イタリアについて生活を始める時に一体何から始めたらいいか分からないですよね。そんな人のためのイタリア生活をきっちりと始めるための手順です。
この記事を読んでいる人はすでに滞在許可証の申請は済んでいると思います。
または、滞在許可証の申請後にもしておきたいことがあります。誰もが出くわすシチュエーションを正しく判断できる為に大切な情報です。
一緒に見てみましょう。
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納税者番号をもらう
イタリア人はこの納税者番号(日本でいうマイナンバーのようなもの)をみんな持っていて、この番号を色々な場面で使うことになります。
もちろんアルバイトを始める時も銀行口座を開くときもこの納税者番号が必要です。
この納税者番号はイタリア語でcodice fiscale (コーディチェ・フィスカーレ)と呼ばれています。
アルファベットと数字からできているものでイタリアで生活していると色々な場面で聞かれるので記憶しておくか、メモをしておくことをお勧めします。
この納税者番号ですが、滞在許可証が手元になくても持つことができるので早くに取得していく事をお勧めします。
また、この納税者番号は一度取得するとビザが切れて帰国しなくてはならなくても、万が一、将来またイタリアに帰ることがあっても一生有効なものなので大切に持っておきましょう。
Agenzia delle Entrateという場所で取得しますが、市役所に一部です。
市役所の中に一緒に事務所があったり別の場所にあったり街によって違うので不確かな時は、自宅近くの市役所に行き納税者番号区欲しい事を伝えると場所を教えてもらえます。
納税者番号取得に必要な物
- パスポート
- ビザ
- 滞在許可証の領収書(半券)
- 費用なし
注意:たまに滞在許可証原本がないといけないと言われる場合もあります。ちなみに筆者は、まだ手元になくて滞在許可証の領収書とパスポートだけで発行してもらえました。(2015年)
留学生用の納税者番号は、A4の紙一枚だけです。
申請をしたらマークシートに名前や住所、国籍などを記入して渡したらその場で5分くらい待つと発行してもらえます。
イタリアの銀行口座を開く
こちらも大切な事です。まず、あまりお金は家において置かないほうがいいです。
最近イタリアにはシリアやアフリカから戦争を逃れて脱げてきている人がたくさん入国しています。また昔からいるジプシー系の人たち(zingari)がたくさんいて、この人たちだけがというわけではないのですが、日本に比べて圧倒的に泥棒の数が多いのです。
この問題は結構真面目な問題になっていて、本当に多いんです。真面目に取り組んでほしい問題です。
特に私たち日本人はお金持ちの印象があるらしいので気をつけたいですね。
その被害を少なくするためにできれば銀行にお金を置いておく事も一つの方法になります。
または、どうしてもお家において置かない場合は、物置の中の奥深くに隠しておくなど絶対に触らないようなところにお金を面倒くさくても置いておいてください。
これは、イタリア人がみんなが行っている常識です。
銀行口座開設の手順
では、本題イタリアの銀行口座を持つ手順ですが、日本と違いイタリアに口座を持つと口座を保有するためにいくらかお金を払わないといけません。
正確には、貯金した預けたお金から自動的に引き落としされて行きます。
その為あまりにも少ない料金であれば銀行に預けると損になってしまいます。
まず、口座を開けるときに手数料などの条件を提示されそれに同意して口座開設になります。
参考記事「イタリアの郵便局で預金口座開設や携帯電話を契約!意外な郵便局の使い方」も参考に。
口座開設に必要なもの
- パスポート
- 滞在許可証の原本
- 口座に入れる幾らかのお金 (100ユーロでも大丈夫)
銀行口座があったほうがいい人・なくてもいい人
先ほど言ったように、銀行口座を持つ事自体お金がかかってしまうので、短期間の滞在で多額のお金をイタリアに持っていかない人は持たないほうがいいかもしれません。
滞在許可証の原本が届いていない人には選択肢がなく、持てないので諦めるしかありません。
銀行口座があったほうがいい人は、アルバイトをしたい人になるでしょう。
イタリアのアルバイト・就職は銀行振込が主流となっています。手渡しのところもあるかもしれませんが、ほとんどが税金などのシステム上、銀行振込になります。
銀行口座を持つ時は、色々な条件があるのでミラノのように周りにたくさん銀行がある場合は何件か回って条件の良いものを選ぶ人がほとんどです。
比べながら選ぶので1日で加入できない事も多くあります。
ATM(Bancomatとイタリア語で言います)が、便利な場所にある銀行をお勧めします。
だいたいBancomatの引き出し上限が200ユーロから500ユーロくらいですが、他の銀行のBancomatを使うとお金を引き出す度に手数料がかかります。手数料は1ユーロ程ですが、毎回の出費となれば大きくなります。
日本のように口座を持っている銀行のATMをすぐ探せるわけではなく、ミラノ市内でも探すのが困難な位なので便利の良さを考えて銀行選びをしましょう。
アルバイトを学生ビザでするために
- 納税者番号を取得する
- 銀行口座を持っておく
- 滞在許可証
これらが揃わないといけません。
学生ビザで働ける時間は「1週間に20時間以内」と法律で決まっています。これを超える事はどんな事情があっても許されません。
万が一バイト先の人にお願いをされたとしても断ったほうが身の為です。
納税者番号を渡している以上、「給料、納税額、勤務時間」は全てイタリアに情報提供している事に相当します。
万が一20時間を超えている事を分かってしまうと犯罪者扱いとなってしまいイタリアに入国できなくなります。
バレない人もいるかもしれないし、「大丈夫。大勢の外国人がしているよ」というイタリア人や日本人がいるかもしれません。あまりにも自信たっぷりと大丈夫と言うので信じてしまいますが、ここは断りどころです。
本当にイタリアには色々な国から入国し、滞在許可証なしで働いている人がいます。
そういう人たちは、母国で暮らしができず一か八か、生きるか死ぬかでイタリアで生活をしているので法律など無視をして働きますが、私たちは違います。
「ビザを取得して正当な理由で入国しています。」そにため、リスクのある事をしないように思いとどまりましょう。
特に大都市は、警察が抜き打ちで外国人労働者の巡回をしていて、それに当たるとイタリアには、再入国不可、パスポートに犯罪歴が残り他の国での入国さえも断られる可能性さえあります。
そんなリスク嫌ですよね。
確かな情報だけを信じよう
イタリアで住む際に色々なイタリア人は、私たち日本人を「海外人」というひとまとめでを話しますが、就職・ビザ・滞在許可証についてのイタリア人が言う事は、鵜呑みにしないでください。
確かな情報を毎回「イタリア在日日本領事館」または、「法律相談所(caf)」で相談してください。
イタリア人は、噂話も100%の実話のように話します。
在ミラノ日本領事館 http://www.milano.it.emb-japan.go.jp/index_j.htm
在ローマ日本領事館 http://www.it.emb-japan.go.jp/index_j.htm
Cafは、家の周りの事務所を検索かけるとインターネットで所在地を確認できます。予約を取り尋ねてみましょう。
また、イタリアの法律で外国人への対応や法律を2つに大きく分けています。
- 経済的危機・戦争から逃れる為の入国者
- そうでない国からの入国者
日本はもちろん2です。
イタリア人が確かだと言いながら1の国、2の国を分け隔てなく外国人というくくりで話をしているかもしれません。
イタリア生活スタートのまとめとして
イタリアで生活をするために最初にしておきたいことと、就学ビザで働く時の注意点についてまとめました。
信じれる情報は自分が確かめた「法律に基づく情報」のみです。
イタリア人が言うから正しいと言う根拠はありません。
しっかりと行動する前に法律に従った正しい情報収集をする事を忘れないでくださいね。
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