有名なリゾートアイランドのバリ島をはじめ、世界遺産の仏教寺院遺跡のボロブドゥール、ヒンズー教寺院遺跡のプランバナン、世界中のダイバーの憧れの町、マナドなど、インドネシアには魅力的な観光地がいっぱいです。
現地で生活される方以外にも、休みに旅行される方も多いでしょう。
最近のインドネシアはミニマートやスーパーもどんどんできて、以前に比べてかなり便利になっているので、たいがいのものは現地で手に入ります。
極端なことを言えば、パスポートとチケットと現金と着替えがあれば、なんとかなってしまいます。
が、やはり日本から持って行った方が便利なものもありますので、インドネシア在住者から、現地で必要なものを紹介したいと思います。
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1.歯ブラシ
当たり前だ!といきなりツッコまれそうですが、まずは理由を説明させて下さい。
インドネシアで売られている歯ブラシの一般的なサイズは、先端の長さが3.5cmぐらいあり、とても大きいのです。
日本の歯ブラシの2倍くらいあります。
なので、歯を磨いていても、ちっともすみずみまで磨けている気がしないのです…。
インドネシアに在住する多くの日本人が不満に感じていることで、日本からまとめ買いして来ていたり、ローカル製品では子ども用歯ブラシを使っていたり、みなさんけっこう苦労しているようです。日系スーパーには日本製歯ブラシが売っているんですが、これがまた高くて、ローカルの数倍の値段です…。
ホテルに備え付けられている歯ブラシも、この大きい歯ブラシである場合があるので、歯ブラシは現地調達ではなく日本から持参するのが無難なようです。
ちなみに歯磨き粉は、現地でもLIONの製品などが買えますよ。
2.かゆみ止め
南国に旅行される時、みなさんまず考えるのは虫よけ製品だと思います。
確かに、蚊が媒介するさまざまな病気を予防するためにも、虫よけ製品は必須です。
でも、インドネシアでもどこでも手に入ります。
現地ではクリームタイプの塗る虫よけが一般的で、そのほかにもベビー用のナチュラルなタイプ、ホテルの部屋にひと吹きする、小さなスプレータイプ(フマキラーの製品も売っています。)など、コンビニで一通り手に入ります。
むしろ、現地の蚊には日本のものより現地の製品の方が効く、と言う人もいます。
それよりも忘れてはならないのが、蚊に刺された後のケアです。
こちらでは、あまりかゆみ止め製品を見かけません。
蚊にさされたら、ほとんどの家庭に常備されている、万能タイプの香油を塗るくらいです。
この香油、腹痛や筋肉痛やスキンケア等、とにかくどんな用途にも使われるのですが、かゆみを抑える効果はさほど強くないように感じます。
かゆみをさっさと落ち着かせて旅を楽しむためにも、ムヒやウナやキンカン等、使い慣れたかゆみ止めを持っていきましょう。
3.常備薬
インドネシアではコンビニでも薬が買えるので、頭痛薬、下痢止め等が急に必要になったときにも安心ですが、インドネシアの錠剤は、とにかく粒が大きく、飲みにくいです。
大人でも飲み込めなくて割って飲んでいる人も見かけます。
飲みやすさを考えると、日本から持っていくのがベターです。
あと、ちょっとした切り傷などに使う消毒液ですが、インドネシアの消毒薬といえば茶色のものしかなく、日本のマキロンのようなサラッと透明なタイプはありません。
この茶色い消毒薬、服につきやすくてなかなか厄介なので、トレッキングなどのアウトドア系のアクティビティをする予定の人は、日本からもっていくことをおすすめします。
4.日焼けどめ
インドネシアの日差しは強烈です。特に女性には日焼け止めは欠かせません。
現地でも手に入りますが、ベタっとしていて肌に白く残り、とにかくつけ心地がよくありません。
その点、日本の日焼けはお手頃価格なのにサラッと透明でべたつかず、本当に優秀だと思います。
私も日焼け止めは日本に帰国するたびにまとめ買いしています。日焼け止めは日本から持ってくるに限るので、お忘れなく!!
5.電卓
インドネシアの通貨のルピアは桁数がとても多く、慣れないうちは混乱しがちです。
10,000ルピアと100,000ルピアなどは、お札の色も似ているので、桁を間違えないようによく注意しなければなりません。
両替所、お店での値段の交渉等、旅行中に電卓の活躍する場面は多いと思います。
今はスマートフォンの電卓を利用する人が多いと思いますが、実はあまりおすすめできません。
インドネシアのスリや強盗は、高価で転売できるスマートフォンを狙うことが多いのです。
市場やモールなどの人込みで無防備にスマートフォンの出し入れをしていると、目をつけられていつのまにかすられているということも少なくありません。
なので、小さい電卓を持ち歩くと買い物等の際にスマートフォンを頻繁に手にしなくて済むので、盗難や犯罪に巻き込まれるリスクも下げられると思います。
6.大き目のスカーフ
モスクなどの寺院に入る場合、ハーフパンツなどの男性は足を隠すこと、女性は足だけではなく頭も覆うことを求められることがあります。
普通はその場で貸してもらえるのですが、これがめったに洗っていなさそうな不衛生なものだったり、現金を要求されたりすることがあります。
こういう時、腰に巻いたり頭に巻いたりできる大き目のスカーフがあると役に立ちます。
インドネシアでは建物の中ではガンガン冷房が効いているので、さっと羽織ったり、または炎天下での日よけに羽織ったり、ちょっと座るとき敷いてみたりと、小さくたたんでバッグに入れておけば意外に活躍しますよ。
7.ビーチサンダル(安宿限定)
インドネシアには、バックパッカー向けの安いお宿がたくさんあります。
これらの宿は、トイレやシャワールームの床が、素足で入るのが憚られるようなところが多いので、ビーチリゾートではなくてもビーチサンダルは必需品です。
もちろん現地でも調達できますが、シャワールームのために新品を調達するのもなんだか勿体ないので、できればすでにボロボロのものを日本から持って行って、帰りに捨ててくるのがベストです。
8.タバコとあめ(番外編)
インドネシアの男性は、喫煙者が多いです。
旅でお世話になったドライバーやガイドさん、ホテルの従業員、お店の店員さん等に、「これ、日本のたばこ。よかったら試してみて~」と気軽に渡すと、とっても喜んでくれて、距離が縮まりますよ。
女性や子供には、あめをあげるとコミュニケーションのきっかけになりますよ。
言葉があまり通じなくても、こういうちょっとしたきっかけがあると、さらに豊かな旅になると思います。
さいごに
インドネシアはとても広大で、行先によって必要なものが変わってくるかと思います。
準備を整えて、多様な文化遺産と大いなる自然にあふれた、魅力いっぱいのインドネシア滞在を思う存分満喫してくださいね。
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