ベトナムの交通事情を徹底解説。8つの移動手段とベストな選び方

ベトナムの交通事情を徹底解説。8つの移動手段とその特徴

ベトナムに住んでいると、日々国の成長を感じると同時に車やバイクの数もどんどん増えていることに気づきます。

まだまだインフラが整っておらず日本のような公共交通機関は発展していないベトナムですが、ベトナム在住者はどのような交通機関・手段を使って生活しているかご紹介します。

移動手段その1:ベトナム人の主な移動手段はバイク!

ベトナムのメインの交通手段は何と言ってもバイクです。

家族5人で乗っていたり、大きな荷物を運んでいる様子も日常茶飯事です。

50cc以下のバイクでしたら免許不要で、電動バイクやスクーターなどに乗っている外国人や中高生もよく見かけます。

バイク事故は完全自己責任

外国人でも免許取得や母国の免許の書き換えは可能

ただ、多くの海外旅行保険はバイク事故に関してはカバーしておらず、大半のベトナム人は保険なんて加入していません。ですので事故に遭った場合は完全に自己責任です。

それゆえに、駐在員やその家族はバイク(バイクタクシー含め)乗車禁止の企業も多いようです。

バイクは小回りが利くのでベトナム生活においては便利ですが、死亡事故も含む事故は日常茶飯事で危険も伴いますので乗車時は注意しましょう。ベトナム人でも運転が苦手な人はタクシーやバイクタクシーを使用しています。

ベトナムの交通手段のバイク

狭い路地にも市場にも、歩道だってバイクでそのまま入っていきます!

中古バイク購入は簡単

新車バイクに関しては外国人は手続きが面倒なので、ベトナム人の知り合いに名義を借りて購入する人が多いようですが、その後の付き合いもあるので余りおすすめできません。

また、勤務している会社から証明書を発行してもらう必要があるので、会社がバイク乗車禁止している場合は新車バイクの購入は難しいでしょう。

中古バイクは主にネット(Facebookなど)や中古バイク店で売られています。

ネットでの購入の場合は特に書類などは不要。

ただ、個人売買なのでしっかり状態を確認し、試乗する事は必須です。

支払いは基本的に現金となります。

Blue Cardというバイクの証明書をもらうのを絶対に忘れないようにすれば大丈夫。これが無いと、最悪の場合、捕まったりしますし、売却したくてもできなくなります。

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移動手段その2:タクシー(ローカル)

都心部であれば、簡単にローカルタクシーを見つけることができます。

安心できるのは

  • Vina Sun Taxi
  • Mai Linh Taxi

の2大大手。この2社は割と安心です。

メーター制なので降車時にはしっかり料金を確認しましょう。

尚、メーターによっては1,000ドン以下のゼロが3つが省かれている場合(例:10万ドンの場合は100と表示される)がありますので注意してください。

まれにぼったくりタクシーなどに乗ってしまうと、いきなりメーターが上がることがあります。異変を感じたら降りてしまうのが賢明です。

某有名旅行本に「レシートや証明書をもらうように」などと書かれていますが、少額の場合でも毎回やっていたら嫌がられます。

また、「お釣りをぼられた!」などとコメントをよく見かけますが、1万ドン以下の少額は繰り上げ、下げされたりすることが多く、返ってこないこともあります。

1,000ドン以下は普段の生活でも切り捨てられる事が多いので、そのくらいは返ってこなくても大きな心で構えていた方が幸せに過ごせます。

筆者はお釣りが5000ドン(25円くらい)以下の場合はチップのような気持ちで渡しています。

格安!ベトナムならではのバイクタクシー

昔から「セオム」と呼ばれるバイクタクシーはあったのですが、最近は配車アプリのお陰でかなり身近になりました。

ちなみにバイクタクシーは、運転手を含め大人2人までなので運転手+夫婦などはダメです。

小さい子供などはOKなので、運転手+ママ+子供でも乗車可能です。

安いし小回りが利くので車より早い場合も。

日中は日差しが強いので日焼け対策、そして大気汚染対策のマスクは必須です!

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移動手段その3:ローカルバス

後述するローカルバスアプリがリリースされてから利用者が急増したローカルバス。

魅力は何と言っても安さ!

距離によって異なりますが5,000ドン~(25円くらい)という激安です。

最近新しくなったバスの車体はどれもキレイで冷房も効いているし乗り心地も申し分無いです。

ローカルバスの乗車方法

車掌さんがいるのでその人にお金を渡します。

距離が長い場合は目的地の場所によって料金が異なる場合があるので注意しましょう。

ベトナムのバスの乗り方

運転席の後ろ辺りに車掌さんがいるので、お金を渡します

 

ベトナムのバスの乗り方

お金を払ったらチケットを貰います。

ローカルバスの降車方法

バスにもよってブザーが無い、車内放送が無い場合もあります。

心配なら車掌さんの近くに座り、目的地を確認すると間違いありません。

降りる時には「ghé trạm(ゲー チャム)」と言います。

降りるバス停の前のバス停が過ぎて少ししたら言わないと通り越される場合が多いので注意。

移動手段その4:長距離電車〜統一鉄道

ベトナムでは長距離移動は電車が充実しておらず、電車は統一鉄道という愛称で呼ばれる南北間をつなぐ列車(汽車)くらいしかありません。

ベトナムの長距離電車

南北統一鉄道の列車

ベトナムの長距離電車からの景色

「世界の車窓から」気分を味わえます

ベトナムのサイゴン駅

サイゴン駅

ベトナムの列車のチケット

列車のチケット(外国人値段)

統一鉄道の寝台車は何気に快適!

ゆっくりと鉄道でベトナムの旅を楽しむのであれば、寝台車はかなり快適です。

横になれるし(体が大きい人には少々狭いですが)、携帯電話の充電もでき、食べ物の販売もあり、食堂車もあるのでかなり快適です。

普通のシートでも、エアコン付きでクッションタイプ(木製のシートでないもの)であれば割と快適です。

ただ、エアコンが強かったり、社内放送の音楽や映画の音量が大きい場合もあるので、耳栓やヘッドホンがあると良いですね。

ベトナムの統一鉄道の寝台列車

列車の普通席(クッションタイプの座席)。こう見えて結構快適でした。

ベトナムの寝台列車

寝台列車の様子

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移動手段その5:長距離バス。寝台車がおすすめ

ベトナム人の移動手段はバイクが主ですが、長距離移動となると飛行機以外ですとバス移動が主流です

バスは料金に応じて快適度が異なります。

快適な寝台バスやVIPバスもそんなに高額でも無いので、移動の際にはこちらを勧めます。安い車両にするとかなり疲れます。

ちなみにベトナムで人気の観光地・ムイネーまでホーチミンからVIPバスで移動した場合、バス会社にもよりますが約15USD(1,670円くらい)から、隣国カンボジアのアンコールワットがある街・シエムレアプまで行っても約25USD(2,780円くらい)で行けます。

ただし、途中で休憩などもあるので時間に余裕がある時に乗ってみることをオススメします

バス会社によって異なりますが、一人ひとり寝られるスペースがあり、バスによってはカーテンも付いており、プライバシーも確保できます。

もちろん充電もできるし、TVが各スペースに付いていたりもします。

食べ物や飲み物が出る場合もあります。

また、ベトナムの長距離バスの良いのは車内土足禁止が多いところ。

入口で袋をくれるのでそれに靴を入れます。なので車内はキレイで快適。

移動手段その6:自家用車

日本人を含む外国人在住者で自家用車を自分で運転している人はほぼ見かけません。

その理由としてまず、道路環境が日本などのように整備されておらず、バイクが蟻の大群のように右往左往している中での運転が危険であること。

前述の通り、事故も多く、保険に入っている人がほとんど居ないこと。

富裕層のベトナム人は車(それも超高級車!)を運転していますが、多くはお抱えの運転手に運転させています。

移動手段その7:運転手付き送迎車

多くの駐在員家庭などで使用しているのが運転手付き送迎車。

拘束時間や家族の使用の有無によって料金は異なりますが、月極料金で担当の運転手なので安心安全です。

家族で使い放題の場合、お父さんや子どもを通勤通学の送迎、奥さんの買い物や外出時の送迎など全てしてくれるので安心。週末もお出かけや小旅行に利用する人も。

単発のサービスもあるので、日本からの出張者や家族が来越する際に滞在期間中その人たちの使用も可能。ベトナムの交通状況に慣れていない日本人訪問者に使用してもらうと、在越者側としても安心なのです。

移動手段その8:ベトナム生活に欠かせない交通系アプリ

前述の通り、近年交通系のアプリが充実しており外国人の移動手段も増えてきました。

明瞭会計!GrabCar

東南アジアでNo.1のタクシー配車アプリ。

ベトナムではアメリカ系のUberを買収した事でも有名です。

配車サービスアプリはどれも配車時に料金が分かるので安心です。ぼったくられる事もありません。

銀行引き落としにしておけば現金も不要。トラブル時も後にアプリサービスに直接連絡すれば対応してくれます。

車やバイクの配車の他、食べ物のデリバリー(出前)やバイク便のような宅配サービスもあり、ポイントを貯めると割引もあります。出前サービスは、暑い日や雨の日などは特に便利なので一度使用すると家から出なくなります。

バイク便は、誰かに物を渡したいときなどに配車し、運転手に渡して運んでもらいます。

破損などはもちろん自己責任ですが、郵便よりも早いし安いので手軽で便利です。

旅行で東南アジア諸国を訪れる際にも同じアカウントで使用可能なのも在住者にとっては嬉しいポイント。

料金は銀行自動引き落としやオンラインペイメントも使用可能で、現金支払いよりスムーズな上、割引価格になります。

メッセージ機能が付いているので、ピックアップ場所の詳細や自分について(服装の色とか)を入力すれば自動でベトナム語に訳されたものがドライバーに届くのでベトナム語が話せなくても意思疎通がしやすいです。

URL:https://www.grab.com/vn/en/download/

配車時の状態。予め値段とドライバー到着までの所要時間が分かります。

それぞれの移動手段での値段の違いとドライバー到着までの所要時間が分かります

ドライバーの情報。名前と写真、車種とナンバーが分かります。このページからドライバーに直接電話したりメッセージを送れます。

配車アプリ:GoViet

近年ベトナムに進出してきたインドネシアの配車アプリ。

2019年3月時点ではバイクタクシーのみのサービス。今後の展開が楽しみなサービスです。

iOS URL:https://download.com.vn/ios/go-viet-cho-ios/download

Android URL:https://download.com.vn/android/go-jek-cho-android/download

バスアプリ:Bus Map

ホーチミンのバスアプリ。

英語対応で分かりやすく、目的地と現在地を入力すると、所要時間、ルート、料金などが分かる上に、走行中のバスの現在地もオンタイムで確認可能です。

このアプリがリリースされてから急に外国人のローカルバス利用者が増えたと話題に。

URL:https://busmap.vn/?locale=en

市営バスアプリ:TimBuyt

ハノイの市営バスアプリ。

Busmap同様、英語対応でルートなどを調べることができます。

https://itunes.apple.com/vn/app/t%C3%ACm-bu%C3%BDt/id947703352?l=vi&mt=8

https://play.google.com/store/apps/details?id=com.binhanh.bushanoi&hl=ja

ベトナムの移動手段まとめ

交通手段が日々便利になっていくベトナムは、同時に外国人にとって生活しやすい場所に変化しています。

ドアtoドアで移動できるので、慣れてしまうと日本より便利なくらいです。

最新のサービスを駆使してスムーズなベトナム生活を楽しんでくださいね。

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