干低いと思います。

また、これは多くのヨーロッパの国で同じですが、オーストリアは、所得税と健康保険料の総額が日本に比べて少し高いです

税金と保険料を併せて給料の30-40%は毎月引かれています

だだし、学生は優遇されており、例えば健康保険は、大学生なら50ユーロ程度で安く加入することができます。

まとめると、オーストリアでは給料から税・保険料を引いた毎月実際に受け取る額は日本の平均より少し低くなっています

しかし、税・保険料が高い分、病院に行って支払いをするということもめったにありませんし、有給休暇の制度も充実しており、例えば、私の職場では年25日の通常の有給休暇に加え、自身及び家族の病気の看護のための有給休暇が別に用意されていたりと、オーストリアの社会保険・福祉はとても充実しているので、気持ちよく生活することができます。

オーストリアの家賃・光熱費・通信料

移住をするにあたり最も気になるのは、「家賃」や「光熱費」また電話やインターネットなどの「通信料」といった毎月定額でかかる出費だ、という人は多いのではないでしょうか。

オーストリアで生活して感じる実感としては、家賃、光熱費、通信料の費用は日本より多少安いです

家賃

まず「家賃」についてですが、オーストリアではよく、1平米(m2)あたり10ユーロが相場だと言われます。

例えば、70平米の部屋なら700ユーロということです。

住んでみての実感とすれば、もちろん都会と田舎では異なりますが、平均すると大体この相場より少し安いくらいかなと感じます。

ウィーンの中心部などは、もちろんもう少し高いですが、例えば私は人口約30万人のオーストリア第2の都市グラーツの中心部に家族4人で住んでいますが、約90平米のアパートで光熱費・通信費等全て込みで850ユーロとなっています。

もちろん一人暮らし用の部屋であればもっと家賃は安いですし、ルームシェアをすれば、相場よりぐっと安く暮らすことができます。

例えば、大学生がルームシェアをして光熱費込みで月200から300ユーロの部屋で暮らすというのは一般的だと思います。

光熱費

次に、「光熱費」についてですが、多くのアパートで大家さんとの契約で光熱費は込みになっています。

また、オーストリアでは、アパートを借りるのに税金もかかりますが、この税金も込みになっている場合が多いです。

光熱費を払う場合は、主にかかるのは、電気代と冬場の暖房代です。

オーストリアでは、夏場は涼しく冷房代がかからないので、冬場の方が高いのですが、多くの場合で光熱費の合計は月50ユーロから多くて150ユーロ前後だと思います。

通信費

また、オーストリアは「通信費」がとても安いです。

契約のタイプにもよりますが、月20ユーロから40ユーロで、携帯電話とインターネットの契約ができます。

オーストリアの一般的な住居

オーストリアの一般的な住居

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食費・日用雑費・消費税

食費

ここまで、日本に比べてオーストリアの家賃は若干安く、逆に収入は少し低いと紹介しましたが、これらの収支を考えると、毎月自由に使えるお金、というのはオーストリアと日本で大きく変わらないと思います。

では、オーストリアでの生活の中で、この「自由に使えるお金」からの出費はどの程度になるのでしょうか。

まず「食費」についてですが、一般的なスーパーマーケットや市場で買う野菜やお肉等は日本に比べて安いです

私は、子供2人(小学校と保育園)と大人2人の4人家族ですが、一カ月の自炊にかかるお金は200から多くても400ユーロ程度です。

1人暮らしであれば、一カ月50から100ユーロもあれば十分生活できるのではないでしょうか。

それに対して、レストランなどでの外食に関しては、日本と同じか少し高いかな、という印象です。

もちろん地域によって金額が多少違いますが、一般的なレストランであれば、ディナーでお酒1杯を含め一人20から30ユーロでお腹いっぱいになる、といったところだと思います。

日用品の雑費

次に、洗剤から衣料品やスポーツ用品など食費以外にかかる雑費については、日本と同じくらいかなと感じています。

ただ、このような雑費については、日本と同様に店によって大きく相場が違いますし、最近ではインターネットで同じ商品でも安く購入できたりもするので、生活の好みや工夫次第で大きく変動するかなと思います。

消費税 10〜20%

続いて、これらの生活費対してかかる消費税ですが、オーストリアの消費税はヨーロッパの中でも高く基本的に20%です

しかし、食費や文化に関わる「生活関連物資」の税率は10%と減税対象なっており、商品に対して細かく税率が変わってきます。

ただ、先程紹介した、食費などの相場は全て税を含んだ額なので、消費税が高い影響で物価が高いといった印象はありません。

まとめると、オーストリアでは、家賃・交際費を除いた必要な生活費は日本より安く、生活の質にもよりますが、子供連れ家族で一カ月300から500ユーロ程度、一人暮らしで100から200ユーロ程度あれば十分生活できると思います

ウィーンの食糧市場、ナッシュマルクト

ウィーンの食糧市場、ナッシュマルクト

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交通費

次に、生活にかかる「交通費」ですが、こちらも日本に比べると少し安いです。

まず、オーストリアはウィーンを始め、多くの地域で、地下鉄(ウィーンのみ)・路面電車・バス等の公共交通機関が充実しており、自家用車を持たなくても生活に困ることはありません

これらの公共交通機関のチケットは、基本的には決められた期間内に市内を自由に移動できるタイプのものとなります。

例えば、私の住むグラーツでは、2017年2月の時点で、1時間2.2ユーロまたは1日5ユーロで市内を移動し放題です。

このような交通機関を使って通勤・通学をする際には、多くの人が年間パスを購入しています。

市によって金額は多少違いますが、多くの市で通常は年間パスは350-400ユーロくらいです。

また、この額には学割など様々な割引き制度があり、例えばグラーツでは、住民になるとほぼ半額の240ユーロで購入できます。

このように、オーストリアでは、交通費にあまり悩まされることなく生活することができます。

ウィーン市内を走る路面電車

ウィーン市内を走る路面電車

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オーストリアでの子育て〜学費が無料!

最後に、子供を連れて家族で移住する際に気になる「子育て」に関する出費ですが、この点は、オーストリアは日本よりかなり優れています

まず、オーストリアは、小学校から大学まで国公立であれば学費はかかりません

大学も学費がかからないという点は、留学を考える場合だけでなく、子供を連れて長期の移住を考える上でもとても大きなメリットになるのではないでしょうか

小学校前の保育園または小学校の授業後の学童保育費なども、収入によって調整され各家庭の生活の負担にならない額に設定されています。

さらに、外国人であっても住民であれば、収入及び子供の年齢・数に応じて、国から家族手当が支給され、この手当によって、保育園や小学校の学童保育は十分にカバーできるため、子供を育てるにあたり、例え共働きであっても余計なお金がかからないシステムが作られています。

また、これは地域によって異なりますが、例えばグラーツでは、子供と一緒にいる場合は、市内の交通費が、子供が無料で、大人も38%割引になる、といった家族割引があります

美術館や博物館でも同様の割引があるケースが多いです。

もちろん、子供の医療費も健康保険で全てカバーされ、病院で支払いをする必要はないですし、必要な予防注射や検診も無料で受けることができます

オーストリアの物価と生活費まとめ

今回は、オーストリア移住におけるお金事情を紹介しました。

まとめると、収入から家賃等の毎月かかる支出を引いた額は、オーストリアと日本で大きな違いはなさそうですが、食費や交通費などの生活費はオーストリアの方が安いという印象です。

支出の目安として、70から90平米のアパートに子供連れの家族で生活したとして、外食などを除いた必要分は、土地によって変わりますが、平均して

  • 家賃+光熱費:月700-900ユーロ
  • 食費+交通費:月300-400ユーロ

合計:1000-1300ユーロ前後

学生の1人暮らしであれば、合計して月400-600ユーロ前後ではないでしょうか。

また、オーストリアには、小学校はもちろん大学まで学費がかからず、保育園料や学童保育費なども国から支給される家族手当で賄えるため、学費や養育費を月々にかかる支出として考慮しなくていいという嬉しい特徴があるので、留学や子供連れでの長期移住は特におススメです。

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